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とうめいセカイ。 完結
日時: 2010/07/14 17:09
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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だんだんココで書くのも、ちょっと慣れてきました。




◇お客様◇

     風水様  白柊様  時雨様  空様
     白兎様

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Re: とうめいセカイ。 ( No.28 )
日時: 2010/07/08 17:52
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

ああ、そうです。
セイ登場です☆笑
海香の謎はこれからです。

Re: とうめいセカイ。 ( No.29 )
日時: 2010/07/08 18:12
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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印象は、壊れやすそう。
細く華奢な体に、色素の薄い髪の毛。
白い服に白い肌。


表情は無く、ただただ二人を見つめている。


「お前……、あの時の」
「誰かな」


初対面の海香が首を傾げる。


「ボクはただの魂の運び屋。 心残りのある魂の願いを聞き届ける、天使だ」
「天使…………???」


海香が少しだけ表情を崩し、体を震わせる。


「はははっ、なーにその劇みたいな茶番っ。 何が天使よくだらない」
「ホントだ。 あいつは、天使だ」


ヒロが確信した様子で言った。
だって、見たのだから。
震える、小さな魂を。


「海香の魂を見せられた」
「何言ってるの、ヒロくん。 私はここに居るじゃない」


彼女の言葉に、ヒロが一瞬表情をひきつらせた。


「お前、何が言いたいッ! じゃあ何だっ、潮音はどこだよッ」
「潮音はいないっ、今ここにいるのは海香よッ! あなたが “殺した” 海香だわっ」


絶叫。
信じたくなかった。

自分の耳を疑い、ヒロが愕然とする。


「俺が………海香を殺した……?」
「信じられない。 やっぱり覚えてないのねッ! あの日の夜、あなたは私に潮音の代わりに迎えに来たと言って連れ出したのよッ!! 」


意味が分からない。
ヒロの中でグルグルと、言葉が渦を巻く。
自分はあの日、家でテレビを見ていたはずだ。

そして、小腹がすいたからコンビニでラーメンを買って…………家についた。


「俺が海香を殺すはずないだろッ! 好きだったんだッ!」
「だから……好きだから殺したのよッ」


意味が分からない。
ドクドクドク。
心臓が高鳴る。


「星屑 海香を殺したのは、お前だ。 ヒロ」


コトンッと。
天使の中にある魂の一つが反応した。
まるで、天使の言葉を肯定するのかのように。


「俺は、殺してない……ッ、本当だ!! 」
「正確に言えば。 ヒロは殺したが、覚えていない、だけど」
「俺は……ッ、殺してなんか、」


痛い。
そう感じる前に、倒れた。

視界がさかさま。
ああああああああああああああああああああ。


海香?
海香がヒロの脇腹を刺している。
なにで?
包丁で。


「許さない。 そう決めたの」


赤い血。 まっかっか。
海香じゃない。 コイツは、海香じゃなくて。


「しお、ね………っ」


遠のく意識の中、キミの声を聴く。
死んだはずなのに。
ヒロくんって、呼びながら。

Re: とうめいセカイ。 ( No.30 )
日時: 2010/07/08 18:20
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

なんか、すっごいグロくてシリアスでドロドロな
ヤンデレを書きたい!!!

ヤンデレの中のヤンデレみたいな。

Re: とうめいセカイ。 ( No.31 )
日時: 2010/07/08 22:47
名前: 時雨 (ID: bQbYMR0G)

こんばんわ。

海香?潮音?ヒロが殺したって?

とてつもなく頭が混乱中なのです。

Re: とうめいセカイ。 ( No.32 )
日時: 2010/07/09 15:22
名前: 白兎 (ID: WkxsA0sZ)

やっぱりアキラsの小説はおもしろいっ!!

ども、白兎です^^

海香を殺したのはヒロでヒロを刺したのは潮音……?

私もちょっぴり混乱中です。

続きが気になって仕方ないのでこれからも頑張って下さい(>ω<)


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