二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- デュラララ!!【只今、番外編執筆中】
- 日時: 2011/11/23 20:36
- 名前: 絆(ほだす) (ID: Pvby2f.0)
ほだデス(_^_)
今回は、デュラララに挑戦してみましたw
シズちゃんメインです!
私的にシズちゃんは、
強いけど弱くて、ぶっきらぼうだけど優しくて、ってイメージがあるので
そこを上手く表現できたらなぁ〜と思います^^
キャラ崩壊とか、オリキャラ入れたりとかあるので
ダメ×な方は読まないほうがいいかもです(^_^;)
でわでわw
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- Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.73 )
- 日時: 2012/01/03 14:21
- 名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)
あけましておめでとう〜!!
ってか、ほだすさん一月一日誕生日!? すご!!
- Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.74 )
- 日時: 2012/01/04 19:58
- 名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)
そうなんですよw
あんまりいい事ないですけどね(^_^;)
- Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.75 )
- 日時: 2012/01/05 12:03
- 名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)
あ、そうなの。
- Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.76 )
- 日時: 2012/01/05 19:42
- 名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)
はい^^
冬休み中なんで、誰にも会えないから、祝ってもらえないんですお/(^o^)\ナンテコッタイ
- Re: デュラララ!!【只今、番外編執筆中】 ( No.77 )
- 日時: 2012/01/05 20:20
- 名前: Chaos;ほだす ◆w6bR1QqEtU (ID: yTgpXhnH)
〈散る桜は、風前の灯のように——〉
「せんせ......帰ってよっ......」
いっぱいに溜めた涙が、彼女の目からこぼれ落ちた瞬間——。
彼女の手が、静雄の背中を押した瞬間——。
「......ぜってぇ、お前の傍から離れねぇよ」
静雄の中にあった、モヤモヤとした負の感情は、完全に吹き飛んだ。......気づけば、舞梨は、静雄の腕の中にいた。——そう。静雄が、舞梨の華奢な体を——壊れそうな心を抱きしめたのだ。
「......せんせ......だめ、だよ? ひぃ、せんせのこと、好きになっちゃうから......だめ」
舞梨は、この状況に気持が付いて行かない。好きな人に抱き締められるどきどきで、胸がときめいているのだ。——ずっとずっと、叶わないと思っていた恋が、報われたのだから。
しかし、自らの罪によって殺されてしまった家族たちのことを思うと罪悪感に押しつぶされそうになる。そして、静雄もまた、臨也に殺されてしまうのだろうか、などと考えると、どうしようもない恐怖で足が竦みそうになる。
総ては、『人殺し』からの罪悪感から逃れられず、幸せを素直に受け止めることができない。
——否。それは、彼女にとって拷問に近いものなのかもしれない。
「なぁ、舞梨。俺さ、こないだまでセンセだったんだぜ。だからさ、お前に特別な気持ちを持つことも、抱きしめることも、好きだって言うことも全部......赦されないことだったんだ。
......だから、今、こうやってお前のこと抱き締めれてることがすっげー不思議だし、すげー......嬉しい。
なあ。俺じゃ、駄目か? 俺、お前のこと好きでいちゃ駄目か? 確かに、お前に辛い思いさせんのかも知んねぇ。でもな、それでもな、俺、どんなにお前を傷つけても、お前のこと好きでいたいんだ」
静雄は、彼女の華奢な体が潰れてしまいそうなくらいの強い力で、抱きしめる。その顔に青いサングラスはなく、素顔だった。
端からみれば、静雄の発言はただのエゴにしか聞こえず、理解を得ない言葉なのかもしれない。だが、それでも、舞梨にとってそれは、とても嬉しい言葉だった。どんな説教よりも、どんな感動するドラマよりも、どんなにどんなに悲しい物語よりも、心にしみた。
「せんせ......」
「——ひぃ、解ってるよね?」
舞梨が、口を開こうとした瞬間——臨也の声が重なった。その声は、嫉妬の炎が燃え盛っているようで、それでいて、とてもとても無感動で、冷淡な声。
だが、舞梨は、それを予想していたかのような口ぶりで、自分自身の言葉を紡ぐ。
「解ってるよ、お兄ちゃん。......ひぃにはもう、誰かを愛するなんて資格、無いね」
それこそ、冷淡な表情で、淡々と。
語る彼女のポケットから出てきたのは——。
右手に握られ、姿が顕になったそれは——。
「ひぃ......?! 何するつもりなの??!」
「舞梨?!」
——ナイフ、だった。
「......ううん。生きてる資格がないんだね」
彼女は、笑顏で——精一杯の笑顔で、言った。
最後に——。
「お兄ちゃん、ありがと。大好きだよ。
せんせ......いや、しぃくん? 本当にありがと。......大好き。今まで出会った誰より、大好きだよ?」
そう言って、彼女は、自らの胸にナイフを突き立て——生命の灯火に静かに静かに息を吹きかけた。
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