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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
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*85*
たくっちスノー
「!?」
ナチュレ
「…………?」
ナチュレ
「上手く聞き取れなかったぞ、今なんと………」
ジルトー
「ん、もう1回言うぞ、××××………」
ジルトー
「いや、NGワードが設定されているな………名前を出すと規制が入る、余程都合が悪いようじゃな」
たくっちスノー
「マジかよ、ココ深堀したら弱味握れそうだな」
…………
メイドウィン
「なんとなく全部思い出してきた、あいつは」
メイドウィン
「あの爺さん………ジルトーは、俺の宿敵」
メイドウィン
「つるぎちゃんを恨み、全てを変えようとした俺にとって迷惑な奴だ」
…………
ジルトー
「もうどれくらい前じゃったか、ある人間の身勝手な願いにより世界に魔法が誕生した」
ジルトー
「ワシら科学者は特に困る様子はなかった、まぁ時代や環境なんてそんなものじゃ、これから生きる方法を新しく決めればいい………」
ジルトー
「それに両方あった方が人生楽しいじゃろ、そう思っていた」
ジルトー
「だが、魔法はワシらを弾圧した」
ジルトー
「魔法使い達はこの世から都合の悪いワシら科学を消し去ろうとした」
ジルトー
「奴らは目に見えて酷いことをした、この世から機械は消えて、ワシの家族はいっぱい殺された」
ジルトー
「何故じゃ」
ジルトー
「空を飛ぶことも、岩に穴を開けることも、科学にせよ魔法にせよ誰もが夢見ていたことを、何故魔法でのみ解決させるんじゃ」
ジルトー
「何故科学のみが悪く言われる…………魔法さえ無ければ、皆は…………」
ジルトー
【こんな世界はクソじゃ】
ジルトー
「それ以来ワシは決めた、この世から魔法を断絶してもう一度やり直すと」
ジルトー
「生涯を賭けてでも魔法という存在に対して復讐してやるとな!!」
ジルトー
「だから言ったじゃろう、自然の神………ワシと、お前は、同じじゃ」
ジルトー
「お互い、消滅して欲しいくらい気に入らないものがあるから潰したい」
ジルトー
「そしてそれに手段など選ばない、ワシは魔法を消すためなら神の領域だって踏み込んでやるわ」
ナチュレ
「……………正直、その感情はわらわには理解出来ぬ」
ナチュレ
「復讐心というものは分からなくもないが………お前はそれでいいのか…………?」