コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ハツコイ【移動】
日時: 2017/02/08 16:48
名前: てるてる522 (ID: VNP3BWQA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=view&no=10554

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2017.2.8

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Re: ハツコイ【コメント、アドバイス募集!】 ( No.730 )
日時: 2016/11/29 22:00
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

〜桜ちゃん〜

ありがとう!
お茶もいただきます笑((今はココア飲んでるよー←←

全然だよー(((;°▽°))
きっと桜ちゃんも私と同じ期間一つの小説書いてたとしたら、きっと私の参照なんか抜かしてると思うよ!!

……でも確かに何人の人が見てるんだろ。
相手の顔は見えないし、リアルな方での友達も前までいたけど今は一人もいなくなっちゃったし……。

桜ちゃんも頑張って!!
お互い頑張ろうね!

コメントありがとうございましたm(*_ _)m

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント、アドバイス募集!】 ( No.731 )
日時: 2016/12/02 22:44
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

〜雄太サイド〜

婆ちゃんが、ずっとささりっぱなしになっていた花を持ってきた紙に包んでいた。
少し離れたところで爺ちゃんは、線香の束に火を全体的につけようと……少し去年よりも細くなった腕──いや、去年の爺ちゃんの腕なんて見ていなかった。──を振ってい火を強くしていた。

俺はというものの、花を入れるところに入った水を捨てて来てから何をやればいいのか分からずに少し離れたところで見ているだけのところだった。

「俺ちょっとトイレ探してくるわ」
苦し紛れに出たとっさの誤魔化しだった。
「ここの階段を降りてて右にまっすぐいったとこ」という婆ちゃんの声を遠耳に挟んで俺は言われた通り右に曲がった。



と──その時だった。
ちょうどトイレが視界に入ってきた時、目の前の脇から夏海が出てきた。
1人だった……手にバックとバケツを持っていて……俺に気づいた。

なんだか気を使わせてしまったらどうしよう。
──気を利かせてほかの道を探すということくらいすればよかったかな。


墓参りなんて、どの人にとっても楽しいことではないのだから……──。


目が合って、気まずく俯く俺に気づいて夏海がそっと口を開いた。

【続く】

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント、アドバイス募集!】 ( No.732 )
日時: 2016/12/04 19:34
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

〜雄太サイド〜

「雄太も此処にお墓があるの?」
夏海もやはり「聞きづらい」と言った雰囲気を出しながら俺に訪ねてきた。
そういう雰囲気は感じたけれど、逆にいつも通りの様子で聞かれるよりはずっと気持ちが楽だ──俺は「あぁ、母さんの」と答えた。

「私もさ、お父さんとお母さんのお墓があるんだけど、ここが一緒ってことはもしかして私の両親と雄太のお母さんって、近くに住んでたりして……」

もしそうだったら、凄い偶然だと思わない?──といたずらっぽく聞いてくる夏海に胸が高鳴るのを感じた。

「俺の母さんが小さい時、よくここの海に来てたって婆ちゃんと爺ちゃんが言ってた」
「そうなんだ! ……今も行けたりするのかな」
「今は遊泳は出来ないみたいだけど、近くに行くくらいならいいんじゃないか?」
「そっか」

……「うん」というやり取りをして、俺らの間に沈黙が生まれた。

「私はそういう話聞いたことなかったから、もしかしたらお父さんたちも同じだったかもしれないんだなっていう発見できたから、良かった」

えへへ、と笑う夏海はいつもみたいな笑顔だったけどちょっと寂しそうだった。


──目尻から透明に透き通った涙がこぼれた。


「ごめん雄太。別に雄太は悪くないんだけど、私ってやっぱり何にもお父さんたちのこと知らないんだなぁって思って悲しくなってきちゃった」

俺は何も言えなかった。
──「そんなことない」という言葉は、違う。

「なんかまだ雄太と出会う前──百合たちもそうだけど、私本当に人とかと話さなくて、すれ違った人に挨拶されても無視するような子供だったしそんなんだから友達もできないし……家族にも心閉ざしてたし──」

柔らかい風が俺と夏海をそっと包んだ。

夏海のもう片方の瞳からも、涙がこぼれ落ちた。


「私って、お父さんとお母さんと一緒に過ごしていた時……なに見て生きてたんだろうね──」

涙をこぼしながら、夏海は笑った。

「そんなに」
俺はずっと俯いて聞いていた顔を起こして、前にいる夏海を見た。

「……そんなに自分を責めないでもいいんだよ」

確かに夏海が思っている後悔は大きいものだ。
だけど、それは夏海だけが悪いんじゃない。

──全く悪くないわけでもない。

でも、そんなに自分を責めないで欲しい。



……よく分からないけど、今の夏海は少し高いところへ行けばどこかに飛び降りてしまいそうな、そんな雰囲気があった。

「なにかあるなら俺は聞くし」
力になれるか分からないけれど……俺らは親を亡くしてる。



──でも大きく違うのは「覚えているか」「覚えていないか」……。

【続く】

こんばんは作者です。
この土日はかなり頻繁にカキコに来ていました。

色々あったこの「お墓」と「2人の家族」がメインの話ですが、少しずつ明るくなればいいなって思ってます!

今回は1000文字越えですよー←

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント、アドバイス募集!】 ( No.733 )
日時: 2016/12/05 22:28
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

●作者御礼ページと今後について語る(とか言う)ページ●

こんにちは作者です!
参照19100突破ありがとうございますm(*_ _)m

最近また少しずつ更新スピードが上へ上へ、と言った感じなのですがそれでもあまりストーリーの進展がない中ですが、こうして閲覧してくださる方などが私の更新する励みになっています。

今は、ちょっと重い話が続いていますがこのあとにまた大きなカギになることがあったり、夏海の再チャレンジがあったり……(o´艸`)

書きたいことはあるのですが、それを上手く完結に繋げられない、と言いますか……。

まだまだ構成がしっかりしていないんだなぁ、と痛感しました(´×ω×`)


ここからは今日の話になるのですが、学校から帰ってきたあと(今日部活はありませんでした)に友達と遊んだんですけど、ちょっと行ったとこにある駅前がイルミネーションでライトアップされていて……テレビとかで特集されるようなそんな大掛かりなものではないのですが、すごく綺麗でした!!!!


あ、もちろん夏海のようにリアル充実ではないので友達と行きました(笑)
……たまーに、ほんのたまーに思うんです。


なんで大した恋愛経験もないのにこんな恋愛もの書いてるんだろうか、って←

私がなんかあるかって言われたら、片思いとかそういう感じだけなんです()


今だって本当に絶賛片思い中ですよ←
もうずーっとです(笑)///

この小説書き始める前から。


今はもう全然会えないし、会ってもほんのちょっと話して終わりだし……なんだかなぁ、って感じですもん(´×ω×`)

これって恋なのかなーみたいな。


……なんだか私のどうでもいい話ばかり失礼しました!

話を戻しますと、このハツコイの本編にもイルミネーションの話とか入れたいなぁって考えてます!(o´艸`)

まだ結構先の話ですね←


やっぱり、悩むこともあるけどいつもハツコイ書いてて楽しいです。
拙い文章ですが、読んでくださっている方がいるということと、頂けるコメントの言葉をすべて大切にこれからも更新していきたいと思います!

本当にいつもありがとうございますm(*_ _)m
これからもよろしくお願い致します!

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント、アドバイス募集!】 ( No.734 )
日時: 2016/12/08 19:34
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

〜夏海サイド〜

「なにかあるなら俺は聞くし」
と言った雄太の顔は、いつもよりも何倍もなんていうか……カッコよく見えた。

……いつもよりカッコいいよ!なんて普通に──ナチュラルに伝えられたらいいのに。
もちろんそんなことは出来るはずないから、心に留めておこう。

もうこのまま、どこか高いところから飛び降りてしまいたい気分に浸っていた私の心をするすると解いていく雄太。

私は、「ありがとう、やっぱり安心できるな」と目から涙をこぼしながら言った。
雄太は私の涙を見て、まだ慌てていたみたいだけど、「これは嬉し涙」と伝えたら、パァっと笑った──。


カッコいいとこも、こういう無邪気なところも本当に大好き。

思っているだけで、頬が紅潮するのを感じる。


──暫くお互い見つめていると、「雄太、こんなところにいたの」という女の人の声が聞こえた。
「あ、やべ」と雄太がうろたえる。

もしかして、と思っていた予想は正解で……雄太のお爺さんとお婆さんだった。
ちょっとだけ似てるような……でもちょっと雄太の方が、目尻が上がってるかも。

「あら、これは可愛らしいお嬢さん」
なんだか落ち着く声で、雄太のお婆さんは言った。

「こんにちは、なんだかすみません」
私は軽く頭を下げた。

「いや、気にしないでいい。お前も家族か誰かの墓参りなのか?」
「ちょっとあなた! 初対面の方にいきなりお前呼ばわりなんて、しかももっとデリカシーを持ってくださいよ」

お爺さんとお婆さんのやり取りが始まってしまったので、慌てて「大丈夫です」と付け加えて、「両親の」と伝えた。

「1人で? しっかりしてるのね」
感心……したようにそう言うお婆さん。

「お前の両親もここら辺の人なのか? もしかしたら、雄太の母さんの同級生だったりしてな」
ちょっと今までとは想像できなかった、豪快な笑い方でお爺さんは笑った。

……もしかしたら、私の両親と雄太のお母さんは同級生だったかもしれない……。

──全く思いつきもしなかった考え。だけど、ここで会うって、もしかして……ってことも考えられるよね。

私は、
「村田四郎、村田夏子……という名前を聞いたことはありませんか? 私の両親なのですが」

と訪ねた。

──返事は……。

【続く】

byてるてる522


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