二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜
- 日時: 2021/10/06 22:24
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
過去ログからの転移
ストーリーは続きから始まります。
登場作品
暗殺教室
いちご100%
イナズマイレブン
頭文字D
ウマ娘プリティーダービー
おそ松さん
寄宿学校のジュリエット
鬼滅の刃
銀魂
CLANNAD
黒子のバスケ
五等分の花嫁
斉木楠雄のΨ難
進撃の巨人
食戟のソーマ
スーパーマリオシリーズ
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
生徒会役員共
ダイヤのA
東方Project
ニセコイ
八月のシンデレラナイン
ファイアーエムブレム
Fate
BLEACH
べるぜバブ
鬼灯の冷徹
ぼくたちは勉強ができない
僕のヒーローアカデミア
僕は友達が少ない
MAJOR 2nd
めだかボックス
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている
登場人物
小学生
担任 上白沢慧音
副担任 月詠
レミリア・スカーレット
フランドール・スカーレット
山本神楽
チルノ
大妖精
ルーミア
リグル・ナイトバグ
ミスティア・ローレライ
白夜サクラ
暗夜エリーゼ
黒崎遊子
黒崎夏梨
中学生
Z組
担任 坂田銀八
副担任 鬼灯
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エレン・イェーガー
霧雨魔理沙
桐須フェリシア
ジャン・キルシュタイン
東風谷早苗
近藤総悟
魂魄退
魂魄妖夢
志村新八
コニー・スプリンガー
博麗霊夢
ベルトルト・フーバー
サシャ・ブラウス
ライナー・ブラウン
アリス・マーガトロイド
山本神威
アニ・レオンハート
クリスタ・レンズ
マルス・ローレン
透魔アクア
シュルク
白夜タクミ
暗夜レオン
ユミル
リーリエ
ルキナ
ルフレ・トロン
烈火ロイ
比企谷小町
羽瀬川小鳩
小野寺春
竈門禰豆子
S組
担任 久遠道也
副担任 吉良瞳子
青山俊介
亜風炉照美
天城大地
雨宮太陽
市川座名九郎
一乃七助
一星光
稲森明日人
伊吹宗正
岩戸高志
宇都宮虎丸
海原のりか
円堂守
奥入祐
影山輝
風丸一郎太
壁山塀吾郎
狩屋マサキ
鬼道有人
基山タツヤ
吉良ヒロト
霧野蘭丸
九坂隆二
倉間典人
栗松鉄平
車田剛一
豪炎寺修也
剛陣鉄之助
木暮夕弥
小僧丸サスケ
坂野上昇
砂木沼治
佐久間次郎
三国太一
シュウ
神童拓人
染岡竜吾
立向居勇気
綱海条介
剣城京介
鉄角真
飛鷹征也
菜花黄名子
西蔭政也
錦龍馬
西園信助
野坂悠馬
野咲さくら
灰崎凌兵
白竜
服部半太
浜野海士
速水鶴正
氷浦貴利名
土方雷電
日和正勝
不動明夫
吹雪士郎
吹雪アツヤ
瞬木隼人
松風天馬
真名部陣一郎
万作雄一郎
水神矢成龍
道成達巳
緑川リュウジ
皆帆和人
森村好葉
雪村豹牙
フェイ・ルーン
E組
担任 殺せんせー
副担任 烏間惟臣
特別教師 イリーナ・イェラビッチ
赤羽業
磯貝悠馬
岡島大河
岡野ひなた
奥田愛美
片岡メグ
茅野カエデ
神崎有希子
木村正義
倉橋陽菜乃
潮田渚
菅谷創介
杉野友人
竹林孝太郎
千葉龍之介
寺坂竜馬
中村莉桜
狭間綺羅々
速水凛香
原寿美鈴
不破優月
堀部糸成
前原陽斗
三村航輝
村松拓也
矢田桃花
吉田大成
律
A組
浅野学秀
荒木哲平
小山夏彦
榊原蓮
瀬尾智也
B組
茂野大吾
佐倉睦子
仁科明
相楽太鳳
沢弥生
藤井千里
椛島アニータ
関鳥星蘭
丹波広夢
奥村光舟
由井薫
結城将司
瀬戸拓馬
浅田浩文
九鬼洋平
最上武
進藤一考
高校生
普通科 A組
担任 平塚静
副担任 高橋涼介
桐須咲夜
近藤十四郎
桂小太郎
高杉晋助
リヴァイ・アッカーマン
羽瀬川小鷹
三日月夜空
柏崎星奈
楠幸村
志熊理科
津田タカトシ
天草シノ
七条アリア
萩村スズ
一条楽
桐崎千棘
小野寺小咲
鶫誠士郎
橘万里花
衛宮士郎
遠坂凛
斉木楠雄
燃堂力
海藤瞬
照橋心美
梓川咲太
桜島麻衣
犬塚露壬雄
ジュリエット・ペルシア
今井信女
ディミトリ
普通科 D組
担任 エルヴィン・スミス
副担任 横島ナルコ
近藤勲
志村妙
柳生九兵衛
猿飛あやめ
藤原拓海
武内樹
畑ランコ
三葉ムツミ
五十嵐カエデ
轟ネネ
津田コトミ
時カオル
岡崎朋也
古河渚
春原陽平
藤林杏
一ノ瀬ことみ
藤林椋
坂上智代
西行寺幽々子
ハンジ・ゾエ
暁アイク
白夜リョウマ
暗夜マークス
白夜ヒノカ
暗夜カミラ
真中淳平
東城綾
西野つかさ
北大路さつき
南戸唯
クロード
普通科 C組
担任 桐須真冬
副担任 朽木白哉
副担任 冨岡義勇
我妻善逸
阿散井恋次
綾瀬川弓親
タクミ・アルディーニ
石田雨竜
一色いろは
井上織姫
上杉風太郎
エーデルガルト
男鹿辰巳
緒方理珠
竈門炭治郎
吉良イヅル
朽木ルキア
黒神めだか
黒崎一護
武元うるか
中野一花
中野五月
中野二乃
中野三玖
中野四葉
薙切えりな
嘴平伊之助
比企谷八幡
檜佐木修兵
日番谷冬獅郎
雛森桃
白夜カムイ
白夜晃樹
古橋文乃
松本乱菊
斑目一角
由比ヶ浜結衣
唯我成幸
雪ノ下雪乃
幸平創真
普通科 F組
担任 京楽春水
副担任 胡蝶しのぶ
古市貴之
邦枝葵
東条英虎
神崎一
姫川竜也
人吉善吉
阿久根高貴
喜界島もがな
不知火半袖
戸塚彩加
川崎沙希
葉山隼人
三浦優美子
海老名姫菜
戸部翔
田所恵
薙切アリス
黒木場リョウ
葉山アキラ
一色慧
栗花落カナヲ
野球科 Y組
担任 片岡鉄心
副担任 掛橋桃子
沢村栄純
降谷暁
御幸一也
小湊春市
金丸信二
倉持洋一
川上憲史
結城哲也
伊佐敷純
増子透
小湊亮介
丹波光一郎
滝川・クリス・優
東条秀明
白州健二郎
前園健太
バスケ科 B組
担任 相田景虎
黒子テツヤ
火神大我
日向順平
伊月俊
木吉鉄平
相田リコ
赤司征十郎
青峰大輝
緑間真太郎
紫原敦
黄瀬涼太
桃井さつき
灰崎祥吾
ヒーロー科 H組
担任 相澤消太
緑谷出久
爆豪勝己
麗日お茶子
飯田天哉
轟焦凍
峰田実
蛙吹梅雨
切島鋭児郎
上鳴電気
八百万百
常闇踏陰
耳郎響香
芦戸三奈
青山優雅
瀬呂範太
障子目蔵
尾白猿夫
葉隠透
砂藤力道
口田甲司
OB.OG
小美浪あすみ
雪ノ下陽乃
虹村修造
朧
通形ミリオ
波動ねじれ
天喰環
ミケ・ザカリアス
唐瓜
茄子
池谷浩一郎
カタリナ
古谷サチコ
砕蜂
いるだけの大人
おそ松
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
長谷川泰三
更木剣八
チームオリオン
トレーナー 白夜晃樹
メジロマックイーン
シンボリルドルフ
オグリキャップ
ライスシャワー
ビワハヤヒデ
マルゼンスキー
サイレンススズカ
エアグルーヴ
セイウンスカイ
キングヘイロー
ミホノブルボン
タマモクロス
グラスワンダー
タイキシャトル
スマートファルコン
チームスピカ
スペシャルウィーク
トウカイテイオー
ウオッカ
ダイワスカーレット
ゴールドシップ
チームリギル
トレーナー 東条ハナ
エルコンドルパサー
ナリタブライアン
ヒシアマゾン
フジキセキ
テイエムオペラオー
女子野球部
反乱軍
監督 白夜晃樹
キャプテン 柊琴葉
メンバー
東雲龍
鈴木和香
九十九伽奈
倉敷舞子
朝比奈いろは
坂上芽衣
椎名ゆかり
我妻天
桜田千代
小鳥遊柚
リン・レイファ
草刈ルナ
神宮寺小也香
旧軍
監督 八上浩太
キャプテン 有原翼
メンバー
野崎夕姫
河北智恵
宇喜多茜
中野綾香
岩城良美
初瀬麻里安
阿佐田あおい
直江太結
天草琴音
近藤咲
永井加奈子
新田美奈子
花山栄美
月島結衣
仙波綾子
秋乃小麦
竹富亜矢
泉田京香
逢坂ここ
塚原雫
本庄千景
先生
上白沢慧音 算数担当
坂田銀八 国語担当
エルヴィン・スミス 音楽担当 調査団顧問
月詠 女子保健体育担当
鬼灯 日本史担当
ハンネス 理科担当 壁美化部顧問
白澤 男子保健体育担当
松平片栗虎 男子体育担当 野球部顧問
服部全蔵 地理担当
坂本辰馬 数学担当 商業部顧問
高橋涼介 音楽担当
高橋啓介 工業教科担当
お香 家庭科担当
片岡鉄心 国語担当 野球部顧問
横島ナルコ 英語担当 生徒会顧問
殺せんせー
烏間惟臣 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
イリーナ・イェラビッチ 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
オールマイト
相澤消太
相田景虎 バスケ部顧問
平塚静 国語担当 奉仕部顧問
久遠道也 サッカー部顧問
吉良瞳子 サッカー部顧問
桐須真冬 世界史担当
高山マリア シスター 隣人部顧問(仮)
掛橋桃子
佐々木異三郎
朽木白哉 走・拳・斬・鬼担当
浦原喜助 商業教科・鬼道担当
四楓院夜一 白打担当
京楽春水 霊圧担当
浮竹十四郎 剣術指南役
卯ノ花烈 保健室先生
冨岡義勇 国語担当
胡蝶しのぶ 化学担当
ベレス
理事長
柏崎天馬
歴代理事長
山本元柳斎重國
お登勢
校長
閻魔大王
教頭
八雲紫
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.65 )
- 日時: 2021/11/09 21:19
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
晃樹
「・・・八上!!てめぇ・・・」
いろは
「なんでアイツがマウンドに上がってんのよ!」
東雲
(どういう事なの?彼、肩を痛めているんじゃ・・・)
晃樹
「いろは、作戦変更だ。とにかく塁に出ろ。一本足打法禁止」
いろは
「え〜!」
プレイボール!
八上
(ふっ、朝比奈か・・・どうせ一本足打法で来るんだ。力でねじ伏せてやろうか)
シュッ
パシッ
審判
「ストライク!」
いろは
「!!!」
八上
「何だよ、反応できないの?」
いろは
「・・・速すぎでしょ」
晃樹
「いろはぁー!!バントでもいい!とにかく塁に出るんだ!」
いろは
(んな事言われたって・・・あんな速い球、下手に手出したらそれこそアウトになるじゃない・・・)
シュッ
パシッ
審判
「ストライク、ツー!」
いろは
(一か八か・・・)
シュッ
いろは
(ここっ!!)
ブンッ
審判
「ストライク、スリー!バッターアウト!」
八上
「ふっ」
いろは
「なっ・・・」
晃樹
「・・・くっ、これは・・・不味いな」
九十九
「・・・晃樹くん。これはすぐに対処しなければ行けません」
晃樹
「・・・」
九十九
「晃樹くん?」
晃樹
「ん・・・あぁ、ごめん伽奈さん・・・」
九十九
「落ち着いていきましょう。貴方が纏めないと、チームは崩壊します。ほら、指示を」
晃樹
「・・・よっしゃ・・・柚!!」
柚
「はいっ!?」
晃樹
「・・・この回は見送り気味に行く。だけど、チャンスだと思ったら狙っていけ」
柚
「・・・りょーかい!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
八上
「・・・小鳥遊」
柚
「浩太、絶対打つから」
八上
「先輩には敬語を使えって言っただろ。それに、僕の球を打てるとでも?今まで1度も打てたことないのに」
柚
「舐めんなし。君になんて敬語なんか使いたくない。晃樹の邪魔すんな!!」
八上
「・・・お前。後悔しても遅いからな」
ビュン
パシッ
審判
「ストライク!」
八上
「やっぱり手も出せないじゃん。お前はいつも口だけなんだよ」
ビュン
柚
(言っとけばーか!)
カキンッ
審判
「ファール!」
晃樹
「良いぞ柚!球しっかり見れてるぞ!」
柚
(・・・晃樹の為に!)
八上
「・・・ふん」
ビュン
柚
(真っ直ぐ!行ける!)
ブンッ
柚
(球が・・・落ちた?)
パシッ
審判
「ストライク、スリー!バッターアウト!」
柚
「・・・」
八上
「やっぱり口だけか?面白くないなぁ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
柚
「・・・ごめん、晃樹」
晃樹
「・・・」
ポンッ
柚
「?」
ワシャワシャ
晃樹
「謝んな。まだチャンスはある」
柚
「・・・うん」
晃樹
「・・・つってもな、このままだと八上のワンマンショーだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カムイ
「あ、始まってます!咲夜さん早く!」
咲夜
「そんなに急がなくても試合は長いですからね」
カムイ
「兄さんはどこでしょうか・・・」
咲夜
「・・・ベンチ、座ってますけど?」
カムイ
「あ、あはは・・・そうですよね」
???
「貴女、もしかして野球を見るのは初めて?」
カムイ
「え?・・・はい、実はそうなんです」
???
「野球はね、素晴らしいスポーツよ。特に女子野球はね」
カムイ
「貴女も野球を?」
???
「ええ、別の学校でね。今日は明星で試合があるって聞いて見に来たのよ」
カムイ
「そうだったんですね」
咲夜
「今日の試合は一般公開はされていないはずだけども?」
???
「・・・身内がいるの」
咲夜
「・・・」
???
(・・・妹を見に来たけど、まさか神宮寺さんがいるなんて、転校・・・した訳でも無さそうね)
咲夜
(この女、どこかで見たことあると思ったけど・・・)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一回の裏、2アウト一二塁の状況
神宮寺
「・・・」
ゆかり
「大丈夫?浩太くんに打たれて顔固まっちゃってるけど」
神宮寺
「・・・問題ありません」
五番 ショート 有原翼
翼
「・・・」
八上
「翼ぁ、頼んだよ〜」
翼
「・・・うん」
神宮寺
「・・・」
シュン
カキンッ
ゆかり
(えっ、1球目から!?)
神宮寺
「ショート!」
柚
「あいさー!」
柚がダイビングキャッチ。だがフェアである。
晃樹
「二塁だ!」
柚
「芽衣先輩!」
ピュッ
芽衣が二塁に立つ。だが・・・
八上
「・・・ふっ」
ズサァ
八上は脚に目掛けてスライディング
ズリッ
芽衣
「痛っ!!」
晃樹
「芽衣!!」
晃樹は審判に駆け寄る
晃樹
「タイム!!」
芽衣の所に駆け付ける。
晃樹
「大丈夫か!?」
芽衣
「・・・平気です」
芽衣は立ち上がる
芽衣
「問題なく歩けます」
晃樹
「・・・芽衣」
芽衣
「晃樹くん、心配してくれてありがとうございます」
晃樹は八上に向き直る。
八上
「あ〜あ、やっちゃったねぇ。それでも立てる坂上の根性も中々だねぇ」
晃樹
「てめぇ・・・」
八上
「ほら、試合が始まらないから早く戻ってよ」
晃樹
「・・・カスが」
晃樹はベンチに戻る
晃樹
「・・・芽衣、無理するなよ」
芽衣
「はい」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.66 )
- 日時: 2021/11/14 22:33
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
二回表
東雲、琴葉は一二塁に出ることが出来た。だが、次のバッターは
晃樹
「・・・」
芽衣
「問題ありません」
いろは
「大丈夫な訳ないでしょ!そんなに腫れてるのに!」
芽衣
「ですが!」
いろは
「芽衣の気持ちも分かるわ。でも、アンタが怪我したら元も子もないじゃない」
芽衣
「・・・朝比奈さん」
晃樹
「芽衣、交代だ」
芽衣
「・・・はい」
晃樹
「・・・と言っても、代打を誰にするか」
晃樹はベンチを見渡す。
リン
「・・・誰も居ないようなので(((ry」
弥生
「あのぉ、アタシ出ても良いですかぁ?」
リン
「・・・私の出番」
晃樹
「沢・・・弥生?」
睦子
「えぇー!?」
太鳳
「ちょっと弥生!本気で言ってんの!?」
弥生
「本気よ。アイツのプレー見てたら、黙ってらんなくなってね」
晃樹
「・・・高等部男子相手だが、良いんだな?」
弥生
「・・・はい」
晃樹
「・・・分かった。グラウンドに降りてこい」
いろは
「えぇ!?」
ゆかり
「中等部巻き込んじゃったよ!」
弥生
「フ・・・ありがとうございます」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
睦子
「いつも冷静な弥生が・・・感情的に行動するなんて」
太鳳
「・・・弥生、無理しなきゃ良いけど」
大吾
「沢さんなら大丈夫だよ。俺らが信じてあげないと」
睦子
「大吾・・・うん、そうだよね」
太鳳
「なんか大吾がいいこと言ってムカつく」
大吾
「何で!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
八上
「・・・僕も舐められたもんだよ。中等部なんか出してくるなんて」
弥生
「中等部だからって舐めない方が良いわよ」
八上
「コイツ・・・最近の年下はろくに敬語も使えないのか」
弥生
「アンタなんかに敬語なんて使うわけないでしょ!野球部に入り込んだネズミの分際で!」
八上
「ムカつく・・・なっ!」
ピュッ
弥生
「・・・」
カキンッ
八上
「!!」
打球はライト前に飛んだ。
八上
「逢坂!!」
逢坂
「間に合わないってぇ!」
ボトッ
東雲
「走って!」
東雲、琴葉はホームに戻ってくる。弥生は二塁で止まる。
晃樹
「よし、二点先制」
琴葉
「あの子、中々やるわね」
東雲
「ええ、悔しいけど・・・実力は高校生にも引けを取らないわ」
八上
「くっ・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、ルナのヒットにより追加の1点
八番の舞子に回ってくる。
舞子
「随分疲れてる様子じゃない、八上」
八上
(・・・くそ、こんなヤツらに・・・3点も取られた。・・・いや、まだ終わってない。コイツら一人一人再起不能にすりゃ良いんだ。まずは倉敷先輩から!!)
ピュッ
舞子
「!!」
ガンッ
八上の投げた球は、舞子の頭に直撃した。舞子は尻もちを着く。
晃樹
「舞子さん!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
舞子をベンチに運ぶ
舞子
「うぅ・・・」
九十九
「・・・これで2人目ですね」
晃樹
「伽奈さん、代走お願いします。その後の守備もそのまま入ってください」
九十九
「分かりました」
ゆかり
「やっぱりおかしいよ。浩太くん、わざとやったみたい・・・さっきの芽衣も、今の舞子先輩も」
晃樹
「・・・小也香」
神宮寺
「大丈夫です。作戦があります」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
八上
(神宮寺・・・清城のエースまで使って・・・僕らを潰すのに必死だね。だけど・・・その清城のエースも・・・潰してしまえば!!)
八上が投げようとした時
神宮寺
「・・・」
神宮寺は静かに1歩前に出た
智恵
「神宮寺さん、1歩前に・・・」
夕姫
「一体何を・・・」
八上
「ふん、関係ない」
ピュッ
八上が投げた瞬間、神宮寺は1歩退がる
神宮寺
(お見通しです!)
カキンッ
八上
「!!」
ボトッ
晃樹
「テキサスヒット!!」
神宮寺
「九十九さん!草刈さん!回ってください!」
九十九/ルナ
「はい!」
九十九は三塁で足を止める。神宮寺が二塁に進もうとした時。
八上
「中野!!」
中野
「ふにゃ!」
球は二塁にいる八上へと・・・そして
パシッ
神宮寺
「っ・・・!」
八上
「!!」
バシッ
八上はグローブで神宮寺の顎を叩いた。
神宮寺
「きゃ・・・」
審判
「・・・アウト!」
琴葉
「今、神宮寺さんの顎を・・・」
晃樹
「小也香!!」
神宮寺は気を失っていた。
晃樹
「おいっ・・・小也香!しっかりしろ!オイ!!」
神宮寺は目を覚まさない。
晃樹
「八上ぃ!!」
晃樹は八上の胸ぐらを掴む
八上
「おいおい、事故だよ事故」
晃樹
「んなわけねぇだろッ!!」
審判
「君たち!離れてください!!」
晃樹
「ちっ」
晃樹は神宮寺を抱えベンチに戻る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神宮寺
「んん・・・晃樹さん?」
晃樹
「・・・小也香」
神宮寺
「私は・・・痛っ!」
晃樹
「顎が痛むのか・・・」
メジロマックイーン
「お任せ下さい、わたくしが措置しますわ」
神宮寺
「・・・ありがとうございます」
晃樹
「小也香。お前も交代だ」
神宮寺
「待ってください・・・私はまだ・・・」
晃樹
「ダメだ。また怪我させられるから・・・小也香のやられてるのは見たくない」
神宮寺
「ですが・・・」
晃樹は神宮寺の肩に手を当てる
晃樹
「お前は十分やってくれた。後は任せてくれ」
神宮寺
「・・・分かりました」
晃樹
「よし・・・天!次の回から行くぞ」
天
「ウッス!」
晃樹
「その流れでキャッチャーも交代だ」
ゆかり
「あたしも交代か〜」
天
「ってことは、千代が入るって事っすよね」
晃樹
「いや・・・次のキャッチャーは・・・一也!!」
全員
「えっ!?」
御幸
「えっ・・・俺?」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.67 )
- 日時: 2021/12/27 14:49
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
カムイ
「酷い・・・こんな怪我人が出るなんて・・・」
咲夜
「本当の試合でもこれくらいはあるのかしら?」
???
「いいえ。今日の試合は荒れに荒れてるわね。特に・・・八上くんはずば抜けて酷いわ。相手が怪我してもお構い無し、野球人として・・・プライドも何もかも捨てているようね」
カムイ
「辞めさせないと!」
???
「これは彼らの戦い、部外者の私達が仲裁に入るのは野暮よ。晃樹くんにも考えがあるはず」
カムイ
「でも・・・」
咲夜
「カムイ様・・・晃樹を信じましょう」
カムイ
「・・・はい」
???
「・・・ありがとう、十六夜さん」
咲夜
「・・・貴女、何故私の旧姓を?」
???
「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
御幸
「・・・何で俺?」
晃樹
「・・・卑怯には卑怯で返す。そういうの向いてるだろ?一也は」
御幸
「俺をなんだと思ってんだよ。まっ、作戦はあるっちゃァあるぜ?俺は出ねぇけどな!」
晃樹
「頼むよ一也ぁ」
御幸
「お前・・・そんなみっともないとこ見せて良いのかよ。バックスクリーン近く見てみろよ」
全員、御幸が指さす方を見る。
晃樹
「姉さん・・・カムイ・・・横の女の人は・・・」
ルナ
「・・・お姉ちゃん」
晃樹
「・・・何でレナさんが来てるんだ?ルナ・・・」
ルナ
「知らないです」
御幸
「女子野球の頂点が見てんだ。自分らで勝って、ギャフンと言わせてやれよ」
晃樹
「・・・一也」
御幸
「それに、これはお前自身で決着つけるもんだろ」
晃樹
「俺に出ろと・・・?」
御幸
「そーゆうこと」
晃樹はグラウンドを見る。
八上
「・・・フッ」
八上は鼻で笑った
東雲
「私達は・・・貴方に着いて行くわ」
晃樹
「・・・ありがとう」
天
「晃樹センパイ。ピッチャー、任せるっス」
晃樹
「ああ分かった。・・・和香、キャッチャーを頼む」
和香
「任せて」
晃樹
「よし・・・行くぞ!!」
全員
「おお!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
八上
「白夜、やっと出てきたか・・・ようやく潰すことが出来るよ」
翼
「浩太・・・もう止めよ?晃樹とは・・・戦えない・・・仲間だもん」
八上
「まだそんなこと言ってんの?旧友と新米、どっちが・・・」
智恵
「・・・翼の言う通りだと思う」
夕姫
・・・コクリ
八上
「あっそ、じゃあ3人は交代ね」
翼
「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4-0
晃樹達のリードで5回裏
三者凡退でここまで来た晃樹。八上との初勝負である。
八上
(はぁ・・・はぁ・・・ま、まさか白夜がここまでやるなんて・・・こっちは3回分で100球近く投げてるのに・・・アイツ、まだ27球しか投げてない・・・これが、僕とアイツの実力の差・・・)
晃樹
「八上・・・息が荒いな。もうバテたか?」
八上
「な・・・舐めるなぁァァ!!」
ビュン
ブンッ
審判
「ストライク!」
晃樹
「・・・さっきまでの余裕が無いな」
八上
「・・・チッ!」
八上
(何としてでも塁に出るんだ。たとえ、白夜の顔面に直撃したとしても)
晃樹
「・・・」
ビュン
八上
「ここだ!」
カキンッ
晃樹
「!?」
晃樹の顔目掛けて飛んでくる。
しかし、晃樹は間一髪でボールを避ける。そのままセンター前まで飛んでいった。
ルナ
「間に合え・・・間に合え!!」
ルナが拾う。
柚
「こっち!」
ピュッ
八上
(・・・小鳥遊、お前の脚も!)
パシッ
晃樹
「危ない!!」
晃樹は飛び込み、柚を助けた
ズサァ
晃樹
「ぐ・・・だ、大丈夫か?」
柚
「・・・晃樹・・・脚が!」
助ける時に八上のスライディングに巻き込まれたようだ
八上
「ふ・・・間一髪だったね。じゃ、この隙に三塁まで行かせてもらうよ」
晃樹
「・・・」
晃樹はボールを拾う
晃樹
「オラァぁ!!!」
晃樹の投げたボールは・・・
ゴスッ
八上
「ングッ!」
八上の右腕に当たった
翼
「浩太!!」
晃樹、八上共に崩れるように倒れる
審判
「試合中断!!」
全員が駆け寄る
八上
「まだだ!まだ終わってない!試合を再開させろ!」
翼
「浩太!無茶だよ!腕から血が出てるのに!」
八上
「触るな!僕たちの勝負、邪魔するな!」
晃樹
「うっせぇんだよ八上ぃ!!」
八上
「!!」
晃樹
「終わりだ、こんな試合。やってても何の意味もねぇ!」
八上
「おい、逃げるのか?白夜ぁ!」
晃樹
「誰がおめェなんかにしっぽ巻いて逃げるってんだよ!関係ない奴巻き込んで、沢山怪我人出して、こんなん野球じゃねぇんだよ!」
八上
「・・・」
晃樹
「・・・誰か、保健室まで連れてってくれ」
東雲
「担架を!誰か担架を持ってきて!!」
シンボリルドルフ
「いや、私が保健室まで連れていく」
エアグルーヴ
「・・・会長」
シンボリルドルフ
「ほら晃樹、私の肩に腕を乗せるんだ。行くぞ?」
晃樹
「あ、ありがとうな・・・ルドルフ」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.68 )
- 日時: 2021/12/29 18:04
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
保健室
シンボリルドルフ
「しみるぞ?」
晃樹
「痛っ」
シンボリルドルフ
「全く、無茶し過ぎだ君は・・・自身を犠牲にする癖、まだ直らずか・・・」
晃樹
「いや、別に犠牲になんてしてねぇよ?当たるつもりなんて毛頭無かったし」
シンボリルドルフ
「・・・それでも、自分を大事にして欲しいんだ・・・いや、これ以上は何も言うまい」
晃樹
「・・・」
シンボリルドルフ
(さっきの死球・・・晃樹の目に・・・何か邪悪なものを感じたな)
晃樹
「ルナ?」
シンボリルドルフ
「・・・はっ!すまない、ボーっとしてたな」
晃樹
「・・・大丈夫か?」
シンボリルドルフ
「・・・おや?今、私の幼名を呼んだか?」
晃樹
「ん?ああ・・・思い出したんだよ」
シンボリルドルフ
「記憶力が良いのだな。だが、人前では呼んでくれるなよ?・・・くれるな・・・おぉ」
晃樹
「・・・マズイ」
シンボリルドルフ
「ルナと呼んでくれルナよ?」
晃樹
「俺の所だけ氷河期きた・・・」
ガラガラッ
レナ
「失礼するわね」
晃樹
「れ、レナさん!?」
レナ
「あら・・・お邪魔だったかしら?」
シンボリルドルフ
「いえ、大した話もしていなかったので・・・あなたは・・・」
レナ
「ん?あ〜、トレセン学園の生徒会長さんね?」
シンボリルドルフ
「界皇の草刈さん・・・ですね」
晃樹
「あえ?2人とも知り合いなの?」
レナ
「私たち、会長総会で一緒になったりするのよ」
晃樹
「俺の知らないところで色々あるんだなぁ」
レナ
「今日の試合、見るに堪えない試合だったわ」
晃樹
「そりゃあそうだろうよ」
レナ
「でも、貴方達のチームは・・・素晴らしいチームよ。チーム一丸と言う言葉がピッタリね」
晃樹
「・・・」
レナ
「八上君をどうするかは私には分からないけれど、貴方達が今回のことを糧にして、成長して行くのを、心待ちにしているわ」
晃樹
「・・・レナさん、1つ勘違いをしているようだね」
レナ
「勘違い?」
晃樹
「何上から言ってんだ。界皇と試合する時は、その天狗鼻へし折ってやる」
レナ
「・・・ふふっ、楽しみにしてるわ」
レナが部屋を去ろうとした時。
晃樹
「レナさん」
レナ
「?」
晃樹
「今度、野球関係なしでデートしよ?」
レナ
「なっ!?」
シンボリルドルフ
「晃樹!?」
晃樹
「冗談冗談、アンタの驚いてる顔見たかったんだ」
レナ
「もう、晃樹君ったら・・・貴方に・・・ルナを任せて良かったわ。それじゃあ・・・」
晃樹
「んじゃ、また今度」
バタンッ
シンボリルドルフ
「・・・さてと、晃樹・・・さっきのはどういう事だ?」
ルドルフからとてつもない圧がかかる。
晃樹
「いや・・・因縁深い雰囲気で次会うの嫌だから・・・ほら、もう大丈夫だから、グラウンド戻ろうぜ」
シンボリルドルフ
「誤魔化したな・・・」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.69 )
- 日時: 2022/01/08 22:55
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
晃樹はシンボリルドルフに支えてもらいながらグラウンドに戻った。
バックスクリーンはまっさらだった
晃樹
「・・・終わったか」
シンボリルドルフ
「そのようだな」
カムイ
「兄さん!!」
咲夜
「ビックリさせて!!・・・全く」
晃樹
「姉さん・・・カムイ・・・」
カムイ
「兄さん・・・脚が・・・」
晃樹
「捻挫だ。大したことは無い」
咲夜
「・・・あなたと話したいって子がそこにいるわ」
晃樹
「話?」
咲夜
「出てきなさい?」
翼
「・・・」
晃樹
「・・・」
翼
「ごめんなさい!!」
翼は深く頭を下げる。
翼
「・・・晃樹を野球部に誘ったのは私なのに・・・私が晃樹を支えてあげなきゃいけなかったのに・・・」
晃樹
「翼・・・」
翼
「謝って許してもらえるとは思ってない。・・・晃樹の為なら何でもする!だから・・・!!」
晃樹
「翼ぁ!!」
翼
「はいっ!?」
晃樹
「俺は怒ってないよ。お前も色々思い詰めてたんだな。だから途中から出てなかったんだろ?」
翼
「晃樹・・・許してくれるの?」
晃樹
「ああ。だから翼・・・また一緒に野球やろう」
翼
「!!・・・うん!!」
シンボリルドルフ
「晃樹・・・八上浩太はどうするんだ?」
晃樹
「ああ・・・そうだったな。八上はその後・・・」
カムイ
「それが・・・」
晃樹が保健室に行った後の話
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八上
「クソ!アイツ・・・逃げやがったな」
東雲
「それで?あなた達・・・試合を続けるの?八上さんはもう使えそうもないけど」
八上
「ふざけんな・・・こんな中途半端な状況で、終わってたまるか!」
東雲
「貴方に聞いていない!!!」
八上
「!!」
東雲
「どうするのかしら?まだこの男の為に仲間割れを続ける?」
泉田
「あ・・・当たり前だろ!晃樹何かよりよっぽど信用出来る!」
逢坂
「そうよ!晃樹くん・・・初心者の癖に上からもの言って・・・」
花山
「何か生意気って感じだったのよ」
中野
「それに、ココ最近ずっと練習の指示もくれなかったにゃ!」
新田
「そんな奴に監督なんてやって欲しくなかったの!」
天
「・・・他の先輩方はどうなんすか?」
塚原
「申し訳ありません・・・他の皆さんは、八上さんと一緒にやって来た期間が長かったので・・・」
千景
「情が八上君に移ってしまったわ」
月島
「ごめんなさい」
あおい
「なのだ・・・」
岩城
「もう仲間割れなんてしたくないぞ・・・」
琴葉
「・・・皆」
智恵
「私のせいだよ・・・私が先に浩太くんに味方するって言ったから・・・」
夕姫
「違います!私が言ったから・・・ともっちさんのせいでは・・・」
和香
「・・・私が2人を引き止めれなかったばかりに・・・ごめんなさい」
智恵
「・・・和香ちゃん」
ゆかり
「みんな!もう謝るのやめよ?仲良くやろうよ!」
芽衣
「・・・その通りです、仲間なんですから」
八上
「けっ、何が仲間だ・・・僕1人で掻き乱されてるくせに」
泉田
「それでもあたしらは晃樹なんかに!」
神宮寺
「・・・それでも、晃樹さんは皆さんのために頑張ってくれていたのでは無いのですか?」
逢坂
「そんなわけないでしょ!」
東雲
「いいえ、あるわ。これを見なさい」
東雲は1冊のノートを取り出す。
花山
「な・・・何これ・・・」
東雲
「晃樹さんが私たち全員の能力を事細かく書いているノートよ。晃樹さんが最近忙しいから、私と柊さんで管理していたのよ」
琴葉
「晃樹は一人一人の動きをしっかり見て、それぞれの得意不得意の対策を必死に考えていたのよ」
千代
「もしかして、前に私と天ちゃんに見せてくれたノートって」
天
「同じノートだな」
中野
「まさか・・・しょっちゅう鈴木を呼び出してたのって」
和香
「晃樹に野球の基礎知識を教えながら、作戦と練習内容を一緒に考えてたの」
泉田
「・・・しっかり考えてくれてたのかよ」
新田
「・・・あたしら、サイテーな事しちゃったじゃん」
八上
「お前ら!・・・クソぉぉぉ!!」
九十九
「さて、彼をどうしましょうか。キャプテンの柊さんに任せますよ」
琴葉
「わ、私ですか!?・・・私こういうの苦手なんですけど・・・東雲さん、任せるわ」
東雲
「ちょ!やめてちょうだい!私も無理よ!小鳥遊さん!因縁があるのでしょう!?譲るわ!」
柚
「・・・」
めだか
「私が決めよう!」
東雲
「黒神さん!?」
めだか
「八上浩太、貴様は他校へのトレード生として送る。そして、年月は無期限、つまり貴様は二度とこの学校に戻ってくることはない」
八上
「ちっ!」
めだか
「そして、八上に加担した選手。貴様達は・・・」
柚
「待ってめだかちゃん!」
めだか
「柚・・・」
柚
「先輩方は浩太に良いように言われてただけなんだよ。先輩方は悪くないよ。だから、・・・お願いめだかちゃん」
めだか
「・・・分かった。貴様たちはお咎めなし!」
柚
「!!・・・ありがとう!めだかちゃん!」
めだか
「ふっ・・・」
八上
「・・・勝手に決めてんじゃねぇよ」
めだか
「む?」
八上
「・・・僕の事は何も考えてないじゃねぇか・・・ふざけんなぁぁぁぁぁぁあ!!!」
八上はめだかに殴りかかろうとした。が・・・
ゴスッ
八上
「グフッ!」
どさぁ
突如、八上の顔に飛び蹴りが入る。
晃樹
「これ以上俺の居場所を汚すんじゃねぇ」
晃樹は膝を着いた。
晃樹
「ぐっ!」
柚
「晃樹!」
シンボリルドルフ
「だから無茶をするなと言ったのに・・・」
めだか
「・・・また助けられたな。ありがとぉ晃樹ぃ!」
めだかは晃樹に抱きつく。
晃樹
「痛い!そして圧が凄い!圧迫されてる気分!」
いろは
「まだまだ圧迫するわよぉ!!」
いろは、ゆかり、天、千代も飛びついてきた。
晃樹
「ごはぁ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
舞子
「全く騒がしいわね」
九十九
「でも、これが私たちらしくていいんじゃないかな」
舞子
「・・・九十九さん、珍しいわね、そんなこと言うなんて」
九十九
「君も満更ではないんじゃないかい?」
舞子
「まあね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神宮寺
「・・・明星、やはり面白い学校です」
晃樹
「小也香!」
神宮寺
「はい」
晃樹
「良かったら、明星に編入しないか?」
神宮寺
「私が・・・明星にですか?」
晃樹
「・・・急で悪いな。でも、お前なら、皆とすぐ仲良くなれるんじゃないかと思ったんだ」
神宮寺
「ふふっ、ありがとうございます、晃樹さん。ですが、お断りさせていただきます」
晃樹
「・・・そうか」
神宮寺
「ですが、私はいつでも貴方の力になります。友人として。そして・・・ライバルとして」
晃樹
「小也香・・・おう!」
パシッ
2人は握手を交わす
こうして騒動は終わり、女子野球部は新たな一歩を踏み出すのであった。
続く
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16