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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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洞窟の先には複数の人陰が..

彩月
「皆、連れてきましたよ」

「ああ...」

たくっちスノー
「お前ら...やっぱりお前らか!!」

「お前、何年たっても変わらないな...」

たくっちスノー
「ま、そういう種族だからね」

龍我
「お、おいたくっちスノー」

ローズマリー
「たくっちスノー...ついていけないよ、あの人たちは何なの?」

たくっちスノー
「ああ、悪い...前に黒影に怒られて世界流しでそっちの世界に行ったよな?」

デーリッチ
「初めてデーリッチ達の世界にやってきた時にそんなこと言ってたでちね」

たくっちスノー
「その怒られた件の被害者がこの彩月達『任天堂戦士』なんだ...」

任天堂戦士。

かつてリアルワールドの人間が送り出され、戦いをさせられた事があった。
※詳しくはスマブラ戦記参照


「そんなこともあったな...あれが十年も前の事とは信じられん」

たくっちスノー
「十年も経つだけあって、皆見事におじさんおばさんばっかになりつつあるな!」

「否定はしない」

「ワイはまだ28や!」

クラマ
「はぁ...たくっちスノーに依頼したのかお前達か」

「神にもすがる思いという奴さ」

たくっちスノー
「うちも仕事だから受け持つけど...元・任天堂戦士たちが揃いも揃って自分に何用?」

たくっちスノー
「こんな発展した世界で苦しい思いはしないはずだけど」

「...お前、相変わらずサボりなんだな」

たくっちスノー
「うぐっ、何その言い方」

彩月
「えーと、えーと...正直に言っちゃっていい?」

たくっちスノー
「な、何その言い方...」

「怒らないか?」

たくっちスノー
「自分が怒りそうな事言うつもりなの!?」

ローズマリー
「あの、出来ればお早めに...」

彩月
「分かった...単刀直入で言うけど、私達ここから出たい」

たくっちスノー
「...はい?」

「彩月、それでは伝わないだろう」

彩月
「あっ、そうだね」

彩月
「ええと...出たいっていうのは、その、何て言えば良いんだろ」

たくっちスノー
「なぁ、まさかとは思うが...」



たくっちスノー
「お前ら、リアルワールドとは違う世界に行くつもりか?」

彩月
「...あっ、それ!」

たくっちスノー
「何いいいいいいいいい!?」

ローズマリー
「ええええええええええっ!?」

...

彩月
「大丈夫?」

たくっちスノー
「なんとか落ち着いた!」

ローズマリー
「はぁはぁ...別世界に行くって、つまりハグレになることだ」

福ちゃん
「自分からハグレになりたがる人なんて初めて見ましたよ...」

たくっちスノー
「で、でもどうして!?怒らないから話してよ!」

「...この世界が嫌になった」

「まぁ、情けない話やけども、ワイらがこの超発展した未来に着いていけへんのや」

「それに、このままではこの世界滅ぶぞ」

たくっちスノー
「マジで!?また自分ロストメイドウィンになっちゃうの!?」

彩月
「現に、この時代の貴方は見つからなかったし」

たくっちスノー
「えっ...それはやばいじゃん!!」

福ちゃん
「どういうことです?」

たくっちスノー
「メイドウィンが死ぬとその世界は十年以内に適当な理由で徐々に滅んでいくんだよ!」

「やはり後がないか、すまないがここから抜け出す方法を...」

たくっちスノー
「...すまん、今から時空監理局を呼ぶからそいつらに頼ってくれ」

彩月
「たくっちスノーさんはやってくれないの?」

たくっちスノー
「だって気になるじゃん...僕がいなくなった世界、どう滅んでいくのか、何故僕は死んだのか」

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