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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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~ブレスオブザワイルドの原作とは違う世界線~

デーリッチ
「おおー!辺り一面緑色でち!」

ローズマリー
「うちの世界の近くと対して変わらないでしょ...もう」

クラマ
「本当にこの世界にいるのだろうか...世界を飛び回るのは少しな...」

福ちゃん
「専門がいるから大丈夫よ、きっと」

ネメシア
(...あのー、あの二人って私と同じで神なんですか?)

龍我
(え?ああ、クラマは天狗の神で、黒いのは文字通りの福の神だ)

ネメシア
(へぇ...)

たくっちスノー
「.....」

たくっちスノーは世界を越えてからうというもの、ずっと無言で下を向いていたのだ

龍我
「おい、たくっちスノー...気持ちは分かるけどそんな落ち込むなって」

たくっちスノー
「え?...ああ、悪い、落ち込んでるように見えたか?」

ネメシア
「ええ...大丈夫ですか?」

たくっちスノー
「心配は要らない、ちょっと考え事をしていてな」

ローズマリー
「それで、ペンダントを盗んだマガイモノというのは?」

たくっちスノー
「こいつだ」

たくっちスノーはネメシアが持ってきた資料を全員に見せる

龍我
「えーと、名前は...【モンドミミック】?」

たくっちスノー
「欲しい物を探し当てる魔法の鍵を持ち、高価ものをコレクションする趣味のある手足の生えたミミックのコンビ...だってさ」

クラマ
「こんなのが動き回っていたら間違いなく目立つと思うけどな」

福ちゃん
「確かにそうね...でも、これなら捕まえるのは簡単そうね」

たくっちスノー
「ああ、そこでトラップだ...ミミックに逆に罠を仕掛ける」

たくっちスノーはポケットから大きな宝石を取り出して原っぱへと放り投げた

たくっちスノー
「一つだけじゃダメかもしれん、なんか他にも無い?」

龍我
「じゃあ、旅をしているときに貰った硬貨だ、貰った世界でなら一万円分の金として使える」

デーリッチ
「このビー玉ってどう?」

クラマ
「一銭の価値もねぇよ」

たくっちスノー
「キラキラしているし案外引っ掛かるかも...よし、隠れろ!」

ビー玉と硬貨を宝石とは別のところに置いた後、近くの茂みに隠れた


たくっちスノー
(よし...必ず来る!)

ローズマリー
(たくっちスノー、今回何故私達まで呼んだんだい?)

たくっちスノー
(今回は考えた上での行動です、このマガイモノに関して悪い予感を感じましたので)

ローズマリー
(悪い予感と言うのは?)

たくっちスノー
(それは...)

福ちゃん
(静かに!奴が来ましたわ!)

たくっちスノー
(ああ!)

しばらくすると、手足が生えたミミックがビー玉や硬貨をつかんで錠前の穴へと入れていく

ローズマリー
(念のため確認しておくけど、ペンダントを取ったのはアレで間違いないんだね?)

ネメシア
(は、はい!間違いないと思います!)

たくっちスノー
(そうか...なら問題ないな)

龍我
(よし!すぐにとっちめ...)

たくっちスノー
(いや、まだ自分が出した宝石を掴んでない...それまで待て)

福ちゃん
(何か宝石に仕掛けでも?)

たくっちスノー
(まぁ見てくださいよ...!)

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