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時の魔術師(コメください
日時: 2009/11/15 14:52
名前: 白魔女 (ID: NqI69cgO)

 
 こんにちは。白魔女です。元・魔女です。
 これで四作目になります。ようやくなれてきているつもりですが、まだまだ未熟者ですので、みなさまの感想を聞きたいです。誤字・脱字も多いので……(汗
 
 グロは、少ないと思います。でも、時たまでるかも……知れません。

 これを読んでくれた人が、楽しい思いをしてくれたら……それが私の願いです。



 

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Re: 時の魔術師(コメください ( No.89 )
日時: 2009/12/29 21:30
名前: 白魔女 (ID: iH8DsO3F)

「ソラ、大丈夫?」

 ゴホ、ゴホッ。

「悪かったよ、あんなことして。だって、最近元気ないからぁ……」

「ゴホッ……元気ないからってぇ。なんでこんな目にあわなくっちゃ……ふぁ……」

 私が口を大きく上げたのを合図に、サキもモエも、身をかがめた。

「はーっくしょーん!」

「……ソラのくしゃみにはとことん感心するよ。凄まじいね」

 サキがイヤミを交えて言う。

「うるしゃーい」


 
 サキ達の思惑通りずぶ濡れになった私だが、予想以上に濡れてしまった。おかげで風邪を引いたようで。

 モエは急いでタオルをかしてくれたし、サキは私を太陽で乾かそうと(私は洗濯物かっ!)日当たりのいいところにレジャーシートを引いてくれた。

「そ、そうだ。もう、お昼だし、お弁当食べよう!」

 私の顔がみるみる青ざめていくのをみたモエが大きな声で言った。

「そ、そうだね!」

 その調子にあわせて、サキも言う。

「ほら、ソラのお弁当見せてよ!」

「うん……」

 私は自分で作った弁当をお披露目。その瞬間、サキ達は、この世の物とは思えない!って顔をした。が、私を気遣って、無理やり笑みを作る。

「げ、芸術的だね!ソラ」

「独創的だよ!色鮮やかで……」

「他の人には作れない!」

「ソラ、すごいね!」

 ……とても料理を褒めているとは思えない。料理に対して「芸術的」、「独創的」と言うヤツはどうなのだろうと思うが、そんなものを作ってしまう自分にもあきれる。サキが「色鮮やか」と言ったが、私の料理には赤、黄、オレンジ、緑、青……ここはまだましだが、紫色のものや、黒い物体がある時点で、料理とは言えない。

 私はむなしくなって、早く食ってしまおうと箸を握ったが、二人に止められた。

「だめだめだめだめっ、食べちゃ駄目よ、こんな汚物……」

「サキっ!汚物なんて言っちゃ……」

 汚物……おぶつ……オブツ……。

 今にも崩れてしまいそうな私を見て、サキは慌てて、

「ほら、あたしのあげるから!」

 と卵焼きを私に差し出した。モエも、

「そ、そうだよ、ほら、私のも」

 とこんがりとしたからあげをくれた。

「うぅ……かたじけない……」

 友達ってのは、こういうのを言うんだな、とつくづく思う、今この時なのでした。

Re: 時の魔術師(コメください ( No.90 )
日時: 2009/12/29 21:36
名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)

続編キターーーー(0∀0)−−−−!!!!


FIGHTだよ!

Re: 時の魔術師(コメください ( No.91 )
日時: 2009/12/29 21:41
名前: 白魔女 (ID: iH8DsO3F)

あはは、くまごろうに言われてさすがに書かなくっちゃなって思って……w

Re: 時の魔術師(コメください ( No.92 )
日時: 2009/12/29 21:44
名前: (( `o*架凛 ◆eLv4l0AA9E (ID: 81HzK4GC)

料理に独創的、芸術的……。
友達の苦しい気遣いに思わず涙が……(もしかして笑いすぎて?)
それにしてもカラフルなお弁当。食べたいとは思わないけどね〜ww

Re: 時の魔術師(コメください ( No.93 )
日時: 2009/12/29 22:04
名前: 白魔女 (ID: iH8DsO3F)

お久〜、架凛。

いやはや、私も料理苦手でしてね……。

この前卵焼き、友達に食べてもらったら、リアルにその子がオエっていうもんだから……(実話


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