ダーク・ファンタジー小説
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- ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】
- 日時: 2013/12/01 11:19
- 名前: はる (ID: JK5a7QPr)
- 参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=39522763
はるです。シリアスダークに書くのは二度目ですね…
そんなこんなで今回はミステリー。更新不定期です。
〜CAST〜
【久楽々 洋介】 〈kurara yousuke〉
Age 27
occpation 小説家
height 182㎝
weight 65kg
taste 読書、料理
【来栖 李亞霧】〈kurusu riamu〉
Age 16
occpation 高校生
height 158㎝
weight 42㎏
taste 運動
オリキャラ募集中!応募はこちらから→>>8
応募状況
李亞霧の友人・クラスメート 10人募集!(現在)
洋介の友人・ライバル 3人募集!(現在)
警察関係者 15人募集!(現在)
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.21 )
- 日時: 2013/12/07 19:56
- 名前: ブルー (ID: EyrVLEam)
名前『翠月 凪』
年齢『16』
性別『女』
容姿『黒髪のセミロングで白いリボンで一つに結っている、翡翠色の瞳』
性格『温和で大人しく誰にでも心優しい性格だが自分の大切や大好きと思っている人を傷つけられると豹変し精神不安定状態の殺意むき出しで傷つけた相手に襲いかかる』
備考『幼い頃に大好きな兄『アキラ』を目の前で殺されている過去を持ち、そのせいで自分の大切や大好きと思っている人を傷つけられると兄『アキラ』の姿が重なり、精神が不安定になり、襲いかかるが現在は精神安定剤を使っている為落ち着いている、草笛を吹くのが好きで暇さえあれば、吹いている、リボンは兄『アキラ』からプレゼントされたもので宝物にしている』
サンプルボイス
『初めまして、翠月 凪です。』
『大丈夫?手伝いますよ。』
『草笛を吹くと落ち着いていられるんです。』
『このリボンは私の宝物・・・。』
『ハァ・・・ハァ・・・薬・・・飲まなきゃ・・・。』
『消えろ、消えろ、殺してやる!!お兄ちゃんの前から消えろ!!お兄ちゃんを傷つけるな!!殺してやる!!!!』(数自由・最低三つ)
確認票
犯人になるかもしれません。「お任せします」
被害者になるかもしれません。「お任せします」
キャラ…崩壊しますよ?「大丈夫です」
出番が少ないときもあります。良いですか?「はい」
恋愛やら友人関係が勝手に築かれます。「お任せします」
本当に…良いですか?『オッケーです!!』
更新ファイトです、応援しています!!
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.22 )
- 日時: 2013/09/15 12:43
- 名前: はる (ID: VMvMkRLZ)
可愛いオリさんありがとうございます!なんか、女子キャラが少なくなる予定なので嬉しいです(^^)
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.23 )
- 日時: 2013/09/15 12:57
- 名前: はる (ID: VMvMkRLZ)
「あの…ほら手帳。」
洋介は革の手帳を李亞霧に差し出す。李亞霧はそれを受け取り、ありがとうと告げた。
「…で、どうするんですか?またあの女子高生集団の中に入ります?」
言葉に詰まる洋介。
ソレは困る。ロリコン変態の友人ならともかく自分はどちらかというと子供は好きではないのだ。
「…私に任せろ」
「木下さん。なにか案があるの?」
正直言って、物陰から出てきた少女に洋介は度肝を抜かれたが、李亞霧はたいして驚いた風もなくその少女に話しかけた。
え、何この状況。
長い髪をゆらせながら李亞霧に話しかける少女…木下さんは洋介にニッコリほほ笑みかけた。
「私、木下瞳と申します。久楽々先生の作品、いつも楽しく拝見させていただいております。よろしければ、これをどうぞ。」
ハンカチを差し出される。気の利く少女だ、と思っていたらそのハンカチにプリントされていた「木下旅館」という文字にがっくりくる。宣伝か。…一筋縄で生かなさそうな少女だ。李亞霧ほどではないけれど。
「…って、木下さん。授業が始まるわよ。」
「ああ、そうだな。…彼の事はまた、昼休み話しあおう。」
…つまりこれは、昼休みまでここにいろということか?
気がつくと二人ともいなくなってしまっている。…放置か、これは放置プレイか。溜息をついて、洋介は瞳が出てきた物陰に隠れた。
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.24 )
- 日時: 2013/09/16 09:52
- 名前: はる (ID: uoHTZdTU)
「…だ、だからコレは、その…」
洋介は今、教室内にいた。
なぜか?
李亞霧と瞳の奇策のせいだ。
あの二人はあろうことか、学園長に「あの直木賞作家がここにいる」とばらしてしまったのだ。
学園長室に呼ばれた洋介は、
…なぜか李亞霧と瞳の教室で話をしていた。
—あのミーハーババア…
洋介の小説を読んだことがあるとか何とか言いまくって洋介に握手とサインを求めてきた。そのうえ李亞霧達に貴重なお話を聞かせてやってほしいとほざいた。
「物語を作る上で一番大切なのは…ハートです。何を伝えたいか、を考えることが一番ですね。」
考えたことねーよ。洋介は口の中で呟いた。もちろん笑顔のままだ。
—あれだな。きっと大人が「○○しなさい」とかいって自分もやってないって、まさにこの状況だよな。
洋介は話を締めくくる。
多くの女子生徒の熱烈な拍手と、多くの男子生徒のいびきで話は終わった。
学級委員の瞳と…知らない男子が彼にお礼を言う。
これで終わりか、と洋介は安堵の溜息をついた。
「…先生、いろいろ疲れたでしょ。そんなに無理してこなくても良かったんですよ」
李亞霧が珍しく気遣うように小声で言う。
洋介は照れくさくなったので、無理やりに話を変えた。
それがまずかったらしい。
「いや…でも、この手帳届けに来ただけだし…それにこの中にはさゆちゃんの写真が入ってたし…」
ざわめく教室。
気まずそうに顔を伏せる学級委員二人。
見る見るうちに青ざめる教室の隅っこの教師。
「はなしたのか!?来栖!」
なんだ、この状況。
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.25 )
- 日時: 2013/09/18 18:30
- 名前: はる (ID: 8we7jWSg)
- 参照: 文体は最近読んだ小説に影響されます。毎日違う。
「…あのさ」
「はい」
午後六時三十一分、十四秒を少し過ぎたころ。
洋介達は、近くのファミレスに居た。
洋介「達」というのは、洋介と李亞霧、瞳、そして名前も知らない男子生徒一名のことである。
ボックスタイプの席に通され、洋介の隣に男子生徒、正面に李亞霧、左隣に瞳という席順で座る。
若干縮こまっている男子生徒に、「自己紹介をしろ」と瞳が促した。
男子生徒は立つかどうかしばらく迷って、座ったまま自分の名前を言う。
「新田です」
「名前も」
すかさず瞳の鋭い声。
よく見ると少々情けないながらもジャニーズ系の整った顔立ちをしている新田くんは、洋介の方をちらりと見て、気まずそうに名乗った。
「らったです」
「…らっ、た…」
洋介の頭の中で、うさみみを装着したらった少年がスキップし始める。あわててその考えを振り払い、笑顔を貼り付けて頷いた。
「漢字はなんて書くのかな?」
「楽しい、に太いでらったと読みます。楽太です…」
そろそろ笑いそうになってきたので、洋介はこの話題を締めくくる。
さて、聞くべきことは一つ。
あの教室の、異様な空気。
その原因を、彼は捜すことにした。
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