ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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戦場のジュリエット
日時: 2010/02/28 23:46
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

どもども、はじめまして。あるいはこんにちはっ!!
香織かおりと申します。
このサイトでは現在、コメディで「ライトスター」を連載しております。
この小説は、去年の10月に書いていたものを復興させたものです。
前のものより、物語の展開の仕方が違います。


[>★→ENTER←★<]

@†★も く じ
>>0000 とっぷ
>>0001 きゃすと
>>0061 凛子キャラ絵
>>0065 桜イメソン
>>0095 純也イメソン
>>0096 凛子イメソン



@†★お 客 様
架凛様 蒼刃様 nanasi様 舞尋様
瀬多 哉様 やとちん様 樹乃様

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Re: 戦場のジュリエット ( No.92 )
日時: 2010/02/28 18:50
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

( 第27話 )


嘘でしょ……?
純也君が
私を好きだったなんて。


あの凛子にみせてる
笑顔が、偽りなんて。
あの凛子への想いが
偽りだなんて。
……どうしても思えない。


でも、やっぱり
好かれていたら、嬉しい。
でも反面、何故か
申し訳なさがあった。



私は、ボーッとしながら
目玉焼きにぱくつく。
卵なんて、いつぶりに食べたっけ。



私は、食べ終えると
すぐさま、外へ出た。



……終戦の頃から
怖くて、いけなかった場所。
そう、それは純也君の家。



ほんとうのことを
知るのが、こわくて。



純也君の家の、玄関前には、凛子もいた。


「あ、桜……」
「凛子、さっきの目玉焼き美味しかったわ、ありがと」
「……どうも」


凛子は、ちょっと
嬉しそうにはにかんだ。

それと同時に、家の戸が開いた。
そこから、おばさんの顔が覗く。



「……あら、桜ちゃんに凛子ちゃん、どうしたの?」
「純也君に逢わせてください」


私は真剣に、おばさんにそういった。
おばさんはしばらく黙り、口を開いた。



「はいりなさい、中へ」
「……はい?」
「いいからはやくっ!」


私達は、速やかに家の中へはいった。
……懐かしい匂い。
小学生以来だ、この家へ来るのは。



おばさんに案内されて
一つの部屋へ足を踏み入れた。



そして……。
予想していた出来事がおきた。





仏壇の前に、飾られている
愛しい人の写真。
間違えなく、それは純也君だった。


私は泣き崩れた。
泣いて、泣いて、泣いた。




もうあの、愛しい顔はみれない……。
もうあの、愛しい声は聴けない……。
もうあの、愛しい姿はみれない……。
もうあの……——。







私は、絶望した。

Re: 戦場のジュリエット ( No.93 )
日時: 2010/02/28 18:53
名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)

うそ・・・・・・・・・・・

Re: 戦場のジュリエット ( No.94 )
日時: 2010/02/28 19:06
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)

>>93

嘘じゃない、現実
……悲しいけど

Re: 戦場のジュリエット ( No.95 )
日時: 2010/02/28 23:38
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=mawxYmf__44

二十純也イメソン

サザンオールスターズ「別離(わかれ)」

Re: 戦場のジュリエット ( No.96 )
日時: 2010/02/28 23:45
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=GlX9Cjj-8hU

百屋凛子

倖田來未「No Regret」


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