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帰宅部オーバーワーク!【まさかの番外編!!】
日時: 2016/07/29 21:54
名前: ガッキー (ID: 4IM7Z4vJ)

初投稿です。初心者ですが、よろしくお願いします。夜のテンションでバーッと書いているので、誤字があるかも分かりません。一応、チェックは入れてはいますが、見付けた際はご指摘いただけると嬉しいです。
ルールも、『参照』の意味も分からないですが、感想もしくはKAKIKOのルールを教えて下さる心優しい方がいらっしゃるのなら、どうか教えていただけると私が喜びます。部屋で小躍りします。
最後までお付き合い下さいな♪

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Re: 帰宅部オーバーワーク! ( No.23 )
日時: 2015/10/28 00:02
名前: ガッキー (ID: DMJX5uWW)

「ーーーーーー」
「ーーーーーーーー」
目を隠されて為す術も無くどこかへ連れて行かれた前野は、自分の近くで慌ただしく話し合う声を大人しく聞いていた。
「ーーーー、よし、外して良いぞ」
そんな声と共に、前野の視界を遮っていた何かがゆっくりと外された。目に入るのは机が五くっ付けられている、何かの集まりのような物。その机一つ一つに『生徒会長』『副会長』と名前のプレートが置かれている。まさかここは。
生徒会室?
前野の予想は当たり、窓際には副会長がいた。
「・・・あなたは、副会長?」
「あぁ、また会ったな」
「さっきは二人の声がしたような」
「庶務には出て行ってもらった。この部屋にはお前と俺しかいない」
複雑な笑みを浮かべる副会長に、前野は疑問を持ったが、その疑問は悔し気な顔をした副会長自らによって解消される事となる。
「生徒会長が失踪した」
「あぁ、副会長は生徒会長の事す」
「ガタガタ抜かすな。埋めるぞ」
好きですもんね。と言おうとしたらこの有様だ。
(副会長と言い古泉先輩と言い、少しは私に優しくしたらどうだろうか。青山君を是非見習ってほしいです、全く)

「・・・・・・」
どうやら、この話題は駄目らしい。副会長の生徒会長に対する想いはみんな知っていると言うのに。
「我々も、校内を探したのだが・・・見付からないのだ」
ついでに、お前以外の帰宅部の奴等もな。
副会長は吐き捨てるように付け足した。
「え、ベネディクト先輩はいないんですか?」
「さっき逃げられた・・・」
しょんぼりと項垂れる副会長。何か萌える。
「逃げられたって、警備してなかったんですか?」
「いや、牢獄にぶち込もうと思って連行してたら振り切られてな」
不穏な単語が聞こえた気がしたが、それは気にしないようにしよう。恐らく何かの比喩表現だ。学校に牢獄何てある訳ないよね!
さて、と思考を切り替える。
ベネディクト先輩が脱走に成功したという事は、もう帰宅が出来るという事だ。生徒会長の安否が唯一前野にとって引っ掛かるが、古泉の言葉を借りるなら、
「んなの俺の知った事じゃねぇ」
という事だ。
心は痛むが、退散させていただk
「逃す訳ないだろ。お前は帰宅部の奴等に対抗する大事な駒だ。
この部屋からは出さない」
コッソリと退出しようとした前野の肩を、いつの間にか近くにまで来ていた副会長が掴んでいた。

Re: 帰宅部オーバーワーク! ( No.24 )
日時: 2015/11/07 23:38
名前: ガッキー (ID: apTS.Dj.)

「お願いします、母の容態が急変したんです!」
「そんな話は学校側に届いていない」
「お、お父さんの容態も急変したんです!」
「・・・お前の両親身体弱過ぎだろ。大丈夫かそれ」
「ぬぬぬ・・・」
どんな理由をこじつけても、副会長は涼しい顔で却下する。
前野は焦っていた。
そんな前野の心情は露知らず、副会長は窓の外を眺めながら、
「俺はお前に危害を加えたりはしない。だから、お前もリラックスしたらどうだ?」
「出来ませんよ。私はお茶とお茶請けな無いとリラックス出来ない体質なんです」
「・・・しょうがないな」
副会長は窓際にある棚を開けて、ガサゴソガサゴソ何かを引っ張り出した。
「そ、それはーーハッピ◯ターン!?」
ハッピーター◯だ。ハッ◯ピーターンだ!
前野は思わぬお菓子の登場に心が躍った。
この人とは気が合いそうだ。
「ああ、俺の大好きなお菓子だ」
「ハッピー◯ーンのどこが好きですか?」
「無論、粉だ」
「同じです!あの中毒性はヤバいですよね!」
「ご飯に振りかけたりしてな。美味いんだアレが」
「分かります分かります!あと、粉の良い所ってーー」

閑話休題。

「まさか、最終下校時刻まで語り倒すとはな・・・」
副会長がぼやく。副会長の言う通り、つい先程下校のチャイムが鳴ったところだ。窓の外は薄暗い。
「副会長さん、貴方は最高の副会長です」
「ありがとよ。お前も、今度から『帰宅部の良心』と呼んでやるよ」
そんな風に言い合っていたら、ガチャリと生徒会室のドアが開いた。
「ただいま」
その来訪者ーーと表現して良いのかは分からないが兎に角。思いも寄らぬ来訪者に、前野と副会長は揃って目を見開いた。
「会長!?ご無事だったのですね!」
そこには、頭に木の枝やら、肩に木の葉やらを乗せた生徒会長がいた。こんな漫画みたいな姿になる何て・・・何があったのだろうか。
副会長の問い掛けに生徒会長は「えぇ、大丈夫よ」、と事もなげに返した。髪の毛から中々離れない木の葉と格闘しながら。
良かった、生徒会長は無事だったんだな。前野は素直に喜んだ。もし事故にでも遭っていたら、副会長の手によって帰宅部全員皆殺しだっただろう。
「・・・・・・あれ、古泉先輩達は?」
そこで前野は、忘れかけていた部員達の行方を生徒会長に問うた。
生徒会長は、複雑そうな顔をして、目を逸らしながら、ゆっくり口を開いた。

前野は、今までのどんなオチよりも、今回のオチは最悪だと思った。

帰宅部のメンバー。古泉、ベネディクト、青山の三人。
彼等は、何処かへ消えたらしい。
先に帰った、という雑なオチ等では当然無く。
文字通り、生徒会長が目を離した一瞬の隙に、何処かへ消えたのだった。


結論を言おう。

今日この日から、半年もの月日が経っても。
前野の前に彼等が現れる事は無かった。

Re: 帰宅部オーバーワーク! ( No.25 )
日時: 2015/10/30 17:14
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode

ガッキーさん!!

こんにちは。お久し振りです♪
(覚えていらっしゃいますでしょうか...??)
凄く内容も進んでいて、驚きました!

私は、最初の方の青山と前野のやりとりが凄く好きです(笑)

帰宅部...なんか良いなって思いました。


これからも応援してます(^^♪

byてるてる522

Re: 帰宅部オーバーワーク! ( No.26 )
日時: 2015/10/30 17:49
名前: ガッキー (ID: HPUPQ/yK)

覚えていますとも!参照の意味を教えて下さった方ですよね!あの節は大変お世話になりました!
これからも、帰宅部が帰宅出来るまで頑張ります!!

Re: 帰宅部オーバーワーク! ( No.27 )
日時: 2015/10/31 10:06
名前: ガッキー (ID: z2eVRrJA)

今日はハロウィーン!という事で、ハロウィーン記念のお話を投稿します。この話は、本編とは無関係ですので、違う時間枠のモノだと考えていただけると嬉しいです!


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