二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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デュラララ!!【只今、番外編執筆中】
日時: 2011/11/23 20:36
名前: 絆(ほだす) (ID: Pvby2f.0)

ほだデス(_^_)

今回は、デュラララに挑戦してみましたw
シズちゃんメインです!

私的にシズちゃんは、
強いけど弱くて、ぶっきらぼうだけど優しくて、ってイメージがあるので
そこを上手く表現できたらなぁ〜と思います^^

キャラ崩壊とか、オリキャラ入れたりとかあるので
ダメ×な方は読まないほうがいいかもです(^_^;)

でわでわw

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Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.88 )
日時: 2012/01/09 17:56
名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)

〈神にでも解らないこと〉

 少女——舞梨は、願った。神に縋ることなど、赦されないと解っていながら、尚。
 ——折原臨也の生命が救われることを、願った。
彼女に、奇跡は、起こせないから。誰も、幸福にすることができないから。
 だから、彼女は、神に願った。
 「お願い......します。ひぃ、ひぃの生命をあげてもいい! ううん、ひぃは死ななきゃいけない!! ......でも、お兄ちゃんは、お兄ちゃんは、助けて......」
 神は——少女を、愚かだと思った。どこまでも、白く生きようとする彼女を、愚かだと。
 さて、少女を——少女の願いを、どうしようか。
 
 神に願った者。もう、二人程いただろうか。
 一人は、死にかけの男。——少女が自らの命をかけてでも助けたいと願う者。
男の願いは、ただ一つ——少女の幸福。
 一人は、少女に恋したバーテンダー。
男の願いもまた、少女の幸福。

 三者三様の願い......どれを叶えてやろう。
 ——均衡を保った、天秤。
 
 愚か者の願いを叶えることは、間違っているのではないか?
 何故、男どもは愚か者の幸福を願うのか?

 どれだけ考えても、解らない。
 ——だから。

 「……では、愚か者にはその答えを生涯かけて探すことを贖いとしよう」

 

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.89 )
日時: 2012/01/09 22:46
名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)

……あれ? 神様出てきた?
ってーか、三人神様惑わせたぁ!? 凄いなオイ!!
ホント凄いわぁ〜ほだすさんが。神でしょ、アナタ。

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.90 )
日時: 2012/01/10 17:34
名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)

どんどん話がややこしくなって来ました(^_^;)

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.91 )
日時: 2012/01/10 17:59
名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)

〈記憶の中に、小さな小さな矛盾を見つけました〉

 お兄ちゃんは——臨也お兄ちゃんは、昔からよく言っていた。
 『俺は、神様なんていないと思うよ』
 ——完璧な、無神論者だった。否、そうじゃなかったのかもしれない。お兄ちゃんの言うことは難しくて、私には理解できなかったからだ。それでも——『死ぬ』ということに関しては、誰よりも真剣に考えていたことだけは知っていた。
 『ひぃは、神様、いると思う?』
 お兄ちゃんは、一度だけ私に問うたことがあった。
 私は——。
 「んー.......。難しいなあ。ひぃ、そういう事考えたことなかったから......」
 幼い私は、神様という存在が何なのかも解っていなかったし、難しい質問だと思ったので、何も答えられなかった。
 『ふぅん、そっかぁ......。難しい質問だったね、ごめん^^』
 お兄ちゃんは、少しだけがっかりしたように言うと、それ以来その質問を私にしてくることは、無かった。......その時のお兄ちゃんの表情は、まるで「何も知らなくていいんだ」とでも言っているようだった。
 何を知らなくてよかったのだろうか?
 お兄ちゃんが瀕死状態で、すごく危険な状態にある今——私は、意外と冷静に——諦めたように、お兄ちゃんとの思い出を張り巡らせていた。
 「神様がいるかどうかなんて、ひぃには......解りません」
 あの質問以来、私は、お兄ちゃんの見る世界を解りたくて、世界の神話、哲学、宗教......色々なことを勉強した。
 新しく知識が増えていく度、お兄ちゃんにまた近づけたかな、と嬉しかった。それと同時に、お兄ちゃんはこんなにも難しいことを考えて生きているんだと、自分の何も考えずに生きている姿を、酷く恥ずかしく思った。
 でも——。どれだけ勉強したって、本当に知りたいことの答えは、何処にもなかった。——神様がいるか否か。
 だから、賭けをしてみることに決めたんだ。私が、神に願うことを聞き届けてくれるのか。
 「......ひぃは、神様を信じて拝みます」
 

 さて、折原臨也は神はいないと言った。いないと思うといった。
 ——では、何故、神に願ったか。なぜ、有りもしない希望に縋ったか。
 
 二つの解は——折原臨也自身の生命で証明されることだろう。

Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.92 )
日時: 2012/01/10 19:51
名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)

あーこれでイザヤ死んだら、マジ地獄にぶち込む。


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