ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 記憶の中のビー玉
- 日時: 2010/01/26 18:06
- 名前: GPS (ID: HnQQx7lG)
クリックありがとうございます!
初めての投稿なので、文字の使い方などが地味だったりめちゃくちゃだったりします。
※注意※
荒らしは、帰れ!(もしくはスルー
ケンカなどはしない!
ちなみにスレ主は投稿があんまり早くありません!
よかったらアドバイスもください!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.122 )
- 日時: 2010/05/10 15:49
- 名前: アキラ (ID: c9ok9eqZ)
久々の更新やった──(^<^)
みかんの命が危ないッ
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.123 )
- 日時: 2010/05/10 21:49
- 名前: クロ (ID: kY71cFa4)
うーむ
あぶないかもです・・・・・
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.124 )
- 日時: 2010/05/21 17:34
- 名前: クロ (ID: 4Mwjpboz)
最近、サボリ気味になってきたと思う今日このごろ・・・・(反省しなければ)
次の日、病院のベッドで寝ていると、誰かにたたき起こされた。
ボコッ!!!
「ってー!!!だれだー!!!」
目をあけて見るとそこには警察手帳をもった人がいた。見た目50さいぐらいかな?
「ちょっと先輩!!!彼は病人ですよ!?そんな起こし方じゃ死んじゃいますよ!!!」
50代と思われる刑事の背後から声がした。こっちも刑事のようだがメガネをかけていてずいぶん若かった。20代ぐらいかな?
「いえ、叩かれたくらいでは死にませんから・・・・」
「あれ?そうですか・・・。っとまぁいいや・・・。先輩、そろそろ・・・・」
そういってメガネの奥にあるひとみを50代の刑事にむけた。
「まぁ、オレたちゃ刑事・・・・って見りゃわかるか・・・。オレたちがアンタのところに来た理由はわかるよな?」
ボクは少し考えてみたが答えは簡単だった。
「ボクが連続殺人の被害者だからですかね・・・?」
むこう意外そうな顔をしていた。
なんだその顔は・・・・
「へぇ・・・。カンのいいガキだな。顔からしてバカかと思ったのだがな・・・・」
「あぁ・・・。先輩。・・・・言い過ぎですよ・・・・」
「あのー、からかいにきたのならお引取りねがいます!!!」
「はっは。冗談だよ冗談」
コイツ・・・。好きになれないタイプの人だな・・・
「おっと。話がそれちまったな。本題にもどるか・・・・。とりあえず、よく生きてたな。」
「ええ。そう簡単に死ぬわけにはいかないから」
「全く・・・。なにがそうさせるのかねぇ・・・」
刑事はしみじみといった感じで言っていた。
「で・・・、なにか聞いたりみたりしたことはないか・・・?なんでもいい些細なことでもいい。この事件には手がかりがちっとも見つからないんでな・・・。」
そして刑事にそばにたっていたメガネ刑事が口を開いた。
「ホントにこの事件は風のように人を殺して風のように消えていく・・・。この事を早くおさえないと大変なことになってしまう・・・。」
どーやらホントに大変なようだ。これはもう全部話したほうがいいようだな・・・・。
「ボク、犯人の名前を知ってますよ。」
2人の表情が一気にかわった。
「なに!!!本当か!!??」
「それ、マジですか!!!」
2人は身をのりだしてくるかのような勢いがあった。
「名前は・・・、霧島忠勝。本人が言っていました」
「霧島忠勝・・・・。」
刑事はうーんとうなっていた。
「・・・・他にはなにか?」
「あとは・・・・公園で血がついたナイフを拾いました。」
それを言った瞬間、メガネ刑事が話しはじめた。
「そのことなんですが、そのナイフとやらはこっちで押収させていただきました。それで血液採取および検査をしてみた結果・・・・。」
おもわず唾を飲んだ。
「血液は、コウくんのと、その前に殺された人の血液が付着していました。」
まぁ、当然といえば当然だろうな。
「そうですか・・・。」
「・・・・他には?」
「そうですね・・・。あんまり必要ないと思いますけど、霧島忠勝には妹がいます。名前は愛。」
やはり驚いていただろうか。表情はいつまでも驚いたものだった。
「妹がいるとは・・・。しかもその目の前で殺人なんて・・・・・、狂っている!!!」
メガネ刑事は皮肉そうに吐き捨てた。
ふと、もう1人の警官を見ると、ボーッとしていた。
「あの・・・・。先輩?どーしました?」
「・・・・・・・・え?あぁ?・・・・。協力を感謝する。とてもいい情報が手に入った。これで犯人を逮捕できそうだ。・・・・・いくぞ・・・」
そういって振り返って病室をでた。
「今日はありがとうございました。とても貴重な情報を得ることができました。ご協力、感謝します。失礼します」
メガネ刑事はこちらに軽くおじぎをして去っていった。
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.125 )
- 日時: 2010/05/21 18:12
- 名前: アキラ (ID: PA3b2Hh4)
久々の更新だッ(#^.^#) きゃほーっ!
顔からしてバカとか……((苦笑
霧島 さんが捕まる日はそう遠くないのか!?
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.126 )
- 日時: 2010/05/23 22:57
- 名前: クロ (ID: HwpkBxu2)
更新ー
その男は幸福だった。だれがどう見ても幸せ・・・・。そう思うだろう・・・・。
「幸」という言葉は彼らのためにあるものだと思っていた。
少年はこの世界のだれよりも幸せであろう・・・。
「ねぇ。お母さん!」
「んー?なあに?」
少年はそういってお母さんに白い紙を見せた。紙にはぐちゃぐちゃだったがお母さんの表情はパァッと明るくなっていた。
「まぁ!上手ねえ!」
「エヘヘ・・・。えーとね、これがボクでね、これがお母さんで・・・、これがお兄ちゃんとお父さん!!!」
「こらこら、お母さんは忙しいんだからお兄ちゃんと遊ぼうか?」
「うん!!!」
少年がお母さんと話をしていると少年の兄が少年に話しかけた。
少年は4才、兄は14歳。年は離れすぎの気がするのだが、だれも不思議とは思わなかった。
「よーし!お兄ちゃんが絵を見てやるよ!どれどれ・・・・」
こんな姿を見ていたのは先ほどのお母さんと子供たちから少し離れたお父さんだった。
「ハハハ!アイツはホントに子供は好きだな」
「ホントにね・・・。私のことを気遣ってくれているのもあるけど心から好きだっていうのもあるわね。」
そしてお母さんとお父さんは、ほほえましい目で彼らを見ていた。
こんな家庭こそが幸せというのである。
少年、7才
「え!ボクに妹ができるの?」
少年の目はキラキラと輝いていた。
少年の母は少年の頭をなでながら言った。
「そうよ!私のお腹の中には赤ちゃんがいるの・・・。この子が妹になるのよ。」
母のお腹は膨らんでいた。
「いつ?産まれてくるのはいつなの?」
「うーん・・・・。もうちょっとかな?」
「もうちょっとかぁー・・・・。早くでてきてよー。お兄ちゃんが待ってるからね・・・・。そうだ!ボクもお手伝いするー!だからなんでもいってよ!!!」
「そう・・・・・。ありがとね!」
そして次の日、少年にとっての妹がこの世界に誕生した。
少年13歳
このころには兄はとっくに自立をしていた。家族は父、母、少年、妹だった。
少年は中学生に入ったばかりだった。そのころは少年の家の庭には桜が満開に咲いていた。
少年は友達に別れの挨拶を交わし、家に帰った。
「ただいまー。あれ?どうしたんだ?」
家のトビラを開けると、玄関には泣いている妹が立っていた。
そして妹は少年に抱きついた。
「お兄ちゃん・・・・。パパとママがぁ・・・」
「え?父さんと母さんがどうしたんだ?」
そして妹の手を握り、奥に入っていった。
「なっ!!!!なんだよこれ!!!」
少年が見たもの・・・・・。それは部屋中が真っ赤に染まっていた。
部屋の中心には、自分も妹もよく知っている父と母が倒れていた。
しかもただ倒れているのではない。血まみれになって倒れているのであった。
少年は急いで父の母のそばに駆け寄った。
「父さん!!!母さん!!!しっかりしてよ!」
「うぅ・・・・・・。」
「母さん!よかった!なにがあったの!!??」
「・・・・・・私との・・・・・約束よ・・・・・。あの子・・・・・を守ってあげて・・・・・・。」
母の指をさした方向にいたのは、泣いていた妹だった。
「これからも・・・・・・・ずっと・・・・・・・ずっと・・・・・。約束だから・・・・」
母は最後の力を振り絞って少年と指きりをした。
「・・・・ゆーび・・・・・きりーげんまん・・・・」
「ウソついたら・・・・・・グスッ・・・・・・はりせんぼんのーます・・・・・・・・。」
「「・・・・・・ゆーびきった・・・・・・・・」」
言い終えた・・・・・。その瞬間、少年の母は幸せな顔をして永遠の眠りについた・・・・・・。
「うわああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
少年は獣のごとく叫んだ・・・・・。その叫びは、世界を揺るがすかのようだった。
そして少年は決意した。
モウ・・・・・・・ダレモシンジナイ!!!!!!
イモウトヲ、シヌマデマモル
ただそれだけが頭の中に繰り返された・・・・・。
母との約束・・・・・・。
それから少年は2人の死体を庭にある桜の木の下に埋めた。
そして少年霧島忠勝は妹の愛と家を出て行った。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
この掲示板は過去ログ化されています。