ダーク・ファンタジー小説
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- ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】
- 日時: 2013/12/01 11:19
- 名前: はる (ID: JK5a7QPr)
- 参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=39522763
はるです。シリアスダークに書くのは二度目ですね…
そんなこんなで今回はミステリー。更新不定期です。
〜CAST〜
【久楽々 洋介】 〈kurara yousuke〉
Age 27
occpation 小説家
height 182㎝
weight 65kg
taste 読書、料理
【来栖 李亞霧】〈kurusu riamu〉
Age 16
occpation 高校生
height 158㎝
weight 42㎏
taste 運動
オリキャラ募集中!応募はこちらから→>>8
応募状況
李亞霧の友人・クラスメート 10人募集!(現在)
洋介の友人・ライバル 3人募集!(現在)
警察関係者 15人募集!(現在)
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.46 )
- 日時: 2013/10/11 18:40
- 名前: はる (ID: JK5a7QPr)
「…なる…ほどな。よし、メモ終了」
「あああ!破かないでくださいってばあ!」
洋介と柳太が騒ぎ出す。填梅は、その様子をおろおろしながら眺めている。そんな彼に、李亞霧が話しかけた。
「大変ですね…填梅さんも。」
「え?ううん、そんなことないよ!父さんみたいになれるように、頑張らなくちゃね!」
「お父様…というと。」
「ああ、父も刑事なんだ。立派な人でね、正直で正義感強くて…」
キラキラと目を輝かせる填梅。李亞霧は、優しげに微笑んで言った。
「お父様のこと、大好きなんですね?」
「うん。もちろん!」
そんな和やかな会話をする二人。洋介は、自分と彼の扱いの差に愕然とする。暴言を吐く彼女はどこへ行ったのか。
気づかず口に出していたようで、李亞霧にぎろりと睨まれた。
「先輩にーらまーれたー!」「あ?」「ごめんなさい」
相変わらず冷めた目で李亞霧は洋介達を見つめている。
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.47 )
- 日時: 2013/10/23 16:42
- 名前: はる (ID: JK5a7QPr)
パソコン禁止条例出てました。明後日から更新再開します!
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.48 )
- 日時: 2013/10/24 17:53
- 名前: はる (ID: JK5a7QPr)
「…広いな」
洋介がぼそっとつぶやいた。
さすがお嬢様おぼっちゃまが通う学校なだけあって、屋上は清潔で広々としている。
…いや、見えている範囲だけ、なのだが。
実際には、ドアの上半分についている窓からしか屋上の景色は見えないのだった。理由はというと、ドアが頑丈なチェーンロックで持って閉ざされているのだ。
「…あ…そっか」
「?どうしたんだ?」
「いえ。先生が、しばらく屋上には入れなくなったと言っていて…このことか、と。クラスメートが「屋上にお弁当箱忘れてきた」と嘆いてました。」
確かにこの季節、弁当箱を忘れるのはきつい。ごたごたが収まった頃には想像を絶するような光景が弁当箱の中で繰り広げられていることだろう。
それはともかくとして、
「入れないもんかな…」
「木下さんがいたらペンチ持ってるからチェーン切断してくれるんですけど」
何故持っている。
「色々と、使い道がありまして」
「いや、学校には必要ない…ってうわっ!」
振り向くと、そこには涼しい顔をした瞳が立っていた。
いきなりの登場である。なんの前触れもなく、気配もなく。驚く洋介をよそに、李亞霧は彼女に話しかけた。
「授業は良いの?」
「いい。どうせ数学だ、一時間ほど休んだところで勉強には差し支えない。」
そういうと瞳はカバンからペンチを取り出すと、なんの迷いもなくチェーンをぶった切った。
…学校の備品を、いいのだろうか。
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.49 )
- 日時: 2013/10/26 19:33
- 名前: はる (ID: 9Zr7Ikip)
ちょっと時間がないので更新はまた今度!てか明日。
- Re: ミステリ作家のリアルトリック【オリキャラ求ム】 ( No.50 )
- 日時: 2013/10/27 11:55
- 名前: はる (ID: JK5a7QPr)
ちょっと簡単に洋介センセの説明したり。読み返すと意味不明な文が多かったです。もっとわかりやすくしなければ…!
久楽々洋介
著書に「ダークネスの花束」や「紅い夢を見よう」などがある。本格ミステリだがユーモアを忘れない作風に惹かれるファンは多い。著作「私の声」が直木賞を受賞され、テレビに露出が出ると同時に多くの女性ファンが出た。「そこらへんのアイドルよりずっと格好いい!」とルックスの人気も高く、ミステリーに興味のなかった人物でさえ彼の本を読み始めるなど、その人気はかなり高い。
しかし、ほとんどのファンが熱望している「私の声」続編は今だに出版されていない。ちなみに著者は「これに続編はありますが、書くかどうかはわからない」とあとがきで発言しており、彼に届くファンレターにはほとんどそのことが書いてあると言う。
また、新しいシリーズを書き始めるなどの話が出ているが、もともと「ダークネスの花束」のあとがきで、「シリーズ物は苦手」と明言しているため、どうなるかはわからない。
実写映画化の噂もあるのだが真偽は不明。
「週刊readyマガジン」のインタビュー企画によると、「実写映画は出来たらしたいけど、キャストがどうなるかにもよります。」と発言しており、前向きな態度が目立っている。
「…だって。どうなんですか、実際の所」
李亞霧が洋介に聞いた。
「映画?もちろんOKだよ。キャストがどうだろうが関係ない。やりたいならやればいいんだ」
洋介は投げやりな答えを返す。
「?他の作家さんみたいに、「自分の世界が壊れるのが嫌だ」とか言わないんですね。意外です。」
「映画化して自分の思い通りにいかなかったくらいで壊れる世界じゃないしな…そんな、原作者の意向も読みとれない人が壊せたり汚せたりする世界なんて持ってない。」
相変わらずの言葉に、李亞霧はそうですね、と笑った。
「そういえば、出さないんですか。「私の声」続編。」
「…んー…気が、向いたら」
「そう、ですか」
…てな感じで、一段落した後の李亞霧と洋介センセでお送りしました。
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