二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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デュラララ!!【只今、番外編執筆中】
日時: 2011/11/23 20:36
名前: 絆(ほだす) (ID: Pvby2f.0)

ほだデス(_^_)

今回は、デュラララに挑戦してみましたw
シズちゃんメインです!

私的にシズちゃんは、
強いけど弱くて、ぶっきらぼうだけど優しくて、ってイメージがあるので
そこを上手く表現できたらなぁ〜と思います^^

キャラ崩壊とか、オリキャラ入れたりとかあるので
ダメ×な方は読まないほうがいいかもです(^_^;)

でわでわw

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Re: 自動喧嘩人形が誰かを守りたいなんて、おかしいですか? ( No.3 )
日時: 2011/04/09 21:28
名前: 甘楽 (ID: 08bdl7kq)

絆様へ≫

初めまして!・・・ですかねぇ。絆様は知っていると思うのですが
『闇』という方の小説をご存知ですよ、ね?その小説でコメを
させて頂いている者です。小説一覧で絆様の名を見つけてコメを
させて頂きました!続きが凄く気になる小説です!!
更新頑張ってください!!

Re: 自動喧嘩人形が誰かを守りたいなんて、おかしいですか? ( No.4 )
日時: 2011/04/10 17:01
名前: 絆(ほだす) (ID: ugb3drlO)

甘楽サマ>まぁ、一応初めましてですかね?
     甘楽サマの事は知ってますよもちろん!!
     コメ有難うございます(_^_)
     チョットずつ進めていこうと思いますので応援よろしくです!!
     ↑て、何か馴れ馴れしいですね。すみませんm(_ _)m

Re: 自動喧嘩人形が誰かを守りたいなんて、おかしいですか? ( No.5 )
日時: 2011/04/10 17:40
名前: 絆(ほだす) (ID: ugb3drlO)

【君には見えて俺には見えないモノ。】

その同じ部屋の少女は、初めて会ったときのように
いつもいつも窓から外の景色を眺めていた。

そして時折、静雄の方を見て微笑むのだった。
何故か、その少女に微笑まれることが嫌じゃなかった。

 
 『七咲舞梨』っていうのか……。なんて読むんだ?

 『平和島静雄』聞いたことあるな。確かとっても強い人……。


二人とも、互いのことが気になっていながら
何故か話そうとしなかった。

でも静雄には、外を眺める彼女の姿は
「話しかけて」
と無言で頼んでいるようにしか見えなかった。

だから—
ある時静雄は、こんな問いかけをした。

 「何、みてんだ?」
 「……私に、無いモノ…かな?」

その時静雄には、彼女の言っている言葉の意味が理解できなかった。

 「どういうことだ?」
 「私に見えて貴方に見えないモノ。……ま、いっか。」

そして彼女は一息ついてこう言った。

 「……ありがとう。」
 
静雄には意味が分からなかった。

すると、それを察したのか彼女はこう付け加えた。

 「私、長くこの病室にいるけど…
私に話しかけてくれたの、貴方だけなんだ。」

……だから、話しかけてくれって……。

 「平和島静雄。池袋最強って聞いたんだけど……。」
 「最強ったって、怪我ぐれーさせてくれてもいいだろ。」
 「…そうね。」

 「舞梨って…なんて読むんだ?」
 「…ひらりって読むの。」

静雄は、彼女と話していくうちに
胸のあたりが暖かくなるのを感じた。

……彼女とずっと一緒にいたくなった。




Re: 自動喧嘩人形が誰かを守りたいなんて、おかしいですか? ( No.6 )
日時: 2011/04/13 19:44
名前: 絆(ほだす) (ID: ugb3drlO)

【ベタだけど……これって運命ですか?】


 「……しぃくんっていい匂いするね……。煙草の匂い?」

舞梨が静雄に近寄ってクンクンと匂いをかぐ。

 「し…しぃくん?!しぃくんって…俺のことか???」
 「うん、そだよ。…ダメ、かな?」
 「い、いや…いいけど……。」

 「私のことは……ひぃって呼んで?」
 「あ…あぁ。」

しぃくん…なんて呼ばれ方は初めてだったので少し戸惑う静雄。
呼ばれ方の話をすると、自然と血管が浮き出る。
『し〜ずちゃんっ^^』
……の、ノミ蟲……ッ。

 「しぃくん大丈夫?……何か気分悪そう……。」

臨也のせいでイラついているだけなのだが、
舞梨は「自分が気分を悪くさせたのではないか」と心配そうな声色で静雄を気遣う。

 「大丈夫だ……、心配させて悪いな。」
 「なら良かった…。
…私みたいに病院に長く入院するなんてことになってほしくないからね…。」
 「……」

ちょっぴり悲しそうな顔をする彼女を前に
静雄はどんな風にリアクションしたらいいか分からなかった。

 「…そういや…。お前、煙草の匂い好きなんて変わってるな。」

取り敢えず、話題を変えることにした。

 「……何でか分からないけど…落ち着くの。だからかな……」
 「?」
 「しぃくんといると…何か落ち着くんだ。」
 「///……俺も。」
 「……そっか。」

決して二人とも口数は多い方ではないのだが、
話さなくても、二人の間に何か繋がっているものがあるように思えた。

それは、静雄も舞梨も感じ取っていた。

……その『繋がり』とは何なのでしょう?
やっぱり—

 『運命』

なのでしょう?


Re: 自動喧嘩人形が誰かを守りたいなんて、おかしいですか? ( No.7 )
日時: 2011/04/13 20:22
名前: 絆(ほだす) (ID: ugb3drlO)

【聞かれたくない…それでも話すのは、聞いて欲しいから…。】


—草木も眠る丑三つ時

誰も起きているはずがない病室で
いきなり舞梨は口を開いた。

 「…しぃくん、知ってるよ?」

そう言われて、静雄は驚いた。

 「……しぃくん、この何日かずっと私の寝てる横に座って
私に話しかけてたでしょ?知ってる。」
 「…あぁ…。」

そう。静雄はここに何日間か、舞梨が寝たあとに彼女の寝顔を見つめて
色々と話しかけていたのだ。

……知ってたんだな……。

 「だって、最近ずっと眠そうにしてるし……。」
 「まぁな。…ずっと見てたし…。」

すると、舞梨は照れくさそうにこう言った。

 「しぃくん…こっち来て……。」
 「?」
 「ひぃの布団の中に入って?」
 「あっ、あぁ……。」

彼女にそう言われて布団の中に入ると、彼女の温もりを感じた。

 「っ?」

『ひぃ』って……。
ひぃの一人称、私じゃなかったか?

……あぁ、そうか……

甘えたい時は、ひぃになるんだな……。

また一つ、彼女のことを知れてなんだか嬉しくなる静雄。
……それと同時に……
静雄はあることに気づいた。

足が当たらない…?

……?

……ひぃ…足が片方…無い……?

左足の方はちゃんと足が当たるのだが、
右足が静雄の足に当たらない。

驚いた静雄は、思わず声を出してしまった。

 「……ひぃ、お前……」

舞梨は「ビックリした?」と笑う。
そしてゆっくりと『その』ことについて話し始める。

 「私ね……右足の膝から下が無いんだ。
何でこうなっちゃったかってね、交通事故でなんだよ。」
 「交通事故……」
 「私はまだ、生き残っただけマシ。
……私の両親とお兄ちゃん、死んじゃったんだ……。
そ。私だけ生き残ったの。」

静雄は彼女の話す姿を見て辛くなった。

 「そんな辛ぇこと、話さなくてもいいのに……」

静雄と舞梨は病室で知り合った仲。
自分の入院期間が終わったら切れてしまう縁なのに……。
わざわざ、俺なんかに話さなくてもいいのに……。

でも、舞梨は違った。

 「確かにね、話したくない、聞かれたくない、そう思ってる。
…でも話しちゃうってことは…聞いてほしいって思ってるからなのかな?
…知ってほしいって思ってるから…なのかな?」

静雄は言葉を無くしてしまう。
……彼女が完璧な笑顔を見せるから……。

 「私って…矛盾してる?」

何故だろう—

彼女はいつも、
答えを求めない疑問形だった。







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