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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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福ちゃん
「あの一番大きな墓はデーリッチちゃんよ」
福ちゃん
「その隣に作られたものがローズマリー参謀の墓」
福ちゃん
「他にも...ハグレ王国の皆の墓がここにあるわ」
福ちゃん
「生きているのは、私達神だけ」
クラマ
「...アンデットも、死ぬのかよ?」
福ちゃん
「あの人は、妹が亡くなった後に後を追うように屍に戻ったわ」
クラマ
「そうですかい...」
クラマは沢山の墓を見ていく...そこに刻まれた名は皆、覚えがあるものだった
クラマ
「...流行り病でも広まったのか?」
福ちゃん
「いいえ...寿命よ」
クラマ
「寿命で...」
福ちゃん
「ええ、人間にも悪魔にも妖精にも、そして...マガイモノにも寿命は存在するの」
福ちゃん
「生き物はいつか終わるのよ」
クラマ
「待ってください、マガイモノにも...でも、たくっちスノーはマガイモノは不死身って...」
福ちゃん
「確かに彼らはどんなに傷付いても体が再生する...でもだからこそ寿命で死ぬことを望んでいたのよ」
福ちゃん
「それが叶った、ということね」
クラマ
「.....では、俺達の寿命はいつなんですか?」
福ちゃん
「いつなのかしらねぇ...ふふっ」
クラマ
「福の神様...?」
福ちゃん
「さて、次の所に行くわよ」
クラマ
「今度はどちらに?」
福ちゃん
「世界樹かしらね」
...
クラマ
「これが...あの世界樹ですか!!?」
世界樹はすっかり枯れ果て...過去に見てきたものとは全くの別物となっていた
福ちゃん
「ええ、これがあの世界樹よ」
クラマ
「これ...世界樹の神はどうなって...」
福ちゃん
「...」
クラマ
「待ってくださいよ、福の神様!」
...
福ちゃん
「今度はクラマ君も来ましたよ、ティーティー様...」
福ちゃん
「なーんて、もう分かってます...もう誰も紅茶を飲む人はいないことは」
クラマ
「嘘だろ...!?」
ティーティーの部屋は...何もなかった
家具も、誰かが居た痕跡も...
ティーティーの浸かっていた紅茶もなく、カップは『空っぽ』だった
福ちゃん
「クラマ君、さっきの問題の答えを言うわ」
クラマ
「さっきのって...神はどういった時に死ぬ、とかいう...」
福ちゃん
「誰にも必要にされなくなったとき、神は死ぬの」
福ちゃん
「死ぬと言うよりは、消える、に近いのかしらね?」
クラマ
「.....」
福ちゃん
「王国の皆だけじゃない、人間が、モンスターが...次々と滅んでいく」
福ちゃん
「その度に、必要とされなくなった神様も消えていくのよ」
クラマ
「そんな...」