二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙
- 日時: 2015/08/24 01:33
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)
えっと、知っている方もいると思います
ドロップです!
これは、妖精の尻尾の魔導士たちがかくかくしかじかで学園生活を送っています
それと、ナツの性格が最初のうちは少し変わってしまうかも……
さらにグレジュビファンの方々に注意です
グレイ、ジュビアは違う人とくっつく……かも、しれません
私は、なぜかどんどん小説を作ってしまい……
だいぶ掛け持ちしてます
でも、なるべく少しずつでも更新するのでよろしくお願いします
あと、私はアニメで見てるだけなので、詳しいセリフなどが分かりません
基本的に原作には沿っていくのですが……
セリフはまったく違うし、展開も変わる予定です
それと、いろいろあって何個か省略して書きます
ご了承ください<m(__)m>
※題名変更しました!!
※オリキャラ募集終了しました
オリキャラ投稿してくれた方々
>>24レイル・アルフェイス 黒陽様
>>25レンリ・フィルティア みすず様
>>40イーグル・レイスト 紫苑有栖様
魅力的なオリキャラありがとうございました(*´∀`)♪
- Re: FAIRY TAIL 魔導士たちの学園生活 ( No.8 )
- 日時: 2014/12/16 17:40
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: .lMBQHMC)
輝夜さん
はい、私は魔法使ってるシーン書くのが好きなので……(*´ω`*)
でも、魔法なしのも新鮮で、小説の続きが気になります
面白いと言ってもらえて嬉しいです!!
もういつも通りですが、最初はナツの性格が暗いんで、あー、グダグダだなぁなんて思ったりw
原作通り進めようと思ったんですがやっぱ無理でしたw←
たぶん、○○編とか、そういうのしか出来ないですね
まったく違うものになりそうです
関係ない話混ざりましたが……
更新頑張ります
コメントありがとうございました(*´∀`)♪
- 第4話 お前は仲間だ ( No.9 )
- 日時: 2015/10/11 13:31
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)
タウロスとナツが戦っている間に、ルーシィは鞭を取り出した。
それでハッピーを捕らえる気である。
(よし、もう少し……!)
鞭をハッピーの体に巻きつけ、一気に引き寄せる。
ルーシィが小さくガッツポーズをした瞬間———。
「あーら? 何してるのかしら」
「———!!」
声からして、女。
ドアの向こうで、クスクス笑っている。
女も、マントをはおっていて、フードを被っていて顔を見えない。
「その声……!! お前がさらったんじゃねぇか!! 嘘ついたのか!?」
「え? 取り返してあげたんじゃないの。直接話がしたかったから、ついでにね〜」
女は、ナツにそっと囁いた。
「あの女がいなけりゃ、あの猫ちゃんはこんなことにはならなかったのよ?」
そして、ニヤリと笑った。
「殺してしまいたいと———思わない?」
そう言った女の肩を、ナツは乱暴に押した。
「思うわけねぇだろ。ルーシィのせいなんかじゃねぇ! ルーシィが悪いんじゃなくて、それを狙う奴らがわりぃんだよっ!!」
ルーシィは、なんのことか分からずキョトンとしている。
ナツは、怒りを抑え切らずに言った。
ナツの体からは、炎が出て、風で微かに揺れている。
「ルーシィは仲間だ! 侮辱すんなら、相手が女でも容赦はしねぇ!!」
はっきりと言ったナツの言葉を聞き、ルーシィは涙ぐんで微笑んだ。
会ったばかりなのに、自分を信じてくれてる。
それが、嬉しくてたまらなかった。
「アタシに喧嘩売る気……?」
「やめとけ。もう行くぞ」
初めて男が声を発し、女の手を引いた。
———バン!!
その時、急にドアが思い切り開いた。
そのドアが女の顔に直撃する。
「ミルフィとアルガ!? どうしてここに……」
「なんか、嫌な予感がしてさ」
「ミルフィの勘はよく当たるんだよ」
そして、女はプルプルと震えていた。
ドアが直撃したせいかと思ったが、それは違った。
「……なんで、アンタ達がここにいるのよっ!? 裏切り者がっ」
「落ち着けよ」
その声を聞いたミルフィとアルガは、驚きを隠せずにいた。
「その声……」
「まさか……!」
アルガが言いきる前に、女が剣を持って飛びだした。
それを防ぐために、ミルフィは剣を取り出し受け止める。
お互い睨み合い、どちらも譲らない。
「どうなってるの……?」
一旦タウロスを閉門し、ルーシィは呟いた。
「アンタなんて大嫌い!! 今すぐ、アタシの前から消えなさいよッ!!!」
ゴオッと風が巻き起こる。
そのせいで、ルーシィは屋上から転落してしまった。
「ルーシィ!!」
「ひゃああっ!! 落ちる、落ちる———!!」
ハッピーをぎゅっ、と胸に抱える。
せっかく助け出したのに、また痛い想いはさせたくない。
「ハッピー!! 目ぇ、覚ませぇぇッッ!!!」
ナツが、思いっきり叫んだ瞬間。
ハッピーが目を開け、一瞬で状況を理解すると、ルーシィの腕から抜け出した。
そして、翼を広げ、ルーシィを掴んで上昇していく。
「え!!? と、飛んでる……?」
「オイラただの猫じゃないもん」
「しゃべったぁ!?」
屋上に戻り、ルーシィを下す。
ハッピーはナツの元へ飛んでいくと、ナツの腕に飛び込んだ。
- 第5話 かつての仲間 ( No.10 )
- 日時: 2015/10/11 13:33
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)
「ナツぅ〜!!!」
ナツの腕に飛び込んだ後、ハッピーはルーシィのほうに振り返った。
「そういえば……誰?」
「俺らの仲間だ!」
ルーシィが答える前に、ナツが言った。
———仲間……
今まで、そんなことは言われなかった。
令嬢、それだけで、普通の生活とは言い難かった。
自然と、口元が綻ぶ。
「あたし、ルーシィ! よろしくね」
「あい! オイラハッピーだよ!! ところでさ……」
お互い笑顔で自己紹介をした後、ハッピーは呟くように言った。
「ルーシィって、重いね」
少しの間、沈黙。
———重いって何が? 性格? いや、違う……
一瞬では理解できなかった言葉。
その真相が分かったルーシィは、ハッと笑った。
「余計なお世話よッッ!!!」
ハーハー、と酸素を補給。
久しぶりにこんな大声を出した。
そして、あのタイミングで笑ったのが面白かったのか、何なのか。
重い、というのが面白かったのか。
ナツは遠慮しずにギャハギャハと大笑いしだす。
「やかましいっ!! ほら、それよりあっちよ!」
「んあ? そーいや戦いの最中だっけ」
さっきの転落事故&ハッピーの一言のせいで忘れかけていたが、今は戦闘中。
ミルフィと謎の女は、まだ戦っている。
「ムカつくッ!! アンタのそういうとこがムカつくのよッ!!!」
女は、そう吐き捨てると、一歩後ろに下がった。
「闇竜の……咆哮ォォ!!!」
それを見て、ナツとハッピーは目を見開いた。
しかし、そんなことを知らないルーシィは、別の意味で驚く。
そして、女が魔法を使ったのを見て、ミルフィはため息をついた。
「しょうがないな……。こっちも行くよ!!」
すうっ、と息を吸って、咆哮を繰り出す。
「光竜の……咆哮ォ——!!!」
闇と光がぶつかりあい……それはやがて、キラキラと輝いて消えていく。
儚く散っていく、あの頃のように。
すると、女はチッと舌打ちをした。
「まだ本気を出さないなんて……ッ! もういいわ!! 帰る!」
「ああ。また、な。ミルフィ、アルガ……」
女と男が去っていき……一旦、静寂に包まれる。
しかし、それも一旦だけ。すぐに口を開いた者がいた。
———ナツだ。
「ミルフィ……! お前、滅竜魔導士なのか……!?」
「滅竜魔導士……?」
ナツが発した言葉に、ルーシィが首をかしげる。
「今の、魔法なの…? あんなの、見たことないわ」
ルーシィは、呟くように言った。
あんな魔法は、滅多には見ないだろう。
知らないのも無理はない。
「うん、僕は光の……そして、アルガは氷の滅竜魔導士だよ」
「ね、ねぇ、すごい威力だったけど……」
「まあ、竜迎撃用の魔法だからな」
「へえ……」
ナツはさらに目を見開かせ、ルーシィが思わずといった感じで声を出す。
それに応えたのは、アルガだ。
「つーかさ、さっきの奴ら、知り合いか?」
「———うん。昔の、ね……」
「……………」
ナツが問いかけたが、あまりにも悲しそうなふたりの表情に、それ以上何も聞けなかった。
- Re: FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙 (題名変更) ( No.11 )
- 日時: 2014/12/23 11:03
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: HOE8nich)
〜題名変更の理由について〜
大幅に題名を変えさせていただきました
それには、ちょっとした理由があるんです
最初は題名が思い浮かばず学園生活だから、「魔導士たちの学園生活」でいいじゃん! と思ってました
でも、つくった後にいろいろと設定を追加していき……
あれ? 途中から学園生活関係なくね? となったわけです
そんなこんなで必死に考え……こうなりました
また変更するかもです
誠に勝手ですが、ご了承ください
- 第6話 勉強しましょう ( No.12 )
- 日時: 2015/10/11 13:34
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)
「僕たち、仕事行ってくるね」
「じゃーな」
ミルフィとアルガは、あの後ふたりで仕事に行ってしまった。
そして、ナツ、ルーシィ、ハッピーの3人(2人と1匹)が残ることになる。
「……どうする?」
「んー、オレ等も仕事行くかッ!! 行こうぜ、ハッピー、ルーシィ!!」
「あいさー!!」
ナツが無邪気な笑顔でそう言うと、ハッピーも元気な声で手を挙げながら言った。
「え、あたしも?」
「おう!! チーム組もうぜ、ルーシィ!」
初めての、仲間。
こうやってチームを組もう、と言ってくれるということは、歓迎してくれているということで。
「———うんッ!!」
「じゃ、この仕事なッ」
ぴら、とナツが見せてきた仕事の依頼書。
悪くないわね、と言いながらルーシィは目を通していく。
しかし、ルーシィがピタ、と動きを停止させた。
「金髪のメイド……!? まさか!!」
「ルーシィ金髪だもんな」
「あい!!」
ニヤリ、と笑うナツとハッピー。
ルーシィは両手を挙げてふたり(1人と1匹)に怒った。
「なんでよッ!! 囮にする気!?」
「チームだもんなぁ〜。一緒に仕事行くんだよな〜」
「仕事がうまく行くようにするのは当然です! あい!!」
「『あい!!』じゃないわよッ!」
ルーシィは怒りながら、先ほどのアルガの言葉を思い出した。
『ナツは最近、実技のテストしか来ないけどな』
そして、さっきは実技のテストにも来ていなかった。
つまり、まだ仕事には行けない。
「ちょっとぉ! テスト両方合格しないと仕事行けないんでしょ!? ていうか、なんで仕事の依頼書持ってんのよ?」
ビシ、とルーシィが指を指しながら言うと、ナツは面倒くさそうな顔をして頭を掻いた。
「もともと、ハッピーと一緒に行く気だったから持ってたんだよ。でも、さらわれちまったから」
「あい……。ごめんね、ナツ」
「謝んなよ、別にハッピーは悪くねぇ」
なんだか、友情がどんどんと育っていくのが目に見える。
ルーシィは、おどおどしていたが、自分が忘れられていることに気がつき、怒鳴った。
「ちょーっと!! あたしの存在忘れないでもらえるかしら!?」
「あ、ルーシィ」
「ああ、いたのかコイツ。みたいな反応やめてッ!?」
話がどんどん長引き、ルーシィは疲れたようでため息をつく。
ナツは、あくびをしながらルーシィが話すのを待っているようだ。
「んで、なんだよ?」
「とにかくッ!! アンタ等がテスト合格するまでは仕事行けないから。さっさと合格してきてよね」
「んあ? 無理に決まってんだろ」
当然、というように見てくるナツ。
ああ、確かにバカっぽい、と視線を送り返すルーシィ。
そこで茶々をいれるのが……ハッピー。
「どぅえぇぇきてぇるぅぅ」
「「できてないッ!!!」」
凄い巻き舌で言うハッピー。
ふたり同時に突っ込むと、ハッピーはぷぷぷ、と笑った。
「息ぴったり。ぷぷぷ」
「やかましいッ!! まったく……合格できないほどバカなら、今教えてあげるわよ」
……というわけで、ルーシィの勉強会が始まった。
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