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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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福ちゃん
「ん~!お腹も膨れたし次は...」

福の神は帝都の服屋へと入っていく


クラマ
「次は服屋に入った...」

たくっちスノー
「福だけに?」

クラマ
「つまんねぇこと言ってないで追うぞ!」

たくっちスノー
「何だかんだで君もノリノリになってきたね... 」

クラマ
「バレないと分かったら何でも出来そうな気がしてきた!」

たくっちスノー
「いい感じに吹っ切れてきてるな」

...

福ちゃん
「うーん...こういうのは私には派手すぎるかしら?」

クラマ
「福の神様も赤とか着るのか...」

たくっちスノー
「お前から見て、どういう風が似合うと思う?」

クラマ
「うーん...俺的にはやっぱり白が見慣れてるからなぁ、白でシュッとしたああいうのか?」

たくっちスノー
「なるほどねぇ」ニヤニヤ

福ちゃん
「.....よし」

福の神は複数の服を持って試着室へと入る

たくっちスノー
「おお...イメチェンが見れるぞ」

クラマ
「き、気になる...!!」

ガラッ

福ちゃん
「水玉は...おばさんっぽいかな」

ガラッ

福ちゃん
「胸元開けるのは...っやっぱり恥ずかしい!」

ガラッ

福ちゃん
「う、うーん...」


たくっちスノー
「苦戦してるね」

クラマ
「普段おしゃれとかしないお方だから...」

たくっちスノー
「お前的には何が似合うと思う?」

クラマ
「そうだな...やっぱ福の神様といえば白だし、ああいうのかな...」

クラマは白いワンピースを指差す

たくっちスノー
「ほーう、任せとけ!」

たくっちスノーはパックを別のものに変え服装を服屋の店員と同じものにする

たくっちスノー
「こちらの服なんていかがでしょう?」

福ちゃん
「あら...ちょっと失礼」

福の神はワンピースを手に取り...

ガラッ

福ちゃん
「ど...どうです?」

たくっちスノー
「おー!似合ってますよー!」チラッ

クラマ
(お、おお...いい。)

クラマ
(...って、何ときめいてるんだ俺は)

福ちゃん
「これ、気に入ったわ...買ってこうかしら」

たくっちスノー
「ありがとうございます~」

福の神が着替えるためにまた試着室へ入っていき、その隙にたくっちスノーはクラマの元に戻った


たくっちスノー
「やるじゃんクラマ!」

クラマ
「べ、別に...俺の選んだ奴をたまたま福の神様が気に入っただけだし...」

たくっちスノー
「そろそろ夕方、万丈も帰ってくる頃だしこれくらいにしておくか!」

クラマ
「お、おう...バレてないよな? 」

たくっちスノー
「ぜーんぜん、バレてませーん!!」

二人はパックをゴミ箱に捨て、ハグレ王国の方へと走っていく...



福ちゃん
「へぇ...そういうことだったの」


その瞬間と掛け合いを、福の神は見逃さなかった

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