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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権
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【第23話】
「失って気付くもの」
アテネ
「……………」
たくっちスノー
「確かアテネとも深い繋がりあったし、アベルがいないなんておかしいでしょ」
松山
「あいつなー、多分メイドウィンやめたんじゃねーの?度々やめてぇやめてぇ言ってたし」
ジルトー
「神ってやめていいものじゃないじゃろ」
たくっちスノー
「まぁ仕事みたいなものだし」
松山
「まぁバカみたいな奴だったしな‥‥‥‥」
たくっちスノー
「メンバーリストを見てすぐに関係者全員に招待状は渡したし、有無は問わずに無理矢理ここに入れるように仕組んでおいた」
たくっちスノー
「なのにどうして‥‥‥‥どうしてアベルがいない?」
たくっちスノー
「黒影」
メイドウィン
「‥‥‥‥アベルがどこに行ったって?」
メイドウィン
「いないよ、彼は退場したんだ」
たくっちスノー
「‥‥‥‥退場?」
メイドウィン
「そうだ、いくら物語が終わらないからって、キャラクター達がずっと生きてるわけじゃない」
メイドウィン
「展開によっては消えてしまうこともある、最もその道を選ぶのは退場した彼ら自身なんだけどね」
たくっちスノー
「何を言って‥‥‥‥」
メイドウィン
「つまり、アベルは時空から消えたんだよ‥‥‥禁忌を行おうとしてね」
たくっちスノー
「禁忌‥‥‥‥!?なんだよそれ」
メイドウィン
「話すと長くなるからその間ボコボコにしていいよ、マサキ」
マサキ
「回想が終わる頃には既に死んでいる‥‥‥!!」カッ!!
松山
「いや殺したらこっちの負けになるんだよ」
メイドウィン
「あれは1週間も前のことだった‥‥‥‥」
‥‥‥‥‥
アベル
「はぁ〜〜」
アテネ
「どうした薄汚い顔して」
アベル
「ドラえもんみたいな毒舌やめてくれません?」
アベル
「いやメイドウィンやめたいなって」
アテネ
「なんだいつものパターンか、辞めたいなら好きに辞めればいいじゃないの?」
アベル
「いやそれがね?代わりが見つかるまでそういうのってやめられないし、ロストメイドウィン達もなかなか世界の買取に応じてくれなくて‥‥‥」
アテネ
「まず丹精込めて作った世界を売るな」