社会問題小説・評論板

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暗闇学園
日時: 2015/11/28 14:03
名前: 雪 (ID: uCkrl5rm)

初めまして!
雪 と申します。

粗忽者ですがよろしくお願いします。
つまらないとは思いますが、少しでも見ていただけると幸いです。



〜 ご入室頂いた方々 〜


TUBAKI 様 著書:また明日

雪兎 様

バラバラ 様
ごめんなさい トリップの付け方がわかりませんでした!

Re: 暗闇学園 ( No.44 )
日時: 2015/10/04 12:10
名前: 雪兎 (ID: nZxsmZ3d)

怖いよー
私の小説も見に来てください。

Re: 暗闇学園 ( No.45 )
日時: 2015/10/05 19:33
名前: 雪 (ID: YGE8ENnO)

雪兎さんコメントありがとうございます!
小説見てみますね。

Re: 暗闇学園 ( No.46 )
日時: 2015/10/07 19:23
名前: 雪 (ID: YGE8ENnO)

「あははっ!」作った、妙に明るい笑い声が弾けた。
「ほらっ、さっさと来なさいよぉ!あはっ」凛音を引摺る知夏。
「やだっ嫌です...やめてください!」なおも必死に抵抗する凛音。子供みたい。

全部...全部、私がぶち壊したのよ。
凛音が泣く原因も愛夏が叫ぶ原因も皆が苦しむ原因を作ったのも...、わたし。
もっと、もっともっと痛めつけられればいいんだ。みんな、みんな苦しめばいい。
激情を拳で握り締める。トイレでは、誰かがモップを挟んでいる。凛音は必死にバタバタとドアを叩いている。
「完了」誰かが呟く。皆ゾロゾロとそれぞれの教室へ入る。わたしも混じって席に付く。

教室に入るとすぐスマホを開いた。

隣の李琴はゲームをやっている。
誰も授業なんか聞いていない。それは前からだけど。ラインでもやるかと開く。
(凛音ウザい。女王様を殴った奴庇うとか頭狂ってるんじゃないの?
今も必死でバタバタさせてんの聞こえる。
凛音のせいで授業に集中出来ないからもっとペナルティ必要!女王様もっと苛めて下さい!)
(さんせーい!)
(あたしも賛成!)
(あたしも)
(あたしもー!)
(決定だね!)
もうこない。しずかで落ち着かない。

最悪。

Re: 暗闇学園 ( No.47 )
日時: 2015/10/07 19:36
名前: 雪 (ID: YGE8ENnO)

バンッ...
ようやくドア開いた。モップを挟まれていたせいで、トイレに閉じ込められるなんて。卑怯だな。
でも元は美羽を殴った愛夏が悪いんだ。愛夏がいなければ、こんなことには。いや、せめて愛夏が友達じゃなかったら。
大きな音で、誰かが気づいたのかバタバタ足音が聞こえる。音なんか立てなきゃ良かった。いや、これも
ー愛夏のせいだ。

愛夏なんか大嫌い。ほんとにイヤ。友達だって思ってたのに。
あたしにいじめをされろって言ってる様なものじゃん。友達じゃなかったの?あたし達は。それとも友達って、裏切って
喜ぶ物なの?
「愛夏。」
「ずっと、友達だよ?」
「うん!」
「凛音!」
友達の証拠と、一緒に買った指輪。
私の人差し指には、証拠が残っている。ピンクに輝く指輪。
こんなのいらない。

Re: 暗闇学園 ( No.48 )
日時: 2015/10/08 18:43
名前: 雪 (ID: YGE8ENnO)

裏切り者。
殴られたり蹴られたりしているあいだは、痛いふりをしていた。これならすぐに終わるはず、きっと。
私はいじめなんかされない。強いから。他人を痛めつけて心のボロボロを補強しているバカとは違うのだ。
こんなことでいちいち挫けたり泣いたりしない。その場しのぎだけ。
こんな完璧な人間でも、心を探ることは出来ない。心にそっとしまっている傷。赤く滲んだ血を想像する。
でも復讐はしなければ気が済まない。私の心に傷をつけたやつは、許さない。許せない。

裏門に向かって走る。裏切り者たちには制裁を下させなければ。
私の前にそそり立つ、大きな洋館。気取った感じがムカついた。躊躇せずに合鍵を差し込み、中に入る。
唯一幼いふうの部屋。ピンク色のハートが描かれている。
鍵がかかっていないのも立証済みだったし、私くらいになればこんなの簡単だ。
木製の勉強机。やたらと背の高い本達がズラッと並んでいる。
置いてあったノートパソコンを盗むと、駆けて洋館を抜け出した。彼女のブログをのぞけば、弱みを握れる。

死ね、消えろ、クズ、...。
死にたい...?
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい、目が回るほどに沢山書かれている。
これを使えば。
残酷な笑みを残し、家へ帰った。


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