二次創作小説(新・総合)

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自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲
日時: 2023/01/16 22:59
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

ユマです。

いよいよ本格始動です。"いつもの奴"を。

ep3番外・体内マナとある死体の話>>244-247

0.プロローグ・豪華客船にて>>1-4
1.舞台とルールと参加者のみなさん>>21-28
2.オープニング・取材クルー現る>>34-39
3.ドラマパート1・黒いケースの眠れるお宝>>52-59
4.ミッション1・宝玉はどこにある?>>69-75
5.ミッション1・死季時計、起動セリ>>83-92
6.通達2・死季時計の惨状>>100-105
7.ドラマパート2・通報します>>109-117
8.ミッション2・警備員室の残影>>121-130
9.ミッション2・ベルフェゴール・デッキ>>135-140
10.ミッション2・戻る記憶>>145-151
11.通達3・ユマを信じるな!>>154-163
12.ドラマパート3・ホワイダニット>>169-179
13.ミッション3・復活したいなら>>183-194
14.ミッション3・最後のお宝>>197-201
15.ミッション3・復活ゲーム裏側編>>206-213
16.ミッション3・反撃開始>>216-223
17.通達4・船内、大パニック>>226-231
18.ドラマパート4・置き土産>>234-240
19.ミッション4・逃走者達、地獄を見る>>248-254
20.ミッション4・もう、黙ってて下さい>>256-267
21.通達5・例のやり方とセピアの秘密>>268-271
22.ドラマパートF・助ける価値、ありましたか?>>272-276
23.エピローグ・死季ノヲワリニ>>277-281

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.277 )
日時: 2023/01/16 22:48
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

23.エピローグ・死季ノヲワリニ・1

まず初めはルージュの周囲から

ルージュサイド>

あれから数日後。

ブラン(カムイ)「......先輩、治療が終わっても相変わらずだ」
ルージュ(鳴上)「......」

俺もブランも容態は無事に回復して職場にも復帰出来た。しかし。

ルージュ(鳴上)「納得出来ねえよな、出来ねえ」

俺の中では、まだ引っかかる。

ルージュ(鳴上)「......」

いつもの人気洋食屋で昼飯の時間だ。

店長: 結城理(ペルソナ3)

店長(理)「はいルージュさん、いつもの当店自慢のハンバーグセットですよー。」
ルージュ(鳴上)「......どーも」

いつもの、大好物の肉汁たっぷりで美味しい匂いがするハンバーグの定食があまり口に入らない。

店長(理)「浮かない顔ですね、どうかしましたか?」
ルージュ(鳴上)「......」

悩む俺。

ルージュ(鳴上)「前に、といっても最近関わった事件で思う所ありまして。」

若い店長は、俺の話を静かに聞いている。

テレビのニュースキャスター
「次のニュースです。人気アイドルユニット、REDZONEメンバーの」

その時、芸能ニュースが流れた。人気のアイドルユニットのメンバーが今年いっぱいで脱退、芸能界も引退するそうだ。

店長(理)「寂しくなりますね、年末年始の生中継ライブが彼のラストですか。」
ルージュ(鳴上)「いいのかよ、オイ」

俺も昔から知ってるユニットの問題だから、この話でどうにかなりそうだった。

店長(理)「?」
ルージュ(鳴上)「いいんですかね。彼の引退のせいで笑顔が1つどころか多数消えちまうんですよ?」

店長はこう答えた。

店長(理)「ネットでの話題ですが、ストーカー被害や精神的な問題も抱えていて、一度倒れた事もあった子みたいです。」
ルージュ(鳴上)「それなのに、他人の為に笑顔を振り撒いてさ。それだったら絶滅しろよ、アイドルなんて。作り笑顔のばら撒きなんていらねえって思います」

ただ、店長のつぶやき。

店長(理)「笑顔が作り笑顔だったとしても、彼は誠実で礼儀正しい子でしたよ。色々と我慢していて精神的に既に壊れていたなんて僕も初耳でした。助けてあげたかったですよ。」

その次に流れたニュースは、また国会での話題。物価の引き上げをするらしい。

店長(理)「またですか。小麦粉もお砂糖も調達難しくなるなあ。」

俺も、ここからはどうにかなっていた。

ルージュ(鳴上)「なあ、店長。政治家の連中って変わってないな。国民の事を全面的に分かってねえだろ。居眠りする場所としか思ってねえか、古い脳みそしかない年寄りの笑顔を重宝する所かとしか」
店長(理)「政治家も貴方が思っている人ばかりではないと思うのになあ。」

次のニュースでの、子供の虐待死問題。

ルージュ(鳴上)「こんな親ばっかだったら、俺介護したくないスよ。」
店長(理)「ええ。劣悪な老後施設よりもまだマシな一生出られない塀の中にある豚の飼育小屋の檻での老後暮らしが最適解ですよね。同意見です。」

珍しく、同意見だったが。

ルージュ(鳴上)「親なんて大声出して怒鳴って叱って最悪の場合暴力を振るって虐待死まで我が子を追い込むか、自分が何か気に入らないと育児放棄するか兄弟差別する毒親なのが当たり前、みんな同じなんですかね?」
店長(理)「申し訳ない。悪いけどそれは考え過ぎかと思います」

次のニュースはたった今入った速報。

ルージュ(鳴上)「キナ臭えな、また戦争で爆撃の情報」
店長(理)「避難している人達もいますね。戦争をしたくない一般人が巻き込まれてしまうのが当たり前なんてね」

嗚呼、こんなろくでもない世界でも。

ルージュ(鳴上)「いくら作り笑顔だとしても、ゲスで悪趣味な笑顔でも、この世界には笑顔って、本当に必要なんですかね?」
店長(理)「それが当たり前、では納得出来ないですよね、ルージュさん」

納得出来ない故に、俺はこう言った。

ルージュ(鳴上)「大なり小なり貧しくて今日1日生きるのに必死な奴に笑顔が1番っていっても無駄っすよ。」
店長(理)「でしょうね」

止まらない。

ルージュ(鳴上)「自分を見てくれなかった、愛してくれなかった親を捨てたい、親の老後の介護なんて本音では嫌って人に笑顔が1番っていっても無駄っすよ。」
店長(理)「そうとは、思えない気がします」

1番の本音が出てしまう。

ルージュ(鳴上)「言った事や行動の果てで沢山の人間が傷付くんだ、他人に冗談言って馬鹿にする奴がいい例だ!人の話素直に聞け、他人の話に入れと本当は嫌なのに無理矢理入れて、苦痛で。嘘をついて騙してくる意地汚い輩へそれでも笑顔ばら撒いて良い印象持たせろって。心の綺麗な人間になれって良い子で振る舞い続けさせたガキの心を徹底的に壊して一生疑い癖と捻くれ根性と意地の悪さを持てって言ってるみたいで。笑顔なんて必要性を感じねえよ!」
店長(理)「ミスター・ルージュ。もしかして貴方、st.ドートゥリシュの件をみんなが忘れていて、苦しかったですか?」

え、気のせいか?奴が必ず俺を呼ぶ呼び名?

ルージュ(鳴上)「......すいません」

その後は、また別の物語になる。俺が何もせずに店を去った後の知らない話題となるのだが。

店長(理)「先代、あなたの上司である多元世界捜査官のミスター・シグナルから形見品として知らずに受け継いでいるネクタイピンは最後にいただく事になっていますから」

お世話になったが、ある理由で殉職した上司、シグナルから事情を知らずに形見として渡された先祖代々の赤い石のネクタイピン。それが、怪盗パステルのゆかりの品である事を俺はまだ知らない。

詳細、どうしようかな?

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.278 )
日時: 2023/01/16 22:51
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

23.エピローグ・死季ノヲワリニ・2

ゲームの顛末、契約者包囲網

0:58

現時点で残っている逃走者は復活した2人。

信長「あの後の事は大体聞いたんじゃが、後始末はマスターに任せるかの」

信長と、

竜司「逃げ切れても、今回はちょっとなあ」

竜司君のみ。

同刻、実況席。

ユマ「......クソッ」

ただ、実況席では不穏なモノをユマが察知していた。

ユマ「駄目だ、コレは何度やっても解除出来ない」

リチがノートのページの最後の最後に運命操作で細工していた。ご丁寧にスゥのウイルスでの認識阻害で読めない部分にとある嫌がらせ記載がされていたのだ。

ジョーカー「ユマが読めない部分はあの部分だけでなく、このノートの最後の一番下側にもあったのだ。奴の視覚は何も記載がされていない、らしいが。」

更にぶっちゃけると悪趣味な記載のされ方。作者で"ある手段"を使わないと見えない細工がされていた。

マシュ「作者さんで契約者の目線を使うやり方でないと見えないモノで一度捕まった契約者の岳羽さんだと何かが書いてある、だけで止まってしまって詳しくは見えなかったそうです。」

レモン「残り時間が1:00を切ると先のゾンビの通報部隊を擬似データで再起動するプログラムですね」
No@h「もうプログラムは起動中、ゲームが終わるまで解除されない上、ノッブと坂本君は一切この事知らされてないなんて。」
ルナ狐「いつ、こんなプログラムを作ったのかはユマさんも不明ときたか。」
<3人共、両目が金色

だから追求しないで下さい、ユマだってさっぱりなんです、気が付いたら作ってた、早い段階で埋め込んでた程度の認識なんです。

美鶴「おのれ、異端者」

今回はゲームを異端者に最初から最後までめちゃくちゃにされた。更にぶっちゃけるとやらかしの痕跡や証拠すら残ってなくて書類的にはユマの責任問題まっしぐら。

ユマ「書類だけで済んで実はまだマシです。ゲームの参加者で死人が出たらそれだけで済まなかったんだ。」

ゲームに戻るが、

ピピー!ピッピッピーーーー!

竜司「何なんだよーーーーーッ!?」

安定でスカルも第六天魔王も無防備で通報され、確保まっしぐら。

ポンッ

坂本竜司 確保(再確保)
0:45

ポンッ

織田信長 確保(再確保)
0:30

ゲームオーバー!

信長「あのゾンビ、ふざけた真似を」
竜司「でも、何故通報部隊の事が携帯に通知されてねーんだ?聞いてみねえと。」

消化不良エンド

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.279 )
日時: 2023/01/16 22:56
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

23.エピローグ・死季ノヲワリニ・3

エピローグ1・作者レモンドール

あの騒ぎから数日後、御神楽台の喫茶店

柑橘の作者、レモンドールは以前魔法を提供した女性作者。しかし厳しい目線である。

ユマ「水93・炎2・風2に咎落ち、咎憑き、神憑きにも該当してないがコレは。水属性が極端にあるとしてもなあ。」

あまりなりたくない特異体質のどれにも該当しないけど、水属性の相互作用には該当してましたね。

レモン「ユマさん」

何か。

レモン「あの時の病の魔法の発動条件は手で触るだけでいいならリスカや血液感染系はやめてほしい、それだけです。」
ユマ「そうですね、まだレモンさんの心情的にマシな感染の仕方はありますが、敢えて教えません。力の事は口で説明するよりも自分で自覚しないと貴方の為にならないだけなんです。」

元からある、魔法提供時の暗黙の了解です。ヒントでいうと、例の新型ウイルスとだけしか。

レモン「そして」

レモンさんを病の魔法にしたのは、

ユマ「他の証言曰くクソ雑魚とかそういう訳ではなく"自分さえここにいるか生存すればいい"を歪んだ形で最優先した結果です」
レモン「月属性が特有の捻くれた認識でウチのリクエストを受け付けたモノでしたか」

ユマ「出来るならウイルス作成は基本的な使用条件と禁止事項をお守りください。具体的に言うとフーゴのパープルヘイズに近い奴なら作れますが危険性がマシなディストーション側の方も含めて禁止レベルです」

余談だが、

レモン「煙系のウイルスとかを意図的に作ることは可能ですか?不可能ですか?
ユマ「作成可能ですね。煙玉にウイルス成分混ぜても使えます。」

彼女もユマが敢えて力の話題を教えない事の意図はなんとなく分かっている様子だ。

レモン「月属性が関与してなければ、他の方にも良い効果のウイルスを作ることはできますか?」

あら、その可能性すら考えてましたか?

ユマ「ええ、作成短縮などで補正してなければ強化などのウイルスは作成可能ですが効果後に感染者に負荷がかかるデメリットが絶対付きますね。」

これは笑い話だが、

レモン「まさか、ですけど。ギャグや愉快な感じに特化したウイルスも作ることは可能ですか?ユマさんが大丈夫であれば、実験に協力して欲しいけれど危険性がかなり強いのなら行いません。行ったとしてもすぐに危険性が見えたのなら速攻で取りやめます。例として、着ぐるみを着たデフォルメのちびっ子に変えちゃうウイルスとか。」
ユマ「可能ですが、事前にユマ相手の人体実験を推奨するのは判断としてOKです。というかユマも(黒笑)」

この時点でレモンが青ざめたので、話は打ち切った。面白い話だっただけなのになあ。

病の魔法>
ユマが作者レモンドールに与えた魔法。魔力を用いて術者の体内でウイルスを生産、あらゆる経路で感染させる。

ただし、後述する使用条件はお守り下さいね?

>ウイルスを作成している最中は移動以外の他の行動が出来ない。攻撃をあまり受けない様にしないと配列や成分が壊れて1から作り直しになる。

>当然だが、現実に存在するウイルスに近いモノしか作成出来ない。

>致死ウイルスや食中毒系などの甚大な害があるウイルスや構造が複雑なウイルス程作成に時間がかかる&膨大な魔力を消費する。危険なウイルスの作成は人間には容量が大きいから最初から無理

>術者の体質により、作成したウイルスにはそれぞれ1つずつ最も感染しやすい経路があるので、効率良く感染させるにはその経路を事前に覚える必要がある

ここからはレモンドールさんの場合。まず初めに月属性により変質して本来の適性ではあり得ない魔法化してこうなってしまった設定です...本来なら水を操るだけの"水の魔法"になってます。

>害があるウイルス含む全てのウイルスの作成時間を短縮出来ます。月の魔力で作成にかかる時間を無理に短縮している形式なので魔力の負担も倍加してます。作成短縮の乱発はお止め下さい。当然ですがウイルスの作成中は移動以外の行動が出来ない事は変わりません

>ゲームのバイオハザードのTウイルスの様に現実に存在しないウイルスも月の力の影響で作成出来ますが、負荷問題やら何やらの問題で危険なウイルスはユマが最初から作成を禁止、モノにより使用制限もついてます。(余談ですが裸族化ウイルスも作成可能((((;゚Д゚)))))))

>レモンドールさんの体質では、効率良く感染させることが可能な経路が...”後述の3つの経路のうち、ランダムに選ばれた1つ”で常に固定されている。

・武器での技、攻撃を含む接触による接触的な感染。レモンさんはまだ簡単な感染経路で銃やら色々、拡散しやすい武器持ち。

・血液、汗などの体液による感染。作成してすぐに体液を採取してすぐに相手へ投与するのだが、採取して3、4分以内に投与しないとすぐに核酸配列や成分が分解されてダメになる。防腐剤など他の薬を混ぜるとウイルスが中和されて無害化するので一番面倒な経路ですがレモンドールさんは水属性の極端さから普段こちらの経路になりやすい。(余談だがこの経路では経口感染...簡単に言うと相手へキスして感染させるのが最も効果的だが、本人の意向で絶対使わない感染経路でもある)

・自分の息を相手に吹きかけることによる空気感染。敵だけではなく味方に被害が及ぶ経路なので、レモンドールさんはこの経路を仲間の誰かが半径10m範囲内にいる状況で使うのを禁止されている。

・なお、レモンドールさんの得意な作成ウィルスは危険性の高い致死性ウィルスよりも無意識のうちに逃走、生命安全に特化したせいか体を透化させる、肉体強化、リバイブ効果などの自己にのみ効果がある特殊なウィルスなどが多い。ただし全て月属性が関与してるモノのせいで作成した本人しか効果がないモノの為に他の人に感染させたら即死する。

レモンドールさんの刻印は"太極図"で場所は額右側。ユマのイメージではとても目立つ場所にあるが普段は前髪と被っているパーカーで隠れている。

抑え込まれている力的には50%。他に悪影響が少ない分レンタル能力に強烈な負荷が最優先でかかって全く使えなくなっている。更にお得意の回避能力も多少スペック落ちたので期待は厳禁です。

*ここは補足として。レモンさんには色々とすいませんでした。何かしら言われるのは覚悟しています。

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.280 )
日時: 2023/01/16 22:58
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

23.エピローグ・死季ノヲワリニ・4

エピローグ2・騒ぎ、沈静化(真司の場合)

真司サイド>

あれから1週間以上経過して、俺に豪華客船の事を聞く相手も減った。精神的にどうにかなりそうだったよ。

あの日から10日後、花鶏のカフェエリア

真司「......はぁー、どう説明しよう」

今日は俺は豪華客船の件で久しぶりに質問攻めにあっている。ドートゥリシュ事件と称された豪華客船の騒ぎで。

東條「そろそろ僕にも説明してよ城戸さーん。ドートゥリシュ事件で保護された人達のLIVE配信映像で知り合いと似た格好の人がいたらこっちも驚くよぉ。」

いつものジト目で不気味な笑みを浮かべ半分くらい興味本位で聞いてくる東條。芝浦や須藤の追求のしつこさがようやく止まったかと思ったら次はこれだ。

北岡「こっちからも頼むよー。馬鹿なお前でも豪華客船の事件の全貌覚えているなら希少な生き証人なんだ。」
真司「北岡先生、仕事の依頼先の都合ではユマに交代してもアンタが知りたい事を話せないの前提だよ。」

更に昼営業前に急にやって来た北岡は仕事先の弁護依頼のセットで強引にでも俺に話をさせたい様子。手には小型ボイスレコーダー。更に使っているミニノートまで取り出して来た。

北岡「最悪の場合はユマちゃんに繋いででも聞きたいんだ、嗚呼、コレ依頼先のデータの入っている場所のPC。フォルダは」

"分かった、繋いで。"とユマの声。苛立ちが混ざっているのはなんとなく分かった。

真司「いいの、ユマ。コイツは......え、俺には依頼先のプライバシーで感覚を遮断して見せない、PC経由で接続って?分かった、俺の手をPCに向けるんだな」

"仮面ライダーゾルダに話せる範囲での資料は数秒で渡せる。後で指定した同じフォルダを確認してくれ。"との事。

真司「伝言だけど"後で音声データと映像含めて全て確認しろ、今後その依頼先の件は城戸真司へ関わらずに白百合邸にまっすぐ来訪しろ"ってさ。」
北岡「OK、俺も後のリスク甚大だからあまり彼女に情報関連での依頼はしたくないけど、ユマちゃんの証言付きだとこの人、どう出るかなぁ?」

ユマが司法に関わってくると、全面で味方してくれるなら良いが少しでも敵に回ると依頼先にとって不利益な事実も込みで全てを話すのでやりづらい場合があるそうだ。

北岡「まあいいや、ありがとねー」

というか、二度と来るなよ(泣)

東條「ユマさん、こっちの心情無視してベラベラ本当の事話すからねぇ。それで死人出ても無視する時点であの良識破綻女は英雄失格どころじゃないというか、あ。もうすぐランチの開店時間」
真司「!」

まあいいや、後から来る夜営業シフトの手塚が来るまで昼シフト入ってたしそっちに集中するか。

真司「えーと、ランチの分はー。」

キィ...ン

ー真司ー。

真司「リュウガ?」

一応、コイツの場合には医療機関で治療を受けていた間に話せる範囲内で話して終わったと思ったのに。

ーヤバい時計を壊して、俺も含めてみんな記憶が消えたんだってな。

真司「例外として、起動する前に時計に触れてた刑事さんと怪盗とミスター・ケイオスの記憶はそのままだったらしい。」

ーいや、もう1人いたでしょ、そのー。俺がお前の双子の兄貴の城戸真一って偽名と偽の設定名乗ってコンタクトした奴。

待て。嘘だろ。

真司「!」

数日後。とある喫茶店。

それから、再度時間をとってあの時の彼に、元VIPスタッフのトゥルーブラッドに会う事にした。

分厚い辞書の男(本人)「な、アンタは。まあいいや、弟さんでも」

詳しくは追求しないが、今では幾らか立ち直れてる様子。

分厚い辞書の男(本人)「そっか、真一さんも記憶が消えていて知らないのか。ケイオスの事も、セピアさんの事も」

ただ、ここで。

キィ...ン

ーセピ、ア?

リュウガの様子がおかしい。

真司「え、えーと。トイレ行きますね!」

危険だと判断して、トイレへ。洗面台の鏡の中ではリュウガが動揺している。

ーいや、マジで待て!?真司、すっげえ真面目な話だ。船で時計壊したのあのお団子頭の女、ミス・セピアなんだよな??

え、

真司「リュウガ、お前記憶が」

不完全とはいえ、トゥルーブラッドに出会ってリュウガの記憶が戻った。鏡の中にいて本来ならコイツは悪影響を受けるのがおかしい筈なんだ。

ーい、いや待て。戻ったといっても全部は無理!所々抜けて思い出せない部分ある!帰ったら戻った俺の記憶について確認させてくれ!

最終的にリュウガの戻った記憶は、ミス・セピアの名前、彼女が時計を壊した事、俺とトゥルーブラッドとのやり取りの一部だけだったらしい。

精神的なショック療法で少しだけ戻った!

Re: 自作逃走中ep3 豪華客船と怪盗と四季時計狂想曲 ( No.281 )
日時: 2023/01/16 23:05
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

23.エピローグ・死季ノヲワリニ・5

エピローグ3・白百合邸にて。

白百合邸、地下。

ユマ「駄目だ。まだというか」

ユマがよだかの星の炎で受けた後遺症は対作者に関するモノ。精密検査ではまだ分からない事が多いので、

ユマ「更に加えて、他の戦闘向け作者さん達の協力が必須かな。ユマをリンチするのに協力してくれそうな人いるかなぁ?」

ただ、同じ後遺症をスゥも大なり小なり受けているというのならば。

ユマ「再度アイツがやらかした際には、作者が対策のカギになるって訳か。」

あまり、重荷を背負わせたくないけど仕方ないのかな?

ユマ「逃走者の支給服と携帯、これから作者チームの記録データ見直しとメンテナンスだな。」

今回は今更な話題だが、作者チームが逃走者として参加した際の支給服のデータの採取の為。元から月属性持ち設定の時点で安定性にはまだまだ問題がある。

ユマ「ep4での実用化は、まだ難しいかなー。」

ep4での舞台と、この件のすぐ後のオリュンポスでの件ではまだ実用化出来ない状態だったのはガチなのだ。

PPPPP......

ユマ「はいはーい。あ、あの軍事帝国の件?調査はユマ、直に動かれへんからさー、え?介入のやり方は逃走中でもOKなん?」

笑みが浮かぶ。笑顔というモノはシビルや子孫のセピアの考えと同じでユマも不快で嫌いになってしまう。納得は出来ないが。

ユマ「シビルは、どんな心情で最後に笑顔を見せたんだろうな?」

以下おまけ>

ー突貫工事で、ep3完結。

ユマ「悩みました。どう持っていくか。無理矢理納得させるエンディングはユマが書けないので、全てが消化不良なエンディングとなりました」

ー怒らないでね。レモンドールさんも。

ユマ「元は、笑顔が大事だ薬だと昔の朝ドラで言ってましたが、ユマにとっては笑顔なんて新型ウイルスとほぼ同じ悪趣味な伝染病か病気な認識だ。」

ー笑顔が薬というならば。

ユマ「妄想癖の気持ち悪い笑顔も薬だと?他人をいじめて優越感に浸る笑顔も薬だと言うんですね、貴方達。依存性の強い麻薬の間違いでしょう?」

ー笑顔が大事というならば。

ユマ「作り笑顔で大金持ちになれるんですか?有名な賞を貰えるんですか?世界中から称賛されてヒーロー気取りか有頂天クラス?お前ら一度現実みろ。」

ーこの話は元から怪盗と警察官の話にする&なんちゃってなループモノを書きたいから書いただけなのだ。

ユマ「書いていたらユマ以外には展開が想定不可なモノになるなんて。及びpixivでオリジナル作品投稿にハマって一度お灸を据えられた」

ーとりあえず、今回で本家は完結。裏側は自己ペース。

ユマ「ep4はまだ参加者とドラマを考え中。参加者にスーパー戦隊は入れるので予定通り。」

ーちなみに最近のアニメはニーアオートマタととんでもスキルで異世界放浪メシがオススメだ。録画したBLEACH千年血戦編も見終わった。

ユマ「話変わってfgo、ナウイ・ミクトランの話だが。絶望感満載のクリスマスプレゼントなんてあるかい!?」

ー今回、グラサンと金髪ロン毛の男はロクでもない輩ってフラグか。まだ、PUは来てない、2023新年の腹黒神父だけか。

ユマ「前半はユマ、既にクリアしたが敵味方関係なく今後どう転がっていくか不明になった描写でした。例の名前をネタバレで言えないあの敵のゲージ見たら血の気引きますよ。」

ーでは、ep4.5ともう1つを待て次回。

感想OK


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