二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

デュラララ!!【只今、番外編執筆中】
日時: 2011/11/23 20:36
名前: 絆(ほだす) (ID: Pvby2f.0)

ほだデス(_^_)

今回は、デュラララに挑戦してみましたw
シズちゃんメインです!

私的にシズちゃんは、
強いけど弱くて、ぶっきらぼうだけど優しくて、ってイメージがあるので
そこを上手く表現できたらなぁ〜と思います^^

キャラ崩壊とか、オリキャラ入れたりとかあるので
ダメ×な方は読まないほうがいいかもです(^_^;)

でわでわw

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24



Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.78 )
日時: 2012/01/06 11:28
名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)

え———!!!
ひぃちゃんし、死んじゃった!?

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.79 )
日時: 2012/01/06 20:01
名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)

さあ、どうなっちゃうんでしょーか?

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.80 )
日時: 2012/01/06 20:28
名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)

〈散る桜と違って、取り返しのつくこと〉

 俺は、端から二人の様子を黙って見ていた。
 ——泣く舞梨の姿。——これから始まる、否、既に始まっている苦しみの輪廻に立ち向かおうとする静雄の姿。
 二人の姿は、強く生きる雑草を思わせた。そう。苦しみに絶望するのではなく、それに立ち向かうその姿。雑草——それは、望まれて生まれるものではないもの。——名も知らない雑多な草。
 だが、俺は、それの名を知っていた。
 ......それは、『勇気』『希望』という。
 それは、ただの絵空事にすぎない——今、この瞬間までそう思っていたのだ。だが、それは綺麗事でも、屁理屈でも、何でもない......彼らの『生き方』そのものだった。
 別に、それに心動かされたわけではない。ただ、それを前にして『諦め』の二文字が、脳裏に浮かんだだけなのだ。
 そして、もう一つ——哀れみ。自分自身に対して、その感情を持ってしまったのだ。今、自分が舞梨に対してやっていることは、酷い——否、違う。自分勝手——否、違う。違うのだ。責任に縛られたものなどではないのだ。それは——。

 ————哀しい————。

 俺は、それを、とてもとても哀しいものだと思った。
 だから。
 もう、彼女を縛るのは、これで最後......かな? 悪人にはこんな善行、似合わないだろうか?
 もう、最後——。
 
 『——ひぃ、解ってるよね?』

 ——舞梨が、それを否定してくれると、信じて。

 ......でも、運命はそれ以上に、哀しく、残酷なものだった。
彼女が握るナイフだけが、それを映した。光そのものではなく、光によって照らされる像に。
 もう、取り返しなんて、つかなかった。

 最後——。
 彼女は、贖いではなく、許しを乞うた。

 だから、俺も——。
 贖いのためでなく、彼女の幸せを祈る生贄として。

 『ひぃ、大好きだった。......ううん。ずっとずっと、大好きだよ』

 胸に突き刺さった現実——ナイフ——は、俺に鋭い痛み——バツ——を与え、俺の意識は遠ざかっていった。

 「お兄ちゃん?! ......嘘。ひぃ、お兄ちゃんをッ——」

 最後に彼女を救えたのならば、それで、いい——。
 

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.81 )
日時: 2012/01/07 20:49
名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)

〈死ぬということは、〉

 「嘘、嘘嘘嘘......嘘でしょっ?! ひぃ、お兄ちゃんをッ......」
 顔面蒼白になった舞梨の前に倒れていたのは、黒い髪に黒い洋服、それと相対した青白い顔。血の海に沈んだ——折原臨也。胸には彼がいつも所持しているナイフが突き刺さっていた。
——死んでいるかもしれない。
舞梨も、静雄も、その事実を信じられず、ただ、立ち尽くすばかりだ。
 「なっ......臨也の野郎......」
 静雄は、赤く染まった地面——現実と、臨也が自らの生命を投げ出したということを信じられなかった。
 舞梨は——。
 「......ひぃ、ひぃが......お兄ちゃんをっ......刺した、の?!」
 自分が臨也を殺してしまったのだと驚き、また、深く絶望した。
 臨也は、ナイフが舞梨の胸に刺さる瞬間、自分の体と彼女の体をすり替え、犠牲になったのだ。
 舞梨に殺意があって、臨也は死んだのではない。——それはただ、偶然起こった。突然に襲った悲しみなのだ。
 それは、舞梨自身、良く解ってはいた。......だが、それを真実として受け止めること、自責の念から開放されることは彼女にとって難しいことだった。もしかしたら、これが臨也の、最後で最悪の束縛なのかもしれない。
 「......!! 救急車呼ばねぇと」
 静雄は、やっとのことで気を取り直し、救急車を呼ぶという懸命な判断を思い出した。——そうだ。まだ、死んだと決まったわけではない、助かるかもしれないのだ。
 「ケータイケータイ!」
 震える指で番号を押し、救急車を呼ぶ。
 「舞梨、すぐ救急車来っから、お前乗ってけよ!」
 静雄はぼうっとしている舞梨の肩を叩く。

 ————これは、呪い————

 「なんで、皆皆......ひぃを生かしたの? ひぃは、疫病神。皆不幸になるんだ......。神様、ひぃを殺して下さい」
 
 ————もう、自分の幸せなんて、望んだりしない。
 
 「......違うか。それさえも、望んじゃいけないのか......」

 これは、私の贖いの始まり。——自らの手によって自らの命を絶ち、それでも尚、赦されることのない罪。
 決して、抗うことのできない——。

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.82 )
日時: 2012/01/07 21:17
名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)

ひぃちゃんそんなに自分を責めちゃいけないのに……!!
しかもイザヤしんだぁ!? 刺さる前にすりかえるなんて逆にすご……


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24