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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*98*
~異世界~
たくっちスノー達は鏡の破片を探すため、異世界へと降り立った
世界は太陽が見えないモノクロな床をした奇妙な構造をしていた
たくっちスノー
「カノン氏、なんでこんな世界でマジックアイテム落としたの?」
カノン
「んー、なんでかな~」
デーリッチ
「変わった世界でちね...」
龍我
「本当にこんな世界にあるのかよ?」
クラマ
「しのごの言ってもしょうがないだろ、さっさと破片見つけて帰るぞ」
ローズマリー
「ああ...でもまさか、メニャーニャさんが付いてくるとは思いませんでしたよ」
メニャーニャ
「別世界の魔法が気になりますからね、個人的にも、協会的にも...」
たくっちスノー
「鏡で反射する魔法...あれ、前に何処かで見た気がするんだけど...誰だったかなぁ」
カノン
「そうなの~?」
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メイドウィン
「マクスウェル、そっちはどうだ?」
マクスウェル
「酷いものだよ、世界が次々とマークされてる」
メイドウィン
「だろうな...」
たくっちスノー
『そろそろ向こうの黒影も動き出すか?』
海斗
「うーん...その剣って人の事しか頭に無い彼が何かするとは思えないけど...」
メイドウィン
「だからこそなんだ、剣さん以外の物を不要と思っているからこそ奴はどこまでも残酷になれるんだ」
たくっちスノー
『元々変だった黒影が、更に謎だらけになっちまったなぁ』
マクスウェル
「でも、これだけは僕にでも分かる...」
「あいつは絶対に僕の世界を潰しに来る。」
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たくっちスノー達は世界の奥の奥へと進んでいく...
メニャーニャ
「何なんですかこの世界...人どころか生き物の気配すら感じられませんよ」
クラマ
「本当にこの世界で落としたのかよ」
カノン
「それは間違いないって~」
ローズマリー
「どこを通ったのか分からなくなってきたよ...」
たくっちスノー
「五億年ボタンって確かこんな世界だったなぁ...」
デーリッチ
「....ん?あそこに誰かいるでち!」
福ちゃん
「本当?...確かに何か」
メニャーニャ
「この世界の事を...何か聞き出せるかもしれませんね」
...
ローズマリー
「あのすいません、ちょっとお聞きしたいのですが鏡の破片をどこかで...?」
【ハ・ヘ・ン?】
メニャーニャ
「ええ、それとこの世界について何か知っていることがあれば...」
【コ・ノ・セ・カ・イ?】
世界に佇むオブジェが片言で話しかける...
龍我
「なんだよこれ、趣味悪いな...他当たろうぜ」
「待て」
龍我
「うおっ...」
突如、龍我は右足に重みを感じバランスを崩し掛ける
龍我
「あっぶねーな!誰だよ俺の右足掴んだ奴!!」
クラマ
「俺達がお前の足なんて掴むかよ!」
龍我
「それもそうか、じゃあなんで足に重みが...」
デーリッチ
「...ば、万丈さん、足元。」
龍我
「え?足元...」
龍我が右足を見ると、白いもの...骨が、足をつかんで...
龍我
「うおああああああっ!?」
【ハ・ハ・ハ】
【すまないな、久々の客だからついからかいたくなったのだ】
デーリッチ
「オブジェが喋った!やっぱり生きてるでち!」
ローズマリー
「貴方は一体?」
【失礼した...私はロズムント・メイドウィン・トレザート、この世界の神という奴である】
たくっちスノー
「メイドウィンか...驚かせやがって」
ロズムント
【ははは...確かそこにいる女性のメイドウィンはカノンという名だったか】
カノン
「あれ、私の事知ってるんだ~」
ロズムント
【私は黒影の次に生まれた古代のメイドウィンである故に...後輩は毎度チェックしている、もちろんたくっちスノー、君もだ】
福ちゃん
「ロズムントさん、カノンさんがこの世界で落とし物を...」
【鏡の破片だろう?案内するからついてきなさい】
オブジェが浮き上がり、奥へと進んでいく...