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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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*4*

たくっちスノー
「...燃える、というのは予想ですか?」

ブキヨー
「え、ええ...最初は暖炉に積める薪だとか、絨毯だとか...燃えやすいものだけだったのですが、斧やドアノブだとかいった鉄類まで...」

龍我
「鉄が灰になるっていうのは確かに変だよな」

ブキヨー
「そして、一週間前には...私の大切な...!!」

たくっちスノー
「引き受けましょうっ!!」

クラマ
「うおっびっくりした!」

ブキヨー
「ほ、本当ですか!?」

たくっちスノー
「大切な物が消されては黙ってはいられねぇってんだ!!お前さんの住む家に案内してくれや!」

ブキヨー
「し、しかし報酬の方は何も...」

たくっちスノー
「報酬なんてあとあと!!」

龍我
「...なぁ、たくっちスノーってあんなんだったか?」

福ちゃん
「いえ...ここまで善意で動く方ではなかったはずです」

龍我
「だよな、マガイモノに対しては人一倍優しいけど」
...

たくっちスノー達はデーリッチに連れられ、依頼先の家へと向かっていた

たくっちスノー
(おい、なんで王さまや参謀まで一緒なんだよ!)

クラマ
(あんたが来るまではマガイモノの代わりにハグレを派遣してたからしょうがないだろ!)

ローズマリー
「それでブキヨーさん、被害があるという家は貴方のところだけですか?」

ブキヨー
「ええ...他の家では特に灰のようなものは...」

デーリッチ
「どうでち福ちゃん?神様だし呪いとかに詳しくないでちか?」

福ちゃん
「うーん...物体を灰のようにしてしまう呪いねぇ...聞いたことがありませんわ」

デーリッチ
「福ちゃんでも知らないでちか...」

龍我
「そういえばブキヨーさんよ、このわけのわからないものを呪いとか言ったじゃねぇか」

ブキヨー
「え、ええ...」

龍我
「それって何かやましい事でもあったって事か?誰かに恨まれているとかそういうのは...」

ブキヨー
「特に覚えがありません...人付き合いも得意じゃなく、誰かと話したこともあまり...」

ローズマリー
「ふむ...なるほど」

福ちゃん
「クラマ君どう?風水とか見て」

クラマ
「特に土地が悪いわけでもないし、家具の配置も特におかしくない...立地のせいではなさそうだ」

たくっちスノー
「うーむ、何が原因なのやら...」

デーリッチ
「真夜中ってことはブキヨーさんは寝ている時間でちね?」

ブキヨー
「ええ...寝る前にはちゃんとあって、朝目覚めると必ず何かがなくなってて...」

たくっちスノー
「じゃあ、一度夜中に張り込みをするしかないな...また何か灰になってしまうかもしれないが、よろしいでしょうか?」

ブキヨー
「原因が分かるのであれば、1つや二つくらい...!!」

たくっちスノー
「本当にすいません...!!」


...そして夜

デーリッチ
「ね、眠い...」

ローズマリー
「デーリッチは寝てても良かったのに」

デーリッチ
「途中で投げ出すなんて嫌でち!」

龍我
「シッ!気付かれたらどうする!」

福ちゃん
「現在午後10時...特に異常はありませんわね」

クラマ
「...いえ、福の神様!あそこです!」

クラマが指を指した先には...暖炉から黒い液体がウニョウニョと...

ローズマリー
「あれは...もしかしなくとも」

龍我
「間違いねぇ!マガイモノだ!!」

龍我とローズマリーとたくっちスノーは扉を開け叫ぶ!

「な、なんだ!!」

たくっちスノー
「動\\\'\\\'く\\\'\\\'な\\\'\\\'!国\\\'\\\'際\\\'\\\'警\\\'\\\'察\\\'\\\'だ\\\'\\\'!!」

龍我
「ちげぇよ!マガイモノ屋だよ!!」

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