ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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戦場のジュリエット
日時: 2010/02/28 23:46
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

どもども、はじめまして。あるいはこんにちはっ!!
香織かおりと申します。
このサイトでは現在、コメディで「ライトスター」を連載しております。
この小説は、去年の10月に書いていたものを復興させたものです。
前のものより、物語の展開の仕方が違います。


[>★→ENTER←★<]

@†★も く じ
>>0000 とっぷ
>>0001 きゃすと
>>0061 凛子キャラ絵
>>0065 桜イメソン
>>0095 純也イメソン
>>0096 凛子イメソン



@†★お 客 様
架凛様 蒼刃様 nanasi様 舞尋様
瀬多 哉様 やとちん様 樹乃様

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Re: 戦場のジュリエット ( No.87 )
日時: 2010/02/27 19:39
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

>>86

うん……
なんか、教科書とか資料集とか
wikipediaとか探ってたら

高い値段で物を売る、闇市とかあったんだって
あと、ヒロポン中毒とか……

Re: 戦場のジュリエット ( No.88 )
日時: 2010/02/27 22:20
名前: 瀬多 哉 ◆tdNM0cwS6s (ID: 0vH/svqy)

うん、書いてみてねv
哉も書いてみます(

きゃー、兄ちゃんと父ちゃん生きてたb

純也君が気がかりだなあ><((

Re: 戦場のジュリエット ( No.89 )
日時: 2010/02/27 22:32
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

>>88

よし、がんばるぞーw

兄ちゃんと父ちゃん生還だよっ

……だね((

Re: 戦場のジュリエット ( No.90 )
日時: 2010/02/28 17:38
名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)

ヒロポン中毒・・・

名前がかわいい?(なんか最低だな私)

確かに、純也君気になりますねぇー

Re: 戦場のジュリエット ( No.91 )
日時: 2010/02/28 18:42
名前: 香織 (ID: OS.29i1w)

( 第26話 )



1946年、1月。
私はあまりにも寒いがために
厚着をして、自室にこもっていた。


「桜ーっ」

廊下から声がする。
お母さんだ。
私は、適当に返事した。


「何ー?」
「凛子ちゃんよ、玄関に出なさい」
「はーい」


私は、自室から出ると
速足で玄関先へ向かった。


玄関には、マフラーをまいて
水色のコートを着た
凛子が、何かをもって立っていた。


「やほー凛子、どしたの?」
「あ、実は、作ったのよ……食べて」


そういって、お皿をさしだしてきた。
お皿のうえには、目玉焼きが
4つ分並んでいる。


私は、目玉焼きと凛子の顔を
何度も見比べて、口を開いた。


「……あ、ありがと……でも、なんでまた?」
「実はね……私、もうすぐ挙式をあげるのよ。
それでね、やっぱお嫁さんになるからには
少しくらい、料理もできたほうがいいでしょう?
それで、ずっと練習してたのよ……
私、家事全般、お手伝いさんに任せてたし」




なるほど、そういうことね。
私は、納得して頷いた。
凛子は、急に切なげな表情になった。


「……あのね、私のお婿になる人……年上なの。
優しいけど、やっぱり……純也君が
忘れられなくて……。
結婚したくない……純也君としか
したくない……」


凛子はそういって、涙をながしながら
私に抱きついてきた。
私も、そっと凛子の頭をなでる。



「……凛子……」
「ねぇ、桜、あんたも純也君が
好きだったんでしょ?」



急に、凛子は、私を凝視しながらそういった。



「え……?」


凛子のいってることは、真実だ。
嘘ではない、私は、純也君が好きだった。
……これからも、多分好き。


「里子から教えてもらった?」
「……貴方の事なら、大体わかるわよ」


驚いた。
まさか、見透かされてるなんて。
私は、口を開いた。


「で、でも凛子と純也君は
愛し合ってるでしょ……?」


答えはもちろん「はい」のはず。
……ところが。
凛子は、首を横に振った。



「違うわ……純也君が
本気で好きなのは、私なんかじゃない……。




あなたよ」



え?
言ってる意味がわからない。
だって、2人は愛し合ってたでしょ?
ねぇ……?

凛子は、話を続けた。



「もう、純也君とずっと一緒にいたもん。
仕草とかで、わかる。
……でも、私はいずれ
純也君の嫁になるし、別にいいと思ってた」



凛子はそれだけいうと
外に出て行ってしまった。



私は、ただ唖然とするしかなかった。



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