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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*155*
~十年後のリアルワールド~
たくっちスノー
「す、すげー!これが未来か!」
『いらっしゃいませ!』
『今日の天気は~』
『この店のオススメは...』
情報が次々と電子掲示板のように写し出されていた
龍我
「すげぇ、時空監理局みてぇだ...」
デーリッチ
「目が追い付かないでち...」
ローズマリー
「これが未来...私達からすれば気が遠くなるほどの先の...」
彩月
「世界は特大ネット社会、電化製品やロボット、ゲームが大発展」
彩月
「そして...」
彩月が右腕を構えると、持っていた腕時計から小さな小人が...
【やぁ!ボクはまさるだよ!】
デーリッチ
「喋ったでち!」
彩月
「こんな風にネットナビの装着が義務つけられている」
たくっちスノー
「おいこれ本当にリアルワールド?ロックマンエグゼの世界じゃねーの?」
デーリッチ
「...確かによく見たら皆小さいのとお話ししながら歩いてるでち」
龍我
「まるで歩きスマホみてぇだな...」
彩月
「ナビがなんでも教えてくれるから、頼りたくもなるよ」
たくっちスノー
「ふーん...で、依頼って?」
彩月
「単純なことなんだけど...付いてきて」
たくっちスノー
「ああ...」
...
彩月はデーリッチ達を町外れへと進ませる
ローズマリー
「ここって山道...?」
彩月
「まだここは開拓されてないの」
まさる
【彩月、今日は『エレメントクエストⅩⅠ』の発売日だよ!】
彩月
「興味ない」
まさる
【『スリリングファイター世界大会』のお知らせが届いているよ、他にも『キングオブモンスターズEX』や『ミリタリーズ・コンバット』等のゲーム大会からも...】
彩月
「全部キャンセルしておいて」
まさる
【いいの?】
彩月
「いいから」
まさる
【はい】
デーリッチ
「...いいんでちか?誘われたのに」
彩月
「大勢の前で見世物になるのはキライだから...」
たくっちスノー
「そういえば彩月はゲーム上手かったもんな、世界大会に呼ばれるって相当だろ?」
彩月
「対した事じゃないよ...それより依頼だけど...これは私だけの依頼じゃないの」
デーリッチ
「えっ?」
福ちゃん
「どういうことなの?」
彩月
「皆が集まって...私が代表になって手紙を書いたの、今は紙ですら希少だから苦労したけど」
たくっちスノー
「み、皆って...まさか...!!」
福ちゃん
「心当たりが?」
たくっちスノー
「ああ...」
彩月
「だよね?...そろそろ着くよ」
デーリッチ
「こ、ここは...!」
彩月が案内した場所...そこは大きな洞窟。
彩月
「小さい頃秘密基地として使ってたけど、今では立ち入り禁止区域になったの」
龍我
「ネットナビ連れてそういうの行っていいのかよ?」
まさる
【立ち入り禁止の場所!近づかないように】
彩月
「あっ、そうだね、えーとRe-set script all shut out...」
まさる
【禁止、禁止、禁ΨαδθπθρξδθλβεγθκαλΧ】
彩月がコードを打ち込むとネットナビはバグって音を立て消える
彩月
「データを使い物にならなくするプログラムを貼り付けられるぐらいにはなったの」
たくっちスノー
「お前、ゲーマーどころかハッカーになってないか...」
ローズマリー
「...この先には一体何が?」
彩月
「付いていけば分かるよ」