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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
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*86*
ジルトー
「ワシは理解されたくてこんな事はしておらん、善人になるつもりもない」
ジルトー
「やってる事もただの逆恨みじゃ、あの女は一人ぼっちで仲間を増やしたかったということも知っている」
ジルトー
「ただ…………環境が悪かった、ワシが頑固なだけじゃった、だから魔法というものが無くなれば、仲間はずれはいなくなるだけじゃ」
ジルトー
「何より………ワシは【あの男】がどうにも気に入らん」
たくっちスノー
「…………………ジルトー、どうやらアンタと自分は分かり合えないようだ」
たくっちスノー
「だって…………アンタ、いい人だもん」
たくっちスノー
「優しさが隠し切れてないんだよ、お前は」
たくっちスノー
「黒影と同類だ」
ジルトー
「そうか、ワシと奴は似ているか………」
ジルトー
【分かり合えぬというのは事実のようじゃな】
ジルトー
【貴様の目は節穴か?ワシが善人ということも、はたまたワシが奴と似ているということも全くの見当外れじゃ!!】
ジルトー
「科学者とは人々の願いを叶える機械を作ってこその人間じゃ!!」
ジルトー
「自分の欲の為にこんな盾を、SEALを、あらゆる装置を作ってきたワシが善人なんてことがあるわけないじゃろ!!」
ジルトー
「そして………奴がしぶといせいで、ワシはこんなにも長生きしてしまった………未来時計!」
ジルトー
【ワシが初めて黒影×に会ってから現在までの時刻を表記しろ】
『はい、あれから現在まで……………およそ×000000000年ほど経ちました』
『これまでに文明は3回崩壊し、その度に再生されています』
ジルトー
「ご苦労」
ナチュレ
「……………は?何を言って…………」
ジルトー
「なんじゃ、お前の仕業ではないのか?」
ジルトー
「過去に何度も世界が崩壊していることは知っている、そんな中でもワシは科学を駆使して生き残り続けた………全ては黒影と、魔法使いを倒すために!!」
メイドウィン
(…………)
メイドウィン
(やっぱりな………しつこいよ、ドクター・ジルトー)
メイドウィン
(まだつるぎちゃんはいないのに、どうしていつもあの子の邪魔をするんだ)
END
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