ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- とうめいセカイ。 完結
- 日時： 2010/07/14 17:09
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
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だんだんココで書くのも、ちょっと慣れてきました。
◇お客様◇
風水様 白柊様 時雨様 空様
白兎様
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- Re: とうめいセカイ。 ( No.18 )
- 日時： 2010/07/04 17:48
- 名前： アキラ （ID: PA3b2Hh4）
- 参照： http://l-seed.jp/patio/upl/1278230715-2.jpg
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第２章
かなしみのリズム
海香はある事に悩んでいた。
それは、好きな人と話せない事。
クラスも違い、部活も違う。 移動授業ですれ違ったりするくらい。
妹の潮音は同じクラスで話す事もあるだろうけど、自分は少ししか喋らない。
「……はぁ〜」
「およよ。 どしたの、海香」
「うーん、潮音ってさ、好きな人いる？」
潮音は一瞬戸惑う。
今まで海香とそういう込み合った話はしてこなかった。
二人とも恋愛にウトい方だから、付き合ってきた人もいない。
当然、今の潮音もナシ。
「いないけど。 海香、いるの？」
「まあ………いる」
「ふうん」
興味が無い。
潮音はしつこく 「誰？」 とは聞かない。
言ってこないという事は、秘密にしたいという事。
いくら双子の妹だからといって、プライバシーにかかる事はしたくない。
「まァ、がんばってよ」
「がんばる。 ……だからさ、オーエンして？」
「いいけど」
軽い気持ち。
姉の恋地を応援してやろ。
「えっと………転寝 李人くんなんだけど……」
「…………………」
李人か。
ボーイフレンドのくせに、嫉妬の一つも妬かず、潮音は淡白に思う。
あまり女子と関わらない李人も、恋愛にウトそうだ。
「ん、まあ頑張ってよ」
「潮音、転寝と仲良いよね」
「そりゃ、中学時代も３年間一緒だし。 今も同じクラスだし」
「いぃーなぁ〜」
「………っていうか、海香ってヒロが好きなんじゃないの？」
海香はうーんと唸る。
「ヒロくんは……ただの友達だよ。 クラスでも人気者で面白いから、他の子にも人気だし」
「アタシでいう李人みたいな？」
「そんな感じ」
本当は気付いてる。
ヒロが、自分に対して特別な感情を持っている事に。
自惚れていると思われているけれど、海香は確信していた。
目が、違うから。
他の女子と海香を見る目が、違う。
「ヒロは絶対海香を好きだと思うんだけどなー」
「知ってる」
「うげっ？ 知ってるの？ え、嘘ッ告白されたの？」
「されてないけど……何となくわかる」
そして、そういうヒロの目は少し怖い。
いつも明るくて、チャラチャラしてるけど、優しくて。
でも、二人きりの時は不意に違う人になっているみたいだった。
- Re: とうめいセカイ。 ( No.19 )
- 日時： 2010/07/05 16:09
- 名前： アキラ （ID: PA3b2Hh4）
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「転寝ねぇ。 アイツ硬派で全く恋愛しなさそうだしなー」
「無理かなぁ？ 好きな子とかいないかなぁ」
「いないと思うけどなァ」
李人を想像して、苦笑。
あの李人に好きな人がいる……想像できない。
あまり女子と話さない。 モテるけど。
そうなれば、海香はかなりイケるんじゃないかと思う。
「ヒロから告白されたらどうするー？」
八重歯を覗かせながら、潮音が冗談混じりで尋ねた。
ヒロに告白されたら。
「ふる」
「早ッ！ 即答かよッ」
「そんな中途半端な気持ちで付き合いたくないし」
「おーっ。 大人だっ」
いつのまにこんなに大きくなったんだろう。
母親でもないけど、そう感じてしまった。
今まで一緒に居た分だけ、こういう大人な会話をするのは少し気恥ずかしい。
- Re: とうめいセカイ。 ( No.20 )
- 日時： 2010/07/06 16:47
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
ちょいあげ
- Re: とうめいセカイ。 ( No.21 )
- 日時： 2010/07/06 17:13
- 名前： 時雨 （ID: bQbYMR0G）
どもです。
初めまして、時雨といいます。
潮音さんと海香さんが好きです。
私も双子だから親近感がわきます。
続きがんばってください。
- Re: とうめいセカイ。 ( No.22 )
- 日時： 2010/07/06 22:16
- 名前： 空 ◆EcQhESR1RM （ID: BwWmaw9W）
私の小説スレにコメント、ありがとうございます！
このお話、なんかシュールですねｗ
詩とかかっこいいし、私はこういうの好きですよ！
どうぞ、続けて頑張ってください！
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