二次創作小説(紙ほか)
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- 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜
- 日時: 2021/10/06 22:24
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
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ストーリーは続きから始まります。
登場作品
暗殺教室
いちご100%
イナズマイレブン
頭文字D
ウマ娘プリティーダービー
おそ松さん
寄宿学校のジュリエット
鬼滅の刃
銀魂
CLANNAD
黒子のバスケ
五等分の花嫁
斉木楠雄のΨ難
進撃の巨人
食戟のソーマ
スーパーマリオシリーズ
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
生徒会役員共
ダイヤのA
東方Project
ニセコイ
八月のシンデレラナイン
ファイアーエムブレム
Fate
BLEACH
べるぜバブ
鬼灯の冷徹
ぼくたちは勉強ができない
僕のヒーローアカデミア
僕は友達が少ない
MAJOR 2nd
めだかボックス
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている
登場人物
小学生
担任 上白沢慧音
副担任 月詠
レミリア・スカーレット
フランドール・スカーレット
山本神楽
チルノ
大妖精
ルーミア
リグル・ナイトバグ
ミスティア・ローレライ
白夜サクラ
暗夜エリーゼ
黒崎遊子
黒崎夏梨
中学生
Z組
担任 坂田銀八
副担任 鬼灯
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エレン・イェーガー
霧雨魔理沙
桐須フェリシア
ジャン・キルシュタイン
東風谷早苗
近藤総悟
魂魄退
魂魄妖夢
志村新八
コニー・スプリンガー
博麗霊夢
ベルトルト・フーバー
サシャ・ブラウス
ライナー・ブラウン
アリス・マーガトロイド
山本神威
アニ・レオンハート
クリスタ・レンズ
マルス・ローレン
透魔アクア
シュルク
白夜タクミ
暗夜レオン
ユミル
リーリエ
ルキナ
ルフレ・トロン
烈火ロイ
比企谷小町
羽瀬川小鳩
小野寺春
竈門禰豆子
S組
担任 久遠道也
副担任 吉良瞳子
青山俊介
亜風炉照美
天城大地
雨宮太陽
市川座名九郎
一乃七助
一星光
稲森明日人
伊吹宗正
岩戸高志
宇都宮虎丸
海原のりか
円堂守
奥入祐
影山輝
風丸一郎太
壁山塀吾郎
狩屋マサキ
鬼道有人
基山タツヤ
吉良ヒロト
霧野蘭丸
九坂隆二
倉間典人
栗松鉄平
車田剛一
豪炎寺修也
剛陣鉄之助
木暮夕弥
小僧丸サスケ
坂野上昇
砂木沼治
佐久間次郎
三国太一
シュウ
神童拓人
染岡竜吾
立向居勇気
綱海条介
剣城京介
鉄角真
飛鷹征也
菜花黄名子
西蔭政也
錦龍馬
西園信助
野坂悠馬
野咲さくら
灰崎凌兵
白竜
服部半太
浜野海士
速水鶴正
氷浦貴利名
土方雷電
日和正勝
不動明夫
吹雪士郎
吹雪アツヤ
瞬木隼人
松風天馬
真名部陣一郎
万作雄一郎
水神矢成龍
道成達巳
緑川リュウジ
皆帆和人
森村好葉
雪村豹牙
フェイ・ルーン
E組
担任 殺せんせー
副担任 烏間惟臣
特別教師 イリーナ・イェラビッチ
赤羽業
磯貝悠馬
岡島大河
岡野ひなた
奥田愛美
片岡メグ
茅野カエデ
神崎有希子
木村正義
倉橋陽菜乃
潮田渚
菅谷創介
杉野友人
竹林孝太郎
千葉龍之介
寺坂竜馬
中村莉桜
狭間綺羅々
速水凛香
原寿美鈴
不破優月
堀部糸成
前原陽斗
三村航輝
村松拓也
矢田桃花
吉田大成
律
A組
浅野学秀
荒木哲平
小山夏彦
榊原蓮
瀬尾智也
B組
茂野大吾
佐倉睦子
仁科明
相楽太鳳
沢弥生
藤井千里
椛島アニータ
関鳥星蘭
丹波広夢
奥村光舟
由井薫
結城将司
瀬戸拓馬
浅田浩文
九鬼洋平
最上武
進藤一考
高校生
普通科 A組
担任 平塚静
副担任 高橋涼介
桐須咲夜
近藤十四郎
桂小太郎
高杉晋助
リヴァイ・アッカーマン
羽瀬川小鷹
三日月夜空
柏崎星奈
楠幸村
志熊理科
津田タカトシ
天草シノ
七条アリア
萩村スズ
一条楽
桐崎千棘
小野寺小咲
鶫誠士郎
橘万里花
衛宮士郎
遠坂凛
斉木楠雄
燃堂力
海藤瞬
照橋心美
梓川咲太
桜島麻衣
犬塚露壬雄
ジュリエット・ペルシア
今井信女
ディミトリ
普通科 D組
担任 エルヴィン・スミス
副担任 横島ナルコ
近藤勲
志村妙
柳生九兵衛
猿飛あやめ
藤原拓海
武内樹
畑ランコ
三葉ムツミ
五十嵐カエデ
轟ネネ
津田コトミ
時カオル
岡崎朋也
古河渚
春原陽平
藤林杏
一ノ瀬ことみ
藤林椋
坂上智代
西行寺幽々子
ハンジ・ゾエ
暁アイク
白夜リョウマ
暗夜マークス
白夜ヒノカ
暗夜カミラ
真中淳平
東城綾
西野つかさ
北大路さつき
南戸唯
クロード
普通科 C組
担任 桐須真冬
副担任 朽木白哉
副担任 冨岡義勇
我妻善逸
阿散井恋次
綾瀬川弓親
タクミ・アルディーニ
石田雨竜
一色いろは
井上織姫
上杉風太郎
エーデルガルト
男鹿辰巳
緒方理珠
竈門炭治郎
吉良イヅル
朽木ルキア
黒神めだか
黒崎一護
武元うるか
中野一花
中野五月
中野二乃
中野三玖
中野四葉
薙切えりな
嘴平伊之助
比企谷八幡
檜佐木修兵
日番谷冬獅郎
雛森桃
白夜カムイ
白夜晃樹
古橋文乃
松本乱菊
斑目一角
由比ヶ浜結衣
唯我成幸
雪ノ下雪乃
幸平創真
普通科 F組
担任 京楽春水
副担任 胡蝶しのぶ
古市貴之
邦枝葵
東条英虎
神崎一
姫川竜也
人吉善吉
阿久根高貴
喜界島もがな
不知火半袖
戸塚彩加
川崎沙希
葉山隼人
三浦優美子
海老名姫菜
戸部翔
田所恵
薙切アリス
黒木場リョウ
葉山アキラ
一色慧
栗花落カナヲ
野球科 Y組
担任 片岡鉄心
副担任 掛橋桃子
沢村栄純
降谷暁
御幸一也
小湊春市
金丸信二
倉持洋一
川上憲史
結城哲也
伊佐敷純
増子透
小湊亮介
丹波光一郎
滝川・クリス・優
東条秀明
白州健二郎
前園健太
バスケ科 B組
担任 相田景虎
黒子テツヤ
火神大我
日向順平
伊月俊
木吉鉄平
相田リコ
赤司征十郎
青峰大輝
緑間真太郎
紫原敦
黄瀬涼太
桃井さつき
灰崎祥吾
ヒーロー科 H組
担任 相澤消太
緑谷出久
爆豪勝己
麗日お茶子
飯田天哉
轟焦凍
峰田実
蛙吹梅雨
切島鋭児郎
上鳴電気
八百万百
常闇踏陰
耳郎響香
芦戸三奈
青山優雅
瀬呂範太
障子目蔵
尾白猿夫
葉隠透
砂藤力道
口田甲司
OB.OG
小美浪あすみ
雪ノ下陽乃
虹村修造
朧
通形ミリオ
波動ねじれ
天喰環
ミケ・ザカリアス
唐瓜
茄子
池谷浩一郎
カタリナ
古谷サチコ
砕蜂
いるだけの大人
おそ松
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
長谷川泰三
更木剣八
チームオリオン
トレーナー 白夜晃樹
メジロマックイーン
シンボリルドルフ
オグリキャップ
ライスシャワー
ビワハヤヒデ
マルゼンスキー
サイレンススズカ
エアグルーヴ
セイウンスカイ
キングヘイロー
ミホノブルボン
タマモクロス
グラスワンダー
タイキシャトル
スマートファルコン
チームスピカ
スペシャルウィーク
トウカイテイオー
ウオッカ
ダイワスカーレット
ゴールドシップ
チームリギル
トレーナー 東条ハナ
エルコンドルパサー
ナリタブライアン
ヒシアマゾン
フジキセキ
テイエムオペラオー
女子野球部
反乱軍
監督 白夜晃樹
キャプテン 柊琴葉
メンバー
東雲龍
鈴木和香
九十九伽奈
倉敷舞子
朝比奈いろは
坂上芽衣
椎名ゆかり
我妻天
桜田千代
小鳥遊柚
リン・レイファ
草刈ルナ
神宮寺小也香
旧軍
監督 八上浩太
キャプテン 有原翼
メンバー
野崎夕姫
河北智恵
宇喜多茜
中野綾香
岩城良美
初瀬麻里安
阿佐田あおい
直江太結
天草琴音
近藤咲
永井加奈子
新田美奈子
花山栄美
月島結衣
仙波綾子
秋乃小麦
竹富亜矢
泉田京香
逢坂ここ
塚原雫
本庄千景
先生
上白沢慧音 算数担当
坂田銀八 国語担当
エルヴィン・スミス 音楽担当 調査団顧問
月詠 女子保健体育担当
鬼灯 日本史担当
ハンネス 理科担当 壁美化部顧問
白澤 男子保健体育担当
松平片栗虎 男子体育担当 野球部顧問
服部全蔵 地理担当
坂本辰馬 数学担当 商業部顧問
高橋涼介 音楽担当
高橋啓介 工業教科担当
お香 家庭科担当
片岡鉄心 国語担当 野球部顧問
横島ナルコ 英語担当 生徒会顧問
殺せんせー
烏間惟臣 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
イリーナ・イェラビッチ 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
オールマイト
相澤消太
相田景虎 バスケ部顧問
平塚静 国語担当 奉仕部顧問
久遠道也 サッカー部顧問
吉良瞳子 サッカー部顧問
桐須真冬 世界史担当
高山マリア シスター 隣人部顧問(仮)
掛橋桃子
佐々木異三郎
朽木白哉 走・拳・斬・鬼担当
浦原喜助 商業教科・鬼道担当
四楓院夜一 白打担当
京楽春水 霊圧担当
浮竹十四郎 剣術指南役
卯ノ花烈 保健室先生
冨岡義勇 国語担当
胡蝶しのぶ 化学担当
ベレス
理事長
柏崎天馬
歴代理事長
山本元柳斎重國
お登勢
校長
閻魔大王
教頭
八雲紫
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.60 )
- 日時: 2021/09/19 18:30
- 名前: バルト (ID: IkQo2inh)
野球グラウンド
めだか
「そこ!動きが止まっているぞ!」
朝比奈
「げっ・・・バレてる・・・」
雪乃
「・・・なぜ私がここに呼ばれているのか教えて欲しいのだけれど」
めだか
「ん?晃樹に呼ばれたのではないのか?」
雪乃
「ええ、意味もなく突然・・・」
めだか
「・・・晃樹は貴様を心配してたのだろうな。生徒会長に立候補したのだから」
雪乃
「勧めておいてよく言うわね」
グラウンドに1人のウマ娘が入ってくる。
オグリキャップ
「ちょっと良いだろうか」
めだか
「誰だ?」
ゆかり
「あ!オグリちゃんだ〜!もしかして、晃樹君探してるの?」
オグリキャップ
「ああ・・・、今日はここにいると聞いた」
ゆかり
「今裏にいるから、案内してあげるね〜」
オグリキャップ
「ありがとう」
ゆかりはオグリを連れて裏に行った
雪乃
「・・・誰だったのかしら」
東雲
「オグリキャップさん、晃樹さんのウマ娘よ」
雪乃
「・・・この間会った子とは違うようだけれど」
東雲
「貴女がいつの話をしてるか知らないけど、晃樹さん、最近は野球部に顔を出せないほど熱心らしいわ」
雪乃
「・・・そうなのね」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「・・・はぁ」
和香
「ここに来てまでウマ娘の事考えてるの?」
晃樹
「違うって、翼達の事を考えてるんだ。俺が野球に戻ったきっかけでもあるから」
和香
「そうね・・・貴方をこの部活に誘ったのは紛れもなく翼だった。翼も無責任よね・・・」
晃樹
「翼の考えも分かるよ。昔の仲間の元に行くのは自然の流れだ。トレーナーになって改めて気付かされたわ」
和香
「確かに過去は大事だと思うけど、今を生きているんだもの、誰が大事なのかは見定めないといけないわ。私達には晃樹が必要なのよ」
晃樹
「・・・ありがとう和香」
コンコン
晃樹
「どーぞ」
ガチャ
ゆかり
「失礼しま〜す。晃樹くんにお客さんだよ〜」
晃樹
「客?」
ゆかり
「アタシは失礼〜」
オグリキャップ
「晃樹。様子を見に来たぞ」
晃樹
「オグリ?今日はタマモクロスと出かけるんじゃ無かったのか?」
オグリキャップ
「それが・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
タマモクロス
「すまんな〜オグリ、今日急用が入ったんや。せやから一緒にお出かけ出来へんのや」
オグリキャップ
「むぅ〜・・・そうなのか。じゃあ今日は何をして過ごそうか」
タマモクロス
「それやったら、トレーナーんとこ行けばええんちゃうか?相手して貰えるやろ」
オグリキャップ
「晃樹の所か・・・そうだな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「暇だったのか」
オグリキャップ
「・・・それから、タマが言っていたのだが」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
タマモクロス
「せやオグリ、こないだ言っとったチームの件、ウチも入る事にしたで!」
オグリキャップ
「ほ、本当かタマ!あ・・・だが、晃樹に聞いてみないと」
タマモクロス
「大丈夫大丈夫。オグリのトレーナーやったら、そら〜器もデカいやろ。絶対OKって言うハズや」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「いやOKだけどさ・・・心読まれたみたいで腹立つな何か。何はともあれ、手伝ってくれてありがとうオグリ」
オグリキャップ
「ん〜、何だか照れるな」
和香
「・・・私を空気にしないで」
コンコン
和香
「あっ」
晃樹
「どーぞ」
ガチャ
マルゼンスキー
「トレーナーくーん!」
晃樹
「ま、マルゼンまで来たのか・・・」
マルゼンスキー
「あら、オグリちゃんも来てたのね!バッチグーなタイミングね!」
オグリキャップ
「ば、ばっちぐー?」
マルゼンスキー
「実は今日、グラスちゃんとタイキちゃんを連れてきました〜!2人とも入って〜」
ガチャ
グラスワンダー
「失礼します。お久しぶりです、トレーナーさん」
タイキシャトル
「Very cuteなトレーナーさん!Hello!」
晃樹
「な、何で二人が・・・」
タイキシャトル
「マルゼンさんから聞きマシタ!トレーナーさん、今very困っていると!なので、私はhelpに来マシタ!」
晃樹
「い、良いのかタイキ・・・チーム移籍は暫くこのチームにいなきゃいけないんだぞ?」
タイキシャトル
「Noproblem!トレーナーさんは、もうファミリーも同然デス!ファミリーは助け合うものデス!」
晃樹
「タイキ・・・」
グラスワンダー
「トレーナーさん、私も手助けさせて頂きます。マルゼン先輩からお話を聞くうちに、貴方にご教授頂きたいと思い始めました。東条トレーナーからは許可を頂きました。何卒、よろしくお願いします」
晃樹
「・・・」
マルゼンスキー
「トレーナーくん?後は君次第よ?チョベリグの選択をお願いね」
晃樹
「勿論大歓迎だよ。ようこそ、チームオリオンへ」
グラスワンダー
「!!・・・はい!よろしくお願い致します!」
タイキシャトル
「センキュー!!」
ギュッ
晃樹
「んご!」
和香
「ちょ・・・」
晃樹は強く抱きしめられタイキの胸の中でもがき苦しむ
タイキシャトル
「トレーナーさん!とってもカワイイデース!!」
グラスワンダー
「た、タイキ先輩?」
オグリキャップ
「む・・・」
オグリはタイキから晃樹を引き剥がす。
オグリキャップ
「晃樹が苦しんでいる」
マルゼンスキー
「んもー、トレーナーくんも隅に置けないわね。・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シンボリルドルフ
「晃樹の元にタイキシャトルとグラスワンダーを連れていくのか?申し訳ないが、今日は急ぎの私用があってね・・・君1人で連れて行って貰えないか?」
マルゼンスキー
「ルドルフ・・・今、トレーナーくんの事を名前で・・・」
シンボリルドルフ
「あっ・・・トレーナーくんは今日、野球部の練習を見ると言っていた。お願い出来るか?」
マルゼンスキー
「も、モチのロンよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マルゼンスキー
(・・・オグリちゃんに続いて、ルドルフまで名前で・・・年上の余裕ってやつなのかしら)
晃樹
「どうしたんだマルゼン?上の空だけど」
マルゼンスキー
「えっ!い・・・いえ、何でもないわ!」
和香
「晃樹、そろそろ時間よ?練習終了の」
晃樹
「あ、もうそんな時間か・・・ちょっと出てくるわ」
ガチャ
バタン
マルゼンスキー
「・・・はぁ」
オグリキャップ
「?」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.61 )
- 日時: 2021/09/20 21:25
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
真冬
「不明、何故私に相談に来たのかしら?」
マルゼンスキー
「だってぇ、貴女がトレーナーくんの従姉だって言ってたからぁ」
真冬
「愚問、呼び方なんて自分が好きな様に呼べばいいじゃない」
マルゼンスキー
「ホント?トレーナーくん、怒らない?」
真冬
「怒らないわよ」
マルゼンスキー
「・・・よし、分かったわ!アタシのやりたい様にやるわ!」
真冬
「・・・そう」
マルゼンスキー
「やっぱり貴女に相談して良かったわぁ!だって、何だか他人のような気がしなかったんだもの!」
真冬
「は?・・・何を言って・・・」
マルゼンスキー
「それじゃ!グッばーい!」
カランカラン
バタン
真冬
「何・・・あの子」
たづな
「お疲れ様ですっ!桐須先生」
真冬
「ひぃ!?・・・あなたは・・・理事長秘書の駿川たづなさん?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たづな
「桐須先生は、晃樹トレーナーさんの従姉さんだったのですね」
真冬
「・・・ええ」
たづな
「トレーナーさんの元へは行かれないのですか?」
真冬
「・・・不問、行けるわけないでしょ。最近はあの子に会いもしない。この合宿であの子がどれだけ忙しいのか分かるわ。私が行っても邪魔になるだけ・・・」
たづな
「私としては、身内の方が応援にこられるのなら、とても有難いと思うのですが・・・パワーにもなると思うんです」
真冬
「・・・それでも、会えないわ」
たづな
「・・・そうですか」
真冬
「・・・その代わりに」
カランカラン
スマートファルコン
「あっ!いたいた!」
たづな
「スマートファルコンさん?」
スマートファルコン
「先生!トレーナーさんと話してきたよ!トレーナーさん、ファル子の事を輝かせてくれるって!」
真冬
「そう、良かったわね」
スマートファルコン
「私、これからチームの皆に挨拶しに行くの!先生、ありがとね!」
ファル子はそれだけを伝え、部屋を出ていった。
たづな
「い、今のはどういう事なのでしょうか?」
真冬
「生徒会長にお願いされたのよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シンボリルドルフ
「すみません、桐須先生・・・晃樹の為なのです。御協力を・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
真冬
「疲労、素性も知らないウマ娘を探すのは苦労したわ」
たづな
「た・・・大変でしたね」
真冬
「今の私に出来ることは・・・これぐらいしか無いもの」
バーテンダー?
「どうぞ、オレンジジュースです」
真冬
「どうも。・・・それから、平塚先生に伝えておいて欲しいのだけれど」
たづな
「はい・・・私で宜しければですが」
真冬
「晃樹を・・・見守っていて欲しいって」
ゴクッ
真冬
「ん?」
真冬はグラスを2度見する。その後、バーテンダーの持っている瓶に目を移す。
バーテンダー?
「・・・」
持っている瓶は・・・ウォッカ
バタッ
たづな
「き!桐須先生!?大丈夫ですか!?」
真冬
「こ・・・れぇ、お・・・さ・・・けぇ?」
ゴールドシップ
「うぇぇぇい!!ホントに伸びちまったぜー!」
たづな
「ゴールドシップさん!!」
ゴールドシップ
「げっ、たづなさんだと・・・こうなったら、逃げるが勝ち!」
たづな
「あっ!待ちなさーい!!」
たづなさんはゴルシを追いかけに行った。
真冬
「ふぃー、晃樹ぃー・・・お姉ちゃんは寂しいわー・・・」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.62 )
- 日時: 2021/09/26 11:29
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
ターフにて
晃樹
「えっと・・・今日からチームに入る・・・」
スマートファルコン
「スマートファルコンでーす!ファル子って呼んでね☆」
サイレンススズカ
「ふぁ・・・ファルコン先輩?」
ミホノブルボン
「・・・データ解析に時間を有します」
スマートファルコン
「あれぇ!?スズカちゃんにブルボンちゃんだ〜!」
晃樹
「・・・知り合いなのか?」
スマートファルコン
「ファル子達、ウマドルユニット『逃げ切り☆シスターズ』で活動してるの!」
サイレンススズカ
「わ、私は・・・無理やり付き合わされてるだけで・・・」
ミホノブルボン
「3人で本格的に活動しております」
サイレンススズカ
「嘘でしょ・・・」
ミホノブルボン
「それよりも、なぜファルコンさんがここにいるのでしょうか・・・データのインプットの為説明をお願いします」
マルゼンスキー
「アタシ知ってる〜!晃樹ちゃんの義姉さんが晃樹ちゃんの為に勧誘してたの見たわ!」
シンボリルドルフ
「晃樹・・・ちゃん?」
ビワハヤヒデ
「あの・・・マルゼンスキーさん?距離感詰めすぎでは?」
マルゼンスキー
「だってぇ、オグリちゃんもルドルフも、トレーナーくんの事独り占めしようとするんだもの。アタシだってお姉ちゃん味を出さなくちゃね」
シンボリルドルフ
「///マルゼンスキー、なぜそれを・・・」
マルゼンスキー
「セイちゃんが言ってたもの」
セイウンスカイ
「うげ・・・」
シンボリルドルフ
「後で説教だな・・・」
セイウンスカイ
「それだけは勘弁を〜!」
キングヘイロー
「ところでトレーナー?グラスさん達はいつからこっちに参加するのかしら?」
晃樹
「早ければ合宿期間中に移籍。なんだ、寂しいのか?」
キングヘイロー
「そんなわけないでしょ!!私が言いたいのは・・・」
キングが指差す先に
タイキシャトル
「ハウディー!エアグルーヴぅ!」
エアグルーヴ
「おい抱きつくな!離れろ暑苦しい!」
キングヘイロー
「なぜタイキさんがここにいるのよ」
晃樹
「何か気に入っちゃったみたいで」
メジロマックイーン
「・・・このまま追い返すのも癪に障るので、トレーニングに参加していただくのはどうでしょうか」
晃樹
「・・・そうだな。マルゼン、タイキとキング連れて短距離レーンに行ってくれ」
マルゼンスキー
「合点承知之助!」
マルゼンはタイキを捕まえ、内側レーンに引っ張って連れていった。
タイキシャトル
「What's!?No!!エアグルーヴぅ!」
エアグルーヴ
「やっと連れて行かれたか・・・」
晃樹
「じゃあ、トレーニングメニューを発表する。今日からはそれぞれの適性距離に合わせて走ってもらう」
ライスシャワー
「・・・適性距離?」
晃樹
「そうだ。ライスだったら、長距離が得意だろ?アオハル杯に向けて、それぞれの得意な距離を伸ばしてもらう。それじゃ、種別分けをするぞ」
短距離
マルゼンスキー
キングヘイロー
タイキシャトル
マイル
サイレンススズカ
エアグルーヴ
グラスワンダー
中距離
シンボリルドルフ
ビワハヤヒデ
ミホノブルボン
長距離
メジロマックイーン
ライスシャワー
セイウンスカイ
ダート
オグリキャップ
タマモクロス
スマートファルコン
晃樹
「それから・・・ブルボン」
ミホノブルボン
「何でしょうか、マスター」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミホノブルボン
「・・・具合は?」
晃樹
「・・・あまり良くない」
ミホノブルボン
「・・・先生、原因は何ですか?」
しのぶ
「・・・顔に殴られた痣がありますね。誰かと喧嘩でもしたんですか?」
晃樹
「・・・黒沼に殴られた時か」
ミホノブルボン
「なぜ、今になって」
晃樹
「正直・・・あの時のパンチは重かった。今不調になるのはよく分からないけど」
ミホノブルボン
「マスターも、しばらくは充電期間が必要です」
晃樹
「・・・ああ」
しのぶ
「貴女も酷い腫れなのですから、安静にしてないとダメですよ」
ミホノブルボン
「承知しました」
しのぶ
「私は薬の調達に行ってくるので、ベッドで安静にしていて下さいね〜」
しのぶは部屋を出ていった。
晃樹
「・・・はぁ」
ガチャ
咲夜
「・・・大分無理したようね」
晃樹
「・・・咲夜姉さん」
平塚
「私もいるぞ」
晃樹
「・・・」
平塚
「なんだ元気そうじゃないか。心配してそんしたな」
晃樹
「・・・心配、してたんスか」
平塚
「当たり前だろ。生徒を心配しない教師がいるか。それにしても、君は他人のために無茶しすぎだ」
晃樹
「もしかして、今までの全部知ってる?」
平塚
「全て見張ってたからな。君の行動は、比企谷とは違う意味で心配になる。誰かを守るために、自分が傷ついていい理由にはならないよ」
晃樹
「・・・八幡にも言ったんですか?それ」
平塚
「ああ。君たちは系統が逆なのに考えが一緒で助かるよ」
咲夜
「要するに静先生が言いたいのは、自分を大切にしろって事よ。分かった?」
晃樹
「はいっ!」
咲夜
「・・・あら?貴女、なぜ泣いてるの?」
ミホノブルボン
「・・・エラーです」
晃樹
「ブルボン?」
平塚
「彼女の心にも響くものがあったという事だな」
咲夜
「それじゃ、私は仕事にもどるわ。ごゆっくりと」
晃樹
「あ、姉さん・・・さっき美鈴が門で寝てたぞ!」
咲夜
「・・・それを早く言いなさいよ!」
バタン
晃樹
「・・・で、静先生は何で残ってるんですか」
平塚
「ん?これからは、私が君の顧問になろう」
晃樹
「え!?」
平塚
「というのも・・・桐須先生と駿川たづなにお願いされた。君が倒れ過ぎるからと」
晃樹
「その節は申し訳ありませんでした」
平塚
「君の負担を少しでも軽減できるならと・・・」
晃樹
「静先生は良いんですか?生活指導もあるし、何より奉仕部の顧問でしょ?」
平塚
「その辺は心配するな。生活指導の教師は他にもいるし、奉仕部の奴らは・・・自立して活動している。君の方が心配だ」
晃樹
「・・・すみません」
こうして、晃樹には顧問が着くことになった
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.63 )
- 日時: 2021/10/06 08:25
- 名前: バルト (ID: InHnLhpT)
合宿終了1週間前、ウマ娘達は各々の課題を見つけ、トレーニングを行っていた。
そんな中晃樹は
医務室
晃樹
「・・・ねぇ・・・静先生〜、もういいでしょ?」
平塚
「ダメだ。君は暫くここで監禁だ」
晃樹
「・・・ちょっとぐらい良くない?」
平塚
「はぁ、なぜ君は私の前だと幼児並の言動になるんだ?」
晃樹
「今の俺にはこれが精一杯の抵抗〜!それに、お姉さんには甘えたくなるんですよ」
平塚
「おね・・・まぁ、年増と言わなかっただけ良しとしよう」
コンコン
シンボリルドルフ
「失礼します。平塚先生、少々お時間よろしいでしょうか」
平塚
「ん?ああ」
チラッ
シンボリルドルフ
「・・・また後でな、晃樹」
晃樹
「???」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平塚
「それで、何の用だ?」
シンボリルドルフ
「この所、晃樹の気分が陰惨になっていると聞きました」
平塚
「まぁ、動けないからな」
シンボリルドルフ
「そこで、今夜紅魔館に縁日が置き、夏祭りを開催するとの情報を得ました。そこに晃樹を連れて、心身の休息を・・・」
平塚
「そうか、いい案だと思うぞ。だが、あまり人数が多くても周りに迷惑になる。そこは考えていけよ?」
シンボリルドルフ
「はい」
そして、その日の夜
晃樹
「ぐがぁー」
メジロマックイーン
「・・・はぁ、だらしないですわよトレーナーさん。全く・・・」
晃樹
「ん〜?ああ、マックイーンか・・・」
メジロマックイーン
「ああじゃないですわ。これから夏祭りが開かれますの、一緒に行きますわよ」
晃樹
「って言われても、俺今動けねぇし」
メジロマックイーン
「ご心配なく。こんな事があろうかと、トレーナーさん専用の車椅子押し係を用意しましたわ」
一護
「誰が車椅子押し係だ!」
晃樹
「・・・大変だなお前」
一護
「最近体調悪ぃって聞いたからな。こんくらいならお易い御用だ」
晃樹
「・・・ありがとう一護」
メジロマックイーン
「ブルボンさんもご一緒にどうですか?」
ミホノブルボン
「私は結構です。皆さんでお楽しみ下さい」
メジロマックイーン
「・・・そうですか」
(ブルボンさん、まだチームに馴染めていないのでしょうか)
晃樹
「・・・」
医務室の外にて
ライスシャワー
「あ!お兄さま!」
エアグルーヴ
「全く、時間が掛かりすぎだ。もっと素早く行動出来ないのか」
晃樹
「病人に何言ってんだ」
ライスシャワー
「あ・・・ブルボンさん・・・」
メジロマックイーン
「申し訳ありませんライスさん・・・ブルボンさん、まだ馴染めていないようで・・・」
ライスシャワー
「ううん!大丈夫、お兄さまがいるから」
晃樹
「ライス、今日は存分楽しもうか」
ライスシャワー
「うん!」
エアグルーヴ
「早く行くぞ、向こうでスズカ達が待っている」
夏祭り会場
ビワハヤヒデ
「やっと来た、遅いぞトレーナーくん!」
サイレンススズカ
「体調は大丈夫ですか?」
晃樹
「ああ、何とかな・・・他の奴らはどうした?」
メジロマックイーン
「今日は初期メンバーのみに声をかけたので、スカイさん達は部屋で休まれてると思います」
晃樹
「・・・オグリとマルゼンは?」
サイレンススズカ
「お二人ならあそこに・・・」
スズカは櫓を指差す
マルゼンスキー
「みんな〜!盛り上がってるぅ?」
晃樹
「何やってんだあの人は・・・」
サイレンススズカ
「そしてオグリ先輩は・・・」
スズカは指先を少し下に降ろす
パンッ
『ア ヨイショ! ハァ〜♪ 雨降り 槍降り♪ 明日の天気は流れ星〜♪ 今日も踊れや♪ 笠松音頭〜♪』
晃樹
(・・・何で笠松音頭!?)
サイレンススズカ
「彼女、笠松出身なので・・・」
晃樹
「そういやそうだったな」
メジロマックイーン
「と、トレーナーさん!あそこに売ってるニンジンカステラが気になりますわ!」
ライスシャワー
「あっちにはニンジン飴があるよ・・・美味しそう・・・」
メジロマックイーン
「わたくし達は縁日を回ってきますわ!行きましょうライスさん!」
ライスシャワー
「あっ、う・・・うん!」
マックイーンとライスは目当てのところに向かってしまった。
エアグルーヴ
「あ!お前達、あまりはしゃぐなよ!」
サイレンススズカ
「まあまあ、いいじゃない。今日くらいは貴女も羽目を外しましょう」
エアグルーヴ
「むぅ、スズカがそう言うなら仕方がない・・・」
サイレンススズカ
「私、射的が気になっていたの。一緒に行きましょう?」
エアグルーヴ
「ふっ・・・ああ」
エアグルーヴとスズカも目的の場所に行った
一護
「俺も何か買って来っか〜。晃樹、何かいるか?」
晃樹
「いや、今はいいや」
一護
「そっか、じゃあ行ってくるぜ。アンタ、晃樹の事よろしく頼むぜ」
ビワハヤヒデ
「あ、おい!」
一護も立ち去ってしまった
ビワハヤヒデ
「はぁ・・・」
晃樹
「ハヤヒデは何処も行かないのか?」
ビワハヤヒデ
「さっきのを聞いていただろう?私は君の付き添い人だ。勝手に動き回るのは・・・」
晃樹
「そうか・・・」
少しの間沈黙になる
晃樹
「あ〜、何かチョコバナナ食いたくなって来た!ハヤヒデ、連れてってくれよ」
ビワハヤヒデ
「・・・トレーナーくん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
屋台親父
「ほい!チョコバナナ二つ、お待ちどーさん!」
晃樹
「どーも」
晃樹はハヤヒデに1本渡す。
ビワハヤヒデ
「ありがとう」
晃樹
「・・・ブライアンとは話せたのか?」
ビワハヤヒデ
「・・・まだだ」
晃樹
「そっか・・・」
ビワハヤヒデ
「・・・ブライアンの目標となる姉でいられているのだろうか」
晃樹
「・・・どうした?」
ビワハヤヒデ
「君に問いかけた・・・『姉の方で良いのか』と。今でもその気持ちは変わらないか?」
晃樹
「勿論だ。お前の代わりなんていないよ」
ビワハヤヒデ
「・・・君も知っていると思うが、今のトゥインクル・シリーズで注目されているのは、紛れもなくブライアンだ。彼女の走りは日に日に洗礼されていく。そんな彼女に対して、勝利の方程式が確立しないんだ」
晃樹
「・・・」
ビワハヤヒデ
「今の私は・・・『追いかけられる側』ではなく『追いかける側』になってしまったのでは無いだろうか・・・トレーナーくん、私は・・・」
ポンッ
ビワハヤヒデ
「えっ・・・」
晃樹
「そんなに自分を責めなくても、ハヤヒデはハヤヒデだよ。もっと自分に自信を持てよ」
ビワハヤヒデ
「・・・トレーナーくん、君は本当に優しいな。迷走していた私が馬鹿みたいだ」
???
「あ!ハヤヒデだぁ!」
ビワハヤヒデ
「ち、チケット・・・」
晃樹
「ほら、チケゾーが来たぞ」
ウイニングチケット
「こんばんはトレーナーさん!ねぇねぇねぇ!ブライアンが人参ハンバーグ大食い選手権に出るんだって!ハヤヒデも見に行こうよ!」
ビワハヤヒデ
「ちょっと待て!私はトレーナーくんの付き添いを・・・」
晃樹
「いいよ、行ってこい」
ウイニングチケット
「ほらぁ、トレーナーさんが言ってるんだから、早く行こうよ!」
チケゾーはハヤヒデの腕を引っ張って連れて行った
ビワハヤヒデ
「あ、チケット!・・・済まないトレーナーくん」
晃樹
「・・・ふっ、賑やかで良いな」
雪乃
「・・・トレーナーごっこは捗ってるかしら?」
晃樹
「・・・雪乃」
雪乃
「1つ、貴方に聞いておきたいのだけれど」
晃樹
「なんだよ」
雪乃
「この合宿に私を連れてきた意味を聞きたいの。意味なく連れてきたと言ったら、今後の学園生活でマトモに暮らせない程のデマを流すわよ」
晃樹
「・・・久しぶりだなこの感覚」
雪乃
「貴方の感情はいいから、早く教えなさい」
晃樹
「・・・お前が寂しそうな面してたから」
雪乃
「は?」
晃樹
「・・・部活、休止中なんだろ?八幡と何かあった証拠じゃねぇか」
雪乃
「あったも何も・・・修学旅行からずっと疎遠よ」
晃樹
「・・・そんな状態で会長選挙出れないだろ」
雪乃
「貴方・・・本当に馬鹿ね。気遣い方も、女心に関しても」
晃樹
「は?どういう事・・・」
三玖
「晃樹・・・!」
晃樹
「み、三玖!?」
(そういや、三玖も連れて来てたんだった)
三玖
「・・・切腹して」
晃樹
「うっ・・・」
ダッ!
三玖
「あっ、逃げた」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダダダダダダ
サイレンススズカ
「あれ・・・もしかして」
エアグルーヴ
「トレーナーだな・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドサァー
晃樹
「はぁ・・・はぁ・・・」
シンボリルドルフ
「晃樹?どうしたんだ、そんなに焦って・・・それに、車椅子も無しで」
晃樹
「る、ルドルフ・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シンボリルドルフ
「ふふっ、しっかり私の策略にハマったみたいだな」
晃樹
「策略って・・・」
シンボリルドルフ
「君が最近辛気臭かったからな。少しでも安らぎを与えられるならと、私が考えたのだ」
晃樹
「アンタも中々の鬼畜だな」
シンボリルドルフ
「いや済まない、君がここまでの表情をしてくれるとは思わなかった。それで、少しは気持ちの整理が出来ただろうか」
晃樹
「ああ・・・落ち着いたよ。ありがとう」
晃樹はルドルフの太ももに頭を乗せる。
シンボリルドルフ
「ちょっ・・・晃樹!?一体何を・・・」
晃樹
「疲れた。少し休ませてくれ」
シンボリルドルフ
「・・・ふふっ、少しだけだぞ?」
こうして、夏合宿は終わりを告げた
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.64 )
- 日時: 2021/10/31 18:55
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
翌週、野球部の決闘の日
ガチャ
晃樹
「行くぞ柚!」
柚
「待ってよ晃樹!」
カムイ
「頑張ってください」
咲夜
「後で応援行くから」
晃樹
「・・・行ってきます!」
校門
神宮寺
「・・・晃樹さん」
晃樹
「来てたか小也香。何で校門前で突っ立ってんだ?」
神宮寺
「勝手に押しかけるのは失礼かと思いまして・・・」
晃樹
「気にしなくて良いのに・・・こっちだ」
部室前
晃樹
「部室はここだ、ユニフォームは入ってすぐの机に置いてあるから、それ着てくれ」
神宮寺
「ご丁寧にありがとうございます」
晃樹
「柚も早く準備済ませてグラウンド来いよ?」
柚
「はーい」
ガチャ
神宮寺
「・・・」
柚
「げっ・・・」
泉田
「ん?て、てめぇ!清城の神宮寺じゃねぇか!」
逢坂
「そこまでしないと勝てないって事?晃樹くんも情けないね〜」
神宮寺
「・・・」
柚
(不味いし!喧嘩になる!)
神宮寺
「・・・ユニフォームはこれですね。行きましょう小鳥遊さん」
柚
「えっ・・・ちょっと待ってくださいよ〜!」
バタン
中野
「・・・何だったのにゃ?」
あおい
「分からないのだ」
翼
「・・・晃樹」
グラウンド
晃樹
「・・・小也香?着替えは・・・」
神宮寺
「ここで着替えます。晃樹さんはあっち向いててください」
晃樹
「ん、おう」
クルッ
杉野
「おーい!晃樹ー!」
御幸
「面白そうだから見に来てやったぜ」
晃樹
「杉・・・一也・・・わざわざ見に来たのか」
御幸
「俺らだけじゃねぇぜ?」
大吾
「こっちです!」
晃樹
「大吾!中等野球部総出で来たのかよ・・・」
仁科
「アンタが居ないせいでこっちまでとばっちり喰らってるんすよ」
大吾
「仁科!」
晃樹
「それは申し訳ない・・・八上なんかに野球部乗っ取られて」
大吾
「え・・・えっと!俺たちに出来ることがあれば、何でも言ってください!」
睦子
「私たち、全力で手助けしますから!」
太鳳
「って言ってもねぇ・・・」
弥生
「アタシら中等部ですし・・・流石に主戦って訳にもねぇ・・・」
晃樹
「いや、出てもらおうかな」
弥生
「えっ」
太鳳
「嘘っ」
杉野
「おい晃樹!マジで言ってんのかよ!」
晃樹
「冗談に決まってんだろ。でも、万が一のことがあればよろしくな」
御幸
「・・・かぁーっかっかっかっ!やっぱ面白ぇわ晃樹!お前最高!」
杉野
「ほら御幸先輩も、あんまでしゃばんないで・・・」
メジロマックイーン
「トレーナーさん!」
晃樹
「マックイーン!?今日はトレーニングの日だろ!」
メジロマックイーン
「今日は会長さん権限で特別休暇ですわ」
シンボリルドルフ
「すまないな晃樹。だが、君達の戦事に黙って待っていられるほど、気が長いわけでもない。ここで応援させてくれ」
晃樹
「・・・ルドルフ」
エアグルーヴ
「会長、スポーツドリンクはここでよろしいでしょうか」
シンボリルドルフ
「ああ、ありがとうエアグルーヴ」
晃樹
「・・・お前」
エアグルーヴ
「勘違いするなよ、あくまで会長に頼まれたから持ってきたのだ。貴様を心配していた訳では無い!」
マルゼンスキー
「グルーヴちゃんツンデレ〜!」
エアグルーヴ
「ちょ!マルゼンスキー先輩!?」
オグリキャップ
「晃樹・・・」
ポンッ
晃樹
「?」
オグリキャップ
「私達がついてる。だから、何も怖くないぞ」
晃樹
「・・・ありがとう」
マルゼンスキー
「セリフ取られちゃったァ〜・・・チョベリバ〜」
メジロマックイーン
「ご愁傷さまですわ」
神宮寺
「ふっ・・・賑やかですね」
晃樹
「そうだろ・・・なあ小也香、もし良かったら、明星に編入・・・」
クルッ
柚
「まだ見ちゃダメ!」
神宮寺
「・・・」
晃樹
「・・・」
神宮寺
「///きゃぁぁぁぁぁ!!」
ペシンッ
晃樹
「ぶべらっ!」
バタンッ
東雲
「晃樹さん、もうすぐ試合が・・・」
(゜゜)…
神宮寺
「はぁ・・・はぁ・・・」
東雲
「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
八上
「白夜、あんな状態でマトモに指揮なんて出来るのかね」
翼
「・・・監督」
八上
「どうしたの翼。もしかして、今更白夜に同情するの?」
翼
「・・・止めようよ。こんな事」
八上
「何で?」
翼
「・・・晃樹となんて戦いたくない。東雲さん達とも・・・」
八上
「それはね、僕がここにいる限り無理だよ。アイツは僕の宿敵。どちらかが認めるまで終わる事の無い戦いなんだよ」
翼
「そんな・・・」
八上
「じゃあ白夜に着く?ここまで野球部を作り上げた僕達の友情を差し置いて?」
翼
「・・・」
八上
「分かったら早く準備して」
翼
「・・・うん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
晃樹
「全員揃ったな。それじゃあポジションを発表する」
1番 一 朝比奈いろは
2番 遊 小鳥遊柚
3番 捕 椎名ゆかり
4番 三 東雲龍
5番 左 柊琴葉
6番 二 坂上芽衣
7番 中 草刈ルナ
8番 右 倉敷舞子
9番 投 神宮寺小也香
中継ぎ 我妻天
抑え 九十九伽奈
晃樹
「キャプテンは・・・琴葉」
琴葉
「え、私が!?」
芽衣
「他に適任はいないと思います」
ゆかり
「東雲がやるよりよっぽど良いよ〜」
東雲
「どういう意味かしら?」
ゆかり
「あっはは〜、何でもないです〜」
晃樹
「キャプテン、一言頼むわ」
琴葉
「無茶言わないで!・・・もう」
円陣を組む
琴葉
「・・・勝ちましょう!!相手が誰であろうと、全力で!!」
全員
「おお!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
審判
「全員整列!」
ダダダダダダ
審判
「これより、明星A対明星Bの試合を始めます!礼!」
全員
「よろしくお願いします!」
コイントス
審判
「・・・先攻、Bチームです」
晃樹
「はい」
八上
「・・・白夜、必ず君を引きずり出すから」
晃樹
「黙れ、・・・お前だけは絶対に許さねぇ」
ベンチ
晃樹
「先攻だ。いろは、作戦通りにな」
いろは
「オッケー!私の得意な一本足打法、決めてくるから!」
晃樹
「二遊間抜けるくらいでいいから」
芽衣
「・・・!!晃樹くん!アレを見てください!」
晃樹
「ん?・・・」
晃樹はマウンドを見る
晃樹
「なっ!・・・何でアイツが・・・」
続く
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