二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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普通平凡。並でいい【ヒロアカ】
日時: 2016/12/10 22:45
名前: 紅葉 (ID: 82jPDi/1)

初めまして。もみじ、と書いてこうよう、と読みます。挨拶とかの類は苦手なのですが頑張ります。今回は原作漫画一話からずっとハマっていた、そしてアニメ化が決定し放送中の『僕のヒーローアカデミア』に挑戦させていただこうと思います。拙い文で頑張りますのでよければ閲覧よろしくお願いします。


*この小説は「僕のヒーローアカデミア」の二次創作です。苦手な方はブラウザバックしましょう

*私が爆豪くん推しなのでオチだったりなんだったりは爆豪くんになってしまうかもしれません

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小咄集2〜夏祭り〜 ( No.60 )
日時: 2016/07/31 20:41
名前: 紅葉 (ID: bhOvtj9N)

【番外編】
中学の夏祭り

「夏祭り?」

「うん。私行きたいからさ。一緒に」

「行かない」

いとこである掟河模乃がこの地方で開催される夏祭りに行こうと誘ってくれたが即断った。

「即答…なんで?」

「人多いから」

簡単に理由を説明すると模乃が無表情のまま「ああ、わかった」とか言ってくるので「何が?」と質問すると

「爆豪…さんと一緒にいきたいんでしょ」

「違うから、断じて違うから」

毎年恒例になりかけていた幼馴染組での夏祭り。去年はいずくんが風邪をひいちゃってかっちゃんと2人で行ったけど

「お前と回る気ねえから、別行動な」

と言って二人してぼっちで回った。

「…爆豪さんは夏祭り行くの?」

「行かないでしょ」

と言ってお風呂へ入ろうとする。すると家のチャイムが鳴った

「はい」

扉を開けるとそこに居たのは我らが幼馴染、爆豪勝己がいた。

「は…?どうしたの…?」

「…ババアが息抜きに行って来いってよ。別に俺が誘おうとした訳じゃねえからな!?ババアが言っただけだ!」

「うん何でそんな必死な上にババアって言いたがるの?お前の母さん超美人でしょうが。まあでも連れてってくれるんなら行こうかな」

と言って模乃の方を見ると

「もう友達と約束しました」

と顔に書いてあった。

「じゃあよろしく」

ーーーー

「おー、すごいね」

「毎年見てるクセに何言ってんだ」

「気分気分」

と言ってかき氷のブルーハワイを買いに行った。

「今年も花火あるんだっけ」

「あー…らしいな」

かき氷を食べながら

「いずくん誘わなくて良かったのかな」

と呟くと

「いいんだよ、あんなクソナード」

と言われた。

「……何それ私の事認めてくれてんの?夏祭りに誘うくらいには」

「……そういう意味じゃあねーよ」

じゃあどういう意味だよ。

《この頃から勝己くんは素直じゃない》

昔の話【勝己視点】 ( No.61 )
日時: 2016/08/05 22:31
名前: 紅葉 (ID: bhOvtj9N)

昔の話をしよう。

「えっと…御門深雪。6歳。お隣に引っ越してきました」

俺の隣に引っ越してきたやつ。アホ毛がぴょこんとたまに動いていて変な奴だな、と当時の俺は思った。人見知りなのか今ほど話さなかったし

「…」

「…」

お互いに話すことも無く沈黙が流れていると

「えっと、君の名前は、なんていうのかな?」

「…爆豪勝己。6歳。お前と同じ年」

「じゃあ、かっちゃんだ」

「は?」

出会っていきなりあだ名を言われて「何こいつ」くらいにしか思っていなかったが気付けば中学に上がる頃には

「かっちゃ…んんっ!爆豪!」

と言っていた。俺がかっちゃんって言う度に睨んだからなんだけどな

あいつが小学生の時

「君、爆発させるのやめてくんない?」

と言ってきたがアレで確実に仲が悪くなった。絶対そうだ

「御門。お前調子のってんじゃねーぞ、ヒーローの子供だからって」

「何?お前にだけは言われたくないわ」

生意気な幼馴染、そのせいでよく喧嘩になっていた

「んだとテメェこら!」

「はぁ!?何逆ギレしてんの!?」

誰かにいてほしい時に限ってあいつがいて
誰にもいてほしくない時にまであいつがいて

「本当、迷惑。生意気」

助かった。

『…う!爆…豪!」

ハッと我に返り目を開くと深雪が居た

「お前どんだけ寝てんの…もう下校時間ギリギリだよ、アンタ起きないから…」

「…うっせーよ。誰も待ってろなんて言ってねえだろ」

「は?わざわざ起こしてやったんだから感謝しろ、崇めろ」

冗談混じりに言う深雪に小さな声で「ありがとな」と呟いた

…聞こえてなきゃいーけど

おまけ

「爆豪今あんたなんて言った?」

「うっせえ!何も言ってねえよ帰るぞ!」

「……バッチリ聞こえたんでけど」

ヒーローは遅れてやってくる ( No.62 )
日時: 2016/08/06 22:22
名前: 紅葉 (ID: bhOvtj9N)

久しぶり本編

ーーーー
すると峰田くんがヤケになってモギったそばから髪の毛(?)を投げていく。相手は警戒して触らないようだが…

「(何してんだコイツ)」

と思ったのは秘密で。泣き叫んでいる峰田くんを見てこいつヒーロー科に何しに来たんだよ、と思う(お前が言うな)

「「敵が勝利を確信した時が大きなチャンス」」

いずくんの言葉に私の声を重ねてニッと笑う

「何かあるんでしょ。策が。良いよ、上手く使って」

そう言っていずくんは作戦を私たちに話してくれた。正直この短時間でここまで考えるとは驚いた。

私はいずくん達が戦っている間に敵の目を盗んで、相澤先生の様子を見に行ってくれと頼まれた。

「と、その前に」

水面を勢いよく蹴って敵の目をこちらへと向ける

「鬼さんこちらへ。ご案内いたします」

そう呟いて走ると「死ねぇぇ!!」という声が聞こえた。いずくんだ

「はっはっはっ。見事に騙されてくれたね。じゃあねー」

笑いながらそう言って広場へと向かった。任せたよ。3人

「…!?」

私が広場へ行くとそこには脳が剥きだしの黒い、なんとも形容しがたい生き物がいた。

「相澤さん、13号…」

「対 平和の象徴 改人 脳無」

「……フルボッコにしてやる」

静かに闘志を燃やしながら近づこうとすると大きな声が聞こえた

「もう大丈夫 私が来た」

「オール、マイト」

そこには『笑っていない』オールマイトが居た。

救いの手 ( No.63 )
日時: 2016/08/06 22:36
名前: 紅葉 (ID: bhOvtj9N)

「待ったよヒーロー、社会のごみめ」

私は、オールマイトが来たことで少し気が抜けてぐっと疲労感に襲われた。

「嘘でしょ…」

許容範囲を越えてしまった、簡単に説明すると時止めは眠気が襲ってきて身体強化は頭痛だ。おかげでクラクラする

「オールマイト…」

嫌だよ。自分が成長してないみたいで

私はオールマイトのところへ近づく。いずくんも走ってきた。情けなく涙が出てくる。それでも、貴方にも相澤さんにも13号にも、世話になったんだ

助けないわけにはいかない

「どっけ!邪魔だ!デク!深雪!」

「かっ、ちゃん」

爆豪の登場とともに、轟、切島も現れる。ハッと、思考がようやく追いついてきて泣いてるのがなんだか恥ずかしくなってきて急いで拭う

「…敵…」

「…君は…タイムヒーローのところの…」

「…なんで知ってんの…。ああ、会いたかったよ。勿論良い意味じゃあないけど」

最も憎むべき敵。これ以上個性を使ってはいけないのに個性を使おうとする私を『誰か』が殴った

「お前また負荷かけやがったな!馬鹿!」

「いっ…!本気で殴った…!!」

私を殴ったのは飯田くんが呼んできてくれたヒーローの中にいた父、タイムヒーローだった。

「お前はショータと13号の所に行ってろ」

痛む体にムチを打って走り出す。

「っ…!」

お願いだから、みんな無事でいてください

優しさ ( No.64 )
日時: 2016/08/16 09:51
名前: 紅葉 (ID: bhOvtj9N)

私の記憶はここまで。目が覚めると眩しくて目を細めてしまう。

「ん…ん!?」

何処か分からなくて飛び起きてしまう。が、激痛が走りうずくまってしまう。

「いっつ……」

足首辺りが真っ赤に腫れていた

鼻につく薬品の匂い。綺麗な白い部屋

保健室か__。

ようやく思考がまとまってきて、安心する。扉の開く音がした。リカバリーガールかと思い挨拶しようとするとそこには爆豪が立っていた

「あ?起きたのかよ」

「ん?んん?」

何でお前がいるんだ。と思ったのを察してくれたのか

「タイムヒーローに『娘を任せた』ってここまで連れてこられたんだよ」

制服に着替えた爆豪は私のカバンも持って降りてくれた。

「ああ、ありがとう」

そう言ってカバンを受け取りベッドから降りると右足から崩れる。

「いっ……!」

「おまっ…何してんだよ。馬鹿じゃねえの」

と言いながら私に手を差し出してくれた。

「…??」

「…お前立てねえんだろ!?」

「え、あ、はい。ごめん」

私を引っ張りながら馬鹿じゃねえのお前。と罵倒してきた

「へへ。ごめんごめん。ありがと」

「ん」

こいつ優しいからなぁ、何気に。


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