二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【薄桜鬼】 一期一会
日時: 2012/02/12 17:53
名前: 雛苺 (ID: X9g0Xy3m)
参照: カフェオレよりミルクティー派!

 お初の方も友達の方も、いらっしゃいませ^^
 雛苺です。
 今回、リア友の林檎からのリクで薄桜鬼の二次小説を書くことになりました!
 まだまだ、未熟者ですが温かく見守って下さる方はコメントなんかもしてくださると嬉しいですなぁ^^

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Re: 【薄桜鬼】 一期一会 ( No.62 )
日時: 2012/02/27 18:25
名前: 雛苺 (ID: MKP5QLsm)
参照: カフェオレよりミルクティー派!


 第七幕

 にっこりと完璧な笑顔で笑う樹とは対照的に土方は頬を引きつらせる。

 近「ははは!これはこれは、丁寧な説明をどうもありがとう。感謝するよ!」

 近藤は豪快に笑い、人懐っこく笑った。近藤の後ろから、樹と同じくらい完璧な笑顔の沖田が顔を出して、樹に問いた。

 沖「樹君・・だっけ?そんなことよりさぁ-------------------君、強いの?」

 沖田の笑顔の一言でぴしりと空気が固まる。気まずい空気が流れる中、樹はやはり完璧に笑って言った。

 樹「さぁ、どうでしょうね・・・まともな剣術など習ったことはないので・・。ですが、美影を守る為ならば僕は、僕たちは鬼にもなりますよ」
 土「!!・・・鬼・・だと・・?」
 樹「えぇ。美影は僕たちの宝物----------------------何者にも傷つけさせませんよ」

 沖「そこまで言うなら勝負しようよ」

 土「総司ッ!てめぇは黙って------------」
 樹「かまいませんよ」

 にこっと樹は穏やかに笑う。その後ろで伸びている守浬の様子を見ていた美影は、いつの間にか進んでいる話にきょとんとしている。そして、樹の着物の裾をぎゅっと握った。

 樹「美影?どうしたの?」
 美「樹兄・・戦うの?また、私のせいで・・戦うの?」
 
 哀しそうな声で言う美影を見て、樹は目を見開く。そして、ふっと優しく微笑むと美影の頭を撫でた。

 樹「違うよ、美影。これは戦いじゃない、ただの試合さ」
 美「本当・・?」
 樹「あぁ、本当だよ」

 しばらく不安そうな瞳で樹を見ていた美影だが、樹の笑顔でやっと肩の力を抜いて、ほっとしたように笑った。
 その時、土方と沖田の胸には同じ疑問が浮かんでいた。

 土・沖(私のせい・・ってどういうこと(だ)?)
 

Re: 【薄桜鬼】 一期一会 ( No.63 )
日時: 2012/02/27 18:56
名前: 林檎 (ID: ???)  


キャー≧-≦///


沖田!
樹に負けないで!!!


ってか
つづきどうなるねん^^;


Re: 【薄桜鬼】 一期一会 ( No.64 )
日時: 2012/02/27 19:04
名前: 雛苺 (ID: MKP5QLsm)
参照: カフェオレよりミルクティー派!


 君は一体どっちの味方なんだ!?

 さぁ・・どうなるだろうねぇ・・フッフッフ

Re: 【薄桜鬼】 一期一会 ( No.65 )
日時: 2012/02/27 19:17
名前: 林檎 (ID: ???)  


どっちもない^^;


フフフ…
ってか足が
さむいぞ;-;

Re: 【薄桜鬼】 一期一会 ( No.66 )
日時: 2012/02/28 18:35
名前: 雛苺 (ID: MKP5QLsm)
参照: カフェオレよりミルクティー派!


 第八幕

 守「いぃぃぃつぅぅぅきぃぃぃ!!」
 (*:樹)

 樹「あれ?守浬、起きたんだ。おはよう」
 守「誰が寝かせたんだよ・・・で、試合すんだろ?もちろん俺もやっていいよな?」

 にこりと笑う樹を睨んだ後、守浬は反対に嬉しそうに笑った。そんな守浬を見て樹は呆れたように息をつく。所は変わり、樹たちは案内された部屋だ。ずっと伸びていたはずなのに何故そんなことばかり聞こえているのかといつも不思議に思う。

 樹「どうせ、駄目って言ってもやるでしょ?・・・本気、だしたらまた寝かすから」
 守「お、おう」

 にっこり笑う樹を見て、先ほどの痛みを思い出したのか守浬は冷や汗を浮かべる。しかし、その冷や汗はすぐに引っ込み、にやりと怪しく微笑んだ。

 守「俺があいつら相手に本気なんて出すかよ。・・俺が本気を出すのは美影のためだけだ」

 守浬はきっぱり言い切ると、うとうとしかけている美影の頭を撫でた。

 美「守浬兄・・起きたんだ。おはよう」
 守「おう、はよ。美影、どした?眠いか?」
 美「んー・・・眠くない!・・・・くぅ・・」
 守「今、眠くないって言ったよな!?」
 樹「守浬、寝てる美影に何言っても聞こえないよ。それよりもほら、美影こっち連れてきて」

 布団を敷き終えている樹の元へ美影を優しく運ぶ。すやすやと気持ちよさそうに眠る、大切な妹を見ている2人の顔は、とても優しく微笑んでいた。

 


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