ダーク・ファンタジー小説

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(自由参加小説)異世界ぐらしはじめます(祝!閲覧1000!)
日時: 2016/11/01 22:50
名前: ミヤビ (ID: WVvT30No)

(紹介前に総合掲示板の雑談掲示板に「異世界ぐらしはじめます 雑談所」を設けました!お気軽にお聞き下さいませ♪Twitterにて基本活動しておりますので急ぎでしたらTwitterまで!)

はじめましてミヤビと言います。

異世界ぐらしでは中世チックなフィールドを好きなように駆け回り。
共闘するもよし自分で国をつくるもよし。
自分ならこうすると言ったことを書いちゃって下さい。

これはリレー小説形式で。
参加型の小説です。全てが正規ですべてが外伝であるこの世界にようこそ!

では下記に簡単な説明を乗せておこう。

また、【あくまで楽しむことを前提に】書いて下さい。
マナーを守り規則正しいもう一人の自分を小説で動かしましょう!

【異世界ぐらしはじめます】設定資料

世界観設定

【属性】

〔英雄〕基本人類のクラス、技術スキル高 基本値低
〔人外〕魔物相当のクラス、特殊スキル高 致命的な弱点有
〔自然〕精霊とかのクラス、保持スキル多 異常体勢低

【能力、職業】

能力

先天性、後天性のオリジナルスキル。

ストックは2まで。
強力な能力であればデメリットも付属させる。


能力(時を3秒止める)デメリット(次発動まで3時間チャージ)


職業(有利→不利)

〔英雄〕騎士→弓兵→魔術師→
〔人外〕死兵→呪士→死霊使→〔自然〕巨神→獣人→エルフ→

職業はオリジナルスキルの関係上でオリジナルの職業の作成可


能力(竜属性の召喚)職業(竜騎士『騎士』)

【武器】

武器や技術は中世17世紀ちょっと先程度、よくて蒸気機関までが好ましい。
(無論新型でボルトアクションのライフルから有線電気機材は可、
ただ量産する技術、発展途上の技術に留める)

【世界観】

世界が1度、人類文明が滅び再び現文明まで築き上げて17世紀。
過去の遺跡・遺産から可能な限り再現可能なものを生産しまた1から作り上げた物を使って
レンガ造りの建物や紙の作成。現歴史までなかった生命に宿る超能力『魔導力』によって可動する
乗り物や工具を作り。世界各地には『神殿』や『城都市』といった文化が確立されていった。

世界にはいくつかの大陸と無数の島があり、
上陸してすぐ山道を登ってはハルピュイアやマンドラゴラと遭遇する島もあれば
果てしない雪の平原で巨大な生物や奇妙な知的生命体に襲われる所も、

この世界で生き残ることは出来るか・・・


(参加者の視点)
あなたは普通の現実世界では人気ゲーム「ワールドレコード」をプレイしていたゲーマーで、
特殊ソフト(3DCG作成ソフト等)を使えば、自分好みの見た目をつくれたりする狩猟を目的にした
一大娯楽として確立されたゲームで早7年。
発信元の大企業『ノア』現社長『イズミ』はユーザーの期待に応えるべく。新技術の投入によって現ワールドレコードは
全く新しいゲームに生まれ変わると宣言。

同時刻、新デバイス『スフィア』と呼ばれる掌サイズのマウスの形のした機械(子機)を発売。
これと連動することで新感覚の体験ができるとのこと。

それを使うと一瞬白い閃光に包まれたと思ったら。
なんと自身が作成したキャラクターになっていた。

だが世界観は全くの別物。
土地勘無し、お金なし。ログアウト画面無し。
あるのは以前のステータスとスキル、アイテムのみ。

一応地理は現実世界の配備で問題なし

スタート地点は自由。
国を創るも奪うも自由。
この世界に入ったプレーヤーはここの住人となって元の世界に帰る方法を模索あるいは
世界征服を目論むことも自由。

* * * *

御用の方は下記まで御連絡下さい
(質問・感想お気軽に)

https://twitter.com/miyabi_virossa(ミヤビアドレス)

https://twitter.com/yawashigure(柔時雨)

Re: 異世界ぐらしはじめます(ライラプス視点) ( No.1 )
日時: 2016/09/14 22:53
名前: ミヤビ (ID: WVvT30No)

『飛竜(ワイバーン)種か、仕留める!』

曇り空、古城跡の城壁で戦っている一人と一頭。

思ったよりしっかりした造りなのだろう、いくら暴れてもびくともしない足場であるが幅はだいたい5m位の狭い道。
眼前にいるのは緑色の鱗をした爬虫類。羽ばたく度にこちらへ来る風に混じった砂塵が目に入りそうになる中耐えていたが、
飛龍は男がよろめいた瞬間、羽ばたきを止め滑空するように男へ突進。

一閃

男の所持していた新型武器のボルトアクションライフルが貫けぬはずの鱗を穿ち、
胴体にダメージを与え地上に叩き落とした。

銃のレバーを引き、再装填を済ませ頭部に撃ち込む。

トレンチコートのような長い茶色の上着に黒いズボン。
黒に違い灰色のブーツを着用している黒髪の170近くの灰色ショートの男。

それが私ことアバターネーム「ライラプス」こと木曾川 朧(きそがわ おぼろ)である。

これに至るまでの経緯を話す必要があるだろう。

【2日前】

日本のとあるマンション。なんの特徴もないこの町に住む一住人に過ぎなかった。
そんな男にもちゃんと趣味はある。

オンラインゲーム「ワールドレコード」

基本的にはモンスターの狩猟がメインなのだが、3DCG等のソフトを使えばいろんなパーツはもちろん。
ボイスソフトや自身の声を収録すれば自分のキャラクターに命を吹き込むように自分だけのキャラクターが作れる。

あとは作成したデータをゲーム内でポイントと交換する形で売買することが出来る。

作成する腕のあるものは副業感覚で、腕のないものは買い取って気に入ったキャラを作る。
ポイントはゲーム内はもちろん、系列店やグッズの割引にも使える。

そう。

このゲームは狩猟ゲームでありながらマーケットやイベントが充実したマルチプルゲームであるのだ。
男はというとそんなマーケットやイベントを楽しむ「消費者側」の人間だ。

【酒場エリア「のんべ」】


朧ことライラプスは酒場に着ていた、
ここでは基本待ち合わせに使われることが多い。

『大分と今日は斧系が充実してたな。』

現実世界で斧を武器にしたアニメが人気だからか、
クリエイター魂に火が点いたものが衝動に駆られ作成したのだろう。

物理演算や素材のレア度によって武器のステータスが変わるため。
見た目が格好いいもの、重いもの、硬度が硬いもの重心が偏ったもの

それに見合った性能が付加されるため、
いい出来の物は高価になる可能性がある。

まるで数セントの紙とインクで数百万ドルまでたたき上げる画家のような者だっている。

『ま、俺は斧は使わんからな。発掘した銃で十分さ。』

もちろん武器は飛び道具もある、ほとんどは弓や石弓といった原始的に近い武器が出回っているが、
たまに、火山地帯や深い地底遺跡で発掘していると掘り出せる「オーパーツ」がある。
それは伝説に伝わる剣もあれば聖骸とよばれるステータスを付与してくれるものもある。

それで俺が数か月粘って掘り出したのがこのライフル銃だ。
弓に比べると弾薬の補給の難度、弾に付与できる効果も可能であるがレベルが居る。

いわば「マニア」な逸物である。

だがそこに目を瞑れば精度や射程、一般の弓兵より速い連射速度。
威力は・・・まあ弾の大きさ的には仕方ない、弓が強い。

そんなロマンあふれるマイウェポンが俺の愛武器だ。
それに、カスタムしていけば強くなっていくはずだしそこは還る前の卵のようなもの。

『しっかし遅いな。頼んだもの作ってくれてんのかな?』

カランカラン!

デケェナップサック背負ったポニーテールの女性が店員CPUに話しかけた後、
こちらに気付き歩いて来る。

『おまたせー』

『おまたせーじゃないよ、3時間待ったんだぞ。』

ナップサックを席の奥に置き、その通路側に座ったこの人こそ上の中クラスの腕前「アリス」さんだ、
悪く言えば「引きこもり」よく言えば「3DCGを制した女」
そう、あるモノを頼んでいた。

『それは良いんだ、で?出来たのか?』

『思ったより難しかったよ、ポイント弾んでよ。』

見せて来たブツ、それは「ライフル弾製造セット」
セット内容は薬莢製造機、弾頭製造機、かしめ(薬莢に弾頭をはめる万力のようなもの)機、
雷管とよばれる火薬に点火するパーツはまあ素材次第だが生成は可能だ。

『・・しかしポイントか、ボーナスが飛ぶな。』

オーダーメイド品で、しかも持ち運び可能な重さにまで素材を厳選してくれたのはもちろん、
ランドセルが満杯になるくらいのサイズとは言えケースまで作ってくれた。
これほどのものを作ってくれたのだ。

『5万は安い安い』

『ごめんねそんなげっそりしないで。これでも元金ギリギリで作ったんだから。
生成する素材はごめんだけど自力で調達よろしく。』

ポイントを払った後、酒場のラジオからメッセージが流れる。
とはいってもお知らせメールみたいに届くだけだが。

『そうか、もうアップデートの時期か。』

『次からなんだか一新するってことだそうだし。楽しみだよねえ、
まあクリエイター側のこっちはさらにクオリティ求められるんだろうけどね』

残念そうに言うが凄いウキウキした顔だ、しいたけのような目しやがって。

『まあありがとさん。早速試してみるわ。』


あれでいくらか作り終えて、素材もしばらくは持つくらいには蓄えた。
ああ、アップデートか。楽しみだな。

【1日前(翌日)】


「ニュースです。本日、ゲーム会社「ノア」から発売される端末機「スフィア」の発売日です。
朝から大行列ですが皆さんは予約しているので全員分あるそうですが、
予約を忘れた方は数か月待つ必要があるそうですので、ご注意下さい。」

そんなニュースが流れる中、昼食を取る朧。
朝までもつんじゃないかと思ってしまうほどたらふく食べ。
早速朝一並んで購入したスフィアをパソコンにBluetoothで接続。

準備は万端。

『よし!行くか!』

カチッ

『うお!まぶしっ!』


目の前がいきなり真っ白になり、見えない中必死に目を開けると、
見えにくいが前方から雲が流れるような揺らぎ、足元は浮いているようだった、
微かに「雲」の隙間からは地獄のような風景が見え、
そして、後ろを見ると黒いフードコートを纏ったまるで魔術師のような人物が居た。

そして一層眩しくなると。

『・・・く、ここは。』

曇り空の元、草原の上に「送り出された」ような朧。
自身の体、特に胴体しか見えないがどうやらアバター「ライラプス」となったようだ。

『そうか・・・ここはゲームの中なのか。』

まるで現実にいるような美しい世界。
見劣りする所なんてものはなく、ただゲームの中だとは思えないほど

『ぐおおおお重いいいい!』

リアルだった。
いつもレッドゾーンギリギリまで持たせて、その運搬スキルポイントは他に回してたからな。
そりゃあ体力もないわけだ。

アリスほどではないがそれなりの大きさのサックを背負っているのだ。
さらに言えば鉱物系ばかりのためこれまた重い。

『とりあえずメニューを開いて確認だな。』

・・・あれ?

メニューが開けない、正確に言えば開き方が分からない。
こればかりは他プレーヤーに合ったら聞こう。

『とりあえずは拠点だ。せっかくだキャンプでもしてみるか。』

明日は日曜日だからな、1日中ゲーム漬けも悪くない。
てかいつもそうなんだが。

暫く丘のような所を登ると、眼前には崩れた場所があるが古城がある。
あそこなら大丈夫だろう。

なだらかな道に沿って下っているとふと思ったことは
「モンスターが出てこない」ということ。
普通ならそれなりに出るはずだが。

【古城(2時間前)】

倒れた城門を踏み、正門からお邪魔することにした朧。
レンガ・・いや石材や草がそこらにあるくらいで、特にこれといったものはない。

とりあえず城壁の見張り台にまで行こう、あそこなら誰かが通ったら分かるだろう。

『しっかし妙だなあ、イベントは愚か宝箱の1つもねえじゃねえか。
クソ、フィールド作りに熱中してアイテム配置忘れたか?』

城壁上まで続く階段を見つけ、登っては折れた木材や石に押しつぶされた大砲があるくらいだ。

『しかも錆びてる。』

どうやらかなり長い間放置された「設定」らしい。
崩れた足場をなんとか渡り、見張り台まで到着した。

まあ焚火もよかったが、残念ながら火は使えない。
クラスは魔導士なら火も使えたのだろうが残念ながらクラスは弓兵相当の「銃士」だ。
弓関連のスキルが無くなるが、鉱物の鑑定やちょっとした錬金術なら行える。
なによりオリジナルスキル2つの内の1つがある。

『スキル、遮断。』

光以外ならなんだって通過させない障壁を作ることが出来る。
まあバリアみたいなものだ。

ちなみにこの銃にもそれを付加させている、まあ暴発防止程度のものだ。
これだけのために習得したが中々使い勝手が良い。
ま、大きさは3mまでなら大きさは自由だが板状が限界だ。穴あきの壁は造れない。
まあ土管やトタンみたいな曲げることは出来るけどね。

『これで防暖対策完了、効力は6時間、さてお休み。』

突然の轟音

跳び起き障壁を消し音元である城の入口を見ると中からマント姿の人が走って出て来た・・・

『おお!やっと人だ!・・・ん?』

後ろからはやたらリアルな飛龍が出て来た、めちゃくちゃ怒っているな。

『く!こいつはマズイ!』

飛龍がマント姿の人に突進するその時、銃声が鳴り響き飛龍への入射角が甘かったのか、
少し抉った程度で「こかせる」程度しか出来なかった。

『かなり良い弾使ったんだけどな!チクショウこっちだトカゲ野郎!』

2発翼に撃ち込むが、どうも貫くには軟度があって威力が殺されるらしい、
かすり傷にしかならない。

こちらに気付き飛龍は空高く飛び、城壁まで来た。

『情報源を助けるため!新モンスター討伐して素材にするため!
これは投資そうこれは投資!』

『うおおおおおおおおお!』


【現在】

『辛く、そして長い戦いだった。してあのひとは?』

長い戦いの後、なんとかこれを撃退。
さて先ほどのマントの人は・・・

『どこだろな?』

見当たらなかった。


Re: 異世界ぐらしはじめます (アレン視点) ( No.2 )
日時: 2016/09/13 19:51
名前: 柔時雨 (ID: d3Qv8qHc)

【 参加します 】

No.00 〜 プロローグ 〜

「ついにこの日が……どれだけ待ちわびた事か。」

たった今、俺は新作ゲーム・『 ワールドレコード 』の購入に成功した。

事前予約はしていたので予約券はあったものの、どうしても待ち切れなかったので
他の徹夜組さん達に交じって、店の前でオールナイトを過ごした。

『 周辺機器があると、より楽しめる! 』の売り文句に従ったため、財布の中から
偉人さんが描かれた紙のお金が何枚か【 さよなら 】してしまったが
これからのことを思うと、あまり気にならない。


* * * * *


自宅ともいえるアパートに帰宅した俺は、さっそくゲームを起動した。

「えっとまずはキャラ作成か……」

最初の画面でまず性別を選ぶ。ネカマプレイでもしようと思ったが、初プレイだし……
何より自分の姿が反映されるみたいなので、素直に【 男性 】を選択して
プレイヤー名を【 アレン 】にした。

次に属性……というか、種族。『 英雄 』・『 人外 』・『 精霊 』の3種から
人間種である『 英雄 』を選択する。

「あとは職業か……ふあぁぁぁ……眠い。」

徹夜明けの反動が今来たのか……動く瞼と、少しずつ遠退いていく意識の中
ぼんやりと見える画面と、指を動かす感覚だけは解った。

「………はっ!危ねぇ、寝落ちするところだった。」

何とか目を覚まして画面を見ると、ある程度の設定は無意識ながらも済ませていたらしい。
後は『 ゲームを始めますか? 』のメッセージに【 はい 】か【 いいえ 】で答えるだけ。

俺は職業が『 騎士 』であることを確認すると、迷うことなく【 はい 】を選択した。

今思えば、ここでもう少し……ちゃんと確認していれば、もう少しマシな結果になっていたのかも。

「よしっ!やるぞ……大丈夫!俺は無双系アクションゲームをいくつもこなしてきた男……」

全ての選択が終わった瞬間、俺の視界は真っ白な光に包まれた。


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