二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙
- 日時: 2015/08/24 01:33
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)
えっと、知っている方もいると思います
ドロップです!
これは、妖精の尻尾の魔導士たちがかくかくしかじかで学園生活を送っています
それと、ナツの性格が最初のうちは少し変わってしまうかも……
さらにグレジュビファンの方々に注意です
グレイ、ジュビアは違う人とくっつく……かも、しれません
私は、なぜかどんどん小説を作ってしまい……
だいぶ掛け持ちしてます
でも、なるべく少しずつでも更新するのでよろしくお願いします
あと、私はアニメで見てるだけなので、詳しいセリフなどが分かりません
基本的に原作には沿っていくのですが……
セリフはまったく違うし、展開も変わる予定です
それと、いろいろあって何個か省略して書きます
ご了承ください<m(__)m>
※題名変更しました!!
※オリキャラ募集終了しました
オリキャラ投稿してくれた方々
>>24レイル・アルフェイス 黒陽様
>>25レンリ・フィルティア みすず様
>>40イーグル・レイスト 紫苑有栖様
魅力的なオリキャラありがとうございました(*´∀`)♪
- 第21話 君を守りたかった ( No.74 )
- 日時: 2015/10/12 01:18
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)
『ハハッ…いい度胸だぜ』
『………』
立っているのも限界だった。
視界がくらむ。足がふらつく。手の感覚がわからない。
『あいつ等殺してやろうか? ハハハッ!』
『……やめろ』
『あ?』
見下すように、軽蔑するように、僕を見てくる。
なんで、こんなことになってしまったんだろう。
………大好き、だったのに
***
「………どこ…?」
ふっと視界に入ってきた真っ白な天井。
さっきまで写っていた景色とまったく違うため、つい顔をしかめてしまった。
そこで、手に何かのぬくもりを感じそちらを向く。
すると、その先には椅子にもたれたまま眠るグレイの姿があった。
「そっか…僕、熱出したんだっけ」
グレイが看病してくれてたのか、とひとり呟くと、ミルフィは自分の額の汗を拭った。
……嫌な夢だ。
しかし、これは忘れてはいけない。そう忠告されているようだった。
「グレイ……」
そう呟いた後、ミルフィはグレイの手を握る自分の手を見た。
そこにはブレスレットがはめられている。
それにもう片方の手でそっと触れると、目を細めた。
「ごめん…ごめんね……」
ブレスレットに触れながらそう言うと、ミルフィは一筋の涙を流した。
***
次の日。
今日は学校もないため、ギルドはどんちゃん騒ぎ。
それを見ながら、すっかり熱が下がったミルフィはため息をついた。
「……うっさ」
その視線の先には、いつものことながらナツと喧嘩するグレイの姿。
低レベルな言い争いをしながら、結局勝負になる。
次々と飛んでくる食器などをひょいひょいとかわしながらミルフィは微笑んだ。
(もう一度会えて、よかった)
そして、ミルフィはその時、なぜか自分の首筋を手で押さえていた。
***
数時間後。ギルドのみんなはあちこちを走りまわっていた。
ロキを探し回っているのだ。
「……ロキ、か」
ミルフィは、橋の上からタンッと飛び降りると、辺りを見回した。
やっぱりいないか、と呟いて他のところも探してみる。
しかし、簡単には見つからない。
「まあ、僕が見つけたってどうしようもできないか……」
うっすらと淡い笑みを浮かべ、ミルフィは言った。
「こんなんだからバーミリオンたちにも憎まれるんだしね…」
そう言った後、苦しい過去を握りつぶすかのように、ミルフィは両手をぐっと握り締めた。
- 第22話 みんなには見せられない姿 ( No.75 )
- 日時: 2015/10/12 01:21
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)
その後。ロキは無事に見つかったようだ。
「え、ロキって星霊だったの!?」
ミルフィが驚きの声を上げる。
すると、ロキはハハッと笑った。
「まあそんなのどーでもいっかぁ…仲間なことに変わりないんだし」
ミルフィは、そう言うとニコッと微笑んだ。
そして、くるっと逆方向を向くと、リクエストボードへ向かっていく。
そこで何かの依頼を取ると、ミルフィは振り向いた。
「僕たち今金欠だから仕事行ってくるね。ちょっと帰ってくるの遅くなるかも」
「え、学校はどうすんの!?」
「……あれ、知らなかった? 教師の人たちが何かに集団感染して来週中は休みだよ」
「あ、そっか」
じゃあね、と手を振るとミルフィとアルガは出て行き、仕事へと向かった。
***
仕事先へと着き、一旦近くの宿に泊まることになったミルフィたち。
地図を見ながら進んでいく。
「……えーと、この森を抜ければ宿だな…」
「結構遠いね…。でも、依頼主が優しい人でよかったよ。宿まで取ってくれてたなんて」
「そうだな」
アルガは短く返事をすると、木を掻きわける。
先ほどから腕や足に木の枝が当たって地味に痛いのだ。
「お、もうすぐ…」
そうアルガが言いかけた瞬間。
「「………………ッ!!!??」」
急に体中に痛みが走り、ふたりはその場に崩れ落ちた。
もがき苦しみ、ふたりは短く悲鳴を上げる。
「うッ、…ああっ!!!!」
「……く、そ…、うああッ!!!」
ふたりは地面に倒れ込んだまま息を荒くさせる。
喉が焼けるように熱い。体中が痛んで立つこともできない。
はあっと息をつくと、ミルフィは笑った。
「ハハッ…こっち、来て、て、良かった、ね」
少しずつ痛みが収まってきたのか、ミルフィはふっと笑った。
仰向けになってもう一度ため息をつくと、そっと目を閉じて呟く。
「こん、な姿…、見せら、んない、し……」
「あ、あ。そう、だな…」
ふたりの首筋には、何かの模様が浮かんできていた。
***
すみません
楽園の塔は省かせていただきます
もちろんナツたちは今そこにいますが…
こういうの省かないとどうしようもならなくって
楽園の塔好きなんですけどね…
そして、次はアレですね
うん 個人的にはアレも好きです
バトル・オブ・フェアリーテイル!!
うん 前置きが長くなったり違う奴入れたりするかもですが
省かれることも覚悟しておいてくだs((殴
……書きますよ、た、たぶん←
さらにさらに…
デリオラの奴はいずれ書きます
順番がかくかくしかじかで入れ変わりますがご了承ください
- 第23話 エルザってどんな人? ( No.76 )
- 日時: 2015/10/12 01:22
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)
先にララバイの書こうかなー、って思ったので…どぞ!
***
「……あ、ミルフィ。遅かったな」
「グレイ。うん、そうだね…」
「オレの存在無視かよ」
仕事から帰ってきたミルフィとアルガ。
そこで楽園の塔での詳細を聞き、ふたりは目を見開いた。
「え、そんなことがあったの? てゆーか、エルザは…?」
「仕事だ」
「……回復はっや」
アルガが苦笑いをし、他のみんなもつられて苦笑い。
「そういえばさー、ルーシィどっかの権力者倒したんでしょー」
「うっ…別にそういうわけじゃ……」
ミルフィがけらけらと笑いながら言う。
どうやら、エルザはもうすぐ帰ってくるらしい。
そこで、ミルフィが疑問を口にした。
「そういえばさ…エルザってどのくらい強いの?」
「え?」
その疑問には、ルーシィが真っ先に反応した。
そして、ずいっとミルフィに顔を近づける。
「ちょっと待って……。ミルフィとアルガって、いつから妖精の尻尾にいるの?」
「んーと…、一ヶ月くらい前かな」
「うっそぉ!?」
ルーシィが驚きの声を上げる。
どうやら、もっと前からいたと思っていたようだ。
「結構最近なのね…」
「うん。だからさ、エルザがどのくらい強いか知らないんだよねー」
のんきに言うミルフィを見て、ナツが冷や汗を浮かべた。
それは、周りの人も同様だ。
それを見てミルフィとアルガ、そしてルーシィも首をかしげる。
「そりゃあもう…あれだよなぁ」
「ああ。別格……」
その姿を見て、さらに三人は首をかしげていく。
「一蹴りで山1つ吹きとぶくらい?」
「ちょ、ミルフィそれはいいすぎでしょー」
ルーシィがけらけらと笑い飛ばす。
しかし、みんなは真剣な顔をして答えた。
「いあ…案外間違ってねぇ」
「むしろ、3つくらいじゃねぇか……?」
「いや、3つはさすがにないよ。2つでどう?」
「……僕、よく分かんなくなってきた」
「オレも」
「一蹴りで山2つ吹き飛ばす人ってどんなんよー!?」
桁違いの話をするみんなを見てきょとんとするミルフィとアルガ。
涙目で叫ぶルーシィ。
すると、誰かがバンッとドアを開けて入ってきた。
「エルザが帰ってきたぞ!!!」
その瞬間、ギルド内にピリッとした雰囲気が流れる。
ズシィン、と音がし、エルザが入ってきた。
ドスッと巨大な爪を置く。
どうやら、討伐した魔物のものらしい。
「今戻った。マスターはおられるか?」
「おかえり!! マスターは定例会よ」
「そうか」
ミラがにっこりと笑顔で答える。
すると、エルザはふうっとため息をついた。
「それよりお前たち。また問題ばかり起こしているようだな。マスターが許しても私は許さんぞ」
シン、とした空気で、エルザはビシビシと指摘をしていく。
そして、ふう、と頭に手をやった。
「まったく…世話が焼けるな。まあいい、今日のところは何も言わないでおいてやろう」
(ずいぶんいろいろ言っていたような……)
エルザの言葉に苦笑いするルーシィ。
「ところでナツ、グレイ、ミルフィ、アルガ」
そこで、エルザが4人のほうを見る。
自分たちまで呼ばれたことに少し驚きつつミルフィとアルガもエルザのほうを見た。
「頼みたいことがある」
***
ここでミルフィとアルガどうしようかなーって思ったんですけど、こうしないと原作そのままになっちゃいますしね
ルーシィも迷ったんですが…やめときましt((殴
- 第24話 妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強チーム ( No.77 )
- 日時: 2015/10/12 01:23
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)
「頼みたいこと?」
ミルフィがきょとんとした感じで聞き返す。
それにエルザは重々しく頷いた。
「四人の力を貸してほしい。ついてきてくれるな」
その言葉に周りがどよめいた。
エルザが人を誘うなんてことは、よっぽどらしい。
そして、エルザは出発は明日だと言って去って行った。
「エルザとナツとグレイ…それにミルフィとアルガ……。今まで想像したことなかったけど……」
ミラが少し震えながら言うのを見てルーシィが不思議そうな顔をする。
「これって、妖精の尻尾最強チームかも……」
***
次の日。マグノリア駅にて。
ナツとグレイはいつも通り喧嘩をしている。
ルーシィは、どうやらミラに頼まれてきたらしい。
「グレイ」
「あ? んだよミルフィ」
「服」
淡々とした表情で言われ、グレイはあたふたとする。
………が。
「ん? おい、今は着てッぞ!!」
「うん。珍しく着てるねってこと」
「どういう意味だよ!!」
その姿を見てアルガがけらけら笑う。
ナツは、グレイがミルフィと話しているため、ルーシィをからかいだした。
もちろんハッピーも一緒に。
「あ、そうだ……」
「は? 何がだよ?」
ミルフィが何かを思い出したようにピタっと動きを止める。
そして、ふわりと微笑んだ。
「看病、ありがとね」
「……! おう」
その言葉にグレイは少々顔を赤くしながら答えた。
それと同時にミルフィが泣いていたことも思いだし、少し重たい表情になる。
すると、そこでハッピーが割り込んできた。
「ぷぷぷ。顔真っ赤だよ、グレイ。どぅえぇぇきてるぅぅ」
「はあッ!!?」
バッと反射的に手で顔を隠す。
どうやらミルフィにハッピーの言葉は聞こえていなかったようで、グレイはとりあえずほっとする。
そこで、エルザがやってきた。
「荷物多ッッ!!!」
すかさずルーシィがつっこみ、ミルフィとアルガもその姿に少し驚く。
エルザはルーシィに気づき、ルーシィは事情を話した。
そしてナツがエルザに勝負を申し込み、エルザは了承した。
***
現在、列車の中。
ナツはぐっだぐっだに酔いまくり、グレイがけっと笑う。
ちなみに、エルザ、ミルフィ、ルーシィ。
反対側にはナツ、グレイ、アルガの順に座っている。
「しょうがないな…私の隣に来い」
「どけってこと……?」
ミルフィが半ばめんどくさそうにしながらナツと席を変わる。
そして自動的にグレイと少し肩が触れあうことになるわけで…。
グレイは少し頬を赤くした。
「これで少しは楽になるだろう」
しかし、エルザに拳を叩きこまれ気絶したナツを見て、気の毒そうな顔になった。
- 第25話 大きな忘れ物 ( No.78 )
- 日時: 2015/10/12 01:24
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)
そこで、ルーシィがふとしたように言葉を発した。
「そういや…あたし、みんなの魔法ちゃんと見たことないかも」
「そういえば、そうかもな。ファントムの時も楽園の塔の時もそんな余裕なかったし」
「エルザってどんな魔法使うの?」
ルーシィがエルザに問いかける。
すると、エルザが答える前にハッピーが口を開いた。
「エルザの魔法は綺麗だよ。血がいっぱい出るんだ。相手の」
「綺麗なの? ソレ」
ルーシィが心底呆れたような表情をする。
そこでミルフィがふっと笑った。
「魔法剣士はそう珍しくないけど…エルザのは少し特別だよね」
ミルフィの言葉にルーシィが不思議そうな顔をする。
エルザは「大したことはない」と言い、「私はグレイの魔法のほうがきれいだと思うぞ」と言う。
そして、グレイが氷でギルドマークを作った。
「わあッ!! 氷ってアンタ似合わないわね♪」
「ほっとけっての」
そこでルーシィがはっとする。
氷と火。だから仲が悪いのか、と。
ルーシィが笑い、ミルフィもクスクスと笑う。
アルガは面倒くさそうな顔をして本題を切りだした。
「それで? 一体何事なんだよ」
「そうだな……。話しておこう。先の仕事の帰りだ…」
***
「「ララバイ?」」
「子守歌…眠りの魔法か何かかしら」
グレイとアルガの声がハモる。
ルーシィも首を傾げ、ミルフィは何かを考え込むように俯く。
エルザは分からない、と言った。
「私も初めはそう気にかけていなかった。エリゴールという名を思い出すまではな___」
魔導士ギルド鉄の森のエース 死神 エリゴール。
暗殺系の依頼ばかりを遂行し続けてついた字らしい。
本来暗殺系の依頼は評議員の意向で禁止されているのだが鉄の森は金を選んだのだ。
「結果…6年前に魔導士ギルド連盟を追放……。現在は『闇ギルド』というカテゴリーに分類されている」
「闇ギルドぉ!!?」
ルーシィが汗を垂れ流しながら叫ぶ。
一同は列車を降り、町へと出て行く。
「鉄の森に乗り込むぞ」
「面白そうだな」
「右に同じ」
「僕は面倒臭い……」
乗り気なグレイとアルガ。
ミルフィは面倒くさそうだが嫌というわけではなさそうだ。
ルーシィはずーん、といまだに汗を流している。
「あれ? やだ…嘘でしょ!!?」
そこでルーシィがあることに気がついた。
___ナツが、いない。
「エルザ…膝枕してんのにどうやったら忘れられるんだよ……」
ミルフィが呆れた声を出し、一同は列車へと走って行った。
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