二次創作小説(紙ほか)

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FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙
日時: 2015/08/24 01:33
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)

えっと、知っている方もいると思います
ドロップです!

これは、妖精の尻尾の魔導士たちがかくかくしかじかで学園生活を送っています
それと、ナツの性格が最初のうちは少し変わってしまうかも……
さらにグレジュビファンの方々に注意です
グレイ、ジュビアは違う人とくっつく……かも、しれません

私は、なぜかどんどん小説を作ってしまい……
だいぶ掛け持ちしてます
でも、なるべく少しずつでも更新するのでよろしくお願いします

あと、私はアニメで見てるだけなので、詳しいセリフなどが分かりません
基本的に原作には沿っていくのですが……
セリフはまったく違うし、展開も変わる予定です
それと、いろいろあって何個か省略して書きます
ご了承ください<m(__)m>

※題名変更しました!!
※オリキャラ募集終了しました

オリキャラ投稿してくれた方々
>>24レイル・アルフェイス 黒陽様
>>25レンリ・フィルティア みすず様
>>40イーグル・レイスト 紫苑有栖様
魅力的なオリキャラありがとうございました(*´∀`)♪

第18話 王子の嫉妬のお相手は姫の双子の弟でした ( No.68 )
日時: 2015/10/12 01:12
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)

「さっさと離れるぞ」
「うん」

グレイの言葉に頷き、ミルフィは足に力を入れた。
しかし、先ほどの戦いのせいで力が入らず、その場に座り込んでしまう。

「しょうがねぇな……。じっとしてろよ!!」
「え、わあッ!? お、降ろしてッ」

グレイがミルフィを抱え走りだす。
しかもその抱え方がお姫様抱っこなので、ミルフィは顔を赤くして抵抗する。
だが、やはり力は入らず男のグレイには敵わない。
結局そのまま外へと出た。

「お、降ろしてってば!!」
「我慢しろっつの。背中痛くておんぶできねんだよッ」
「だから、僕歩けるからッ!!」
「意地張るな!」

グレイの言葉に押し黙るミルフィ。
そして、そこにアルガが駆け寄ってきた。

「大丈夫だったか?」
「ああ」
「うん。僕は平気だよ」
「あんま無理すんなよ…」

アルガがミルフィの髪をくしゃりとやる。
ミルフィは特に抵抗もせずにアルガをじっと見た。
その姿を見て、グレイは思わず声を出した。

「み、ミルフィとアルガってさ……付き合ってんのか?」

そう言った瞬間、ミルフィとアルガが目を点にした。
そして、ふたり同時に吹きだす。

「ハハッ、言ってなかったか? グレイ」
「僕たちはね……」

「「双子だよ」」

ふたりが同時に言い、今度はグレイが目を点にした。

「えぇぇぇええええ!!!??」

グレイはその日で一番大きい声を出したとか……。

   ***

更新量少ないけど。。
お久の更新でっす!!

第19話 踊る、壊れたメリーゴーランド ( No.70 )
日時: 2015/10/12 01:14
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)

参照900突破Thank you☆

   ***

そしてそのあと……。
事情聴取とかいろいろあり、一週間くらいが過ぎた。

「……あれ。アルガ、ミルフィはどうしたんだよ?」

学校についたグレイが、ひとりで登校してきたアルガに問う。
すると、アルガは苦笑いし、椅子にガタンと座ると、口を開いた。

「風邪。結構熱上がっちまってさ…」
「ふうん…大丈夫なのか?」
「わかんねぇ。オレ勉強苦手だから帰れんの遅くなりそうなんだよな」

ちなみに、この学校では月曜日から金曜日まで授業があり、金曜日にテストを行う。
木曜日までは授業だけなので、比較的はやく帰ることができるのだ。
今日は金曜日のため、みんなは少しピリピリしている。

「それでさ、グレイにお願いがあるんだけど……」
「…………あ?」

すっと何かのメモを渡しながら言ってきたアルガに、思わずグレイにぽかんと口を開けてしまった。

   ***

「……ここが、ミルフィたちの家、か」

結局アルガよりも試験にはやく合格したグレイ。
そして、今月は家賃がきつそうなので試験に合格してもアルガは仕事に行かないといけないらしい。
というわけで、家の地図を渡され、ミルフィの世話をしてくれと頼まれたのである。

「入るぞ…」

ルーシィの部屋にはそれが普通とでも言うように不法侵入しているのに、やけに緊張した感じでアルガから預かった鍵で戸を開けて中に入った。
すると、そこには汗を流しながら寝ているミルフィが当然ながらいた。

「すげぇ汗……。えーと、確かタオルはこっちって言ってたよな…」

グレイは独り言を言いながらタオルを引っ張りだすと、洗面器に入れた水でぬらした。
そして、緊張した面持ちで汗を拭っていく。

「………ご、めん、なさい……」
「……え?」

グレイがタオルをもう一度タオルを水でぬらしていると、ミルフィの声が聞こえ、振り向くとそこには涙を流しているミルフィの姿があった。
閉じられた目から流れる涙。
途切れ途切れながらも紡がれる、「ごめんなさい」という言葉。
グレイは、ミルフィの額にタオルをそっと乗せた。

「バーミリ、オン…モ—、ブ………レイ、ル……レ…ンリ、イーグ…ル……」

その名前を聞き、グレイははっとして動きを止めた。
やはりあの五人とは昔に何かあったのだと悟り、ミルフィの顔に張り付いた髪をそっと引き離す。

  離れて行く 消えていく 壊れて行く
   すべて すべて 何もかも いらない偽り 苦しい

「い、や……」

  見えない 光が見つけられない
   助けて 導いて 僕を見捨てないで

「行か、ないで…」

すっと離れたグレイの腕をミルフィがきゅっと掴んだ。


  「………アルト…」


聞きなれない男の名に、グレイは目を見開いた。

   ***

「ふっ、はははははッ! あはははははは!!」

なんて愉快だろう。なんて心地よいのだろう。
ああ、実に面白い、人間というものは。

「いいぞ、もっと泣け…苦しめ……」

踊れ。自分の手の上で。
くるくると、自分の思い通りに、すべて、何もかも……。

全部、奪ってやる。
全部、壊してやる。

ほら、お前もめちゃくちゃにしてやるよ。


  「遊ぼうぜぇ、ミルフィ……」


オレのおもちゃ。壊れてしまうまで、遊んでやるよ。

   ***

新キャラ登場!!
このキャラクターがちゃんと登場するのはだいぶ先ですね…たぶん。。

第20話 僕の罪 ( No.71 )
日時: 2015/10/12 01:16
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)

「アル、ト、行かな、いで……」

そう言うと、ミルフィはぎゅっと握りしめる手の力を強くした。
涙を流したまま、言い続けるミルフィ。

「誰…だよ? ソイツ……」

グレイは、チッと舌打ちをすると、ミルフィの涙を拭う。
そして、優しく自分の腕からミルフィの華奢な手を取ると、ぎゅっと握り返した。
すると、ミルフィはもう一度深い眠りについていった。

「ちっちぇ」

色白で、細い指先。それを見つめ、グレイは呟いた。
今すぐにも壊れてしまいそうな小柄な体。
それであそこまで戦っていたのか。

「……教えてくれよ、ミルフィ。お前のこと…」

ミルフィの手を握ったまま、グレイは言った。
すると、眠っているはずのミルフィはそれに答えるようにきゅっと握り返した。

   ***

  『ミルフィ、このままじゃ…』
  『分かってる……!』

アルガの焦った声が聞こえる。
このままじゃ、村は崩壊する。目に見えていることだ。

  『何言ってんのよ、ミルフィ、アルガ!! 戦うの!』

武器を持った、バーミリオンが言った。
それでも、『アイツ』には勝てるはずがない。
だって、みんなは魔法は使えない。

  『ちょっ…ミルフィ!? どこ行くんだよ!!』
  『…………』

僕は駆けだした。
そう、この日がみんなとの別れ。

そして、新しい出会いの日だった。

   ***

グレイは、沈黙していた。ただただ、沈黙していた。
やることが見つからない。
というか、この場から離れられない。
ぎゅーっとミルフィが手を握っているため、どうにもできないのだ。

(こ、これ…どうすりゃいいんだ……!?)

焦りながらミルフィの顔を盗み見る。
すると、自分を握っている右手の袖から細い腕が出ているのが見えた。

「あれ、ミルフィってこんなブレスレットしてたか…?」

そこには、銀色のチェーンに、桃色の石がついたものだった。
その時、微かにグレイの頭に痛みが走る。
グレイはそれに顔を歪ませ、手で押さえた後、目を閉じた。

「……どこかで、見たような…」

グレイは、考え込むような表情をした。

Re: FAIRYTAIL 何層もの嘘と天使の涙〜記憶に刻まれし竜〜 ( No.72 )
日時: 2015/03/17 22:10
名前: 有栖 ◆n4kxWl0qaU (ID: oUY4LzoD)

グレイは一体何処で見たんだ!
新キャラも登場で、過去も少しだけ?
これからどうなって行くのか楽しみです。

果たしてグレイはいつまで握られてるんですかねーw
ニヤつきながら更新待ってますw
頑張ってください!

Re: FAIRYTAIL 何層もの嘘と天使の涙〜記憶に刻まれし竜〜 ( No.73 )
日時: 2015/03/18 23:37
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: mYpnieC/)

有栖さん
ふっふっふーそれはいずれ明らかになります!
新キャラですねー 謎ばかりでもう書きにくいったら((
はい、過去のも少し混ぜてみました
バーミリオンたちの態度が変わってしまった理由やミルフィがその場から逃げ出した理由等を考えながら読んでいただけたらなー、と思い書かせてもらいました
楽しみと言っていただけ幸いです(*^^*)

いつまで握られてるんでしょうねw
グレイの理性が保たれている間に起きないとヤバ((殴
……コホン もちろん冗談です
おお、どんどんニヤニヤしてくだs((殴蹴
更新頑張りますね
コメントありがとうございました(´∀`*)/♪


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