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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ざくざくアクターズ ざくアクZシリーズ 短編集 
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*93*

ーフクラップ社ー

フクラップ社に付くと、受付嬢らしき妖精がプリシラ達の元に飛び回る

受付嬢
「フクラップ社へようこそ、ご用件はなんでしょうか?」

プリシラ
「私達はプリシラ商会です、ロマンスGに関して社長と取引をしたいのですが...」

受付嬢
「取引ですか?少々お待ちください...」

プリシラは受付嬢に名刺を渡し、受付嬢はどこかに電話を掛ける

ヅッチー
「見た感じは普通の所だけどなぁ...」

オーレ
「分からないぞ、警備員に知らせてるかもしれんし...」

デーリッチ
「そうでちかねぇ?考えすぎじゃないでちか?」

たくっちスノー
「.....」

受付嬢
「お待たせしました...応接室へどうぞ」

プリシラ
「ありがとうございます」

受付嬢
「あ、その前にボディーチェックを...」

受付嬢がボタンを押すと、奥から大きなロボットが二台現れた

ロボット
「カイセキカイシ」ピピピピピ

龍我
「おう...ボディーチェックって、まさか社長を襲いに来た奴でもいるのか?」

受付嬢
「ええ...三日前の事です、 貴方達のように取引を持ちかけて来た男が爆弾を...」

ローズマリー
「ああ...それは災難でしたね」

ロボット
「イジョウナシ フクラップシャヘヨウコソ」

受付嬢
「応接室にはロボットが案内しますのでどうぞごゆっくり」

プリシラ
「ありがとうございます」

たくっちスノー
(あっぶね、刀置いてきて良かった...)

福ちゃん
(ゴールデンハンマーが鈍器扱いじゃなくて良かった...)

...

応接室にて、ロボットがアームを伸ばしドアを叩く

ロボットA
「シャチョウガオマチシテオリマス」

ロボットB
「ゴユックリドウゾ...ト、イイタイトコロデスガ、ココデオヒキトリネガエマスデショウカ、ミス・ジーメルスタイン」

グミラ
「あっ...やっぱり知ってたんだ...」

オーレ
「はぁ!?ここまで来て引き下がれるかよ!!」

プリシラ
「ジーメルスタインさん、ここは諦めた方が良いですよ」

グミラ
「やっぱりそうですか...?」

オーレ
「うるせぇ!!ここまで来て帰れるか!!お前の作ったガムに何入れやがった!?新手のドラッグか!?それともCMにサブリミナル機能でもあるのか!?」

プリシラ
「ジーメルスタインさん」

オーレ
「返せ!!俺たちの客を返せ!!お前の所だって何かやってんだろ!?俺っち達だけじゃない、他の妖精だってそう思ってんだ!!」

福ちゃん
「...!」

プリシラ
「オーレさん?...今から私達は仕事の話をするんです、私情を挟まないでください」

オーレ
「だけどよ!俺っち達だってマガイモノ屋に依頼してんだろうがよ!」

たくっちスノー
「それとこれとは話が別だよ、無駄話してる暇あったら新しいグミの新商品でも考えてたら?」

ロボットA
「デハ、ドウゾ」

プリシラ
「失礼します」

たくっちスノー
「失礼しまーす」


プリシラ
「それとこれは経験談ですが、思い込みはいずれ身を滅ぼしますよ」

そう言って扉が閉まる

オーレ
「くそぉ...新しいグミだって...?ロマンスGより凄いお菓子なんて作れるのかよ...?」

グミラ
「ねぇオーレ...プリシラさんの言う通りだよ。潰すなんて物騒なことやめて、会社に戻って新しいグミ作ろ?...ね?」

オーレ
「グミラ、お前は甘いんだよ」

オーレ
「どうしてもフクラップには負けたくないんだ...他の妖精達もな!」

...

応接室には、年配の妖精と小さな子供が座っていた...子供がお辞儀をして名刺を渡す

「貴方達がプリシラ商会なんですね!俺はこのフクラップでガム造りをしている、フワット・ピッチョといいます!」


たくっちスノー
「あの人より若いな...じゃあ、妖精の方が社長で?」

「ほっほっほ、初めまして...わしはこの会社の社長であり、オレンジ味ガムの妖精で柑と申します」

プリシラ
「初めまして...」

デーリッチ
「おじいさんの妖精は初めて見たでち...」

ヅッチー
「ヅッチーもだ...」

フワット
「蜜柑じーちゃんは他の社長のパートナーの妖精達の親みたいな存在なんだ!」

ローズマリー
「それって長老みたいな?」


「まぁ、そんな感じですな...それで取引と聞きましたが」

プリシラ
「はい...フクラップ社の売り出したあのロマンスG、私達もとても気に入りまして...」

フワット
「おー、アレ食べてくれたんだ!不思議な味だよね~!」

プリシラ
「単刀直入に言いますが...このガムを色んな世界に売り出したいと思いませんか?」


「ほお?」

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