完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~
*173*
たくっちスノー
「皆...あれ、いない」
マガイモノ屋には誰も残っていなかった...しかし、置き手紙が
【待ちきれないから仕事の依頼に行ってくる、留守番頼むぞ!万丈龍我】
たくっちスノー
「まったくあいつめ...」
特に依頼も来ていなかったので、たくっちスノーは本当にやることがなかった
たくっちスノー
「.....資料に判子押さないと調子出ないな、参謀から貰ってこようかな」
...
たくっちスノー
「そういうわけなんで参謀、数枚かやらせていただけませんか」
ローズマリー
「何がそういうわけだよ...ダメだよ!どれも王国の大事な資料だし」
たくっちスノー
「ああ、それなら仕方ないね...」
ローズマリー
「.....」
たくっちスノー
「じゃあね、参謀...あー仕方ない!万丈来るまでおとなしく留守番しますか!」
ローズマリー
「.....」
...
マガイモノ屋の皆が帰ってきたのは翌日のことだった
たくっちスノー
「あ、お帰り」
福ちゃん
「すいません遅くなって...ちょっと今回のは厄介でして」
龍我
「うるせぇからぶっとばしてきたんだよ」
クラマ
「下手すりゃ三日は滞在しそうになっちまったよ...」
たくっちスノー
「そいつはお疲れ」
クラマ
「俺達がいない間にサボったりとかしてないよな?」
たくっちスノー
「もしそうだとしたら?」
龍我
「お前なぁ...」
たくっちスノー
「ちゃんとマガイモノ屋に残って留守番してたからいいじゃない!」
福ちゃん
「まぁそうだけど...」
たくっちスノー
「さて、何の仕事をするー?」
クラマ
「あ、聞いて良いっすか?昨日の呼ばれた奴ってどんな用件で?」
たくっちスノー
「マガイモノのナイトを一緒に仕事に連れていきたいだってさ、自分はそいつが生きたいなら好きにすればと言ったけど、父親みたいな存在じゃないかって」
クラマ
「なるほどなぁ....」
たくっちスノー
「別に自分は関係ないよ、ただ作っただけに過ぎない、頑張ったのは彼らだ」
たくっちスノー
「...気にならないわけじゃないけどね」
龍我
「なら着いていけばいいじゃねぇか」
たくっちスノー
「とんでもない!自分達は仕事しないと...」
福ちゃん
「たくっちスノーさんって、意外と仕事一筋な方なのね」
たくっちスノー
「そうでもないよ、誰かいるときはそいつにちょっかい掛けたりはする」
福ちゃん
「一人だと...?」
たくっちスノー
「.....ん」
福ちゃん
「明日、その仕事を見に行かないかしら?」
たくっちスノー
「いや、いい...着いていくほど彼は自分と付き合いもない」
たくっちスノー
「ほら、仕事だよ仕事!僕たちはやるべきことをやらないと!ねっ!」
福ちゃん
「たくっちスノーさん...」