社会問題小説・評論板

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暗闇学園
日時: 2015/11/28 14:03
名前: 雪 (ID: uCkrl5rm)

初めまして!
雪 と申します。

粗忽者ですがよろしくお願いします。
つまらないとは思いますが、少しでも見ていただけると幸いです。



〜 ご入室頂いた方々 〜


TUBAKI 様 著書:また明日

雪兎 様

バラバラ 様
ごめんなさい トリップの付け方がわかりませんでした!

Re: 暗闇学園 ( No.3 )
日時: 2015/09/13 18:51
名前: 雪 (ID: Fbe9j4rM)

コトコトと音を立てながら、教室へ向かう私。
ピラミッドの2番目の
早乙女菜穂と、及川真莉。

私に気づき、目を見開いて言った。
「綾乃様お早うございます、今日もお美しいです!」

わざとらしい。こういう小娘も随分居るのだ。
私が返事をしないので、機嫌が悪いと思ったらしい菜穂があわてていった。

「今月の玩具が決まりました・・・」
「いいえ、いいわ」玩具どころではない。

「今月の玩具はね、里崎七海さん、あなたに決めたの」

ツインテールを揺らし、私という女王を虐げて嘲笑っていたアイツ。





ーさあ、復讐を始めましょうか。

Re: 暗闇学園 ( No.4 )
日時: 2015/09/15 16:40
名前: 雪 (ID: Fbe9j4rM)

「嫌・・・来ないで。近づかないでえぇっ!
願い、謝るから!土下座でも何でもするから...
お願い、あやまるから、あやまるから、あやまるか・・・」


杏並みの気持ち悪いかすれた声。それは菜穂と真莉が
七海を蹴って階段から落とした音で掻き消されていた。

まだツインテールが飛び跳ねていた。

七海は泣いている。なのにツインテールは笑っている。
許さない。鋏を持ってこさせると、容赦なくざくざくツインテールを切る。
茶色のツインテールはただの毛の塊になった。

七海は泣き続ける。わんわん響く声。哀れだ。

「五月蝿いわね・・・今日はこの辺で勘弁しといてあげるわ。
髪を切られた位で済むと思わないでよ」
私は快感を感じていたのに、なぜこんなことを言ったのだろう。

前なんて夜までやり続けていたじゃない、
なのになんで・・・。

つづく


Re: 暗闇学園 ( No.5 )
日時: 2015/09/07 21:07
名前: 雪 (ID: Fbe9j4rM)



里崎七海の軽い朝

今日はいつになくすっきり目が覚めた。

玩具が決まったからだろうか。

安心してるからだ、きっと。

自慢のツインテール。茶色の毛。つやつや輝いている。

満足して眺めていた。

おっと、もう時間だ。

車で送り迎えしてもらっているわけではないので、

急がなければ。

いくらお嬢様学校だからと言って、

綾乃のように至れり尽くせりなわけでは無いのだから。

さあ、行こう。そして、あいつを苛めてやろう。

Re: 暗闇学園 ( No.6 )
日時: 2015/09/10 19:06
名前: 雪 (ID: Fbe9j4rM)

里崎七海の悲劇の転落



朝はあんな気分だった。

まだ一度も玩具になったことのない私には

悲劇だった・・・。

あんな奴、大嫌いとか思いながら

イジメてる側に居られることに

ホッとしてたなんて 

自分が嫌だ。

でも今

天使が舞い降りた






Re: 暗闇学園 ( No.7 )
日時: 2015/09/18 19:03
名前: 雪 (ID: Fbe9j4rM)

「死ね!」「きもいんだよ」

家来・・・菜穂と真莉が七海を蹴っていく

快感

あんな憎い、憎くてたまらない

あんな奴を痛めつけて、とても気持ちいい。
だから私も何かやろうと思った。

だから思い切り蹴った。また真莉が蹴る。

七海が苦痛の声を上げる。
すると、誰かが真莉を突き飛ばした。

「やめて!」
なにすんのよ、と真莉が声を荒げる。

「あら・・・繭さん・・・?」

思った通り、それは大川繭だった。七海の親友。

「そんなに痛めつけてほしいのかしら?」

私を・・・、私の心を壊した奴。

キエロ。

思い切り繭の腕を引っ掻いた。

白く細く可愛らしい腕に、赤い筋が出た。痛々しい。

私はこの無能な奴隷共に言い放った。

「今日から玩具は大川繭よ!この反逆者に極刑を下しなさい!」

皆がぶるっと震えるのが見えた。


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