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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権
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*98*
アテネ
「というかどうして辞めたいの神様なんて、なんでも出来るしいい事づくめじゃん」
アベル
「分かってない、メイドウィンのこと全然分かってないよアテネは」
アテネ
「そっくりそのままお前が言ってたことだよ」
アベル
「やらないといけないことが多くて動画編集の時間は少なくなったし、つまらない会議にも行かないといけないし、1日もサボれないし」
アベル
「何より、自分だけ不老不死になったせいで、一日を過ごすのが億劫になる」
アベル
「これからアテネの何十倍も長生きしてアテネが居なくなった日の方が多くなるのが嫌だ」
アベル
「どうせなら一緒の墓に入って死にたいよ」
アテネ
「アベル‥‥‥‥」
アテネ
「死ぬ時は墓別々にしておくからね」
アベル
「どうしてそんな冷たいこと言うの?」
アテネ
「まぁいいでしょ別に、私も普通の人間かと言われるとそうじゃないし」
アベル
「え、アテネ寿命どんくらい?」
アテネ
「さあ‥‥‥クリーパーの寿命とか考えたこともないから」
アベル
「寿命以前に生きていられるかも怪しいからなぁクリーパーは」
アベル
「とにかくさ、アベルさんはずっとアテネと生きて同じごろに死にたいんだ、一人ぼっちはしんどいんだ」
アベル
「だからメイドウィン辞めたいんだ」
アテネ
「うーん‥‥‥‥私はもったいないと思うんだけどなぁ‥‥‥」
アベル
「いいよ別にメイドウィンブラストとかいらないし」
アテネ
「それはお前が初級しか使えないからでしょ」
アベル
「戦闘とかしないタイプだからしょうがないじゃん」
アベル
「‥‥‥‥‥あ、そうだいいこと考えた!」
アベル
「アテネもメイドウィンになればいいんだ!」
アテネ
「はあ!?」
アベル
「別に神様が1人じゃなくてもいいじゃん!!アテネと一緒にメイドウィンになれば寂しいことなんて何も無い!」
アテネ
「私に対するメリットは?」
アベル
「無期限でアベルさんという話し相手が出来る」
アテネ
「釣り合わねぇよ」
アテネ
「まぁ、メイドウィンには私も興味あるけど‥‥‥それ、大丈夫なの?」
アベル
「うーん、何故か1つの世界に2人っていうのは見たことないんだけど、ダメとは聞いてないし」