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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*16*
たくっちスノー
「えっ?昆虫人間?」
クラマ
「そうだ、俺の神社でよく聞くんだ...【昆虫人間(インセクトミュータント)】と呼ばれるハグレ集団の被害をな」
福ちゃん
「まぁ、怖い...どんなのがいるのかしら」
クラマ
「俺なりに調べてみたところ、昆虫人間には三つの種類があるみたいだ」
クラマ
「1つは『ムカデ人間』」
たくっちスノー
「む、ムカデ人間!?それって人間の体を変な風に繋げたあのやべーやつか!?」
クラマ
「いや...体の一部がムカデみたいになっているそうだ、こいつ」
たくっちスノー
「なんだ、びっくりした...」
クラマ
「で、二つ目は『ハチ人間』...そして最後に『アリ人間』だ」
龍我
「ムカデにハチにアリか...害虫ばっかじゃねぇか、どうせならカブトムシとかチョウとかそういうのがよかった」
クラマ
「ああ、こいつらは農村に襲撃し食糧を奪い取ってるという...もちろん神としても奴等を根絶やしにしようとしてるが、いかんせん数が多くて時間が掛かる」
たくっちスノー
「そいつは酷いな...」
龍我
「ここにもいつ来るか分かったもんじゃねぇし、何とかしないとな...あ、そうだ!」
たくっちスノー
「なにか名案でも?」
龍我
「なぁたくっちスノー、お前の知るマガイモノに害虫駆除のスペシャリストって居るか?」
たくっちスノー
「あーなるほどね...確かそんなの国に引き入れた気がする、ちょっと待ってて」
福ちゃん
「頼みましたよー」
たくっちスノーが時空の渦へと入っていくと、扉から30代くらいのおっさん、14歳の少女、そして20歳の青年が慌てるようにマガイモノ屋に入っていく
龍我
「三人!?」
「オラさが先だべ!」
「私です!」
「俺だ!」
福ちゃん
「落ち着いて!ちゃんと全員聞きますので順番に!」
...
クラマ
「それで、依頼というのは...」
「オラさの村に蜂みたいなばけものがぁ...」
「ムカデが沢山...」
「アリだー!」
福ちゃん
「こ、これは...」
クラマ
「ええ、間違いなく昆虫人間(インセクトミュータント)...‼」
「えっ...?」
龍我
「俺達もさっき似たようなことを話していたからな」
クラマ
「今、ここの店主が害虫駆除の人間を呼んでいるところだが...」
たくっちスノー
「お待たせ!」
龍我
「おっ、来た来た」
たくっちスノーは渦から帰還し、緑色の着物を着た女性を連れてくる
福ちゃん
「こ、この方が例の...?」
たくっちスノー
「ああ!紹介する、害虫駆除マガイモノこと、カマキリ人間トウロウさんだ」
トウロウ
「よろしくお願いします」
福ちゃん
「え、ええ...よろしくお願いします」
トウロウ
「それで、私に害虫の処理を頼みたいのは?」
クラマ
「全員だ」
トウロウ
「はぁ...」