BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ハイキュー!国見ちゃん受け
- 日時: 2015/02/04 18:50
- 名前: 月音 (ID: HK6OImIM)
何人か知っている方いらっしゃると思いますが、月音です。初の自スレなので、よろしくお願いします。
この小説は国見ちゃん受けなので、基本国見ちゃんの小説を書きますが、リクエストあれば言って下さい。書けるように頑張ります。国見ちゃん受けのリクエストなら大歓迎です。
また、知識が足りない点などもありますので、よろしくお願いします。
家の事情でたまにこれなくなったっり、あまり夜遅くまで来れないので申し訳ありません。あと文才無いです・・・。
気軽に来てください。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.178 )
- 日時: 2015/05/16 23:24
- 名前: 月乃@国見ちゃん (ID: 1SpkEq/F)
日記1
明日は、弟に会える日!あたしはお姉ちゃんだけどこの家にはたくさんのしたきりや風習がある。男の子には15才まで女の子の格好させろとか、姉弟であっても6年間は会ってはいけない、とか…よく分かんない!弟の名前は英(あきら)って言うらしい。最も女の子の名前もつけないといけないらしくて…あ、ちなみに1歳差だから、今は年長さんか〜。でも、名家だから英再教育とか厳しいんだよなぁ…あたしもだけど、男の子は特に。どんな子だろう。可愛い子だといいな。
日記2
英に会った。大人しくて、あたしを見てもおどおどしてた。人見知りらしい。でもとっても可愛かった!男の子だからもっとごついと思ってたけど、そうでもないみたい。あ、女の子のときの名前は英(ふき)って言うらしい。あたしは英(ふさ)だから、何だか妹ができたみたい!これからは毎日あきらに会えるから、嬉しいなぁ…
一日に二日分位の割合で書きます。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.179 )
- 日時: 2015/05/23 17:39
- 名前: 月乃@国見ちゃん (ID: TPmYcxrv)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel5/index.cgi?mode
こっからいきなり中学二年まで飛びます
日記
あたしに彼氏ができた!ひとつしたのふきとおんなじ学年の男の子!バレー大好きらしい。…なんかいっつも騒がれてる及川さんが敵視してるほどうまいらしい。
バレー部だからあんまり時間はないけど、彼女だもん!頑張って応援しないと!
ふきは最近元気がない。なんでも朝来たら靴箱に手紙、教室にはいって机の中をみたら手紙、あげくの果てには昼休みがつぶれるほど手紙が入ってることもあるらしい。大変だなぁ…あ、部活は入らないらしい。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.180 )
- 日時: 2015/05/30 19:40
- 名前: 月乃@国見ちゃん (ID: qwv/zAi4)
昔から、存在感が無かった。昔から、耳を塞いでいないと落ち着かなかった。昔から、誰とも関らなかったせいで人との接し方が分からなかった。
だから、昔も今もいじめられる。
だから、だれも信じられない。
だから、いつも自分の世界にこもってた。
誰も入れなかった、じぶんの世界…
でも一度、そんな世界に無断で入ってきた人が居た。
どうしてあなたは、そんなに俺にかまうの?
でも、そんなあなたは、俺の目の前で
真っ赤な華を咲かせて
この世界から居なくなった。
あなたが居なくなって、存在価値が無くなった俺は
世界との関係を断ち切った。
はずなのに…
どうしてか、関係の無い人たちが
俺と、居なくなったあの人しか入れなかった世界に
入ってきた。
もう、誰も失いたくない俺に
そのひとたちは
手を、差し伸べてくれた——————
プロローグです。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.181 )
- 日時: 2015/05/30 20:08
- 名前: 月乃@国見ちゃん (ID: qwv/zAi4)
「今日か…」
あの人の命日。あの日から、もう三年。
「ヘッドフォン…あった…」
唯一、家から出る日。
チャイムの音が、響く。
「英君…いらっしゃい。」
笑顔は、どこか悲しげ。
「お久しぶりです…」
「さあ、上がって。お茶でも出そうかしら?」
「いえ、結構です…」
いつものこと。でも、お人よしなこの人は、毎回聞いてくる。
「そう。…あ、今日は、先客がいるわ。」
大丈夫?とでも言いたげなこの人。首を縦に振る。
「徹君、一君、入るわね。」
「あ、はい。大丈夫です。」
中から聞こえてきた声は、悲しみが混じっている。
障子を開けると、ツンツン頭の人と、茶髪の人が立っていた。
「…失礼します…。」
出来るだけこの人たちとの関りは避けた方がいいと、本能が言っている。
線香に火をつける。手を合わせて、目をつむる。
「徹君、一君、こっちいらっしゃい。」
息を吸って、吐く。出来るなら、ずっとこのままここに居たい。
目を開けると、結構時間が経っていた。いつものことだった。
「おじゃましました…」
控え目な声で、そう呟く。外に出ると、即座にヘッドフォンをかぶって、手をポケットに突っ込む。真冬だから、マフラーで顔を隠していても不振に思われない。
- Re: ハイキュー!国見ちゃん受け ( No.182 )
- 日時: 2015/05/31 11:29
- 名前: 月乃@国見ちゃん (ID: qwv/zAi4)
「徹君、一君、入るわね。」
「あ、はい。大丈夫です。」
外からおばさんの声がする。他の人が来たのだろうか、もう少しここに居たかったが。
「…失礼します…。」
黒髪の、とても肌が白い子が入ってきた。手を合わせ、目をつむる。
「徹君、一君、こっちいらっしゃい。」
連れて来られたのはリビングらしきところ。
「座って座って。お茶でも淹れましょうかね。」
「あ、いえ、お構いなく。」
「…さっきの子、気になる?」
ふふっとどこか悲しげに笑うこの人は、俺の心を読み取っているようだった。
「はい、まあ…」
「あの子…英君はね、わたしの息子…玲にね、救われた子なの。」
玲さんに、助けられた子…
「多分、今もまだあそこに居ると思うわ。いつも玲の命日に来ては、気が済むまであそこに居るの。」
ねえ、徹君、一君、
「英君を、救ってあげてほしいの。」
「え…でも玲さんがあの子を救ったって…」
「…玲が、事故で死んだって、思っているでしょう。でも、ただの事故じゃないの。あの子は、まだ悔やんでる。」
どうゆう意味かは分からない。
「だから、助けてあげて。もう、高校生のあの子に後悔は必要ないわ」
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