二次創作小説(紙ほか)
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- 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜
- 日時: 2021/10/06 22:24
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
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ストーリーは続きから始まります。
登場作品
暗殺教室
いちご100%
イナズマイレブン
頭文字D
ウマ娘プリティーダービー
おそ松さん
寄宿学校のジュリエット
鬼滅の刃
銀魂
CLANNAD
黒子のバスケ
五等分の花嫁
斉木楠雄のΨ難
進撃の巨人
食戟のソーマ
スーパーマリオシリーズ
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
生徒会役員共
ダイヤのA
東方Project
ニセコイ
八月のシンデレラナイン
ファイアーエムブレム
Fate
BLEACH
べるぜバブ
鬼灯の冷徹
ぼくたちは勉強ができない
僕のヒーローアカデミア
僕は友達が少ない
MAJOR 2nd
めだかボックス
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている
登場人物
小学生
担任 上白沢慧音
副担任 月詠
レミリア・スカーレット
フランドール・スカーレット
山本神楽
チルノ
大妖精
ルーミア
リグル・ナイトバグ
ミスティア・ローレライ
白夜サクラ
暗夜エリーゼ
黒崎遊子
黒崎夏梨
中学生
Z組
担任 坂田銀八
副担任 鬼灯
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エレン・イェーガー
霧雨魔理沙
桐須フェリシア
ジャン・キルシュタイン
東風谷早苗
近藤総悟
魂魄退
魂魄妖夢
志村新八
コニー・スプリンガー
博麗霊夢
ベルトルト・フーバー
サシャ・ブラウス
ライナー・ブラウン
アリス・マーガトロイド
山本神威
アニ・レオンハート
クリスタ・レンズ
マルス・ローレン
透魔アクア
シュルク
白夜タクミ
暗夜レオン
ユミル
リーリエ
ルキナ
ルフレ・トロン
烈火ロイ
比企谷小町
羽瀬川小鳩
小野寺春
竈門禰豆子
S組
担任 久遠道也
副担任 吉良瞳子
青山俊介
亜風炉照美
天城大地
雨宮太陽
市川座名九郎
一乃七助
一星光
稲森明日人
伊吹宗正
岩戸高志
宇都宮虎丸
海原のりか
円堂守
奥入祐
影山輝
風丸一郎太
壁山塀吾郎
狩屋マサキ
鬼道有人
基山タツヤ
吉良ヒロト
霧野蘭丸
九坂隆二
倉間典人
栗松鉄平
車田剛一
豪炎寺修也
剛陣鉄之助
木暮夕弥
小僧丸サスケ
坂野上昇
砂木沼治
佐久間次郎
三国太一
シュウ
神童拓人
染岡竜吾
立向居勇気
綱海条介
剣城京介
鉄角真
飛鷹征也
菜花黄名子
西蔭政也
錦龍馬
西園信助
野坂悠馬
野咲さくら
灰崎凌兵
白竜
服部半太
浜野海士
速水鶴正
氷浦貴利名
土方雷電
日和正勝
不動明夫
吹雪士郎
吹雪アツヤ
瞬木隼人
松風天馬
真名部陣一郎
万作雄一郎
水神矢成龍
道成達巳
緑川リュウジ
皆帆和人
森村好葉
雪村豹牙
フェイ・ルーン
E組
担任 殺せんせー
副担任 烏間惟臣
特別教師 イリーナ・イェラビッチ
赤羽業
磯貝悠馬
岡島大河
岡野ひなた
奥田愛美
片岡メグ
茅野カエデ
神崎有希子
木村正義
倉橋陽菜乃
潮田渚
菅谷創介
杉野友人
竹林孝太郎
千葉龍之介
寺坂竜馬
中村莉桜
狭間綺羅々
速水凛香
原寿美鈴
不破優月
堀部糸成
前原陽斗
三村航輝
村松拓也
矢田桃花
吉田大成
律
A組
浅野学秀
荒木哲平
小山夏彦
榊原蓮
瀬尾智也
B組
茂野大吾
佐倉睦子
仁科明
相楽太鳳
沢弥生
藤井千里
椛島アニータ
関鳥星蘭
丹波広夢
奥村光舟
由井薫
結城将司
瀬戸拓馬
浅田浩文
九鬼洋平
最上武
進藤一考
高校生
普通科 A組
担任 平塚静
副担任 高橋涼介
桐須咲夜
近藤十四郎
桂小太郎
高杉晋助
リヴァイ・アッカーマン
羽瀬川小鷹
三日月夜空
柏崎星奈
楠幸村
志熊理科
津田タカトシ
天草シノ
七条アリア
萩村スズ
一条楽
桐崎千棘
小野寺小咲
鶫誠士郎
橘万里花
衛宮士郎
遠坂凛
斉木楠雄
燃堂力
海藤瞬
照橋心美
梓川咲太
桜島麻衣
犬塚露壬雄
ジュリエット・ペルシア
今井信女
ディミトリ
普通科 D組
担任 エルヴィン・スミス
副担任 横島ナルコ
近藤勲
志村妙
柳生九兵衛
猿飛あやめ
藤原拓海
武内樹
畑ランコ
三葉ムツミ
五十嵐カエデ
轟ネネ
津田コトミ
時カオル
岡崎朋也
古河渚
春原陽平
藤林杏
一ノ瀬ことみ
藤林椋
坂上智代
西行寺幽々子
ハンジ・ゾエ
暁アイク
白夜リョウマ
暗夜マークス
白夜ヒノカ
暗夜カミラ
真中淳平
東城綾
西野つかさ
北大路さつき
南戸唯
クロード
普通科 C組
担任 桐須真冬
副担任 朽木白哉
副担任 冨岡義勇
我妻善逸
阿散井恋次
綾瀬川弓親
タクミ・アルディーニ
石田雨竜
一色いろは
井上織姫
上杉風太郎
エーデルガルト
男鹿辰巳
緒方理珠
竈門炭治郎
吉良イヅル
朽木ルキア
黒神めだか
黒崎一護
武元うるか
中野一花
中野五月
中野二乃
中野三玖
中野四葉
薙切えりな
嘴平伊之助
比企谷八幡
檜佐木修兵
日番谷冬獅郎
雛森桃
白夜カムイ
白夜晃樹
古橋文乃
松本乱菊
斑目一角
由比ヶ浜結衣
唯我成幸
雪ノ下雪乃
幸平創真
普通科 F組
担任 京楽春水
副担任 胡蝶しのぶ
古市貴之
邦枝葵
東条英虎
神崎一
姫川竜也
人吉善吉
阿久根高貴
喜界島もがな
不知火半袖
戸塚彩加
川崎沙希
葉山隼人
三浦優美子
海老名姫菜
戸部翔
田所恵
薙切アリス
黒木場リョウ
葉山アキラ
一色慧
栗花落カナヲ
野球科 Y組
担任 片岡鉄心
副担任 掛橋桃子
沢村栄純
降谷暁
御幸一也
小湊春市
金丸信二
倉持洋一
川上憲史
結城哲也
伊佐敷純
増子透
小湊亮介
丹波光一郎
滝川・クリス・優
東条秀明
白州健二郎
前園健太
バスケ科 B組
担任 相田景虎
黒子テツヤ
火神大我
日向順平
伊月俊
木吉鉄平
相田リコ
赤司征十郎
青峰大輝
緑間真太郎
紫原敦
黄瀬涼太
桃井さつき
灰崎祥吾
ヒーロー科 H組
担任 相澤消太
緑谷出久
爆豪勝己
麗日お茶子
飯田天哉
轟焦凍
峰田実
蛙吹梅雨
切島鋭児郎
上鳴電気
八百万百
常闇踏陰
耳郎響香
芦戸三奈
青山優雅
瀬呂範太
障子目蔵
尾白猿夫
葉隠透
砂藤力道
口田甲司
OB.OG
小美浪あすみ
雪ノ下陽乃
虹村修造
朧
通形ミリオ
波動ねじれ
天喰環
ミケ・ザカリアス
唐瓜
茄子
池谷浩一郎
カタリナ
古谷サチコ
砕蜂
いるだけの大人
おそ松
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
長谷川泰三
更木剣八
チームオリオン
トレーナー 白夜晃樹
メジロマックイーン
シンボリルドルフ
オグリキャップ
ライスシャワー
ビワハヤヒデ
マルゼンスキー
サイレンススズカ
エアグルーヴ
セイウンスカイ
キングヘイロー
ミホノブルボン
タマモクロス
グラスワンダー
タイキシャトル
スマートファルコン
チームスピカ
スペシャルウィーク
トウカイテイオー
ウオッカ
ダイワスカーレット
ゴールドシップ
チームリギル
トレーナー 東条ハナ
エルコンドルパサー
ナリタブライアン
ヒシアマゾン
フジキセキ
テイエムオペラオー
女子野球部
反乱軍
監督 白夜晃樹
キャプテン 柊琴葉
メンバー
東雲龍
鈴木和香
九十九伽奈
倉敷舞子
朝比奈いろは
坂上芽衣
椎名ゆかり
我妻天
桜田千代
小鳥遊柚
リン・レイファ
草刈ルナ
神宮寺小也香
旧軍
監督 八上浩太
キャプテン 有原翼
メンバー
野崎夕姫
河北智恵
宇喜多茜
中野綾香
岩城良美
初瀬麻里安
阿佐田あおい
直江太結
天草琴音
近藤咲
永井加奈子
新田美奈子
花山栄美
月島結衣
仙波綾子
秋乃小麦
竹富亜矢
泉田京香
逢坂ここ
塚原雫
本庄千景
先生
上白沢慧音 算数担当
坂田銀八 国語担当
エルヴィン・スミス 音楽担当 調査団顧問
月詠 女子保健体育担当
鬼灯 日本史担当
ハンネス 理科担当 壁美化部顧問
白澤 男子保健体育担当
松平片栗虎 男子体育担当 野球部顧問
服部全蔵 地理担当
坂本辰馬 数学担当 商業部顧問
高橋涼介 音楽担当
高橋啓介 工業教科担当
お香 家庭科担当
片岡鉄心 国語担当 野球部顧問
横島ナルコ 英語担当 生徒会顧問
殺せんせー
烏間惟臣 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
イリーナ・イェラビッチ 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
オールマイト
相澤消太
相田景虎 バスケ部顧問
平塚静 国語担当 奉仕部顧問
久遠道也 サッカー部顧問
吉良瞳子 サッカー部顧問
桐須真冬 世界史担当
高山マリア シスター 隣人部顧問(仮)
掛橋桃子
佐々木異三郎
朽木白哉 走・拳・斬・鬼担当
浦原喜助 商業教科・鬼道担当
四楓院夜一 白打担当
京楽春水 霊圧担当
浮竹十四郎 剣術指南役
卯ノ花烈 保健室先生
冨岡義勇 国語担当
胡蝶しのぶ 化学担当
ベレス
理事長
柏崎天馬
歴代理事長
山本元柳斎重國
お登勢
校長
閻魔大王
教頭
八雲紫
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.41 )
- 日時: 2021/06/28 21:26
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
晃樹から逃げてきたテイオー
トウカイテイオー
「ふぅ、ここまで来れば大丈夫だよね〜」
エアグルーヴ
「テイオー、そこで何をしている」
トウカイテイオー
「げ、エアグルーヴ・・・」
エアグルーヴ
「げ・・・とは何だ。何かイタズラでもしたのか」
トウカイテイオー
「え、えっと・・・イタズラはしてないんだけど・・・その・・・カイチョーのトレーナーに・・・」
エアグルーヴ
「何!?会長のトレーナー!?アイツ・・・遂に問題行動を起こしたのか・・・!」
廊下の角から晃樹が現れる。
晃樹
「やっと見つけた、テイ・・・オー・・・」
晃樹はバックして隠れる。
エアグルーヴ
(今、アイツがいたよな・・・)
晃樹
(何でよりによって副会長がいるんだよ!頼むからこっち来ないで!お願い!50マニーあげるから!)
メジロマックイーン
「トレーナーさん?やっと見つけました。ライスさんを連れてきたのですが・・・」
ライスシャワー
「え、えっと・・・は、初めまして、トレーナーさん」
晃樹
「シーっ!静かに!」
エアグルーヴ
「何をしているのだ貴様っ・・・!」
晃樹
「見つかった!?」
メジロマックイーン
「トレーナーさん、何を仕出かしたのですの?」
エアグルーヴ
「先程の様子からしてコイツは、テイオーをストーキングいている様だった」
晃樹
「ストーキング?何バカ言ってんだよ」
トウカイテイオー
「えっと、エアグルーヴ・・・僕ストーキングなんて一言も・・・」
エアグルーヴ
「行動で分かる!この変質者め!」
晃樹
「誤解だって言ってんだろ!」
メジロマックイーン
(・・・テイオー、あなたまたイタズラしましたわね)
トウカイテイオー
(えっへへ・・・面白くなっちゃってつい・・・)
ライスシャワー
(ら、ライス・・・何で呼ばれたんだろう)
シンボリルドルフ
「何を騒いでいるんだ」
エアグルーヴ
「か、会長・・・」
晃樹
「ルドルフ、仕事はどうしたんだ」
シンボリルドルフ
「済ませてきたさ。それよりも、何か揉めていたようだが・・・何かあったのか?」
エアグルーヴ
「・・・この者が、テイオーをストーキングしていたそうです」
シンボリルドルフ
「ストーキング・・・」
ルドルフは晃樹をチラッと見る。
晃樹
「・・・」
シンボリルドルフ
「テイオー、また何かイタズラしただろう?」
トウカイテイオー
「え、えっと・・・あはは」
シンボリルドルフ
「エアグルーヴ、彼はそのような事をする男ではない。私が保証する」
エアグルーヴ
「何故ですか・・・会長。そこまでしてこの男を庇う意味があるのですか?」
シンボリルドルフ
「庇う意味か・・・あるに決まっている。私のトレーナーなのだから。それに・・・」
晃樹
「?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
子供1
「何だコイツ〜、頭に耳がついて、尻尾生えてんぞ〜!」
子供2
「コスプレって奴じゃねぇの?取ってやろーぜー!」
子供のウマ娘
「うぅ、辞めてよ・・・」
子供の頃の晃樹
「おい!何やってんだよお前ら!!」
子供1
「ああ?何だお前、やるのか!」
子供2
「ボコボコにしてやるよ!」
その後、晃樹は子供2人を蹴散らし、子供2人は泣きながら逃げていった。
子供の頃の晃樹
「大丈夫か?」
子供のウマ娘
「あ、ありがとう・・・な、名前はなんて言うの?」
子供の頃の晃樹
「俺は晃樹。お前は?」
子供のウマ娘
「わ、私の名前は・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シンボリルドルフ
「私の大切な人なんだ」
晃樹
「ルドルフ?」
エアグルーヴ
「分かりました・・・そこまで言うのなら・・・ただし」
エアグルーヴは晃樹の目の前に立つ
エアグルーヴ
「私はお前のことなんぞ、認めんからな」
晃樹
「・・・」
エアグルーヴは、一言言うとその場を去っていった。
トウカイテイオー
「なんかエアグルーヴピリピリしてたね」
メジロマックイーン
「あなたのせいでしょ」
シンボリルドルフ
「ところでマックイーン、ライスシャワーを連れて来たようだね」
メジロマックイーン
「そうでしたわ。トレーナーさん」
晃樹
「あ、ああ・・・ライスシャワー。お前をうちのチームにスカウトしたい」
ライスシャワー
「ええ!?」
晃樹
「お前のことはルドルフから聞いた。お前の力を引き出させて欲しいんだ」
ライスシャワー
「え、えっと・・・ごめんなさい!!」
晃樹
「!!」
ライスシャワー
「ライス・・・きっと、トレーナーさんに迷惑かけちゃう・・・さっきの喧嘩も・・・きっとライスのせいだよね・・・」
晃樹
「何言ってるんだ・・・喧嘩に関しては、前々からあった事だ。お前のせいじゃない」
ライスシャワー
「でも・・・きっと不幸にさせちゃう」
晃樹
「・・・ライス、2人で屋上に行こうか」
ライスシャワー
「ふぇ?」
屋上にて
晃樹
「単刀直入に言うぞ?不幸なんてどうでもいい」
ライスシャワー
「・・・えっ」
晃樹
「ライスが楽しそうに走ってるだけで幸せになる奴がいる。俺はまだビデオでしかお前の走りを見ていないが・・・お前は最高のウマ娘だ」
ライスシャワー
「でも、ライス・・・ダメな子だよ?いっぱい迷惑かけちゃう。それでも・・・いいの?」
晃樹
「それでも、お前を支えたいんだ」
ライスシャワー
「・・・っ!凄い・・・お兄さまみたい・・・」
晃樹
「お兄さま?」
ライスシャワー
「あっ・・・!えっと・・・ライスの読んでる絵本に出てくる人・・・そっくりだったから・・・」
晃樹
「そうなのか・・・今度一緒に読みたいな」
ライスシャワー
「・・・っ!うん!・・・ねぇ、トレーナーさん。ライス、悪い子だけど・・・1個、ワガママ言ってもいい?」
晃樹
「ああ、良いぞ」
ライスシャワー
「トレーナーさんのこと、お兄さまって呼んでもいい?」
晃樹
「お、お兄さま・・・学年同じくらいなのに・・・」
ライスシャワー
「ダメ・・・かな・・・」
晃樹
「いや、ダメじゃない・・・ライスがそうしたいなら」
ライスシャワー
「いいの?じゃ、じゃあ・・・これから、よろしくお願いします。お兄さま・・・!」
晃樹
「ああ。よろしくな」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.42 )
- 日時: 2021/07/05 07:03
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
トレーナー室に戻ってきた晃樹。そこにはルドルフが既に仕事を終えて待っていた
シンボリルドルフ
「ライスシャワーの勧誘、お疲れ様」
晃樹
「・・・ルドルフ、居たのか」
シンボリルドルフ
「なんだ、居てはダメだったか?」
晃樹
「別にそういう訳じゃねぇけど・・・帰ったもんだと・・・」
シンボリルドルフ
「少し・・・君と話をしたくてね」
晃樹
「話?」
シンボリルドルフ
「君を新たにトレーナーとして迎え入れた理由を教えようと思ってね」
晃樹
「・・・」
シンボリルドルフ
「君は、小等部だった頃を覚えているか?」
晃樹
「小等部?」
シンボリルドルフ
「私は一度、君と会っているのだ」
晃樹
「・・・!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幼い頃の晃樹
「俺は晃樹。お前は?」
幼いウマ娘
「わ、私の名前は・・・シンボリルドルフ!」
幼い頃の晃樹
「・・・覚えとくよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「・・・あの時の」
シンボリルドルフ
「思い出したようだね」
晃樹
「だけど、初めて会った場所はここから遠く離れた場所・・・何で俺を・・・」
シンボリルドルフ
「私は一度見た顔は忘れないからな。無論、あの時の君の行動も覚えているよ」
晃樹
「・・・大したことはしてない」
シンボリルドルフ
「君がそう思っていても、私が助けられたことには変わりない。そのお礼として、君をトレーナーとして選んだのだ」
晃樹
「・・・そうだったのか。すまなかったな、気づいてやれなくて」
シンボリルドルフ
「気にしないでくれ。だが、エアグルーヴとは親しくしてもらいたいものだ」
晃樹
「・・・ごめんて」
シンボリルドルフ
「・・・ところでトレーナー君。今夜、君の家に泊めてもらってもいいかな」
晃樹
「えっ・・・来るのか?」
シンボリルドルフ
「専属トレーナーの私生活を知っておくのも、私の役目・・・だろう?」
晃樹
「良いのか?許可貰ったのか?」
シンボリルドルフ
「勿論だよ。寮長のヒシアマゾンに外出届けを出しておいた」
晃樹
「そうか・・・なら、行こうか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
晃樹宅
ガチャ
晃樹
「ただいま」
咲夜
「おかえりなさ・・・ちょっと待って、誰連れて来たのよ」
晃樹
「・・・シンボリルドルフ」
咲夜
「あんた、次々と人連れてくるの辞めなさいよ。せめて連絡ぐらい」
シンボリルドルフ
「えっと・・・迷惑だっただろうか」
咲夜
「いいえ?どうぞ上がって?」
シンボリルドルフ
「お邪魔します・・・靴が多いな、何人で暮らしているんだ?」
晃樹
「えっと・・・俺入れて8人かな・・・?」
シンボリルドルフ
「大家族だったんだな。ん?だが、1足多いようだが・・・」
真冬
「晃樹、帰ってきたのね・・・え"っ・・・//」
シンボリルドルフ
「あ、桐須先生、こんばんは。夜遅くに押し掛けて申し訳ありません」
真冬
「こ・・・こんばんは・・・ご丁寧にどうも・・・」
真冬は晃樹を引っ張り連れていく。
真冬
(ちょっと晃樹!何でルドルフさんが来てるのよ・・・!)
晃樹
(俺の私生活も知っておきたいからって・・・つーか何で姉さん来てんの)
真冬
(無情!仕方が無いでしょう!また部屋のスペースが潰れたのよ!)
晃樹
(はぁ、相変わらずだな姉さん)
シンボリルドルフ
「トレーナー君・・・?」
晃樹
「ああ・・・悪いルドルフ。リビングに行ってくれ」
シンボリルドルフ
「あ、ああ・・・」
ルドルフはリビングに入っていった
真冬
(とにかく、生徒に対するイメージを損なわないように振舞って!)
晃樹
(それは姉さん次第だろ)
晃樹もリビングに向かった。
真冬
「あっ・・・もう」
食事を済ませ、ルドルフを部屋に案内して晃樹は自室に戻る。
晃樹
「はぁ・・・疲れたぁ!今日はライスシャワーの勧誘・・・明日にでもビワハヤヒデを見つけ出して・・・」
コンコン
晃樹
「?どうぞ」
ガチャ
シンボリルドルフ
「トレーナー君、少しいいかな」
晃樹
「ルドルフか、入っていいぞ」
バタン
シンボリルドルフ
「ビワハヤヒデの事で話がある」
晃樹
「ハヤヒデの?」
シンボリルドルフ
「実は先程、君がテイオーと出歩いている時に彼女と話したんだ」
晃樹
「いつの間に・・・」
シンボリルドルフ
「勧誘の件を説明したのだが・・・条件を出てきた」
晃樹
「条件?」
シンボリルドルフ
「2日後の模擬レースを見に来て欲しいとの事だ。そこで彼女の実力を認識して欲しいと」
晃樹
「・・・てっきり俺に対しての条件かと思ったんだけど」
シンボリルドルフ
「その心配は要らないよ。彼女、威圧的なように見えるが、決して悪い子ではない」
晃樹
「・・・お前が言うか?」
シンボリルドルフ
「なっ!・・・威圧的に接した覚えはないぞ!」
晃樹
「あ〜ごめんごめん」
シンボリルドルフ
「ふふっ、やはり君といると和やかな気持ちになる」
晃樹
「・・・なあルドルフ」
シンボリルドルフ
「ん?」
晃樹
「何か辛いことがあったら言えよ?・・・って言っても、お前だったら自分で解決しようとするんだろうけど・・・1人で抱え込むなよ」
シンボリルドルフ
「君は相変わらず優しいんだな。だが、昔の私とは違うぞ?・・・でも、ありがとう」
晃樹
「・・・ふっ」
話が終わり、ルドルフは部屋を出ていった。
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.43 )
- 日時: 2021/07/08 07:49
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
翌日
シンボリルドルフ
「お邪魔しました」
咲夜
「また来なさいよ」
バタン
咲夜
「晃樹〜、あんたも早く準備済ませなさいよ。私ももう行くから」
晃樹
「わーってるよ」
咲夜も家を出た。
晃樹
「って言われても・・・まだ時間あるんだよな・・・柚もまだ起きていないみてぇだし」
数分後
柚
「ふぁぁ、おはよ晃樹」
晃樹
「おはよう・・・遅刻です」
柚
「え・・・えぇ!!」
登校
柚
「何で早く起こしてくれないし!」
晃樹
「女子の寝顔なんて見れるか!」
校門に着くと、月島が立っていた。
月島
「おはようございます。・・・あら、晃樹さんに小鳥遊さん。そんなに急いでどうしたの?」
柚
「ゆ、結衣先輩?授業始まってるんじゃ・・・」
月島
「何言ってるの?まだ始業時間前よ?それどころか、早いくらいよ」
柚
「・・・晃樹」
晃樹
「ん?」
柚
「これはどういう事かな〜?怒らないから説明してごらん?」
晃樹
「えっと・・・どろん!」
ダッ!
柚
「あっ!待てぇ!!」
月島
「はぁ、朝から騒がしいわね全く・・・ん?さっき始業時間って・・・今日は日曜日なのに・・・」
新校舎の裏庭にて
晃樹
「ふぅ、ここまで来れば・・・」
???
「危ない!」
晃樹
「ん?」
上から何かが落ちてきた。
晃樹
「うぉ!!」
晃樹は咄嗟に避ける。
晃樹
「・・・メガネ?」
???
「済まない。直撃しなかったか?」
晃樹
「ああ、大丈夫だ。このメガネは君のか?」
???
「そうだ。不意に落としてしまった。今取りに行くから待っていてくれ」
晃樹
「いや、俺が届けるよ」
???
「良いのか?・・・済まない」
晃樹はウマ娘のいる教室にメガネを届ける。
ガラッ
???
「ありがとう」
晃樹
「いいって・・・ん?もしかして、ビワハヤヒデか?」
ビワハヤヒデ
「な、何故私の事を・・・もしかして・・・君は、ルドルフ会長のトレーナーなのか?」
晃樹
「そうだ。・・・で、お前をスカウトしたいんだけど」
ビワハヤヒデ
「その話は聞いている。だが待って欲しい、明日の模擬レースで私の走りを見てからに・・・」
晃樹
「明日の模擬レース・・・お前の走順は第5部。その次のレースで、ナリタブライアンが走る」
ビワハヤヒデ
「・・・やはり知っていたか」
晃樹
「ブライアンのレースを見せてどうするつもりだ?悪いけど、俺はヘッドハンティングする気はないぞ」
ビワハヤヒデ
「君のチームの現状を考えて、私ではなくてブライアンをスカウトするのが合理的だろう?」
晃樹
「・・・確かにチームの存続を考えるなら誰を勧誘しても変わらないだろうけど、それでも俺は、お前の走りが欲しいんだ」
ビワハヤヒデ
「・・・」
晃樹
「頼む、うちのチームに来てくれ。ハヤヒデ」
ビワハヤヒデ
「・・・いいのか?姉の方で」
晃樹
「・・・ああ」
ビワハヤヒデ
「・・・少し考えさせてくれ。すまない」
晃樹
「そうか・・・俺はもう行くが、考えが纏まったらトレーナー室に来てくれ。待ってるぞ」
晃樹は教室を出ていった
ビワハヤヒデ
「・・・私が必要・・・か」
廊下
晃樹
「・・・チームの存続は出来たな」
柚
「あっ、晃樹!見つけた!!」
晃樹
「やべっ・・・見つかった」
晃樹は走り出す
柚
「もう!いい加減捕まるし!!」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.44 )
- 日時: 2021/07/14 07:04
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
トレーナー室
メジロマックイーン
「トレーナーさん・・・傷だらけなのですが・・・何かあったんですの?」
晃樹
「・・・苔で滑ってコケただけだ。気にすんな」
シンボリルドルフ
「・・・苔でコケた・・・ふふっ」
メジロマックイーン
「何でダジャレを言ったんですの・・・会長さんが反応しましたわ・・・」
晃樹
「・・・ルドルフがダジャレ好きだとは思わなかった」
オグリキャップ
「・・・晃樹、今日のトレーニングメニューは何だ?」
晃樹
「ああ・・・コースに移動して説明するよ」
練習場にて
晃樹
「今日のトレーニングは4人で併走だ」
メジロマックイーン
「よ、4人でですか!?」
晃樹
「4人だ。個人の実力を知るためだ。距離は2400m、東京優駿と同じ距離」
メジロマックイーン
「確かに情報を取り入れることは重要ですが・・・個人の実力を見たいのなら、個別メニューで見た方が良いのでは・・・」
オグリキャップ
「・・・分かった」
メジロマックイーン
「お、オグリさん?」
シンボリルドルフ
「私もトレーナー君の意見を尊重する」
メジロマックイーン
「か、会長さんも・・・ら、ライスさんどうなさいます?」
ライスシャワー
「・・・お兄さまが言うなら」
メジロマックイーン
(・・・皆さんトレーナーさんにゾッコンですわ)
晃樹
「マックイーン」
メジロマックイーン
「はい?」
晃樹
「これはハヤヒデを誘き出す作戦でもある。アイツの目標の東京優駿の事なら、興味も湧くはずだろ?」
メジロマックイーン
「トレーナーさん・・・」
晃樹
「分かってくれたか?」
メジロマックイーン
「今の方々は東京優駿ではなく日本ダービーと呼びますわよ?」
晃樹
「・・・まるで俺がジジイみたいじゃねぇか」
少しして、スタートした。
マックイーンは逃げを選択、序盤から飛ばしていく。その後ろにライスシャワーが張り付くように走る。
ライスシャワー
(マックイーンさんに・・・着いてく!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「ライス、マックイーンが先頭に立った時は、背後から何がなんでも着いてくんだ」
ライスシャワー
「マックイーンさんの後ろを?」
晃樹
「ああ。そして、隙が生まれたら力強く行くんだ」
ライスシャワー
「力強く・・・うん、分かったよお兄さま。ライスやってみる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メジロマックイーン
(トレーナーさん・・・レース前に助言しましたわね)
マックイーンは逃げるようにスピードを上げる。それに食らいつくライスシャワー。
後方ではオグリとルドルフが脚を溜めている。
オグリキャップ
(・・・)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「オグリ、今回はフワッと行け。そしたら自然と道が出来る」
オグリキャップ
「・・・分かった」
メジロマックイーン
(今ので分かりましたの!?)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オグリキャップ
(・・・フワッと)
シンボリルドルフ
(・・・オグリキャップ、何か企んでいるな)
レース後半、第4コーナーに差し掛かった辺りで、突然オグリが減速した。
シンボリルドルフ
(なっ!減速した・・・)
そして、地面がえぐれる程の地踏みで加速する。
シンボリルドルフ
(くっ!)
オグリが一気に前方に追いつく。それを追いかけるようにルドルフも続く。
メジロマックイーン
(!!御二方がすぐそこまで・・・)
ライスシャワー
(やっぱり会長さんとオグリさん速いよ・・・どうしよう)
横一線で並んだ最終直線。
メジロマックイーン
(ぐっ・・・体力が・・・)
マックイーンが失速し始める。
その隙にオグリが物凄い豪脚で前に出る。続くようにルドルフも前に出る。ライスシャワーはそのままのスピードを維持。
ゴールまで100m。僅かにオグリが前に出る。
オグリキャップ
(うぉぉぉぉ!)
オグリが1着ゴールイン。続くハナ差でルドルフ。3馬身差3着でライスシャワー。更に2馬身差4着でマックイーン。
オグリキャップ
「はぁ・・・はぁ・・・よし」
メジロマックイーン
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
ライスシャワー
「ふぇ〜・・・」
シンボリルドルフ
「はぁ・・・はぁ・・・」
晃樹
(・・・やっぱりリアルで見るレースは違うな)
ライスシャワー
「お、お兄さま・・・あそこに・・・」
ライスが指さした先にはハヤヒデが立っていた。
ビワハヤヒデ
「・・・」
晃樹
「・・・ハヤヒデ」
晃樹達はハヤヒデの元に駆け寄る。
晃樹
「ハヤヒデ、うちのチームに入る気になったか?」
ビワハヤヒデ
「・・・私はまだ」
シンボリルドルフ
「ビワハヤヒデ、先程ブライアンから連絡が来たんだが・・・」
ビワハヤヒデ
「ブライアンが・・・ですか?」
ルドルフはスマホを取り出し、ハヤヒデにメールを見せる。
ナリタブライアン
《姉貴の事、よろしく頼む》
ビワハヤヒデ
「・・・ブライアン」
シンボリルドルフ
「君がブライアンの事で悩んでいるのは知っていたのだろう。だが、それと同じ様にブライアンも君の事を心配していたのだろうな」
ビワハヤヒデ
「・・・私も、ブライアンに気を使わせていたのか」
メジロマックイーン
「ハヤヒデさん程の方が居らしたら、このチームに敵無しですわ」
ライスシャワー
「わ、私・・・ハヤヒデさんと一緒に走りたい!」
オグリキャップ
「・・・来い、ビワハヤヒデ」
ビワハヤヒデ
「・・・」
晃樹
「・・・どうする?後はお前次第だぞ?」
ビワハヤヒデ
「・・・分かったよ、トレーナー君。君のチームに加わる」
晃樹
「・・・ありがとう」
メジロマックイーン
「遂に5人揃いましたわ!」
シンボリルドルフ
「うむ、後は理事長に報告するのみだ。そちらは私の方でやっておくよ」
晃樹
「ありがとうルドルフ」
グゥ〜
オグリキャップ
「お腹が空いたな・・・」
メジロマックイーン
「もうお昼ですものね」
シンボリルドルフ
「トレーナー君、済まないがみんなを連れて何処かに食べに行ってくれ」
晃樹
「お前はどうするんだ?」
シンボリルドルフ
「私はチーム登録書を理事長に提出しなければならない。案ずるな、後で必ず向かうから」
晃樹
「それならいいけど・・・」
メジロマックイーン
「行きましょう!」
晃樹はウマ娘4人を連れて食堂に行った。
シンボリルドルフ
「さて、書類を纏めるか・・・」
食堂
メジロマックイーン
「ハヤヒデさん、スカウト条件が明日の模擬レースの結果次第と言っておりましたが・・・」
ビワハヤヒデ
「実は今朝、トレーナー君と会ったのだが・・・思考する私に深く追求して来たのだ」
メジロマックイーン
「あら・・・そうだったんですの。うちのトレーナーが大変な粗相を・・・」
晃樹
「おい」
ビワハヤヒデ
「だが、彼と会っていなかったら、私はコースに来ることは無かっただろう。感謝するよ、トレーナー君」
晃樹
「へへっ」
ビワハヤヒデ
「ところで・・・」
ハヤヒデはオグリとライスに目を向ける。
ビワハヤヒデ
「あの二人、あんな大量な料理を・・・」
メジロマックイーン
「ああ、あのお二人はいつもの事ですので、お気になさらず」
晃樹
「まさかオグリだけじゃなくてライスまで大食いだったとは・・・カフェテリアで良かった」
オグリキャップ
「ハグっ!ハグっ!(やっぱり美味い!)」
ライスシャワー
「んぐっ!はむっ!(お兄さまごめんなさい!ライス食べ過ぎてるよ〜!)」
晃樹
「・・・何言ってるか分からん」
???
「もしかして、君が新人トレーナー君?」
晃樹
「はい・・・そうですが・・・」
???
「あはっ!やっぱり〜!ルドルフが言ってた通りね!」
晃樹
「えっと・・・どちら様?」
メジロマックイーン
「ま、マルゼンスキーさん・・・」
晃樹
「ああ、スーパーカーって呼ばれてるあの・・・」
マルゼンスキー
「知ってくれていたのね!うれぴー!」
晃樹
「う、うれぴー?」
ビワハヤヒデ
「えっと、彼女は特殊でな・・・その、死語を多用するのだ((ボソッ」
晃樹
「そうなんだ・・・」
マルゼンスキー
「ねぇトレーナー君。今からドライブに行きましょ!ナウなヤングが沢山いる場所を知ってるの!」
晃樹
「え、あっちょっと!」
マルゼンスキーは晃樹を引っ張って連れ出して行った。それと同時にルドルフも来た。
シンボリルドルフ
「待たせたな。・・・ん?トレーナー君はどうしたんだ?」
ビワハヤヒデ
「それが・・・マルゼンスキーさんに連れて行かれました」
シンボリルドルフ
「マルゼンスキー・・・私の話を聞いて興味を持ってしまったか・・・」
メジロマックイーン
「まぁ、そのうち戻ってきますわ。さぁ、会長さんもどうぞ」
シンボリルドルフ
「ありがとうマックイーン」
続く
- Re: 続 東方銀東進 〜学園シリーズ〜 ( No.45 )
- 日時: 2021/07/18 15:42
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
晃樹はマルゼンスキーに連れられて、校門前に来ていた。
晃樹
「ここで待ってろって言ってたけど・・・車持ってくんのか?」
ブォォォン
晃樹
「この音・・・」
晃樹の目の前にスーパーカーで登場したマルゼンスキー
マルゼンスキー
「お待たせ〜」
晃樹
「・・・か、カウンタックのLP400・・・スーパーカーブームの火種とまで言われている車・・・375馬力、3.9LのV型12気筒DOHCエンジン。リトラクタブルヘッドライトにシザードア・・・この時代に見れるとは思わなかった」
マルゼンスキー
「あら、この子のことそんなに詳しく知ってくれていたの?嬉しいわね」
晃樹
「こっちの分野にはそこそこ強くてね」
マルゼンスキー
「チョベリグね。さぁ、ドライブに行きましょ」
晃樹は車に乗り込み、ドライブに行った。
マルゼンスキー
「君は・・・ルドルフとどういう関係?」
晃樹
「ルドルフと?」
マルゼンスキー
「あの子、あんな性格だから結構無理しちゃうでしょ?リギルにいた時も負担が大きかったのよね。移籍する前も楽しそうにしてたけど・・・君のチームに入ってからは、目の輝きが違うのよね」
晃樹
「・・・昔会ってるんだ。アイツとは」
マルゼンスキー
「そうなの?」
晃樹
「アイツが虐められてるのを助けたんだ。今は見違えるほど強くなってて・・・」
マルゼンスキー
「巡り合わせって凄いわね・・・もしかして、運命の赤い糸で導かれたのかも!」
晃樹
「やめろよ・・・」
マルゼンスキー
「照れちゃって・・・可愛いわね」
晃樹
「アイツにとって、俺をトレーナーに選んだのは恩返しだと言っていた・・・俺はまだアイツに何もしてやれてないのに・・・」
マルゼンスキー
「そんな事ないわ。君がいるからあの子も頑張れるのよ。もっと自信持って」
晃樹
「マルゼンスキー・・・」
マルゼンスキー
「決めたわ!あたしも君のチームに入るわ!」
晃樹
「えっ!?」
マルゼンスキー
「君、中々面白そうだしね。それに、その様子だと少し心配になってしまうわ」
晃樹
「あんた、リギルなんだろ?良いのかよ、勝手に決めて」
マルゼンスキー
「ルドルフだってそうしたんだもの。あたしもやって問題ないわよね」
晃樹
「知らんよそんなの!そろそろ怒られるぞ俺!」
マルゼンスキー
「あら、なら一緒に来る?リギルのトレーナーの所に」
晃樹
「えっ・・・」
マルゼンスキーは進路変更、学校に向かった。
リギルの部屋
コンコン
ハナ
「入れ」
ガチャ
マルゼンスキー
「失礼します」
ハナ
「マルゼンスキーか。何の用だ?」
マルゼンスキー
「ルドルフのトレーナーを連れてきました」
ハナ
「・・・ほう?通せ」
マルゼンスキー
「入って」
晃樹
「お、お邪魔します・・・」
ハナ
「貴方がルドルフの新しいトレーナーね?」
晃樹
「はじめまして・・・白夜晃樹です」
ハナ
「緊張してる?」
晃樹
「えっと・・・はい、自分以外のトレーナーに会うのは初めてで・・・」
マルゼンスキー
「問題ナッシングよトレーナー君。彼女、思ってるほど怖くないから」
ハナ
「マルゼンスキー!」
マルゼンスキー
「す、すみません!」
ハナ
「もういい、お前は出ていろ」
マルゼンスキー
「は、はい・・・失礼しました」
バタン
ハナ
「その後、ルドルフの指導はしっかり出来ているの?」
晃樹
「はい?・・・え、ええ・・・まあ」
ハナ
「・・・頼りない返事ね。今の反応だと、ルドルフの事で来た訳じゃ無いんでしょ?」
晃樹
「はい・・・えっと、マルゼンスキーの引き抜きで来ました」
ハナ
「はぁ・・・またなの?貴方のチーム、人数は集まったのかしら?」
晃樹
「人数は集まりました」
ハナ
「なら、マルゼンスキーまで引き抜く必要は無いんじゃないの?」
晃樹
「・・・彼女が興味を持ってしまって」
ハナ
「・・・貴方、不思議な人なのね。何でそんなにウマ娘を引き寄せるのか。・・・この件は一旦保留にしましょう。詳しくはマルゼンスキーに聞くわ」
晃樹
「・・・分かりました」
晃樹が部屋を出ようとした時
ハナ
「晃樹」
晃樹
「・・・はい?」
ハナ
「頑張んなさいよ?」
晃樹
「・・・ありがとうございます」
バタン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マルゼンスキー
「あ、トレーナー君。どうだった?OK出た?」
晃樹
「マルゼン・・・後はアンタ次第だ」
マルゼンスキー
「え?あたし次第?」
晃樹
「アンタに聞くってよ」
マルゼンスキー
「そう、もう決まっているっていうのに・・・」
マルゼンスキーは目の前で練習しているリギルのメンバーを見る。
マルゼンスキー
「リギルの可愛い後輩ちゃん達といるのも良いと思ったけど・・・やっぱりルドルフのチームに居たいもの」
晃樹
「・・・マルゼン」
そんな中、練習中のウマ娘の1人が、こちらに気付いて近づいてきた。
グラスワンダー
「マルゼンスキー先輩、その方はどなたですか?」
マルゼンスキー
「この子はルドルフの新しいトレーナーよ」
グラスワンダー
「はじめまして、トレーナーさん」
晃樹
「よろしく」
ルドルフという言葉を聞いて次々とウマ娘が集まってくる。2人を除いて。
フジキセキ
「へぇ?君が会長の新しいトレーナーかぁ」
ヒシアマゾン
「若そうだね。もしかして同級生かい?」
晃樹
「高等部だ」
ヒシアマゾン
「高等部!?」
エルコンドルパサー
「高等部でトレーナーに慣れるんデスね・・・」
テイエムオペラオー
「異例の出来事、覚悟の証・・・キミ、凄く輝いているよ!僕も負けてられない!」
フジキセキ
「何を言ってるんだか・・・」
タイキシャトル
「It’s very cute!カーワイイデース!」
タイキは晃樹に抱きつく。
晃樹
「うぐっ!」
ヒシアマゾン
「こらタイキ!初対面で抱きつくな!」
タイキシャトル
「oh......Sorry」
晃樹
「だ・・・大丈夫」
エアグルーヴ
「用が済んだのなら帰れ、変態トレーナー」
晃樹
「・・・エアグルーヴ」
ヒシアマゾン
「おいおい、急にどうしたんだよ」
フジキセキ
「感情的になるなんて、君らしくないよ」
エアグルーヴ
「私はいつも通りだ」
晃樹
「突然なんだよ・・・」
エアグルーヴ
「貴様、会長だけでは飽き足らず、マルゼンスキーさんまで引き入れる気なのか・・・図々しいにも程がある」
晃樹
「何が言いたい」
エアグルーヴ
「大方、ビワハヤヒデの勧誘に失敗したのだろう。それでマルゼンスキーさんを引き入れる為に来た・・・違うか」
晃樹
「・・・何言ってんだ、ビワハヤヒデの引き入れは・・・」
ナリタブライアン
「姉貴はコイツのチームに入った」
エアグルーヴ
「ブライアン・・・」
ナリタブライアン
「ルドルフから聞いていたはずだ・・・くだらん嘘をつくな」
エアグルーヴ
「黙って聞いていると思えば・・・」
マルゼンスキー
「グルーヴちゃん?ルドルフを取られたことをまだ怒ってるの?」
エアグルーヴ
「い、いえ・・・そういう訳では」
マルゼンスキー
「ならいいじゃない。彼は良い子よ?」
エアグルーヴ
「良い子、と言われましても・・・」
マルゼンスキー
「今はダメでも、徐々に馴染めば良いのよ。そしたら仲良くなれると思うわ」
エアグルーヴ
「・・・マルゼンスキーさん」
ガチャ
ハナ
「おい!お前たち何をしている!練習に戻れ!」
リギルメンバー
「はい!」
マルゼンスキーを残して練習に戻った。
ハナ
「マルゼンスキー、話があるから部屋に入れ」
マルゼンスキー
「はい」
晃樹
「・・・マルゼン」
マルゼンスキー
「大丈夫よトレーナー君。あたしはブレないわ」
ハナ
「ん?貴方、まだ帰ってなかったの?」
晃樹
「あ、今帰ります・・・失礼しました」
晃樹はそそくさと帰って行った
ハナ
「はぁ、不思議な子ね・・・」
続く
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