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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*203*
デーリッチ
「ここが...時空監理局!?」
ローズマリー
「何なんだここ...埃まみれで明かりも付いていないじゃないか」
たくっちスノー
「数ヵ月でここまで汚くなるとはねぇ...」
福ちゃん
「本当に誰もいないのね...」
龍我
「...いや、何かいるぞ」
たくっちスノー
「え?」
龍我が指差した先には、一部が錆び付いてガタついたロボットが
たくっちスノー
「かなちゃん様、アレ確か警備用のロボットでしたっけ?」
かなちゃん
「ええ、メンテナンスは大変ですけど便利なんですよね」
デーリッチ
「誰もいなくなったから使い物にならなくなったんでちかね?」
たくっちスノー
「そうかもな...」
警備ロボットはデーリッチ達を見ると腕を動かして機関銃を吹き出し、たくっちスノー達は壁際へと避難する
たくっちスノー
「前言撤回、今にも壊れそうだがめっちゃ機能してるわ」
デーリッチ
「おわーーっ!?」
福ちゃん
「大明神さん、あれが何個ありますか?」
かなちゃん
「ふーむ...500機くらいですかねぇ広いもので」
ローズマリー
「そんなにあるのか...」
龍我
「...へっ!じゃあ誰かがぶっ壊してやらないといけないわけか!」
かなちゃん
「ば、万丈さん?」
龍我
「血が騒ぐぜっ!!」
かなちゃん
「ちょ、ちょっと!」
龍我は警備ロボットの方へと駆け出し、次々と破壊していく
龍我
「オラオラッ!!」
ローズマリー
「もう少し静かに、一応忍び込んでるんだから!」
龍我
「コソコソするのは向いてねぇんだよ!なぁ海斗!」
海斗
「おうよ!」
時空の渦から海斗がひょこっと顔を出す
デーリッチ
「いつのまに!?」
龍我
「たくっちスノー追いかけてるときに電話したら来た!」
海斗
「こいつらは俺と万丈さんがどうにかするんで!皆は先に!」
デーリッチ
「だ、大丈夫なんでちか...」
龍我
「たかがポンコツだ!100だろうと500だろうと関係ねぇ!」
たくっちスノー
「...死ぬなよ!」
龍我
「マガイモノだから死なねぇよ!」
たくっちスノー
「海斗君の方に決まってるだろ!?」
クラマ
「局長室ってどこか分かるか、元局長」
たくっちスノー
「こっちだ!」
...
龍我
「さて...本気出すぞ!」
海斗
「おーう!モード魔害者っ!」
龍我
「俺も!!」
『クローズドライバー!!スーパーウェイクアップ!クローズヒートドラゴン!』
龍我海斗
「「変身(ソウルチェンジ)!!」」
【all SOUL!!】
『ウェイクアップ・リベンジャー!!クローズレイジング!!ヤベーイ!アツーイ!』
オールソウル
「あれ?なんだその変身?」
クローズレイジング
「マガイモノになって手に入れた新しい力...なんだが、あまりにも惨いからたくっちスノーはあまり使うなって言うんだよ」
オールソウル
「へぇ...」
クローズレイジング
「おっと!ボサッとするなよ...敵はどんどん来るからよ!」
オールソウル
「ああ!」
...そして、局長室では
たくっちスノー
「鍵が掛かってるか...くそっ、プロテクトも違うものに変わってるな」
デーリッチ
「任せるでち!キーオブパンドラ!」
デーリッチは鍵を使いロックを開ける
かなちゃん
「それ、本当に便利ですねぇ...」
クラマ
「この先にあいつがいる...」
たくっちスノー
「ここで...っ!!終わる!!」
デーリッチ
「...今度こそ決着をつけるでち!」
ローズマリー
「ああ!」
...
ビルド
「はああっ!でやっ!」
ナイトローグ
「フンッ!ハァッ!!」
ブラッドスターク
「ほーらよっと!」
名無しの怪物
「ウグッ...!」
デーリッチ
「あれ、もう交戦中でちか?」
デーリッチぁ扉を開けると、ビルド、ナイトローグ、ブラッドスタークが名無しの怪物相手に攻撃をしていた
ビルド
「あ、遅いよハグレ王国!」
ローズマリー
「な、何故ここに...?」
ナイトローグ
「あんな姿見せられてはこちらも黙ってはいられなくてな」
ブラッドスターク
「そうそう!だから裏口を通って潜入したわけよ!」
福ちゃん
「裏口...」
名無しの怪物
「む、無駄なんだから...世界は消える!マガイモノによってな!」
名無しの怪物
「監理局は...都合の悪いものは...皆消えてしまえ!また新しく時空を作って、今度こそちゃんとしたつるぎちゃんを作って会うんだよ!!」
ローズマリー
「お前...」
デーリッチ
「名無しの怪物...いや、カーレッジさん、見くびらないでほしいでち」
名無しの怪物
「何...!?」
デーリッチ
「誰かのワガママでおとなしく消されるほど、私は温情ではないでち」
デーリッチ
「それに...貴方が管理してきた数百数千数万の世界は...その程度で滅ぶほど単純な存在ではない」
デーリッチ
「貴方は全てを棄てた、その結果孤独になった」
デーリッチ
「でも私たちは未来を掴むため、【たった一人】を倒すために協力している」
名無しの怪物
「....!?」
ローズマリー
「まだ気付かないのか?お前の敵はハグレ王国ではない」
かなちゃん
「私達の住む...時空全てを敵に回したんです!」
ブラッドスターク
「心の無いマガイモノは、生き物には絶対に敵わない...だよなぁ、マガイモノの王!」
ブラッドスターク
「お前は喧嘩を売る相手を間違えたんだよぉ!」
たくっちスノー
「そう...生き物を人形としか思わないお前が、デカい絆で結ばれたハグレ王国を狙おうなんて考えてた時点で...敗北は約束されてたんだ!!」
福ちゃん
「貴方を倒せば、全て終わります!」
名無しの怪物
「うああああああああ!!!つるぎちゃんは僕の物なんだ!!」
福ちゃん
「物じゃない...私たちは生き物だ!」