ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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戦場のジュリエット
日時: 2010/02/28 23:46
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

どもども、はじめまして。あるいはこんにちはっ!!
香織かおりと申します。
このサイトでは現在、コメディで「ライトスター」を連載しております。
この小説は、去年の10月に書いていたものを復興させたものです。
前のものより、物語の展開の仕方が違います。


[>★→ENTER←★<]

@†★も く じ
>>0000 とっぷ
>>0001 きゃすと
>>0061 凛子キャラ絵
>>0065 桜イメソン
>>0095 純也イメソン
>>0096 凛子イメソン



@†★お 客 様
架凛様 蒼刃様 nanasi様 舞尋様
瀬多 哉様 やとちん様 樹乃様

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Re: 戦場のジュリエット ( No.22 )
日時: 2010/02/04 18:20
名前: 蒼刃 ◆CwIDAY6e/I (ID: 8w1jss8J)

おぉ!
戦ジュリじゃじゃじゃww(ぇ

Re: 戦場のジュリエット ( No.23 )
日時: 2010/02/04 18:47
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: j.vAWp8a)

>>22

じゃじゃじゃwww

15話更新するぜ

Re: 戦場のジュリエット ( No.24 )
日時: 2010/02/05 16:15
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: j.vAWp8a)

( 第15話 )


暑い夏が過ぎ、秋がやってきた。
いつもならこの時期はとてもうれしい。


もう暑い思いをしなくてすむから。
秋がやってきたら……涼しくなるから。


でも、今回は秋は来てほしくなかった。
10月の末に、姉は嫁いでしまうからだ。


それでも、時は必ず過ぎる。
瞬く間に、10月末になった。


今日は、姉の結婚式の前日。
私と母と姉と、3人でささやかな宴をした。

宴といっても、充分な食料はない。
ふかしいもがいつもより、少し多いだけ。


「ごめんねぇ……花。最後の夜がこんなので」

母は、姉に申し訳なさそうな表情を見せた。


「仕方ないわよ、非常時だもの。それに
お母さんと桜と、一緒に過ごせるだけで
嬉しいわ」


姉は満面の笑みをみせた。
本当は……本当は、すごく悲しいくせに。
私知ってるよ? 見てしまったもん。


あれは、昨日の夜だった。

寝ようと思って、自分の部屋へ行こうと思ったら
突然、姉の部屋から、小さな泣き声が聞こえてきた。


私は、戸を半開きにして、何が起きているのか確かめる。


「……やだ……行きたくない……あんな人のところなんか……いきたくない……」

私は胸の奥が痛かった。
これは去年教えてくれたこと。
姉には、ずっと好きだった人が居た。
本当は、その人と結婚しようと思っていた。


でもその矢先……。
15歳も年上の、軍人に気に入られてしまい
その人のところへ嫁ぐことになってしまった。




これは仕方ないこと……。
だけど……。
なんだか私まで、涙がでそうになった。

Re: 戦場のジュリエット ( No.25 )
日時: 2010/02/05 16:24
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: j.vAWp8a)

( 第16話 )

姉が嫁いで、2ヶ月が経った。
もうこの年も終わりが近づいてきている。

私は、配給の切符で、食料をもらいにいくため
マフラーをまいて、外へ出た。


少し歩くと、小学生の行列がやってきた。
なんだろう……。
先頭の人は、旗を持っている。


旗には「今日からお友達になりませう」とある。

その行列の中で、顔見知りをみつけたので
話しかけた。


「……あの、今からどこいくの?」
「田舎っ!」
「え?」


……田舎?
どうしてだろう。

私が聞こうとする前に、女の子は返事した。


「あのね、爆弾が飛んできて危ないから
私達、田舎に疎開するのっ!
田舎なら、爆弾も飛んでこないでしょ」


女の子はそういって、悲しそうな表情を見せた。


「……寂しくない?」
「……寂しくないよ、私頑張るって決めたもんっ」
「そっか、頑張ってね」



そういえば、尋常小学校の3年生以上は
田舎に疎開するっていってたっけ……。

私は、小学生の行列が消えるまで
ずっとそれをみつめていた。





「桜? 何してるのこんなとこで」

聞き覚えのある声。
振り向くと、そこには凛子がいた。


「あ、凛子……」
「寒いのによく外に出れるわねぇ」

そういって凛子は「さむ〜」と小さく呟く。


「凛子だって、外出てるじゃない」
「私はこれから純也君の家にいくのよ」
「へぇ……」


胸がズキッと痛んだ。

「あんたは何しに行くの?」
「……配給……だけど?」
「へぇー、庶民は大変ね、じゃ」


凛子は手を振るとそのまま、行ってしまった。

Re: 戦場のジュリエット ( No.26 )
日時: 2010/02/05 18:24
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: j.vAWp8a)

安芸↑


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