二次創作小説(紙ほか)

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FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙
日時: 2015/08/24 01:33
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)

えっと、知っている方もいると思います
ドロップです!

これは、妖精の尻尾の魔導士たちがかくかくしかじかで学園生活を送っています
それと、ナツの性格が最初のうちは少し変わってしまうかも……
さらにグレジュビファンの方々に注意です
グレイ、ジュビアは違う人とくっつく……かも、しれません

私は、なぜかどんどん小説を作ってしまい……
だいぶ掛け持ちしてます
でも、なるべく少しずつでも更新するのでよろしくお願いします

あと、私はアニメで見てるだけなので、詳しいセリフなどが分かりません
基本的に原作には沿っていくのですが……
セリフはまったく違うし、展開も変わる予定です
それと、いろいろあって何個か省略して書きます
ご了承ください<m(__)m>

※題名変更しました!!
※オリキャラ募集終了しました

オリキャラ投稿してくれた方々
>>24レイル・アルフェイス 黒陽様
>>25レンリ・フィルティア みすず様
>>40イーグル・レイスト 紫苑有栖様
魅力的なオリキャラありがとうございました(*´∀`)♪

第26話 てなわけで ( No.79 )
日時: 2015/10/12 01:26
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)

オニバス駅にて

「そういう訳だッ!! 列車を止める!!」

エルザの言葉に駅員は困惑する。
ミルフィとアルガは苦笑いしている。

「助かったな」
「もう掛けてあげないけどね」
「はあ!? なんでだよ」
「効果薄れちゃうし」

アルガは、実はミルフィに魔法を掛けてもらっていた。
治癒の天使、ラビエル。その力を使ったのである。
もしアルガも酔っていたら、エルザに腹パンされ今でも列車の中にいただろう。

「妖精の尻尾の人はみんなやっぱりこーゆう感じなんだぁ……」
「オイ!! オレはまともだぞ」
「「「露出魔のどこが??」」」

グレイの言葉にルーシィ、ミルフィ、アルガが同時にツッコミを入れる。
すると、いきなり何かの音が聞こえてきた。
どうやら、ハッピーが緊急停止信号を鳴らしたらしい。

「あーあ、やっちゃったね」
「しゃーねぇ、行くか」

ミルフィたちは苦笑いすると、エルザの後ろを追いかけた。

   ***

「無事なモンかッ!! 列車の中で変な奴にからまれたんだ」
「どんな奴だよ?」

その後、列車から吹っ飛んできたナツ。
エルザの「無事でなによりだ」という言葉にナツが言い返す。
そして、今度はナツの言葉にアルガが聞き返す。

「なんつったかな? アイ…ゼン……バルト?」
「バカモノぉッッッ!!!!」

ナツが答えた瞬間にエルザのビンタが炸裂。
ナツは後方に吹っ飛ばされた。

「鉄の森は私たちの追っているギルドだ!! なぜ私の話をちゃんと聞いていない!!」
「エルザが気絶させたからでしょ……」

エルザの言葉に半ばあきれながら聞こえないような小さい声でミルフィが言う。

「なんかドクロっぽい笛持ってた。三つ目のあるドクロだ」
「「………!!」」

その言葉にミルフィとルーシィが反応する。

「やっぱりか……子守歌…眠り…死…」
「ミルフィも知ってるの!?」
「うん」

ぶつぶつと呟くミルフィにルーシィが問う。
ミルフィは短く答えて頷いた。

「その笛がララバイだよ。呪歌ララバイ……“死”の魔法」

第27話 集団ミンチだ!! ( No.80 )
日時: 2015/10/13 20:02
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: kXLxxwrM)

その言葉にエルザやグレイが聞き返す。
アルガはミルフィの言葉でその魔法を思いだしたようで、何も言わない。

「禁止されている魔法の一つに呪殺ってあるでしょ?」
「ああ。その名の通り対象者を呪い“死”を与える黒魔法だ」
「呪歌はもっと恐ろしいの」

ルーシィの言ったことにエルザが答える。
そして、ルーシィの言葉の続きをミルフィが言う。

「笛の音を聴いたものすべてを呪殺する……“集団呪殺魔法”それが、呪歌だよ」

それを聞いたエルザたちは目を見開かせた。

   ***

その後、エルザが魔動四輪車をとばし、オシバナ駅へ到着。
駅は封鎖されていた。

「駅内の様子は?」
「な、何だね君は!!」

___ゴッ!

うろたえる駅員にエルザの頭突きが炸裂。

「即答できる人しかいらないってことなのね…」
「だんだん分かってきたろ?」
「恐ろしいね……」

その様子を見てルーシィたちは冷や汗を流す。
そして、中に入ると軍の小隊が全滅になっていた。

「急げ! ホームはこっちだ!!」

そこには、やはり鉄の森のギルドメンバーが。
ギルド1つ。そうともなると人数は膨大だ。
エリゴールは、呪歌を放送するつもりらしい。

「……意味分かんない。そんなことをしたって別にどうともなんないよ…」

ミルフィが呟く。きっと、何か裏があると疑っているようだ。
その様子を見てエリゴールはふっと笑った。
そこで、カゲヤマが攻撃をルーシィに向かって仕掛ける。

「やっぱりお前かぁぁぁ!!」

ナツがようやく復活。
しかし、エリゴールはその場から去って行った。

「ナツ、グレイ、アルガ!! 奴を追うんだ」

エルザがそう言っても二人は動かず、アルガは先に走って行く。
結局ナツとグレイもエルザに睨まれその場から走り去った。
それを見てカゲヤマとレイユールという男がそれを追いに行った。

「それにしても、三人ともイイ女だなぁ」
「ハッピー忘れられてるね」
「オイラ猫だから」

ミルフィが言うと、ハッピーはなぜか笑って答える。
そして、周りから聞こえてくる声に身を震わせた。

「あー、気持ち悪。エルザ、こっち側は僕がやる」

そう言うと、ミルフィはエルザに背を向ける。
そして、ふうっと息をついた。

「___風の天使、ルヒエル」

その姿を見てルーシィが息を呑んだ。

「あれが、接収……」

その反対側では、エルザが自分の能力を高める魔法の鎧で戦っていた。
それがエルザの魔法、騎士ザ・ナイト

「僕も負けてらんないな」

そう言ってミルフィはニヤリと笑った。
その瞬間、ぶわっとミルフィの周りを風が纏う。

「散れ」

ミルフィが静かに言い放った瞬間。
その凄まじい風は敵を包み込み、相手の体を切り刻む。
一瞬で相手を蹴散らしてしまったのだ。

「んじゃ、僕はグレイたちを追いかけるよ。心配だしね」
「ああ。気をつけろよ」

エルザはたいして驚かずにミルフィの後ろ姿を見送った。

第28話 副作用 ( No.81 )
日時: 2015/10/12 01:29
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: Uj9lR0Ik)

ミルフィは、カゲヤマたちの匂いをたどりながら走っていた。

(んー、カゲヤマって人、影を使ってたなぁ…。よく匂い分かんない……)

すると、ふと知っている匂いがしたので立ち止まる。
それはグレイの匂いだった。

「……ああ。拡声装置のある部屋か。なるほどね」

ドアが壊されているのを見てニヤリと笑うとそこから入る。
そこにはやはりグレイの姿と、レイユールという男がいた。

「オマエ…勘が良すぎるよ。この計画には邪魔だな」
「やっぱり何か裏があるってか? 仕事もしねーで何してんだか……」

(放送が目的ではない……。そして、奴らは列車を乗っ取った…)

ミルフィは手を顔の下に持ってきて考え込む。
グレイはミルフィの姿に気付いたが、真剣な顔つきをしているのを見て話かけるのをやめた。

(エリゴールは自分で動くことができるはず。つまり、交通を遮断させたかった…?)

この列車以外で交通手段がない場所。
そして、そこにあるもの___。
そこまで考えて、すべてが分かったミルフィは顔を上げた。

「そうか…。お前たちの目的はギルドマスターなのか」
「お? ああ、あそこにいた魔導士か……。よく分かったな」

ミルフィが言ったことにレイユールが頷き、グレイは意味が分からない、といった表情をした。

「この先の終点はクローバー駅。そして、そこへの交通手段はこの列車しかない。これで分かるでしょ?」
「クローバー…!? そこは……!!」
「そう。ギルドマスターたちが定例会をしてる町だよ」

ミルフィの言葉を理解し、グレイが目を見開かせる。
そんなミルフィたちを見て、レイユールはくくっと笑った。

「そろそろエリゴールさんの魔風壁が発動する頃だな」
「魔風壁?」
「貴様等をここから逃がさねえ為の風のバリアさ」

それを聞いたミルフィがドゴっと壁を壊して外を見る。
そこには、風によって駅が閉じ込められていた。
そして、簡単に壁を壊したミルフィを見てグレイが唖然とする。

「無理に出ようとすると、ありゃミンチになるね…」

ふう、とため息をつくミルフィ。
しかし、すぐに何かを思いついたような顔になった。

「……そうだ!! カゲヤマって人、解除魔導士デイスぺラーじゃない?」
「マジか!!?」
「な、なんでお前がそれを…ッ!」

ミルフィがぽんっと手を叩いて言うと、レイユールがぎょっと目を見開かせた。

「僕は耳がいいんだ。呪歌の封印をひとりで解除したっていう声が聞こえたんだよ」
「なるほどなぁ」

グレイがふふんと笑った。
レイユールはちっと舌打ちをし、ミルフィへと攻撃を仕掛ける。

(このくらい余裕……!)

その攻撃をかわそうと、身をひねる。
否、ひねろうとした。

(………ッ!!?)

しかし、その瞬間体に痛みが走った。
ほんの一瞬だったが、そのせいで攻撃を食らってしまう。

「う、ああっ!!」
「ミルフィ!?」

しかも、その当たりかたが悪かったようだ。
その攻撃で腹の辺りをえぐられ、その場に倒れ込む。
いつもなら避けられるのに、とグレイは驚きを隠せない。

(クソ…何年も使ってりゃ、副作用が出るのは当然か……)

息を荒くさせ、その場で目を閉じる。
さすがに戦いには慣れているため動くことができないわけではない。
しかし、このくらいの相手ならグレイもすぐ倒せるはずだし無駄に加勢しようとすると足手まといになるからミルフィは動かなかった。

「チィッ!!」
「ハハッ! もう、誰も止められない。エリゴールさんならきっとやってくれる!!」

今はこいつを倒すのが先だ、と判断したグレイはけらけらと笑うレイユールの頭をがしっと掴む。

「止めてやるよ。オレたちの“親”を狙ったことを後悔しやがれ」

ピキピキ、と全身を凍らせていく。
その姿を見て、ミルフィは安心したようにふっと笑った。


「闇ギルドよりおっかねぇギルドがあるって事を思い知らせてやる!!!!」

第29話 家族のためなら容赦しない ( No.82 )
日時: 2015/10/13 20:04
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: kXLxxwrM)

グレイは、レイユールを凍らせた後、ミルフィへと近づいた。

「大丈夫か?」
「う、うん…。へい、き…だよ……」

頭の後ろに手をやり、上半身を起こさせる。
ミルフィは申し訳なさそうな表情をしながら軽く笑った。

「オマエさ…治せねェの? オレの怪我治してくれたみてェによ」
「……無理、だよ。今の僕じゃ…」

(こんな体にあの魔法は効果を発揮してくれない…)

グレイは少し首を捻ったが、すぐに手をミルフィの傷口へ当てる。
そして、パキンッと凍らせ、止血をした。
ミルフィはグレイの手を借りて立ち上がる。

「……ありがと」

少しフラフラしながら、ミルフィはエルザの匂いを探す。
それを察したグレイはミルフィの後を追った。

   ***

その頃、アルガは。
匂いを頼りにエリゴールを探しているが、一向に見つからない。

「……ん、この匂い…?」

匂いを頼りに走って行き、ついたのは魔風壁。
魔風壁の外へと匂いは続いている。

「駅の中には居ねえってことかよ。めんどくせ…」

チッと舌打ちをし、頭を掻く。
すると、ドゴンッと大きな何かが壊れる様な音がした。

「こりゃあナツだな…。何やってんだか!」

言葉とは裏腹に、ニヤッと笑うとアルガは聞こえた場所へと走って行った。

「おい、どうなって…ん?」

アルガが到着すると、そこには、エルザがカゲヤマに脅しを掛けている姿。
ボロボロになったカゲヤマに剣を向けている姿は誰が見ても恐ろしいだろう。
近くには、当然ながらナツ、そしてグレイとミルフィもいた。

「あ、アルガ…魔風壁は見た?」
「ああ。……なるほど、解除魔導士だから、こうしてんのか」
「正解。急がないとマスターたちが危ないからね……」

ミルフィの言葉にアルガが首を傾げる。
そんなアルガに、グレイとミルフィが説明をした。

   ***

いつもより少ないですねー…
スミマセン

第30話 仲間じゃねぇのかよ!!! ( No.83 )
日時: 2015/10/13 20:06
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: kXLxxwrM)

グレイとミルフィの説明を聞き、アルガはむっとした顔つきになった。

「じぃさんたちを狙ってんのか…卑怯な真似しやがって」
「うん…。絶対、止めてみせる」

(マスターは、僕の恩人。そして…もう一度、出会わせてくれた……)

ミルフィは、じっとグレイを見つめた。
グレイはそれに気付き、どうしたんだ、と見つめ返した。

(あのままだったら、こんなふうに会えなかった…)

「カゲ!!! 死ぬな!!」

その時、エルザの悲鳴に近いような声が響く。
そこには、剣で体を貫かれたカゲヤマの姿があった。
ミルフィは、その姿にうっと声を漏らす。

「仲間じゃ…ねぇのかよ……」
「ひ…ひいいッ!!」

「同じギルドの仲間じゃねぇのかよ!!!!」

カゲヤマの体を貫いたのは、仲間のはずのカラッカという男だった。
カゲヤマが魔風壁を解けばこの作戦は失敗に終わるかもしれない。
だから、殺そうとしたのだろう。

「このヤロォオッ!!!」

ナツが怒りでカラッカを火を纏った拳で殴りつける。
しかし、カゲヤマは倒れたまま。
このままではこの駅から出ることはできない。

「カゲ!! しっかりしないか!!!」
「エルザ…ダメだ。意識がねえ……」
「死なす訳にはいかん!! やってもらわねばならんのだ!!!」

「………ッ。どいて!!」

ミルフィは、乱暴にエルザとグレイをどけると、接収をした。
アルガはそれを見て少し不安そうな表情をする。

「……それは…」
「治癒の天使、ラビエル。ミルフィの接収だ。だけど、いくら治癒魔法でも…この傷は……」

エルザが少し驚いたように呟く。
エルザは違う姿の接収しか見ていないからだろう。
アルガの説明に目を少し見開いた。

「………治療は、できるけど…」
「……けど、なんだ?」

治療をしながらミルフィは歯切れの悪い言葉を口にする。
その先をグレイが促した。

「けど、僕はあくまで接収で力を得ているだけ…。おおまかな治療だけしかできないんだ。主に使ってるわけじゃないからね。傷は完治させることができると思うけど、いつ起きるかは分からない」
「………!!! それなら、どうすれば…」
「カゲが起きるのを待ちたいところだけど…そんな時間はない。ほかの方法を見つけなきゃ……」

その時、ルーシィとハッピーがやってきた。

「お…お邪魔だったかしら……」
「あい」


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