二次創作小説(紙ほか)

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FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙
日時: 2015/08/24 01:33
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)

えっと、知っている方もいると思います
ドロップです!

これは、妖精の尻尾の魔導士たちがかくかくしかじかで学園生活を送っています
それと、ナツの性格が最初のうちは少し変わってしまうかも……
さらにグレジュビファンの方々に注意です
グレイ、ジュビアは違う人とくっつく……かも、しれません

私は、なぜかどんどん小説を作ってしまい……
だいぶ掛け持ちしてます
でも、なるべく少しずつでも更新するのでよろしくお願いします

あと、私はアニメで見てるだけなので、詳しいセリフなどが分かりません
基本的に原作には沿っていくのですが……
セリフはまったく違うし、展開も変わる予定です
それと、いろいろあって何個か省略して書きます
ご了承ください<m(__)m>

※題名変更しました!!
※オリキャラ募集終了しました

オリキャラ投稿してくれた方々
>>24レイル・アルフェイス 黒陽様
>>25レンリ・フィルティア みすず様
>>40イーグル・レイスト 紫苑有栖様
魅力的なオリキャラありがとうございました(*´∀`)♪

第31話 突破口 ( No.84 )
日時: 2015/10/13 20:07
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: kXLxxwrM)

その後、ナツたちは魔風壁のところまで移動した。
カゲヤマの傷は完治しているが、まだ意識はない。

「エリゴールの狙いは定例会なの!!?」
「ああ…だけどこの魔風壁をどうにかしないと外には出れねぇ」

グレイがそう言ったが、ナツはキリ、と歯を鳴らすと魔風壁を突破しようと突っ込んでいく。
しかし、すぐに弾かれてしまった。

「ぎゃあああああっ」
「な?」
「あわわわわ……」

それと同時に体も切り刻まれる。
それを見てルーシィが冷や汗を流す。
ナツはそれでも諦めず、魔風壁へ攻撃をする。
ミルフィはふう、とため息をつくと服をビリッと破った。

「え、えぇぇ!? ミルフィ、何してんの!!」
「何って…片側だけ破れててなんか邪魔くさいから」
「そういう問題!?」

そう、先程食らった攻撃のせいで当然ながら服の下のほうが破れていた。
それが邪魔くさい、という理由でもう片側も破ってしまったのである。

「ていうか…その傷、大丈夫?」
「平気。グレイが止血してくれたから」
「そう…結構便利なのね。グレイの魔法って」

そう言われ、ミルフィはふっと笑った。
笑いながら軽く凍らされている部分に触れる。

「“造形魔法”は自由の魔法だからね」
「造形魔法?」
「魔力に“形”を与える魔法だよ」

ミルフィはそこで一旦言葉を区切る。
そして、ルーシィのほうを見てにやりと笑った。

「そして、形を奪う魔法でもある」

その言葉にルーシィがぞくっとする。
そこでアルガがミルフィのほうへと歩み寄ってきた。

「腹丸出しでいいのか?」
「アルガ…言葉を選んでくれる? どうせボロボロだし変わんないよ」

すると、ナツとルーシィが口論を始めていた。
『エバルーの鍵』そう聞いて、ハッピーが「あーっ!!!」と叫んで何かを取り出す。
それは金色に光る星霊の鍵だった。

「バルゴの鍵!? ダメじゃないっ!! 勝手に持ってきちゃー!!!」
「違うよ。バルゴ本人がルーシィへって」
「ええ!!?」

ハッピーの言葉にルーシィが驚く。
どうやら、楽園の塔での戦いのあとでナツとハッピーとルーシィの三人で行ってきた仕事で戦ったメイドが星霊だったらしい。

「ルーシィと契約したいんだって」
「嬉しい申し出だけど、今はそれどころじゃないでしょ!? 脱出方法を考えないと!!」

その間にもミルフィはじっと魔風壁を見つめる。
今、これを解くことができても魔道四輪でとばしてもすぐに追いつくことはできない。
そうなると___。

(飛ぶしかないか…)

「でも」
「うるさいっ!! 猫は黙ってにゃーにゃー言ってなさい!!!」

(黙りながらにゃーにゃー…どうやって?)

ルーシィの言葉に反応しミルフィが振り返る。
つい真面目に考えてしまい、ハハハ、と苦笑いした。

「バルゴは地面に潜れるし…魔風壁の下を通って外に出られるかなって思ったんだ」
「そっかぁ!! やるじゃないハッピー!! もう、なんでそれを早く言わないのよぉ!!!」
「ルーシィがつねったから」

ハッピーの言葉を無視し、「貸して!!」と鍵をひったくる。

「我…星霊界との道をつなぐ者。汝…その呼びかけに応えゲートをくぐれ」

そして、ルーシィはバルゴを呼びだした。

「開け!! 処女宮の扉!! バルゴ!!!」
「お呼びでしょうか? 御主人様」
「えっ?」

どうやら、思っていた姿と違うようで。
ルーシィは目を大きく見開かせる。

「……で、時間がないのっ!! 契約後回しでいい!?」
「かしこまりました。御主人様」
「てか御主人様はやめてよ」

ルーシィが不満そうな声を出す。
そして、バルゴはルーシィの腰につけられている鞭をふと目にした。

「では『女王様』と」
「却下!!!」

その後、ルーシィは『姫』で納得した。

Re: FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙 〜封じられし魂〜 ( No.85 )
日時: 2015/04/04 09:11
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: KS1.rBE0)
プロフ: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode=image&file=4233.jpg

前の更新の挿し絵?みたいな
セリフ入ってるんでどこかは分かるハズw
もうほんと落書きです
背景とかフリーハンドでしゃしゃしゃーっなので←

Re: FAIRY TAIL 何層もの嘘と天使の涙 〜封じられし魂〜 ( No.87 )
日時: 2015/04/07 18:39
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: g./NUPz6)
プロフ: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode=image&file=4274.jpg

参照が2000突破したので。
少しネタバレ含んでますが問題ないです
失敗したんですけどいろいろと忙しくて描き直せません
一応セリフ載せときます

幼少時代のミルフィ
「全部、僕のせいだ。僕のせいでみんなは…。あの人は、死んだ」
アルガ
「アイツは、闇に飲まれてしまったんだ」
ミルフィ
「僕たちの身体は、呪われているんだよ」

幼少時代と書きましたが、実は13歳。
そこまで小さくはありませんねー
これはデリオラの場面です。
結構重要な話になる予定なので楽しみにして頂けると幸いです

ミルフィたちが泣いている意味、セリフの意味、など手を差しのべているのは誰か、それは何故なのか、などもぜひ考えてみてください

第32話 火と風 ( No.88 )
日時: 2016/01/01 00:49
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: a0p/ia.h)

そして、なんとか駅の外に出ることができたミルフィたち。
しかし、ナツとハッピーがいない。

「……なるほどね。じゃあ、僕も行ってこよっと」
「は? おい、ミルフィ!?」
「じゃあねー。お先」

ひとりでぶつぶつと呟き、グレイの言葉に適当に答える。
軽く手を振ると、ミルフィは風の天使に接収して飛び去った。

「……オイ!! オレたちも行こーぜ」
「あ、ああ。そうだな」

アルガに急かされ、エルザたちは魔道四輪へ乗り込んだ。

   ***

その頃、ミルフィはすでにハッピーたちの姿を目視していた。
ミルフィは風を纏って移動しているのでその分速くなっているということだ。

「エリゴールも見っけ。……あ」

ひとりで確認していると、ナツがエリゴールを蹴り飛ばすのが見えた。
思わず声を漏らすと、ミルフィはくすっと笑う。

「さすがは火竜サラマンダー?」

疑問形で言うと、ハッピーの隣に降り立つ。
完璧にダウンしているのを見て、ミルフィは少し目を細めた。
しかし、すぐに治癒の天使へと接収すると、治療をしてやる。

「………ミル、フィ…??」
「うん。じっとしててね。すぐに治してあげるから」
「あい…」

安心したように微笑むハッピー。
戦いはナツに任せて大丈夫だと判断したミルフィはハッピーの治療に専念する。
すると、ナツの緊迫した声が聞こえてきた。

「やばっ、ハッピー!!」
「ナツ!!?」

見ると、ナツが下へと落ちて行く。
ハッピーは急いで飛ぼうとしたが、まだ魔力が完全に回復していないため、そうすることができない。
涙目になるハッピーを、ミルフィが優しく撫でる。

「大丈夫。アイツは火竜サラマンダーだよ?」
「………あい!!!」

そして、すぐにナツは戻ってきた。
「火の“質”を変えてみればいいのかぁ」と呟いている。
それを見て、ミルフィが「ね?」とハッピーに笑いかけ、治療を再開した。

「火と風…か」

ミルフィは、ひとり呟くと、ふうっとため息をついた。

第33話 過去と呪いと愛しい人 ( No.89 )
日時: 2016/04/02 00:13
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: H0XozSVW)

治療が完了したミルフィは、ぺたんと地面にへたりこむと、接収を解いた。

「ミルフィ、大丈夫?」
「ん。平気だよ…」
「でも…辛そうだよ?」

心配そうに顔を覗いてくるハッピーにあえて何も答えずにポンっと頭に手を置く。
そして、ハッピーを引き寄せきゅっと抱きしめた。

「ミルフィ…?」

目を閉じ、どこか不安そうなミルフィの姿を見て、ハッピーは口を閉じる。
ミルフィは、少し手に入れる力を強め、ハッピーのぬくもりを感じていた。

(あったかい…。あの時の、バーミリオンみたい……)

昔の時のことを思い出し涙が出そうになったが、それを堪える。
そして、ぐっと唇を噛みしめた。

(あの魔法のせいもあるのか、少しずつ魔力が弱まってきた…。こんなので、僕は、守れるの……?)

脳裏に“アイツ”の顔が浮かぶ。
大好きな、大好きだった、あの優しい笑顔と重なって。

___『お前は自由にはならない…。オレがいる限りな……!! 恐怖の中で、生き続けるがいい!!!』

それを思い出し、ばっとハッピーを引き離した。
驚くハッピーに「ごめん」と短く謝り、目を伏せる。

(僕は…僕は……アイツを倒さなきゃいけないんだ)

それがきっと、自らの運命。
自分の手で、倒す。そうしなければ、きっと終わらない。
この、自らにかけられた呪いは___。

   ***

すっごく短いですが…。。
ここで切ります すみません!!


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