二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ドラゴンクエスト—Original— 漆黒の姫騎士
- 日時: 2012/09/13 22:54
- 名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: bkovp2sD)
二つ目であります、漆千音です。元Chessです。
さて、ドラゴンクエスト、オリジナル、です。わたしが勝手に考えた奴です。
名はタイトルどおり——【漆黒の姫騎士】。
主人公はわたしの幼なじみモデルです。ま、誰も知らないからいっか(笑
・・・で、ドラクエⅨとかぶる名前がよく出て来るけど、一切関係ありません。
この名前が好きなんだろうって解釈して。みたいな。
【 お知らせ 】
最近自分の偽物が出現している! って人も多いみたいです。
で・・・わたしのトリップですけれど、1OlDeM14xYとJftNf0xVME、両方わたしです。本物です。
前者がかつてのパソコン、後者が今のパソコン。ある理由により使い分けていました。
・・・で、その理由及び問題が解決したんで、元通りになりましたわーわー(黙らっしゃい byレイサ)。
・・・つーわけで。はい。((殴
ぬはははは何故こんなにこちら側はやる気が起きん
それはノートに書いていない話を書き始めようとしているからであるそして
そのネタが思いつかないからである———スランプ中です。
いやそもそもスランプとか言える才能持っていませんけれども。
やる気を起こすまで今しばらく『星空の守り人』を更新しまくりますスイマセン・・・
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- Re: ドラゴンクエスト—Original— 漆黒の姫騎士 ( No.19 )
- 日時: 2011/03/12 21:07
- 名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: fckezDFm)
アインテルス、その美しくも賑やかな町は、そういった。
町中に紅白の旗がなびく。白い煙が、ぽんぽんと言う音と共に空に上がった。
どこからか歓声が上がり、またどこからか笑い声が聞こえる。
「すごい賑やかだね」
マイレナが呟く。町の掲示板に目を留めたリーシアは、そのままそちらへ向かった。
「・・・なんかこれ、言葉おかしくない?」
リーシアが見たものは。
【 法太月_ワレシャム_、星長日_ロクエイトス_。
建町記念日 四大祭りの最派手祭り! 】
「・・・・・・・・確かに。建町とか最派手とか何だこれ」
「これも」
【 武器防具オーディションのお知らせ 】
「・・・・・・・・“オークション”の間違いでは?」
「でもこっちは武器防具激安合戦。やってること矛盾してるな・・・っていっても、武器って・・・
わたしらみたいな旅人がそんな大勢来るものなのか?」
リーシアが肩をすくめた、その刹那。
〈 ————— 〉
何かの鋭い気配を、背に感じる。どうやらマイレナも同じだったらしい。
注意深く辺りを見渡すと、あれだけ人々がいたはすなのに今は皆姿を消していた。
「・・・どうやら」
リーシアが、右手の黒い皮手袋の、手首のベルトを緩めた。
「この町は、掲示板のとおり、旅人大歓迎・・・って感じだな」
マイレナも、腰の剣の鞘に右手を寄せた。
「だねぇ。ほら、集まってきた。・・・来るよ」
感じる、邪まな気配。遠くの歓声や笑い声は締め出す。取り入れるのは、すぐ近くの風の音——
「っせいやぁっ!」
振り向きざま、マイレナの正拳突きが、忍び寄ってきた男の腹に炸裂する!
ぐうの音も出せないまま、男はばたんと仰向けにひっくり返った。
「不埒者か」
「いや・・・違うと思うぞ」
リーシアがいよいよ右手袋を引っ張って脱いだ。ぐっ、と拳を握ると、かしゃん! と小気味いい音がする。
爪だ。白をベースに、青と黄の蔓草模様を描いた、戦闘用のかぎ爪だ。
リーシアは手袋をぱさっ、と地面に落とすと、すばやく呟いた。
「まだ狙われている」
- Re: ドラゴンクエスト—Original— 漆黒の姫騎士 ( No.20 )
- 日時: 2010/12/20 18:11
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)
おおっっ! なんかかっけえ!!
爪。 私ドラクエⅨでこの武器使ったことないぜbb←
- Re: ドラゴンクエスト—Original— 漆黒の姫騎士 ( No.21 )
- 日時: 2010/12/22 16:52
- 名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: FLkf3417)
私もない(で、スキルたまってるし装備できるようにしようかやめようか迷い中〜
- Re: ドラゴンクエスト—Original— 漆黒の姫騎士 ( No.22 )
- 日時: 2010/12/22 17:33
- 名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: FLkf3417)
マイレナとリーシアの互いの背が触れた。
(敵の数は、約十倍。実力的には、互角と推定・・・戦闘、可!)
マイレナはそれだけ考えると、背中を守る戦友を見る。作戦は? と言う、アイコンタクトだ。
「・・・いつもの通りでいい。
ただ、プラスで奴らの話し声には注意してくれ。意図を知りたい・・・出来るか?」
「もち。——さって、運動しますかっ!」
マイレナはぐるぐる、と自らの剣をまわし、ピタリと止め、中段に構えた。
「・・・でも、殺しはだめだよ、リーシャ」
「・・・。努力する」
二人の会話は、そこで一度途切れた。
最初に動いたのはリーシアだ。向かってくる恰幅のいい女が持ったフライパンを、爪を使って弾き飛ばす。
マイレナは、おそらく武器商人であり、その手中にある商品らしきハンマーを持った男を見た。
動きは素人丸出しだ。マイレナは冷静にハンマーをよけ、相手の背をとり、そこを蹴りつけた。
そのまま、耳をすませる・・・誰かの話し声がした。
「——まずいよ。この二人、強い」
「——くそっ、怪我はさせてもいい、生かして捕らえることだけ考えろ!」
「——難しいって・・・」
「——あの親父の食われ様、見たいのか!? それに、レイ——」
そこで、人の波に呑まれたのか、声は聞き取れなくなった。だが、十分だ。
マイレナは頭は悪くない。情報整理は得意だった。
(生け贄かな? 旅人を差し出しているみたいだねぇ)
マイレナはリーシアを呼んだ。完了、と呟く。
リーシアは頷き、住民たちの攻撃をかわすと同時に小さなものを群集に向けて投げた。
「っつ!?」
ぼぉん!
それが破裂し、白い煙を出した。
「さっ催涙ガスっ!?」
「ご名答」
素早くマスクを装着したリーシアが、一言だけ言った。
「ひ、卑怯なっ・・・」
「不意打ちかましてくれたあんたらに言われたくないな」
煙が散る。中から顔をゆがめた住民たちの姿が見えると、マイレナは腕を組み、ドン、と足を鳴らした。
「さ、あ、あ、あっ、て」
にやりと笑って、(おそらく額に怒りマークをつけて)マイレナは凶悪な笑い声を出す。
「言ってもらおーかなぁ? 何で 旅人_私ら_ を狙ったのかぁ」
住民はそろってコクコク頷いた。
途中途中だんまりを決め込まれ、そのたびマイレナが会話から推測した内容をずばりと言って図星を指し
また喋らせ・・・を繰り返した結果、ようやく旅人狙いの理由をつかめた。
事の始まりは、一年半前。
いたって平和そのもののアインテルスの町に、一人の男が迷い込んだ。
名はエージェ。
金髪で、翠緑の眸の色を成した、魔法使いであること意外は普通の青年だったように見えた。
・・・見えた、そう、過去形。
実際は、違った。
彼の正体は、魔法使いの正体は、
——魔物、だった。
魔物の要求は、年に四度ある祭りに、生け贄を捧げること。
自ら死のうと思う者はアインテルスにはいなかった。
悩み、悩み続けたうちに、最初の祭りは来てしまった。
丁度その日、幸か不幸か、その町には別の旅人が訪れていた。
町の民は協力して、その旅人を、生け贄とした——以来、それは続いている。
祭りの近くに訪れたものを、何とか言いくるめ、祭りまで滞在させて——
「・・・ひどいねぇ」マイレナがフン、と鼻を鳴らす。
「ひどい・・・です。あの男さえいなければ・・・」
「あんたらがだよ」
マイが鋭く睨む。「何も知らない人、見殺しにしてさ。戦おうって気、ないの?」
「それは」
町の人がサッと目をそらす。「我々は、ただの一般人なんだ。あんたたちみたいに、強くなんか・・・無いんだ」
「そうだよ。しかも、あの人がエージェの味方してんだもん」
「あの人て?」
マイレナは聞き返した。まさか聞かれていたとは思わなかったらしいおばさんは、盛大に驚いた。
目を逸らし、縮こまるが、マイレナは容赦ない。
ぎりぎりまで顔を近づけ、睨み・・・おばさんは、ようやく口を開いた。
「・・・レイサさんだよ・・・生まれながらの、魔法使いさ」
- Re: ドラゴンクエスト—Original— 漆黒の姫騎士 ( No.23 )
- 日時: 2010/12/22 17:59
- 名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: FLkf3417)
>>22 んくぁがっ(・・・失礼。指が変な感じに動きました。
>>22 長っ ・・・って書こうとしたのに、何がどうなってどうしたらこんな言葉になるんだろう・・・
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