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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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あれから早くも三日が経過した

たくっちスノーは三日前調べたフロード・ヒルーストンの設定を確認していたが...

たくっちスノー
「...はぁ、どうしたものか」

クラマ
「一体何事で?」

たくっちスノー
「ヒルーストン兄弟の件だよ、設定調べたときにさ...知ってしまったんだ」

たくっちスノー
「彼らが別世界の住民...そちらで言う『ハグレ』って奴だという事に」

福ちゃん
「そんな...それは本当なの?」

たくっちスノー
「ああ、ジュリアさんに頼んでレイリー氏に証言してもらった所、自分達はハグレだと白状したよ」

クラマ
「そうなのか...そんなことも」

たくっちスノー
「なぁ、お二人さんもハグレなんだろ?」

福ちゃん
「ええ...むしろ、この国の原住民はジュリアさんと召喚士、あとラージュ家の二人ぐらいじゃないかしら」

福ちゃん
「とても信じられない...ハグレが別のハグレを売るなんて...」

たくっちスノー
「だよなぁ、王さまに何て言えばいいんだ、これ....」

クラマ
「ハグレ問題は福の神様から少し聞いた程度だが...思ったより深刻な問題かもしれないな」

たくっちスノー
「ああ、それこそ自分のような時空監理局が想像している以上に、ね」

福ちゃん
「.....」

三人が話していると、龍我が大きな袋を抱えて扉を開ける

龍我
「おいたくっちスノー!面白いもの見せてやるから外に来いよ!」

たくっちスノー
「はぁ?面白いことって?」

龍我
「いいから!」

たくっちスノー
「...少しだけだからな」


...
龍我が袋を開けると、そこには大きな雪だるまが

龍我
「どりゃあっ!!」

そして龍我は雪だるまを蹴っ飛ばして、事前に置いたであろうネットに飛ばす

たくっちスノー
「おー、『雪だるまキック』とかいうあのスポーツか」

龍我
「この国の住民に教えてもらったんだ...結構ハマるんだよ、雪だるま壊れないのが不思議だが」

福ちゃん
「雪だるまキックも段々広まってきたわね...」

龍我
「たくっちスノーも一緒にやろうぜ!」

たくっちスノー
「一回だけだからな...バナナシュート!」

龍我
「何ィ曲がった!?そんなテクニックが...!!」

たくっちスノー
「自分も暇なときに雪だるまキックやってたからな、お前にゃ負けな...」

その瞬間、雪だるまが飛んだ先に時空の渦が開き、何かがぶつかった

福ちゃん
「い、今なんだか鈍い音がしましたけど...」

龍我
「バカヤローーッ!!何やってんだお前!!」

たくっちスノー
「いやだって、時空の渦が開くなんて予測出来るかよ!?」

福ちゃん
「は、早く救助よ!雪だるまと言ってもスポーツ用の堅い物だから怪我ではすまないから!」

たくっちスノー
「やべぇやべぇ...!!大丈夫...な、わけないよな!!」

「う、うう...」

たくっちスノーは渦に手を突っ込み、慌てて抜けてきた人を引っ張り出す

龍我
「あれ、この顔どっかで...」

たくっちスノー
「お、おい...ん?こいつ」

「う、うう...」

龍我
「お、おい!!お前ネメシアじゃねーか!」

たくっちスノー
「えっ...嘘!?本当にネメシアだ!!なんで!?」

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