二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来 任務募集
日時: 2011/07/20 17:41
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

▼ご挨拶
 初めまして、またはこんにちは(他作品の読者がいないのに)。
 この「ジュクジュクの未熟者」などの作品を見てくださっている、あなた。そう。猫背している方!
 …ゼリーぐらいにだらーっとリラックスしちゃってください。

▼この作品について
 この作品は、作者の身勝手な妄想によってうまれたものです。
内容としましては、アレンたちの子孫、仮想21世紀を想定しています。
つまり、現代です。
「19世紀だからいいんだろ馬鹿か死ね」とかお考えの方。残念ですが、その通りです。
この作品はもう流石に取り消せませんので、今のうち出ちゃった方がいいです。

▼お願い
 以下のことについて、お願いします。
・キャラが思いつかないかもしれません。オリキャラ、出してほしいキャラ等、応募します。
・荒らしが出た場合、作品の敵キャラに見立てふるぼっこにするかもしれません。ご了承を。
・感想、意見、提案、反省点を挙げていただければ、速やかに変更します(もちろん荒らしはダメ)

 最後まで注意書きを見てくださったんですか!
 いー方ですね(/T−T感涙)。
 では! その期待に頑張って答えたいです! 応援、お願いしまっす!

 オリキャラ応募用紙

▼氏名・
▼年齢/性別・
▼出身国
▼性格・
▼特徴・
▼イノセンス/読み方・
▼形状・
▼型(タイプ)・
▼技・
▼趣味・
▼好きなもの・
▼嫌いなもの・

任務応募用紙

▼任務内容(アクマ退治、イノセンス回収、怪奇調査
▼派遣者(エルバ・ウォーカー、神田シュウ…という風に
▼出るアクマ(無しでもおk
▼アクマの特性(ワイサの鏡の反射など
▼イノセンスの容貌(薔薇など
▼怪奇の正体(イノセンス、またはアクマによるもの

 …あ、三角の記号書かなくていいです。
 形が好きなだけなので。
 ご応募お待ちしてます!

>>1  第1夜 新たなる神の使徒たち
>>3  第2夜 その2 >>70 番外D灰 消えた弟
>>8  第3夜 その3
>>14  第4夜 その4 >>137 エルバ 情報書
>>15  第5夜 その5 >>138 神田  情報書
>>17  第6夜 その6 >>139 シャオン情報書
>>24  第7夜 その7 >>140 バノ  情報書
>>27  第8夜 その8 >>157 カーン 情報書
            >>
>>30  第9夜 神の子のミサ
>>36  第10夜 その2
>>37  第11夜 その3
>>39  第12夜 その4
>>46  第13夜 その5

>>47  第14夜 薔薇と聖女の子守唄
>>51  第15夜 その2
>>52  第16夜 その3
>>54  第17夜 その4
>>55  第18夜 その5
>>56  第19夜 その6
>>59  第20夜 その7
>>62  第21夜 その8
>>67  第22夜 その9
>>68  第23夜 その10
>>69  第24夜 その11
>>73  第25夜 その12
>>76  第26夜 その13
>>77  第27夜 その14
>>80  第28夜 その15

>>83  第29夜 戦の後に
>>84  第30夜 神の力の守護者
>>89  第31夜 楽観
>>95  第32夜 闇の聖職者
>>100 第33夜 黒と黒
>>118 第34夜 怒りの矛
>>120 第35夜 不可思議
>>125 第36夜 皮肉屋を愛する者
>>132 第37夜 暗黒の神の使徒

>>146 第38夜 不老不死者と子供
>>152 第39夜 その2
>>153 第40夜 その3
>>154 第41夜 その4
>>163 第42夜 その5
>>165 第43夜 その6
>>168 第44夜 その7
>>171 第45夜 彼らと彼らは出会った
>>174 第46夜 その2
>>175 第47夜 その3
>>178 第48夜 その4
>>192 第49夜 消える
>>204 第50夜 急ぎ
>>205 第51夜 その2
>>212 第52夜 記録者の血
>>214 第53夜 裏切り者の血の逃走者

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Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.68 )
日時: 2010/06/25 19:10
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 すでに夜になっていた。
 神田は痛みで起きた。
 周りを見渡すと、他の三人も寝ている。
 神田は痛みに耐えながら立ち上がり、一人の元へ歩いていく。そして、脚を蹴り飛ばす。

「っで!?」
「おいエノキ。ここはどこだ」

 エルバは蹴られたところを擦りながらムクりと起き上がった。

「神田はあのアクマに気絶させられたんだよ。カーティスが応急処置してくれたんだ」
「それくらいならわかる。ここはどこだと聞いたんだ」
「小さな空家。ミヒャエルさんをここに置いた後、すぐにそっちに行ったんだ。
そしたら君がダウンしてた」

 エルバは神田に尋ねた。

「能力って?」

 神田はエルバの前に腰をおろし、目を合わせないようにしたいのかどこかを向いたまま話し始めた。

「アクマはレベル2に進化すると、自我と、それぞれに備わった能力が目覚めるみたいでな。
俺もなんどか倒したことがある」

 不意に、殺気だった目で睨んできた

「エノキのせいでいきなり戦闘に入ったんだぞ。少しは反省しやがれ」
「は? …」

 お互いに睨みあう。しかし、神田から止めた。

「奴を倒すためには、まず能力を探らないと、だ」

 エルバは神田が見ている方向を追うと、ミヒャエルが落ち着いた呼吸で寝ていた。
 穏やかな表情だった。

「テメエは、守りたいとか思ったんだろ」
「…そうだね」

Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.69 )
日時: 2010/06/24 12:35
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 不意に、ミヒャエルが勢いよく起きた。

「ミヒャエルさん?」
「薔薇が…イノセンスが取られてしまっているのでは!?」
「!」

 エルバと神田は同時に反応した。

「わかりました。僕が見てきます!」
「やめとけ! お前が行ったところでどうにかなる奴じゃねえ!」
「わかってる!」

 エルバは叫んだ。
 神田は目を見開き、ミヒャエルはビクッと揺れた。
 エルバは拳に力を入れる。ギリギリと拳が音を立てる。

「わかってるよ、それくらい」

 しばらく沈黙が降りる。エルバは深く息を吸い、そして吐いた。

「イノセンスを取り出して、薔薇を埋め直せばいいんだろ?」

 エルバは脱いでいた制服を着直した。
 ミヒャエルが見たその姿は、まるで本当に神の使徒がいるように思えた。

「薔薇は守ります、ミヒャエルさん」

 エルバはそのまま空家を出た。

Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.70 )
日時: 2010/06/25 19:16
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 番外D灰 消えた弟

 僕は、エルバ・ウォーカー。
 今は草むらで寝っ転がっている。
 お父さんとお母さんは、僕と弟をイギリスの孤児院に預け、消えてしまった。
 それでも、僕らの苗字がウォーカーなのは、お父さんが特別な手続きをしてくれたからだと、シスターは言った。

「にいちゃん? 寝てる?」

 声が聞こえた。僕の弟、リオンだ。

「ううん、寝てないよ。空を見てたんだ」
「おそら?」
「うん。今日は全然雲がなくて、そのまま空に顔をうずめたいなって思ってたんだ」
「うずめられるの?」
「いいや、本当はうずめられないよ。そう思っただけだよ」
「ふーん」

 他愛もない会話を交わすと、リオンは僕の横に座った。
 リオンは、僕との年が3つ離れている。
 金髪で癖っ毛のある髪と、緑色の大きな目は、彼が同じ孤児院の子供たちに自慢できるものだった。
 一方僕は、なぜかおじいちゃんのような白い髪に、色のない目の色、赤い傷のある目は開かない。
 お母さんに聞いて、生まれた時からそうだったと言っていたのを覚えている。
 そして、血で色をつけたような左腕。普段はワイシャツに隠している。
 あまりに似ていないせいで、「おまえらは兄弟じゃない」と言われたこともある。

 ある日だった。
 孤児院にお父さんが来た。
 最後に見たお父さんよりも、少しやつれて見えた。

「パパだ!」

 リオンはお父さんの顔を見た瞬間、顔を輝かせて走っていく。
 リオンはお父さんに思いっきり抱きついた。お父さんはまるで、何が起きたか分からないと言った顔をした。

「パパ! 僕たちパパと一緒におうち帰れるんだね? ママは? 一緒に来たの?」

 お父さんはゆっくりとリオンを見下ろす。まるで、リオンに初めて会ったかのように。


 僕は見えた。
 泣いている、『お母さん』が。


「イノセンスハ、ドコダ…?」
「え?」

 お父さんが、『破れた』。
 中からよくわからない、怖いものが出てきた。

「パ、パ?」

 シスターが絶句する中、僕はあることに気づいた。
 リオンがまだ、怖いものの近くにいる。
 怖いものは、きっと危ないものだ。

「リオン!! 逃げて!!」

 僕は叫びながら彼の元に走る。
 怖いものは表面からパイプみたいなものをたくさん出していた。
 リオンは僕に振り向いていて、それに気づかない。
 そして——。

 たくさん何かが爆発したような音が響いた。

「にいちゃん!? にいちゃん!!」

 気がつくと、僕はリオンに覆いかぶさるように抱いていた。
 体中が、熱い。
 腕を見ると、赤い星のマークがたくさん浮き上がっている。それはどんどん広がる。

「にいちゃあぁん。ああぁああん」
「泣くな、よ? リオン、も…男の子、だろ?」

 リオンの後ろに、さっきの怖いものがあった。

「やめろおぉぉぉぉ!」

 僕は思いっきり叫んだ。
 左腕が、おかしな感覚になって、怖いものの方に、左腕が向いた。
 白くて大きくて、怖いものにぶつかった瞬間、怖いものは爆発した。

「…?」

 体の熱さが消えていて、よくみると、腕の星が消えていた。左腕も元に戻っていた。
 怖いものが壊れて、中から人みたいなものが出てきた。
 お母さんだった。

『ありがとう。お母さんは、本当のお父さんのいる、お空に行ってくるからね』
「お母…さん?」

 お母さんが、空に飛んで行ったような気がした。

「リオン?」

 手に、リオンの温もりがなかった。
 ばっと起き上がって、周りを見渡した。

「リオン? …リオン、リオン! リオン!?」

 泣いていた。泣いてしまっていた。

 そうして、僕の弟は消えた。


 そして現在。
 僕は消えた弟、リオンを探して、寄生型エクソシストになった。

Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.71 )
日時: 2010/06/24 21:23
名前: アリス (ID: /jbXLzGv)

バノン君にそんな過去が…!!
それは泣けます…(泣

Re: D,グレイマンⅡ 数百年後の終焉再来オリキャラ募集 ( No.72 )
日時: 2010/06/25 17:51
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 ありすさんへ

ばばっバノ君じゃないす!
エルバ君です!
あとバノンじゃないす! 
ンが多いです!

エルバ君の弟、はじめは妹だったんですけど、
なんかリナリーとコムイの中の「ロリ」
という単語を思い出してやめました。
何十夜先に出ると思いますよww


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