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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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翌日...福の神に頭を下げるたくっちスノーの姿が

たくっちスノー
「ごめんなさいごめんなさい...」

福ちゃん
「今回は許しますけど、もう他人の事をしつこく調べないようにしないように」

たくっちスノー
「はい...」

福ちゃん
「クラマ君もよ」

クラマ
「はい...」

龍我
「ったく俺が死にもの狂いで働いてたときに何してんだ...」

たくっちスノー
「さ、さーて!今日はどんな依頼が届いたかな」

たくっちスノーは慌てて手紙を確認するが...

たくっちスノー
「これ...リアルワールドからだ!」

クラマ
「リアルワールド?」

龍我
「確かメイドウィンとしてお前が管理している世界だったっけか?」

たくっちスノー
「そうそう...えーと何々?」

【たくっちスノーさん、おひしふりです】
【こんかいはかみさまにたのみたいことが あるんです】
【おや や ともだちをたよれない 】
【おねがい します】
【さくらい さつき】

たくっちスノー
「桜井彩月からだ!リアルワールドで事件が起きたときに知り合ったんだよ」

クラマ
「これは...子供の字か?」

たくっちスノー
「確かまだ6歳らしいから無理もないよ...親にも友人にも頼れないってのがちと気になるが...」

福ちゃん
「呼び出してみては?」

たくっちスノー
「よし、やってみるか...いやー久々に会うなぁ、開け、パンドラの門!」

たくっちスノーがいつものように召喚魔法を唱えると


「久しぶり...桜井、彩月です...」


たくっちスノー
「...えーとあの、どちら様?」

彩月
「?」

たくっちスノーがそう思うのも無理もなかった、その彩月の体は...幼稚園児とは思えないほど成長しきっていた

クラマ
「おい、人違いじゃないか?」

たくっちスノー
「でも彩月って...」

龍我
「同姓同名じゃね?」

たくっちスノー
「でも自分のこと知ってるのって事件で関わったひとぐらいだし...もしかしたら!」

彩月
「えっと...」

たくっちスノー
「あー!ごめんちょっと慌てちゃって...貴方は桜井彩月だよね?」

彩月
「うん」

たくっちスノー
「年月は2018年のはずなんだけど...」

彩月
「.....違う」

たくっちスノー
「やっぱり!この人未来から来てるよ!」

龍我
「えっマジで!?」

たくっちスノー
(一応僕の世界って三次元が元なんだけどまあいいか)

たくっちスノー
「もう平成終わってる?」

彩月
「うん」

たくっちスノー
「西暦二千何年?」

彩月
「2027年...」

たくっちスノー
「つまり十年後か...自分の年齢がようやく海斗君に追い付くぐらいだね」

クラマ
「そんな未来からの依頼に俺たちが答えられるのか?」

龍我
「でもよ、なんかワクワクしねーか?未来だぞ、未来。」

たくっちスノー
「ああ...メイドウィンの自分としてはどんな風に発展したかすげぇ気になる!」

彩月
「依頼...」

たくっちスノー
「OKだとも!」

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