ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 記憶の中のビー玉
- 日時: 2010/01/26 18:06
- 名前: GPS (ID: HnQQx7lG)
クリックありがとうございます!
初めての投稿なので、文字の使い方などが地味だったりめちゃくちゃだったりします。
※注意※
荒らしは、帰れ!(もしくはスルー
ケンカなどはしない!
ちなみにスレ主は投稿があんまり早くありません!
よかったらアドバイスもください!
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- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.117 )
- 日時: 2010/05/03 12:27
- 名前: クロ (ID: kY71cFa4)
更新ー
目を開けると、そこは病院の病室だった。腕には点滴のようなものがつながっていた。
頭の中には、疑問がうかんでくる・・・・・。
一体どれくらい寝ていたのだろう・・・・。
今は何日だ???
その他、いろいろと、あげればキリがない・・・。
ベッドから体を起こしてみた。
「うぐっ!!!」
頭がクラっとした。おそらくまだ血が足りないのであろう・・・・。
「おいおい、まだムリはしちゃいかんよ・・・」
声をしたほうをみると、白衣を着た医者が1人立っていた。
「キミは三日間、ずっと寝ていたんだよ。気分はどーだい?」
「三日間も・・・・。大丈夫です」
「そーかい。ならいい。キミはココに送られてきたときは、出血多量で体の内部にも傷が入っていたし、どうなるかと思っていたが、なんとか意識をとりもどしたようだね。」
「そっか・・・・。あの夜にボクは・・・。」
公園で見つけたナイフをみかんから預かって、それで・・・・。
「そうだ!!!みかんは!?アイツは無事なのか!!??」
ボクは、無意識に身をのりだしていた。
ナイフを見つけたのはみかんである。目撃者はボクだけではなくみかんもいる。狙われる確率は十分ある。
「落ち着きたまえ。そのみかんという子から伝言だよ・・・・。
私は生きてる。大丈夫・・・・。安心して。それとありがとう。」
「・・・・・そうですか・・・・。どうも・・・・」
「まぁ、あと一週間ぐらいしたら退院だ。あと、面会は可能だからね」
「・・・・はい」
そして医師は病室から出て行った。
ボクはまたベッドに横になった。そしてしばらく考えた。
そのときに1つの名前がうかんだ。
霧島忠勝
連続殺人犯の名前・・・・。妹は愛と言っていた。これを警察に言ってしまえばかなりの手がかりになるだろう。それにあのナイフも・・・・って・・・・そういえばあのナイフはどこにいったんだろう・・・?
まぁいい。これはあとから考えておこう。
今は安静にしてるのが1番だな。
ボクは時計を見てみた。午後2時5分か・・・。少し寝るかぁー・・・・・。
んぁ?だれだ?ボクの体をゆすっているのは・・・・?くそっ!眠たいのに・・・!
「おきろぉぉぉ!!!!コウ!!!!」
耳元で叫ばれた。耳が痛い
「んんん・・・?だれ・・・・?」
ボクは、目をこすりながら声のした方を見てみる。そこには、凛、優輝、みかん、海人がいた。
「コウ・・・。コウだよね?コウ・・・・。コウ!!!うわぁぁぁぁぁん!!!」
凛は泣きながら、ボクに抱きついてきた。
「のわっ!//////ち、おま!なにやってんだよ/////」
「だってだって、みかんちゃんから殺人犯に刺されたって聞いて・・・うぅ・・・それで・・・死んだのかと思ったんだもん・・・。ひっく・・・」
しゃくりあげながらよくもまぁ、そんだけしゃべれるもんだ・・・・。
ボクはそっと凛を抱きしめてた。
「だいじょーぶだよ。ボクは簡単には死なないよ。やらなきゃいけないことがあるから・・・」
凛はボクの胸のなかで泣いていた。まったく・・・・。
優輝がボクに近寄ってきて、頭をさげた。
「コウ、ゴメン!!!オレがくだらないことしたためにオマエがこんな目にあってしまって・・・。ホントにゴメン!」
「もういいよ。終わったことだし。それにしても、またみんなの顔を見ることができてよかったよ。」
みんなの顔をみて、ボクの心は安心というものに包まれた。
トモダチっていいな・・・・・
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.118 )
- 日時: 2010/05/03 18:40
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
友達をあえて 「トモダチ」 と表記するのが深イイです!
凛ちゃんも心配だったんでしょうね……。
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.119 )
- 日時: 2010/05/03 20:36
- 名前: クロ (ID: kY71cFa4)
ともだちっていう言葉はひらがなとかカタカナを使うだけでいろいろなことを感じます
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.120 )
- 日時: 2010/05/04 11:02
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
分かります。
難しいですよねぇ(>_<)
- Re: 記憶の中のビー玉 ( No.121 )
- 日時: 2010/05/09 20:58
- 名前: クロ (ID: kY71cFa4)
更新ー
ボクはそれから凛を落ち着かせて、今の状況を説明した。
説明をしたあとに口を開いたのは、優輝だった。
「オマエ・・・よく生きてるな・・・。出血多量に体温も低かったらしいし・・・」
「正直いってココにいるというのも信じがたいけどな・・・・。」
ボクにはまだわからないことがあった。それはなぜボクは病院にいるのか。
あの夜は時間も遅かったため人通りも全くなかった。心の中ではもうダメだと思っていた。
そう思っていると、こちらを見ていた海人が話した。
「オレだよ。オレがコウを見つけたんだよ。コウは血まみれになって倒れてたぞ。ていうか死んでたのかと思った・・・・。」
「そっか。海人が助けてくれたのか・・・・。ありがとな・・・」
「まぁ、オレの助けがムダにならなくてよかったよ。後は理科の時間に寝るのはやめたら、おっけーだな!!!」
「それは治りそうにないな」
「あの・・・ちょっといいかな?」
みかんはどーしてもいいたげな顔をしていた。
「2人で話したいことがあるから、みんな少しだけ「席をはずしますかー」
みかんの途中で口をはさんだのは海人だった。
「そーだな。ボクもみかんと少し話したいことがあるからな・・・。」
そしてみんなは病室からでていった。
みかんはずっと立ちっぱなしだったのでベッド横にあったパイプイスに座らせた。
「ふぅ・・・・・・。で・・・・・、大丈夫だったか?」
「うん。まあね・・・。やっぱりコウ君は刺されたのは犯人はナイフが目的だからかな?」
「あぁ。まちがいないだろう。ナイフを返せって何回も言ってたからな。」
みかんの表情はやっぱりといいたげそーな顔をしていた。
「ちなみにいっておくが犯人の名前も聞き出した。名前は霧島忠勝。妹の名前は愛・・・だそうだ」
「さすがコウ君・・・。名前までも聞き出すとは・・・。」
「でも・・・、この名前が本物なのかはわからない。相手は何人も殺してきた得体の知れないやつだ・・・」
「そう考えるとキリがないね・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
ここでしばしの沈黙。
「・・・・そこらへんのことは警察にまかせよーよ。ボクたちで解決できる事件の大きさじゃないからね・・・。」
「そうだね・・・。」
「みかんは、危険な目にはあってないのか?」
「うん。こっちは少し不安だけどなんとかいけてるよ」
「次に狙われる確率が高いのは・・・・みかん・・・・キミだよ」
みかんは黙ったままだった。顔は無表情。なんか怖い・・・・・
「それは私にもわかるよ。私だってナイフを見つけた人だからね。」
「こんなことは言いたくはないけど・・・・死ぬ覚悟はできてんのか・・・・?」
「それは・・・・まだちょっと・・・・ね」
「向こうはいつみかんを殺しにくるかわからない・・・・。死にたくなかったら周囲に警戒しておくことだな。」
「怖いこと言うね・・・。コウ君ってそんなキャラだったけ?」
「ボクはどんなキャラで見られてたんだ・・・。はぁ・・・」
ボクは思わずため息がでてしまった。
今度、自分を見直してみようかなと思った瞬間であった・・・・・
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